第3話
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現在シャンクス達の船はだだっ広い"偉大なる航路"前半の海の常夏島への航路を航海中
「あ‶~~~」
「お‶ぁ~~~」
「「「あぢぃ~~~…!!」」」
[いくら海の航海に慣れてても夏特有の熱さには慣れないみたいだねww]
甲板のそこら中に暑さにやられ項垂れている仲間達を見てクスリと笑いながら話しかけるラティス
「お前は暑くないのか?」
[暑いけど、いざとなったら私には"風貝(ブレスダイアル)"があるし]
「あ~空島の貝か~」
[うん、皆分の貝が無くてゴメンね?]
「気にすんなって
貝はお前のなんだから使えばいいんだよ」
「にしても冬島ン時は着込めば何とかしのげるが‥暑さだけはどうもできないからなァ」
はあぁぁぁ…
と盛大な溜息がこだました時だった
バァン!!と乱暴に船内へと続く扉が開かれ、奥からラフなシャツとズボン姿のシャンクスがやって来て
「バッカ野郎!お前らの目は節穴かァ?」
「「バカとはなんだバカとはァ!?」」
「よく見ろ!この船の周りにあるのはなんだ?」
俺達を涼ませる為の海じゃんかよ!
とズイズイと船首近くまでやって来て海を指し示すと項垂れていた仲間達の目が一気に覚めていき・・・
「そうだった!」
「オレ達としたことが!」
「分かりゃ話が早い!」
「「「海へダイブだーーー!!」」」
ジャッポーーン!!!
と我が先にと一目散に海へ飛び込んでいくのをみて(皆元気になったみたいだね♪)と笑みを浮かべているラティスへシャンクスがズイズイと歩み寄る
そんな頭の様子に違和感を感じたこの船の幹部達が様子を伺う
「ラティス」
[ん?]
「何1人突っ立ってんだ?
お前も行くぞ!」
[Σえ?いや、私は・・]
断りの言葉を言う前に彼女の手を取り仲間達が飛び込んだ所とは少しずれた手摺りの方へ歩いていく
そんな彼に珍しく少し慌てた様子を見せるラティス
「お前昔っから海へ行こうとしなかったからな!
泳げねェなら俺が教えてやる!」
[ちょっと待って!私は確かに泳げないけど普通の人と違う意味で「いいから先に飛び込んどけ!」わっ!?]
結果、彼女の言葉を聞かないまま海へと放り投げたシャンクスに・・・
「「大馬鹿野郎ォーーーー!!!」」
ゴンッ!!
「痛でっ!?」
「ルウ!俺が助けに行くからお前はバスタオルと縄梯子持ってこい!」
「おう分かった!」
「え?え・・?」
幹部2人に頭を殴られた後慌ただしく船内へ入っていくルウと海へ飛び込んだヤソップの様子に呆気に取られているシャンクス
「まさか、アンタが気付いてなかったとはな‥」
「ベン‥?
アイツらは何で怒ったんだ?」
「さっき自分で真実に近い事を言ってただろ?」
「ん~?」
ヒントを与えても理解する様子が見えないシャンクスに大きく溜息をついたベンが答えを言う
「さっき昔から海へ行こうとしなかったといったな?」
「?おう」
「その行こうとしなかったのが"泳がないとか"泳げない"じゃなく、海そのものに"嫌われていた"としたら?」
「あ!!」
ようやく自分達の船長が理解して表情が青白くなったのと同時にザパァッ!と海面からヤソップと目を閉じているラティスが出て来た!
「ラティスっ!起きろ!」
「はっ!ヤソップ!ラティスは大丈夫か!?」
「・・その様子じゃようやく理解出来たみたいだな
見ての通り海水を浴びて弱ってる
海水も少し飲んじまってるみたいだから吐かすぞ?」
鈍感な船長に溜息をつきながら説明をした後海面に顔を近付かせて背中を強めに叩く
・・・すると
[っげほっ!]
「!よし、水を出した!
俺が判るか?」
[・・やそ、っぷ?]
「おう、鈍感なお頭にやられたな」
[は、はは]
力が入らず弱々しく笑うラティスに「ハシゴ降ろすぞー!」という声と共に縄ハシゴが下りてきた
「出来る限りでいいから俺に掴まってな?」
[うん・・]
ヤソップに担がれ、甲板へ帰って来たラティスの目に映ったのは床へ頭を付けて土下座をしているシャンクスの姿だった
「ラティスっ!今回ばかりは本当にすまなかった!」
「全くだ、いつも大人しいラティスが焦ってたってのに気にもかけずに海へ放り出すんだもんな」
[私も"この事"に関しては知ってるとばかり思ってたから流石に驚いたよ]
ルウからタオルを貰い、濡れた身体を拭きながら彼との会話を続ける
「完全な被害者なんだ
お頭に何か罰ゲームしてやれよ」
「そりゃいい!最近ラティスの事振り回してばかりだからなァ!」
「ラティスに1ヶ月接触・接近禁止」
「Σ何ィっ!?」
ぼそっと呟くように言ったベンの言葉に焦るシャンクスを笑うルウとヤソップ
そんな中、彼女がゆっくりと口を開く
[・・・私、行きたい所があるんだ]
「行きたい所?」
[うん]
私達の船長の生まれた島がある海
[あの人が処刑された島しか上陸した事ないから他の島も回ってみたい]
「・・・・」
[連れて行ってくれるなら今回の件を許してあげるよ♪]
「・・・ぁ」
[ん?]
「ありがとぉなァ~~!!」
いくらでも連れてってやるから許してくれえェ~っ!
と言いながらシャンクスがラティスに抱き着くといういつもの光景が幹部達の目の前に広がった
「全く、お前も十分お頭に甘ェな‥」
「だが"東の海"か・・・腕が鈍らなけりゃいいが‥」
目の前で自分達の船長が女性に泣きついている姿を見守る彼らもつくづく彼に甘いのだった・・・
「あ‶~~~」
「お‶ぁ~~~」
「「「あぢぃ~~~…!!」」」
[いくら海の航海に慣れてても夏特有の熱さには慣れないみたいだねww]
甲板のそこら中に暑さにやられ項垂れている仲間達を見てクスリと笑いながら話しかけるラティス
「お前は暑くないのか?」
[暑いけど、いざとなったら私には"風貝(ブレスダイアル)"があるし]
「あ~空島の貝か~」
[うん、皆分の貝が無くてゴメンね?]
「気にすんなって
貝はお前のなんだから使えばいいんだよ」
「にしても冬島ン時は着込めば何とかしのげるが‥暑さだけはどうもできないからなァ」
はあぁぁぁ…
と盛大な溜息がこだました時だった
バァン!!と乱暴に船内へと続く扉が開かれ、奥からラフなシャツとズボン姿のシャンクスがやって来て
「バッカ野郎!お前らの目は節穴かァ?」
「「バカとはなんだバカとはァ!?」」
「よく見ろ!この船の周りにあるのはなんだ?」
俺達を涼ませる為の海じゃんかよ!
とズイズイと船首近くまでやって来て海を指し示すと項垂れていた仲間達の目が一気に覚めていき・・・
「そうだった!」
「オレ達としたことが!」
「分かりゃ話が早い!」
「「「海へダイブだーーー!!」」」
ジャッポーーン!!!
と我が先にと一目散に海へ飛び込んでいくのをみて(皆元気になったみたいだね♪)と笑みを浮かべているラティスへシャンクスがズイズイと歩み寄る
そんな頭の様子に違和感を感じたこの船の幹部達が様子を伺う
「ラティス」
[ん?]
「何1人突っ立ってんだ?
お前も行くぞ!」
[Σえ?いや、私は・・]
断りの言葉を言う前に彼女の手を取り仲間達が飛び込んだ所とは少しずれた手摺りの方へ歩いていく
そんな彼に珍しく少し慌てた様子を見せるラティス
「お前昔っから海へ行こうとしなかったからな!
泳げねェなら俺が教えてやる!」
[ちょっと待って!私は確かに泳げないけど普通の人と違う意味で「いいから先に飛び込んどけ!」わっ!?]
結果、彼女の言葉を聞かないまま海へと放り投げたシャンクスに・・・
「「大馬鹿野郎ォーーーー!!!」」
ゴンッ!!
「痛でっ!?」
「ルウ!俺が助けに行くからお前はバスタオルと縄梯子持ってこい!」
「おう分かった!」
「え?え・・?」
幹部2人に頭を殴られた後慌ただしく船内へ入っていくルウと海へ飛び込んだヤソップの様子に呆気に取られているシャンクス
「まさか、アンタが気付いてなかったとはな‥」
「ベン‥?
アイツらは何で怒ったんだ?」
「さっき自分で真実に近い事を言ってただろ?」
「ん~?」
ヒントを与えても理解する様子が見えないシャンクスに大きく溜息をついたベンが答えを言う
「さっき昔から海へ行こうとしなかったといったな?」
「?おう」
「その行こうとしなかったのが"泳がないとか"泳げない"じゃなく、海そのものに"嫌われていた"としたら?」
「あ!!」
ようやく自分達の船長が理解して表情が青白くなったのと同時にザパァッ!と海面からヤソップと目を閉じているラティスが出て来た!
「ラティスっ!起きろ!」
「はっ!ヤソップ!ラティスは大丈夫か!?」
「・・その様子じゃようやく理解出来たみたいだな
見ての通り海水を浴びて弱ってる
海水も少し飲んじまってるみたいだから吐かすぞ?」
鈍感な船長に溜息をつきながら説明をした後海面に顔を近付かせて背中を強めに叩く
・・・すると
[っげほっ!]
「!よし、水を出した!
俺が判るか?」
[・・やそ、っぷ?]
「おう、鈍感なお頭にやられたな」
[は、はは]
力が入らず弱々しく笑うラティスに「ハシゴ降ろすぞー!」という声と共に縄ハシゴが下りてきた
「出来る限りでいいから俺に掴まってな?」
[うん・・]
ヤソップに担がれ、甲板へ帰って来たラティスの目に映ったのは床へ頭を付けて土下座をしているシャンクスの姿だった
「ラティスっ!今回ばかりは本当にすまなかった!」
「全くだ、いつも大人しいラティスが焦ってたってのに気にもかけずに海へ放り出すんだもんな」
[私も"この事"に関しては知ってるとばかり思ってたから流石に驚いたよ]
ルウからタオルを貰い、濡れた身体を拭きながら彼との会話を続ける
「完全な被害者なんだ
お頭に何か罰ゲームしてやれよ」
「そりゃいい!最近ラティスの事振り回してばかりだからなァ!」
「ラティスに1ヶ月接触・接近禁止」
「Σ何ィっ!?」
ぼそっと呟くように言ったベンの言葉に焦るシャンクスを笑うルウとヤソップ
そんな中、彼女がゆっくりと口を開く
[・・・私、行きたい所があるんだ]
「行きたい所?」
[うん]
私達の船長の生まれた島がある海
[あの人が処刑された島しか上陸した事ないから他の島も回ってみたい]
「・・・・」
[連れて行ってくれるなら今回の件を許してあげるよ♪]
「・・・ぁ」
[ん?]
「ありがとぉなァ~~!!」
いくらでも連れてってやるから許してくれえェ~っ!
と言いながらシャンクスがラティスに抱き着くといういつもの光景が幹部達の目の前に広がった
「全く、お前も十分お頭に甘ェな‥」
「だが"東の海"か・・・腕が鈍らなけりゃいいが‥」
目の前で自分達の船長が女性に泣きついている姿を見守る彼らもつくづく彼に甘いのだった・・・