私と共に…
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とある海域にある霧に包まれた陸地の殆どが森林に覆われている島
そこに一隻の小舟が到着し乗っていた人物は陸に足をつける
「・・・・」
その人物は森林の中を無言で歩き続ける
…しばらく歩き続けるとどこからか霧が発生し、ここを通さぬとばかりに次第に濃くなっていくが彼は奥へ奥へと進める足を止めない
この動じない意志に折れたのか少しばかり薄くなった霧の先に一軒のログハウスが見えてきた
ログハウスの扉の前へ立ち、コンコンとノックをする
すると、奥から近づいてくる足音が聞こえてきてキィと扉が開かれると同時に灰色のボブヘアーでエスニック風のラフな服装に身を包み、キセルをふかしている女性が両目を閉じた状態で現れた
[いらっしゃい]
「遅れたか?」
[大丈夫、あの子も1・2時間前に来たばかりだから♪]
自分を影で隠してしまうほど背丈がはるかに高い男性と怯えることなく会話をする女性の表情は笑みを浮かべていて嬉しそうだ
「そうか、ではお邪魔する」
[どうぞ♪]
女性は笑みを深くして彼を室内へ招き入れた
~~~~~~~~~
「あ!ドレーク隊長!お待ちしておりました!」
廊下を進み、女性が一つのドアを開けた先にいた海兵の服に身を纏い、前髪を後ろにさせた状態でヘアバンドを留め傷跡がある額を出している彼よりもやや若い青年がフカッとしたソファに座っていて男性を見据えるやすぐに立ち上がって礼儀正しくお辞儀をしながら言う
「何か情報は仕入れたか?」
「完璧にとまではいきませんでしたが、耳に入れておいて貰いたいものはいくつかあります」
「おれもだ。少しばかり長居をしてもかまわんだろう?」
[もちろんだけどしっかりと頭に入れて貰う為にミントの葉を添えた私のオリジナルティーを飲んでいってよ?パウンドケーキも作ってあるんだからさ]
青年と言葉を交わしながら女性へと視線を向けながら言った言葉に彼女は途切れることのない笑顔で返し、その返事に彼もふと表情を和らげながら頷き・・
「お前の作るものはどれも美味しいからな、サヨ
是非ともいただくよ」
[はいよ、隊員くんもそんな身体を強張らせてないでさっきまでのようにソファに座りな?]
「彼女の言う通り、ここは本部などではないのだから固くする必要はない」
「は、はい・・ありがとうございます」
そう言ってやや気を緩めた青年に[よし]と小さく頷き、女性はスタスタとキッチンへ向かう
[ほらほら、隊員くんが落ち着いたんだからお前も向かいのソファへ腰かけなよ?
そうしないとまたその子が固くなっちゃうでしょ]
「そうだな」
短く答え、彼女が言ったソファへゆっくりと腰かける
[よ~しよし、お利口さんだねぇドリィは]
「子供扱いはやめてくれ」
[おや?そういう所はツンツンしだしたのかい?
隊員くんの前であっても構わないじゃないか]
カチャカチャと準備を進めながら自分の上司と会話する女性を見やり・・
「サヨさんの前だといつも冷静沈着なドレーク隊長の心が緩やかになりますよね
任務中の隊長しか知らない皆が見ると驚きそうです」
[そうだね、ほかの隊員くんの前でもそうしろとは言わないけど君の前でなら私といる時と同じようにしてくれても・・ねぇ]
コビーくんはドリィから指示された事をしっかりとこなしてくれるいい子なんだろう?
と現れた時から閉じている目を開けないまま作業をしながら"ドリィ"改め、ドレークの方を向く女性
ドレークはそれに答えない代わりにトントンとかかとで小さく音を立てた
[・・・はいはい]
その音を聞いたサヨはやれやれと思っているように眉を寄せ、口元は笑みを浮かべたままで呟いた
彼女が理解した音の意味が判らずに頭上に"?"を浮かべている彼の部下、コビーへ
[私の作った軽食セットが早く食べたいんだとさ
今のはそうやって私を急かすための音だよ]
と言いながら2人の間にある丸いテーブルに先ほど話していたケーキと紅茶をおく
「そうだったんですか」
「・・では頂こう」
「あ、いただきます!」
[はいよ、どうぞ♪]
2人が食べ始めたのを見てサヨは近くの椅子に腰かけ、再びキセルをふかし始めた
そこに一隻の小舟が到着し乗っていた人物は陸に足をつける
「・・・・」
その人物は森林の中を無言で歩き続ける
…しばらく歩き続けるとどこからか霧が発生し、ここを通さぬとばかりに次第に濃くなっていくが彼は奥へ奥へと進める足を止めない
この動じない意志に折れたのか少しばかり薄くなった霧の先に一軒のログハウスが見えてきた
ログハウスの扉の前へ立ち、コンコンとノックをする
すると、奥から近づいてくる足音が聞こえてきてキィと扉が開かれると同時に灰色のボブヘアーでエスニック風のラフな服装に身を包み、キセルをふかしている女性が両目を閉じた状態で現れた
[いらっしゃい]
「遅れたか?」
[大丈夫、あの子も1・2時間前に来たばかりだから♪]
自分を影で隠してしまうほど背丈がはるかに高い男性と怯えることなく会話をする女性の表情は笑みを浮かべていて嬉しそうだ
「そうか、ではお邪魔する」
[どうぞ♪]
女性は笑みを深くして彼を室内へ招き入れた
~~~~~~~~~
「あ!ドレーク隊長!お待ちしておりました!」
廊下を進み、女性が一つのドアを開けた先にいた海兵の服に身を纏い、前髪を後ろにさせた状態でヘアバンドを留め傷跡がある額を出している彼よりもやや若い青年がフカッとしたソファに座っていて男性を見据えるやすぐに立ち上がって礼儀正しくお辞儀をしながら言う
「何か情報は仕入れたか?」
「完璧にとまではいきませんでしたが、耳に入れておいて貰いたいものはいくつかあります」
「おれもだ。少しばかり長居をしてもかまわんだろう?」
[もちろんだけどしっかりと頭に入れて貰う為にミントの葉を添えた私のオリジナルティーを飲んでいってよ?パウンドケーキも作ってあるんだからさ]
青年と言葉を交わしながら女性へと視線を向けながら言った言葉に彼女は途切れることのない笑顔で返し、その返事に彼もふと表情を和らげながら頷き・・
「お前の作るものはどれも美味しいからな、サヨ
是非ともいただくよ」
[はいよ、隊員くんもそんな身体を強張らせてないでさっきまでのようにソファに座りな?]
「彼女の言う通り、ここは本部などではないのだから固くする必要はない」
「は、はい・・ありがとうございます」
そう言ってやや気を緩めた青年に[よし]と小さく頷き、女性はスタスタとキッチンへ向かう
[ほらほら、隊員くんが落ち着いたんだからお前も向かいのソファへ腰かけなよ?
そうしないとまたその子が固くなっちゃうでしょ]
「そうだな」
短く答え、彼女が言ったソファへゆっくりと腰かける
[よ~しよし、お利口さんだねぇドリィは]
「子供扱いはやめてくれ」
[おや?そういう所はツンツンしだしたのかい?
隊員くんの前であっても構わないじゃないか]
カチャカチャと準備を進めながら自分の上司と会話する女性を見やり・・
「サヨさんの前だといつも冷静沈着なドレーク隊長の心が緩やかになりますよね
任務中の隊長しか知らない皆が見ると驚きそうです」
[そうだね、ほかの隊員くんの前でもそうしろとは言わないけど君の前でなら私といる時と同じようにしてくれても・・ねぇ]
コビーくんはドリィから指示された事をしっかりとこなしてくれるいい子なんだろう?
と現れた時から閉じている目を開けないまま作業をしながら"ドリィ"改め、ドレークの方を向く女性
ドレークはそれに答えない代わりにトントンとかかとで小さく音を立てた
[・・・はいはい]
その音を聞いたサヨはやれやれと思っているように眉を寄せ、口元は笑みを浮かべたままで呟いた
彼女が理解した音の意味が判らずに頭上に"?"を浮かべている彼の部下、コビーへ
[私の作った軽食セットが早く食べたいんだとさ
今のはそうやって私を急かすための音だよ]
と言いながら2人の間にある丸いテーブルに先ほど話していたケーキと紅茶をおく
「そうだったんですか」
「・・では頂こう」
「あ、いただきます!」
[はいよ、どうぞ♪]
2人が食べ始めたのを見てサヨは近くの椅子に腰かけ、再びキセルをふかし始めた
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