※ 貴女だけの騎士
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ドガアァァンッ!!!!
と凄まじい音を立てて目の前の壁が粉々に砕け散る
なんだなんだと慌てふためく不良達を「騒ぐな!」と一喝して黙らせるボス
まさかとは思うけどこの状況や流れで助けに来てくれる人なんて一人しか思い当たらなかった・・
「・・胸クソ悪い伝達ありがとよ
どうやら火加減を見誤ったみたいで調理しなおす必要があると思ってたところだ」
お客様に提供出来ねェ程にオロしてやるから覚悟しやがれ
立ち上がる土煙の中現れたのはあの金髪の男性だった
[サン…ジ、さん]
来るまでの間、不良達に弄ばれて人前には出られない姿にされていた私が涙目で彼の名前を呼ぶとサンジさんは目を見開いたあとキッと不良達を睨み付け
「罪のない女性に手を出すたァ、礼儀 がなってねェな…」
眉間に皺を寄せて怒りを露にするサンジさんの姿が見えて嬉しい反面私の為に来てくれたのが申し訳ない気持ちになる
「お前が来るのが遅かったのが悪ィんだ!
早く来りゃもう少しはマシな姿で済んだだろうなァ♪」
「テメェ等‥!」
[わ、私・・・]
「!」
私、こんな事されるのはサンジさんがよかった・・・
全く触られても嬉しくない人にここまでされるのなら
サンジさんに触れて、私を感じさせてほしかった・・・
と涙を流しながら小さく訴える
「来るのが遅れて悪かったね
コイツらの言う通りもう少し早く駆け付けられていれば‥」
[いえ、こうしてサンジさんが助けに来てくれただけでも私は…]
「おいおいおい!!俺達抜きで甘い雰囲気作ってんじゃねェよ!!」
私の言葉をかぶせるように割って入ってきた男性は縛られている私をグイッと立ち上がらせ
「その雰囲気もろともブッ壊してやる!!
お前らやっちまえ!!」
「「「うおぉおぉぉっ!!!!」」」
と不良達がサンジさんに向かって駆け出していく中‥
「見てて?」
[!]
「これから君の分までコイツらブッ飛ばしてやるからね」
履いている靴の先端を地面にトントンと打った後、向かってくる不良達へ向き直って・・・
「今日の火加減は"悪魔風"だ。覚悟しやがれ…!」
そう言ったサンジさんによってあっという間に不良達はやられていった
「な、何ィ!?」
[サンジさん‥凄いです!]
「これで少しはスッキリしたかな?」
「‥ちっ!」
[きゃっ!?]
乱暴に放たれ、ボスの少し後ろに尻もちをつく
「俺もそいつらのように簡単に倒される奴だと思うなよ?」
「そりゃァ好都合だ。俺もまだ調理し足りないもんでな?助かるぜ」
「クッソォ!舐めンじゃねェぞ!!」
と向かって行くボスは確かに不良達よりは強かったけど
サンジさんの手(正確には足?)によってあっという間にボロボロな姿になった
「これに懲りたらもうレディーに手ェ出すんじゃねェぞ?いいな!」
「「「は、はいィっ!!」」」
ガタガタと震える不良達に言い放った後
スタスタと私の元へ歩いて来て・・・
[サンジさん・・・]
「もう大丈夫だよ?」
[‥うっ、うわあぁぁんっ!!]
と手を差し伸べてくれたサンジさんに飛びついて子供のように泣いた
助けに来てくれてよかった。助けに来ようと思ってくれてよかった
もし来てくれなかったらなんと事を思うと涙が止まらなかった
「大丈夫、もう大丈夫だからね?」
サンジさんはそんな私を泣き止むまで優しく言い聞かせながら背中を撫で続けてくれた
[サンジさん。今日はありがとうございました]
その後、私の家まで見送ってくれるといったサンジさんに甘えてついて来てもらった
「もう大丈夫そうかい?」
[はい、あの人たちはもう何もしてこないと思いますので‥]
「なら良かった♪」
じゃあ、貴女のような人と別れるのは名残惜しいけど‥
と言いながらゆっくりと私に背中を向けたサンジさん
もうお別れなんだ‥、と思っていると「サヨちゃん?」とどこか気の抜けた声が聞こえてきてどうしたのかと俯いていた顔を上げると
「これじゃお別れできないよ」
[・・あ]
無意識のうちに私がサンジさんの服の裾を掴んでいた
だから彼は立ち去ることが出来ずに今のような声を出したみたい
・・無意識だとしても、別れたくないと動いたのならば…
[ごめんなさい、サンジさん。私、噓をつきました]
「え?」
[私・・まだサンジさんと離れたくないです]
と凄まじい音を立てて目の前の壁が粉々に砕け散る
なんだなんだと慌てふためく不良達を「騒ぐな!」と一喝して黙らせるボス
まさかとは思うけどこの状況や流れで助けに来てくれる人なんて一人しか思い当たらなかった・・
「・・胸クソ悪い伝達ありがとよ
どうやら火加減を見誤ったみたいで調理しなおす必要があると思ってたところだ」
お客様に提供出来ねェ程にオロしてやるから覚悟しやがれ
立ち上がる土煙の中現れたのはあの金髪の男性だった
[サン…ジ、さん]
来るまでの間、不良達に弄ばれて人前には出られない姿にされていた私が涙目で彼の名前を呼ぶとサンジさんは目を見開いたあとキッと不良達を睨み付け
「罪のない女性に手を出すたァ、
眉間に皺を寄せて怒りを露にするサンジさんの姿が見えて嬉しい反面私の為に来てくれたのが申し訳ない気持ちになる
「お前が来るのが遅かったのが悪ィんだ!
早く来りゃもう少しはマシな姿で済んだだろうなァ♪」
「テメェ等‥!」
[わ、私・・・]
「!」
私、こんな事されるのはサンジさんがよかった・・・
全く触られても嬉しくない人にここまでされるのなら
サンジさんに触れて、私を感じさせてほしかった・・・
と涙を流しながら小さく訴える
「来るのが遅れて悪かったね
コイツらの言う通りもう少し早く駆け付けられていれば‥」
[いえ、こうしてサンジさんが助けに来てくれただけでも私は…]
「おいおいおい!!俺達抜きで甘い雰囲気作ってんじゃねェよ!!」
私の言葉をかぶせるように割って入ってきた男性は縛られている私をグイッと立ち上がらせ
「その雰囲気もろともブッ壊してやる!!
お前らやっちまえ!!」
「「「うおぉおぉぉっ!!!!」」」
と不良達がサンジさんに向かって駆け出していく中‥
「見てて?」
[!]
「これから君の分までコイツらブッ飛ばしてやるからね」
履いている靴の先端を地面にトントンと打った後、向かってくる不良達へ向き直って・・・
「今日の火加減は"悪魔風"だ。覚悟しやがれ…!」
そう言ったサンジさんによってあっという間に不良達はやられていった
「な、何ィ!?」
[サンジさん‥凄いです!]
「これで少しはスッキリしたかな?」
「‥ちっ!」
[きゃっ!?]
乱暴に放たれ、ボスの少し後ろに尻もちをつく
「俺もそいつらのように簡単に倒される奴だと思うなよ?」
「そりゃァ好都合だ。俺もまだ調理し足りないもんでな?助かるぜ」
「クッソォ!舐めンじゃねェぞ!!」
と向かって行くボスは確かに不良達よりは強かったけど
サンジさんの手(正確には足?)によってあっという間にボロボロな姿になった
「これに懲りたらもうレディーに手ェ出すんじゃねェぞ?いいな!」
「「「は、はいィっ!!」」」
ガタガタと震える不良達に言い放った後
スタスタと私の元へ歩いて来て・・・
[サンジさん・・・]
「もう大丈夫だよ?」
[‥うっ、うわあぁぁんっ!!]
と手を差し伸べてくれたサンジさんに飛びついて子供のように泣いた
助けに来てくれてよかった。助けに来ようと思ってくれてよかった
もし来てくれなかったらなんと事を思うと涙が止まらなかった
「大丈夫、もう大丈夫だからね?」
サンジさんはそんな私を泣き止むまで優しく言い聞かせながら背中を撫で続けてくれた
[サンジさん。今日はありがとうございました]
その後、私の家まで見送ってくれるといったサンジさんに甘えてついて来てもらった
「もう大丈夫そうかい?」
[はい、あの人たちはもう何もしてこないと思いますので‥]
「なら良かった♪」
じゃあ、貴女のような人と別れるのは名残惜しいけど‥
と言いながらゆっくりと私に背中を向けたサンジさん
もうお別れなんだ‥、と思っていると「サヨちゃん?」とどこか気の抜けた声が聞こえてきてどうしたのかと俯いていた顔を上げると
「これじゃお別れできないよ」
[・・あ]
無意識のうちに私がサンジさんの服の裾を掴んでいた
だから彼は立ち去ることが出来ずに今のような声を出したみたい
・・無意識だとしても、別れたくないと動いたのならば…
[ごめんなさい、サンジさん。私、噓をつきました]
「え?」
[私・・まだサンジさんと離れたくないです]