第一話
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「お前は本当に不思議な女だ」
[ん?]
ベンが用意してくれていた"例の支度"もとい"宴"が始まり、酒を飲んでいると近くに腰かけて嗜んでいる最強の剣士、ミホークが淡々と・・けど少し好奇心の混ざったような声で問いかけて来た
「俺の戦はそこらの剣士はおろか女が止められるような物でないというのにお前は何の躊躇もなくいつも止めに来る」
[え、頼まれたら行くでしょ?
シャン君がさっきみたいに守ってくれるしね♪]
ニコーっとシャン君に笑いかけながら言った私に照れくさそうに頭を掻く彼はさっきまで勇ましく戦っていたとは思えないほど気が抜けている様子
「あとお頭の事を"シャン君"って呼ぶのもお前だけだぞ?」
「いつ聞いても面白い呼び名だよな!」
「お前らは使うなよ~?そう言っていいのはラティスだけだからな!」
犬が威嚇しているみたいに周囲を睨みつけているシャン君にミホークはここでしか見られない光景が面白いのかクスリと笑う
「今だってそうだ、お主も女の割には背丈はある方だが更に高いソイツにベタベタとされて鬱陶しいと思う事もないのか?」
[ん~あまり考えた事なかったなぁ
もともと考えないで行動する性格だから]
「つまり、不快には思っていないと言う事だな」
[そういう事、嫌だとしたらさすがの私でも何かしら表情なりなんなり変わると思うし]
と言い終わるのと同時に「そうか~!そんなに俺の事が好きかー!嬉しいぞラティス~♪」って言いながら私を抱きしめる腕の力を強め、頬擦りしてくるシャン君
[シャン君、髭が痛いよ~w]
「そういやラティスが何かに嫌がるところなんて俺達も見たことがないな‥」
「!言われてみれば・・なあ、お前に嫌なものとかあるのか?」
[特にない♪]
ルウが聞いて来た質問に私はすぐに答えた
[人の性格だって人それぞれだし、その人がそうしたいからそうしてるだけで
それを止めるって事はその人自体を否定してるって感じで好きじゃないしね]
「・・・ほぅ」
[十人十色っていう言葉もあるくらいだし皆自分らしくある!それが一番でしょ?]
周りにいる皆に問いかけるように見渡しながら言った私の言葉に彼らは・・
「たりめーだ!」
「俺の人生は俺のもんだ!
他の奴らに指図されてたまるか!」
「そーだそーだ!」
拳を振り上げ、歓声に近い声で答えてくれた彼らを見て思わず笑みが零れる
「・・お前は本当に変わった女のようだ」
[今日一日でやけに私の事をそう言うねミホーク
その表情からして悪い意味でないみたいだけどさ♪]
「ああ、ソイツ程ではないが俺もお前に興味が沸いた」
そう言うとミホークは手に持っているジョッキに入っている酒を飲み干すとその場から立ち上がりゆっくりと私の元へ歩み寄ると
「俺と来る気はないか?ここのように賑やかには出来ないが歓迎はするぞ」
[ほ?]
「「「はっ?」」」
一匹狼の印象が強いミホークからのまさかの勧誘を受けて皆は信じられずポカンとした表情を彼へ向けるが・・・
「・・・・・」
[落ち着いて、シャン君
覇気が出て来てるよ?]
警戒心を剥き出しにして今にも腰に下げている剣を抜いて斬りかかろうとするシャン君に私は変わらない口調で声をかける
「赤髪、この件はお前の意見は優先されない
俺が聞きたいのはラティスからの言葉だ」
「・・・・」
[ミホークはシャン君を煽るの好きだねぇ
話に私が関わるとコロっと性格が変わるのを見たいから?]
「お前が関与されていなければ拝む事の出来ない顔だからな」
[そっか♪
まあ、私がこうやって普通に話してる事で勘鋭いミホークは察してくれるよね?]
「ああ俺と共に来ぬのだな?」
問い返してきたミホークの言葉に大きく頷いた私を見ると案の定すぐに覇気を収めたシャン君
[ここに残る理由は沢山あるけど
やっぱり一番はこの海賊団の一員で居たいからかな?]
「お?ラティスちゃんは俺達の事も気に入ってくれてんのか?」
[もちろん♪いつも優しく、そして心から私を仲間だと思ってくれてるんだもん
気に入らない方がおかしいよ?]
「「「うおぉぉっ!!」」」
「ラティスちゃ~~ん!!」
「好きだーーー!!」
「馬鹿野郎ォ!!ラティスを一番好きなのは俺だー!!」
[Σぐぇ、だから腕締まってるってww]
「・・・ふっ」
本当に、退屈しない海賊団だな・・・
シャン君を筆頭にギャーギャー騒いでいる私達を見て笑みを零しながら小さくミホークが呟いた言葉を聞いて私もそっと口元を上げた
[ん?]
ベンが用意してくれていた"例の支度"もとい"宴"が始まり、酒を飲んでいると近くに腰かけて嗜んでいる最強の剣士、ミホークが淡々と・・けど少し好奇心の混ざったような声で問いかけて来た
「俺の戦はそこらの剣士はおろか女が止められるような物でないというのにお前は何の躊躇もなくいつも止めに来る」
[え、頼まれたら行くでしょ?
シャン君がさっきみたいに守ってくれるしね♪]
ニコーっとシャン君に笑いかけながら言った私に照れくさそうに頭を掻く彼はさっきまで勇ましく戦っていたとは思えないほど気が抜けている様子
「あとお頭の事を"シャン君"って呼ぶのもお前だけだぞ?」
「いつ聞いても面白い呼び名だよな!」
「お前らは使うなよ~?そう言っていいのはラティスだけだからな!」
犬が威嚇しているみたいに周囲を睨みつけているシャン君にミホークはここでしか見られない光景が面白いのかクスリと笑う
「今だってそうだ、お主も女の割には背丈はある方だが更に高いソイツにベタベタとされて鬱陶しいと思う事もないのか?」
[ん~あまり考えた事なかったなぁ
もともと考えないで行動する性格だから]
「つまり、不快には思っていないと言う事だな」
[そういう事、嫌だとしたらさすがの私でも何かしら表情なりなんなり変わると思うし]
と言い終わるのと同時に「そうか~!そんなに俺の事が好きかー!嬉しいぞラティス~♪」って言いながら私を抱きしめる腕の力を強め、頬擦りしてくるシャン君
[シャン君、髭が痛いよ~w]
「そういやラティスが何かに嫌がるところなんて俺達も見たことがないな‥」
「!言われてみれば・・なあ、お前に嫌なものとかあるのか?」
[特にない♪]
ルウが聞いて来た質問に私はすぐに答えた
[人の性格だって人それぞれだし、その人がそうしたいからそうしてるだけで
それを止めるって事はその人自体を否定してるって感じで好きじゃないしね]
「・・・ほぅ」
[十人十色っていう言葉もあるくらいだし皆自分らしくある!それが一番でしょ?]
周りにいる皆に問いかけるように見渡しながら言った私の言葉に彼らは・・
「たりめーだ!」
「俺の人生は俺のもんだ!
他の奴らに指図されてたまるか!」
「そーだそーだ!」
拳を振り上げ、歓声に近い声で答えてくれた彼らを見て思わず笑みが零れる
「・・お前は本当に変わった女のようだ」
[今日一日でやけに私の事をそう言うねミホーク
その表情からして悪い意味でないみたいだけどさ♪]
「ああ、ソイツ程ではないが俺もお前に興味が沸いた」
そう言うとミホークは手に持っているジョッキに入っている酒を飲み干すとその場から立ち上がりゆっくりと私の元へ歩み寄ると
「俺と来る気はないか?ここのように賑やかには出来ないが歓迎はするぞ」
[ほ?]
「「「はっ?」」」
一匹狼の印象が強いミホークからのまさかの勧誘を受けて皆は信じられずポカンとした表情を彼へ向けるが・・・
「・・・・・」
[落ち着いて、シャン君
覇気が出て来てるよ?]
警戒心を剥き出しにして今にも腰に下げている剣を抜いて斬りかかろうとするシャン君に私は変わらない口調で声をかける
「赤髪、この件はお前の意見は優先されない
俺が聞きたいのはラティスからの言葉だ」
「・・・・」
[ミホークはシャン君を煽るの好きだねぇ
話に私が関わるとコロっと性格が変わるのを見たいから?]
「お前が関与されていなければ拝む事の出来ない顔だからな」
[そっか♪
まあ、私がこうやって普通に話してる事で勘鋭いミホークは察してくれるよね?]
「ああ俺と共に来ぬのだな?」
問い返してきたミホークの言葉に大きく頷いた私を見ると案の定すぐに覇気を収めたシャン君
[ここに残る理由は沢山あるけど
やっぱり一番はこの海賊団の一員で居たいからかな?]
「お?ラティスちゃんは俺達の事も気に入ってくれてんのか?」
[もちろん♪いつも優しく、そして心から私を仲間だと思ってくれてるんだもん
気に入らない方がおかしいよ?]
「「「うおぉぉっ!!」」」
「ラティスちゃ~~ん!!」
「好きだーーー!!」
「馬鹿野郎ォ!!ラティスを一番好きなのは俺だー!!」
[Σぐぇ、だから腕締まってるってww]
「・・・ふっ」
本当に、退屈しない海賊団だな・・・
シャン君を筆頭にギャーギャー騒いでいる私達を見て笑みを零しながら小さくミホークが呟いた言葉を聞いて私もそっと口元を上げた