第9話
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
[・・・]
あれから数日後
私は森のはずれにある崖の上から海を眺めてる
あの日から一度もエース達を見ていない
私自身もあの時決めたことを破らないために
2人の気配には近付かないようにしている
そんな時ザッ、ザッとこっちへ歩いてくる足音に気づいた私は意識を現実へ戻して気配をたどる
(この気配は・・・)
感じ覚えのあった気配にそこまで警戒することなく意識を海へ戻した私の元にその人物は森の奥から姿を現す
「・・・珍しい気配があると思うたら」
[…久しぶりだね、一応逃げないでいたけど今のあなたには戦う気はないよね?]
「・・・・」
自分の問いかけた言葉にその人は答えず私に歩み寄ってくるとポンと頭に手を置いた
その事にポカンとしていたら
「お前さんこそどうしたんじゃい
心が揺らいどるぞ?」
[!]
「何か動揺する何かでも見つけたか?」
問い詰めるわけでもなく、素直な疑問といった感じで問いかけてきた彼
ふと私は逆に問い返してみることにした
[・・それに答える前に聞きたいな]
「?」
[この森に住んでる男の子について、何か知ってるんじゃないの?]
そう問いかけた直後、息の詰まる声がすぐ後ろでした事で図星をついたのは間違いないみたい
「お前さんも知っておったのか?」
[本人から答えを聞いたわけじゃないよ?
私の昔話をしてたら気付いてしまっただけだから]
「・・・そうか」
短く答えて私の隣にドカリと腰かける
「・・言っておくがこの事は」
[大丈夫、内緒にする
だから教えて?]
あなたが、ガープが知っているエースの過去を・・・
ガープから話を聞いた後、彼と別れてフーシャ村へ戻ってきた
牛が平和そうに鳴く側をゆっくり歩く
「あれ?ラティスちゃん?」
[・・ホンゴウ]
そんな私の向かい側から船医のホンゴウが歩いてきた
ぼそりと名前を呼んだことが自分らしくないと思ったのか速足で近寄ると私の額に手を当てた
「熱はないみたいだな・・」
[病気じゃない別の件で考え事があるだけだよ?
しばらくしたら解決すると思うから心配しないで]
「それならいいんだが
お前に見せたいものがあってな」
探しに行こうと思ってたんだ
偶然会えてよかった
そういいながらホンゴウは一枚のチラシを見せてきた
内容を見ると来週開催されるフーシャ村のお祭りみたい
「これ、さっきマキノさんから貰ってよ
ラティスにいいなと思ってな?」
[私に・・?]
「そうそう、お頭にこれを誘って一緒に行けば楽しめるんじゃないか。って」
[…そうだね、いいかもしれない]
「だろ?絶対いいと思っ・・へ?」
[ありがとホンゴウ、さっそく誘ってくるよ?シャン君はいつもの所にいるよね?]
ホンゴウに礼を言って横を通り過ぎ、スタスタと歩く私の後ろから「おおぉっ!?本当か!?ありがとなラティスちゃん!お頭絶対喜ぶぜ!」と驚きと歓喜が混ざったような声が後ろから聞こえてきて思わず口元が緩んだ
ギイッ
「いらっしゃいま‥」
「ん・・?」
酒場特有の両開きのドアを通った私に声をかけようとしたマキノさんが言葉を途切らせたことに違和感を持ったシャン君が自分の方へ振り返る前に素早く横に立つ
[やほ、シャン君♪]
「なんだラティスじゃねェか!
今日もいつもの所へ行かなくてもいいのか?」
覇気を使わないようにしてるのか
顔を見て私だと気づき笑って話してくるシャン君
[もうしばらくはいいかな?と思って
今日もブラリと島を回ってきたよ?]
その時すれ違ったホンゴウから興味深い物をもらってね?
と私はシャン君にお祭りのチラシを見せる
それを目にしたマキノさんが僅かに目を張らせたのを気配で察する
「お祭りのチラシか?さっきマキノさんから聞いたぞ?」
[なら話が早いね♪一緒に行かない?]
「はっ…!?」
「「「Σおおぉっ!?」」」
私のお誘いにキョトンとするシャン君とテンションを上げて私達に注目するヤソップ達
本当に面白珍しい事が好きなんだからww
「なっ、なんだなんだ?
もしかしてデートのお誘いか?
・・なーん[そうだけど?]Σそっ!?」
[私と一緒に行くのいや?]
「~~っ//////」
ボンッ!!!
「嫌じゃないです。一緒に行きたいです…/////」
[決まり♪当日は楽しもうね?]
「「「うおぉぉおぉっ!!!?」」」
と約束が成立したと同時に酒場が歓声に包まれるww
「珍しくラティスちゃんからのお誘いにお頭が爆発したぞー!!」
「まさかの展開に驚かされたぜ!!」
[でも異論はないでしょ?]
「もちろんだ!!」
「お頭と楽しんで来い!」
と仲間達からの喜びの言葉を受けながら・・・
[・・・・]
「・・・」
私はバレないよう器用にベンとアイコンタクトを取り、それに気付いたベンも頷いた
あれから数日後
私は森のはずれにある崖の上から海を眺めてる
あの日から一度もエース達を見ていない
私自身もあの時決めたことを破らないために
2人の気配には近付かないようにしている
そんな時ザッ、ザッとこっちへ歩いてくる足音に気づいた私は意識を現実へ戻して気配をたどる
(この気配は・・・)
感じ覚えのあった気配にそこまで警戒することなく意識を海へ戻した私の元にその人物は森の奥から姿を現す
「・・・珍しい気配があると思うたら」
[…久しぶりだね、一応逃げないでいたけど今のあなたには戦う気はないよね?]
「・・・・」
自分の問いかけた言葉にその人は答えず私に歩み寄ってくるとポンと頭に手を置いた
その事にポカンとしていたら
「お前さんこそどうしたんじゃい
心が揺らいどるぞ?」
[!]
「何か動揺する何かでも見つけたか?」
問い詰めるわけでもなく、素直な疑問といった感じで問いかけてきた彼
ふと私は逆に問い返してみることにした
[・・それに答える前に聞きたいな]
「?」
[この森に住んでる男の子について、何か知ってるんじゃないの?]
そう問いかけた直後、息の詰まる声がすぐ後ろでした事で図星をついたのは間違いないみたい
「お前さんも知っておったのか?」
[本人から答えを聞いたわけじゃないよ?
私の昔話をしてたら気付いてしまっただけだから]
「・・・そうか」
短く答えて私の隣にドカリと腰かける
「・・言っておくがこの事は」
[大丈夫、内緒にする
だから教えて?]
あなたが、ガープが知っているエースの過去を・・・
ガープから話を聞いた後、彼と別れてフーシャ村へ戻ってきた
牛が平和そうに鳴く側をゆっくり歩く
「あれ?ラティスちゃん?」
[・・ホンゴウ]
そんな私の向かい側から船医のホンゴウが歩いてきた
ぼそりと名前を呼んだことが自分らしくないと思ったのか速足で近寄ると私の額に手を当てた
「熱はないみたいだな・・」
[病気じゃない別の件で考え事があるだけだよ?
しばらくしたら解決すると思うから心配しないで]
「それならいいんだが
お前に見せたいものがあってな」
探しに行こうと思ってたんだ
偶然会えてよかった
そういいながらホンゴウは一枚のチラシを見せてきた
内容を見ると来週開催されるフーシャ村のお祭りみたい
「これ、さっきマキノさんから貰ってよ
ラティスにいいなと思ってな?」
[私に・・?]
「そうそう、お頭にこれを誘って一緒に行けば楽しめるんじゃないか。って」
[…そうだね、いいかもしれない]
「だろ?絶対いいと思っ・・へ?」
[ありがとホンゴウ、さっそく誘ってくるよ?シャン君はいつもの所にいるよね?]
ホンゴウに礼を言って横を通り過ぎ、スタスタと歩く私の後ろから「おおぉっ!?本当か!?ありがとなラティスちゃん!お頭絶対喜ぶぜ!」と驚きと歓喜が混ざったような声が後ろから聞こえてきて思わず口元が緩んだ
ギイッ
「いらっしゃいま‥」
「ん・・?」
酒場特有の両開きのドアを通った私に声をかけようとしたマキノさんが言葉を途切らせたことに違和感を持ったシャン君が自分の方へ振り返る前に素早く横に立つ
[やほ、シャン君♪]
「なんだラティスじゃねェか!
今日もいつもの所へ行かなくてもいいのか?」
覇気を使わないようにしてるのか
顔を見て私だと気づき笑って話してくるシャン君
[もうしばらくはいいかな?と思って
今日もブラリと島を回ってきたよ?]
その時すれ違ったホンゴウから興味深い物をもらってね?
と私はシャン君にお祭りのチラシを見せる
それを目にしたマキノさんが僅かに目を張らせたのを気配で察する
「お祭りのチラシか?さっきマキノさんから聞いたぞ?」
[なら話が早いね♪一緒に行かない?]
「はっ…!?」
「「「Σおおぉっ!?」」」
私のお誘いにキョトンとするシャン君とテンションを上げて私達に注目するヤソップ達
本当に面白珍しい事が好きなんだからww
「なっ、なんだなんだ?
もしかしてデートのお誘いか?
・・なーん[そうだけど?]Σそっ!?」
[私と一緒に行くのいや?]
「~~っ//////」
ボンッ!!!
「嫌じゃないです。一緒に行きたいです…/////」
[決まり♪当日は楽しもうね?]
「「「うおぉぉおぉっ!!!?」」」
と約束が成立したと同時に酒場が歓声に包まれるww
「珍しくラティスちゃんからのお誘いにお頭が爆発したぞー!!」
「まさかの展開に驚かされたぜ!!」
[でも異論はないでしょ?]
「もちろんだ!!」
「お頭と楽しんで来い!」
と仲間達からの喜びの言葉を受けながら・・・
[・・・・]
「・・・」
私はバレないよう器用にベンとアイコンタクトを取り、それに気付いたベンも頷いた
2/2ページ