私と共に…
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「今日は貴重な時間をありがとうございました
サヨさんの能力で分かったことを頭に入れてこれから行動していこうと思います!」
あの後、電伝虫の通信が入り
コビーは本部に呼ばれたのでドレークより先にこのログハウスを去る事になった
[コビーくんなら大丈夫だよ
頑張っておいで]
「はい!」
コビーは彼女の隣に立つドレークを見ると
ふわっと何か意味を込めた柔らかな笑みを彼へ送った
その意味が何なのか理解できたのかドレークは一瞬目を見開いたがすぐにコビーと同じような笑みを返した
それに小さく頷いた後「では、失礼します」といって霧が立ち込める方へと歩いて行った
[いやぁ、しばらく見ない内に覇気が強くなってて驚いたぞ?]
「だな、おれも驚いた
しっかりと鍛錬を続けているようだ」
自分達より若いコビーの成長を喜ぶ会話を交わしながら再び室内へ戻ってきた2人
先にソファへ腰を下ろしたのはサヨ
[最後には何か特別な言葉を投げかけられていたようだけど理解はしてやれた?]
「ああ・・」
[そうか♪]
ソファに腰かけたままで自分が2人の為にと淹れた紅茶をドレークが使ったカップにそそぐ
[・・・あの子がどんな言葉をドリィに放ったかは知らないけど私も1つ言いたい事がある]
「!なんだ?」
ドリィは1人じゃないって事
この言葉にドレークは飲むことをやめ、カップを置きサヨを見る
「つまり、おれが単独行動を好んで行っているとでも思ってるのか?」
[その通り、さらにはその理由もわかる]
他の人を傷付かせたくないのだろう?
自分だけ傷付けばいいと・・そう思っている
違うか?
サヨの目はずっと閉じたままだが、弧を描いていない口元と口調で真剣な様子は伺ってとれる
それをみて何も言わず顔を俯かせたドレークを見て彼女は小さく溜息をつき
[全く、その癖は昔から治らないねぇ]
「・・他人を傷付かせたくないことには否定をしないが」
["が"?まだ何か理由があるのか?]
「・・・おま[私には特に傷付いて欲しくない?]Σ・・ああそうだ」
またもや先に言われてしまったが今度は慌てる事なく頷いて彼女を真っ直ぐ見る
サヨは溜息をついた時の表情のままでソファから立ち上がり…
[確かにあの時は私自身も力なかったからドリィに頼ってたさ]
でも、今は違う・・・
サヨはドレークの膝に跨るようにして座り、それを支えるように彼は彼女の背中に優しく腕を回す
[私はもうあの時の私じゃない
一緒に海軍に入ってきつい鍛錬を乗り越えて
今やドリィが所属する"SWORD"と同じ機密特殊部隊"SHIELD"の隊長だ]
特殊部隊が得意とする隠密行動に加え、攻め入る事を得意とするSWORDとは正反対の守備が得意としているSHIELD部隊
[でも、だからと言って私よりも上の人から"「守れ」"と言われたものだけを守ろうだなんて思ってない]
そう語りかけるように言うサヨの口調はさっきまでの大人らしさを感じさせる淡々としたものではなく
どこか幼さが残る自分の感情を素直に込めた口調だった
[私にだって、守りたいものがある…
失いたくないものがある・・・]
「ああ・・・」
サヨはそのまま上半身を倒し、ポスッとドレークの胸元に埋め・・
[私は…ドレークを失いたくない]
「・・・サヨはおれと同じ場所から世界を見る為に強くなりおれと同じ立場に立ってくれている事なんて・・ずっと前から分かってる」
[なら、私が言いたいこともわかるよね?]
胸元から顔をはなし、ドレークの目を見つめながら言った彼女の言葉に
「勿論分かる、だが
おれとしてはまだこうして情報を集めおれ達に伝えてくれる役目を補っていてほしい」
背中に回していた手を両肩へと移動させながらサヨへ優しい口調で言葉を返していく
「これは、サヨが戦力にならないからではない
おれの部隊でやれる範囲だと
ただ、そう思っているだけだ」
本当は違う。本当はサヨが問いかけた通り、彼女を戦場へ出向かせ傷付いて欲しくない。それが本心だった
ドレークの言葉にこれ以上問い攻めるようなことはせず[わかった]と短く答え
[でも、一つ約束して]
サヨはスッと人差し指をドレークの口元へもっていき…
[絶対に無茶はしないって
いざとなったら私を呼んでよ
必ず、ドレークを助けに行くから]
討つべき敵を討とうとしている貴方を私にも手伝わせてよ
そういったサヨの目は開かれており
大きく、澄んだ青色の瞳がドレークを映していた
「・・・ああ、約束しよう」
[絶対だよ?]
この短い問いかけに頷いたドレークは
サヨを自分の方へ引き寄せ
優しく、だがそれでいて深いキスを交わした
サヨさんの能力で分かったことを頭に入れてこれから行動していこうと思います!」
あの後、電伝虫の通信が入り
コビーは本部に呼ばれたのでドレークより先にこのログハウスを去る事になった
[コビーくんなら大丈夫だよ
頑張っておいで]
「はい!」
コビーは彼女の隣に立つドレークを見ると
ふわっと何か意味を込めた柔らかな笑みを彼へ送った
その意味が何なのか理解できたのかドレークは一瞬目を見開いたがすぐにコビーと同じような笑みを返した
それに小さく頷いた後「では、失礼します」といって霧が立ち込める方へと歩いて行った
[いやぁ、しばらく見ない内に覇気が強くなってて驚いたぞ?]
「だな、おれも驚いた
しっかりと鍛錬を続けているようだ」
自分達より若いコビーの成長を喜ぶ会話を交わしながら再び室内へ戻ってきた2人
先にソファへ腰を下ろしたのはサヨ
[最後には何か特別な言葉を投げかけられていたようだけど理解はしてやれた?]
「ああ・・」
[そうか♪]
ソファに腰かけたままで自分が2人の為にと淹れた紅茶をドレークが使ったカップにそそぐ
[・・・あの子がどんな言葉をドリィに放ったかは知らないけど私も1つ言いたい事がある]
「!なんだ?」
ドリィは1人じゃないって事
この言葉にドレークは飲むことをやめ、カップを置きサヨを見る
「つまり、おれが単独行動を好んで行っているとでも思ってるのか?」
[その通り、さらにはその理由もわかる]
他の人を傷付かせたくないのだろう?
自分だけ傷付けばいいと・・そう思っている
違うか?
サヨの目はずっと閉じたままだが、弧を描いていない口元と口調で真剣な様子は伺ってとれる
それをみて何も言わず顔を俯かせたドレークを見て彼女は小さく溜息をつき
[全く、その癖は昔から治らないねぇ]
「・・他人を傷付かせたくないことには否定をしないが」
["が"?まだ何か理由があるのか?]
「・・・おま[私には特に傷付いて欲しくない?]Σ・・ああそうだ」
またもや先に言われてしまったが今度は慌てる事なく頷いて彼女を真っ直ぐ見る
サヨは溜息をついた時の表情のままでソファから立ち上がり…
[確かにあの時は私自身も力なかったからドリィに頼ってたさ]
でも、今は違う・・・
サヨはドレークの膝に跨るようにして座り、それを支えるように彼は彼女の背中に優しく腕を回す
[私はもうあの時の私じゃない
一緒に海軍に入ってきつい鍛錬を乗り越えて
今やドリィが所属する"SWORD"と同じ機密特殊部隊"SHIELD"の隊長だ]
特殊部隊が得意とする隠密行動に加え、攻め入る事を得意とするSWORDとは正反対の守備が得意としているSHIELD部隊
[でも、だからと言って私よりも上の人から"「守れ」"と言われたものだけを守ろうだなんて思ってない]
そう語りかけるように言うサヨの口調はさっきまでの大人らしさを感じさせる淡々としたものではなく
どこか幼さが残る自分の感情を素直に込めた口調だった
[私にだって、守りたいものがある…
失いたくないものがある・・・]
「ああ・・・」
サヨはそのまま上半身を倒し、ポスッとドレークの胸元に埋め・・
[私は…ドレークを失いたくない]
「・・・サヨはおれと同じ場所から世界を見る為に強くなりおれと同じ立場に立ってくれている事なんて・・ずっと前から分かってる」
[なら、私が言いたいこともわかるよね?]
胸元から顔をはなし、ドレークの目を見つめながら言った彼女の言葉に
「勿論分かる、だが
おれとしてはまだこうして情報を集めおれ達に伝えてくれる役目を補っていてほしい」
背中に回していた手を両肩へと移動させながらサヨへ優しい口調で言葉を返していく
「これは、サヨが戦力にならないからではない
おれの部隊でやれる範囲だと
ただ、そう思っているだけだ」
本当は違う。本当はサヨが問いかけた通り、彼女を戦場へ出向かせ傷付いて欲しくない。それが本心だった
ドレークの言葉にこれ以上問い攻めるようなことはせず[わかった]と短く答え
[でも、一つ約束して]
サヨはスッと人差し指をドレークの口元へもっていき…
[絶対に無茶はしないって
いざとなったら私を呼んでよ
必ず、ドレークを助けに行くから]
討つべき敵を討とうとしている貴方を私にも手伝わせてよ
そういったサヨの目は開かれており
大きく、澄んだ青色の瞳がドレークを映していた
「・・・ああ、約束しよう」
[絶対だよ?]
この短い問いかけに頷いたドレークは
サヨを自分の方へ引き寄せ
優しく、だがそれでいて深いキスを交わした