第8話
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[―――じゃあ今日は能力について話をしようか?]
あの時私が持ってきてたものを説明し終えるくらいには日にちが過ぎた今日
私はいつもの秘密基地で2人に外の世界の話をする
「「能力?」」
[2人は悪魔の実って知ってる?]
「話だけなら・・でもそれっておとぎ話って大人達が笑ってるけど」
「つまり、本当に存在するモンなんだな?」
と黒髪の子が問いかける
あれから少しは心を開いてくれたのか
私に聞いてくる声と目つきに警戒の色は見えなくなった
[うん、存在するよ?
ちなみにその実について何か知ってる事はある?]
「普通の人じゃない力を得られる代わりに泳げなくなるって事だけだな」
[その通り、実の力を得る代わりの短所みたいなものだね
・・という私もその能力者なんだけど♪]
軽くそう言ってみると「「えぇっ!?」」と以外にも驚いた表情を見せた2人
「アンタ能力者だったのか」
[まぁ、普通の能力者とは少し独特で人並外れたとは言い切れない力だけどね?]
「何の能力だ?」
[それは悪魔の実自体の内容と共にこれから説明するよ♪]
この言葉を聞いて大人しく座り直した2人に思わず笑みが零れる
[まず悪魔の実には大きく分けて"超人系"・"動物系"・"自然系"の3種類がそれぞれの特徴を元に付けられてる]
「ゾオン?」
「パラミシア?」
[文字に書いたら分かりやすいけど‥こう書くよ?]
ペンと紙を借りて書いて見せると「「あ~」」と納得したような声を漏らした
[簡単に説明すると姿があまり変わる事ないけど普通の人間じゃ身につかない力を持ってる事が多いのが超人系]
「じゃあ動物系は姿が動物になっちまうって事だな?」
[そう♪この動物系はさらに3種類、かな?分類されてて"古代種"と"幻獣種"というのがある]
「あれ?もう1種類は?」
首傾げて聞いて来たサボの質問に「普通の動物って事だろ?」と黒髪の子が答えたのを聞いて頷いた
[あれを何て呼んでるのか私も判らなくてね]
「古代って事はあれか!?恐竜か!?」
「んで幻獣種はそれこそおとぎ話に出てくる生き物だな?」
[うん♪私が知ってる幻獣種の能力者は本当にそんな感じだよ♪]
不死鳥の力を持つマルコの姿が浮かんできて(元気かな~?)と頭の中で呟く
「んで自然系は火とか風とかだな?」
[そ♪これも少し特殊で能力を使ってる時は斬られても撃たれてもすり抜けて痛くない]
「Σそれすっげぇ便利じゃん!」
怪我をしないって思ったサボが勢い良く身体を起こし目を輝かせて私に言う
[でも自然系は超人系に比べてなかなか見つかりにくいの]
「つまり大抵は超人系の実って事か?」
「順番はどんな感じなんだ?」
[こんな感じかな?]
超人系>動物系>自然系>動物系(幻獣種と古代種)
と記号を使って現わすと納得してくれたみたいで「「へぇ~」」とまたもや声を漏らした2人
「そんなに見つかりにくいのか~」
[10個中1個自然系があるだけですごくラッキーって思えるくらいだね]
「マジか~」
[そして更に自然系も完全に無敵ってわけじゃない]
「なんか弱点があるのか?」
じーっとグラフを見ていた所に説明を加えるとすぐに私へ目を向けて問いかけてくる
[例えば水の能力者は電気の能力者に弱いように属性自身に弱点がある
そして・・・]
「そして?」
[これは能力者全員が当てはまる事なんだけど
水が弱点になるの]
特に海水が弱いね
この言葉にまたもや驚く2人
「泳げなくなるだけじゃなくて海自体に弱くなるのか!?
…じゃあ水の能力者であっても海に弱いのか?」
[他の能力者に比べて強いかもしれないけどね?
後は石かな?]
「「石?」」
[うん、でも普通の石じゃなくて"海楼石"って呼ばれる海の力を秘めている謎の石
もう1つ弱点はあるけどこれはまた今度かな?]
そう言って私はその場に立ち上がり・・・
[これから私の能力の力見せるから2人共、私と遊ぼ?]
「今日も酒場へ行くのかい?」
サボ達と別れて牧場が目立つ道を歩いていた私に声をかけてくれたのは今や見慣れた魚屋のおじさん
[うん♪ルフィが待っているような気がしてね?]
「はっはっは!こんな美人を振り回すたァあのチビもやるなァ!」
[くすっ、ありがと♪]
美人と言われて悪い気がしないので私は笑顔で礼を言った
「そういやもうすぐ本格的な夏がやってくるが
お前さん水着は持ってるのかい?」
[ううん、私海は見てる方が好きだから]
「勿体ないなァ、君が水着を着て海辺を歩きゃ男が放っておかないと思うが」
[全く、そう私を褒めても何も出ないよ?
それに・・・]
"「ラティスっ♪」"
[仮に水着を着たとして見て欲しい人ならもういるから♪]
「!ほう♪お前さんにゃ相手がいるのかい?
コリャ失礼した!」
[ふふっ、大丈夫だよ?]
キィ・・
「今日はまだあのガキはまだ来てないぜ?」
店内へ入ってきたのが私だと気付いたベンが近くのテーブルで酒を飲みながら教えてくれる
[あらま、シャン君は?]
「いつものカウンター席だ」
と視線で示した先にいたのはシャン君で
その向かい側に立ってグラスを拭きながら話をしているマキノの2人
その楽しそうに話をしている2人を見つけた私は・・・
[・・・・・]
「ラティス?」
無言で彼らの元に歩み寄る
そんな私に気付いたヤソップ達の視線を気にすることをせず
[・・・・・]
「!ラティスか?
気配まで消して近付いてきてどうし・・」
シャン君の袖をつまんでクイッと軽く引いた
それに気付いたシャン君が声をかけながら私を見た瞬間に言葉が消える
私自身今どんな顔をしているのか分からない‥
けど、さっきの光景を見てその場から動かずにはいられなかった・・・
「ラティス‥?」
[・・!ごめん]
ハッと正気に戻った私はすぐに袖から手を放し回れ右をして今来た道を早足で戻っていき店を出た
その足でやって来たのは海岸
時間帯により沈みかかっている太陽をただ座った状態で見つめている
(私、どうしちゃったんだろ・・?)
「ラティス‥」
自分で起こした行動に理解が出来ず悩んでいると後ろから聞きなれた声で名前を呼ばれた
でも私は振り向かず、独り言のように口を開く…
[さっきはゴメンね?
私でも何であんな行動したのか分かってなくて今悩んでる・・]
「・・1ついいか?
あの行動をとる前に何を見た?」
[・・・マキノさんとシャン君が楽しそうに話をしている所]
今まで色んな島であんな光景なんて見てきたはずなのに・・
と再び想いふけそうになった私の腕を掴み、立ち上がらせたのとほぼ同時にシャン君に抱きしめられる形になった
[・・・シャン君?]
「ラティス‥お前が取った行動はどこも可笑しい事なんかない」
ラティスはヤキモチを焼いたんだ
[ヤキモチ?]
「ああ、俺と楽しそうに話をしているマキノさんの事を羨ましく思う事だ」
[・・そう、なのかな?]
「初めての感情に戸惑うのも判るが俺はな、ラティス」
お前にそう言う気持ちが生まれてくれて嬉しいんだ
抱きしめたまま話すシャン君の声は真剣みを帯びながらも本当に嬉しそうだった
「ずっと俺ばかりお前にその感情を向けてたからな」
[・・じゃあマルコの時も?]
「・・・そうだな、あの時と同じ感じだ」
[そっか・・・
あの時のシャン君はこんな気持ちだったんだね‥]
「ああ」
呟くように言いながら私はシャン君からの抱擁に応えるように彼の背中へ手を回し・・
[いつもこの気持ちを抱えてくれるほど好きでいてくれてありがと♪]
「っ/////」
この言葉を聞いてビクッと反応したのを感じながらも動じることなく彼の体温を感じていると
「参ったな‥やっぱりお前にゃ敵わねェ////」
と照れつつも悔しそうな声を漏らしながらシャン君は私を抱きしめる力を強くした
あの時私が持ってきてたものを説明し終えるくらいには日にちが過ぎた今日
私はいつもの秘密基地で2人に外の世界の話をする
「「能力?」」
[2人は悪魔の実って知ってる?]
「話だけなら・・でもそれっておとぎ話って大人達が笑ってるけど」
「つまり、本当に存在するモンなんだな?」
と黒髪の子が問いかける
あれから少しは心を開いてくれたのか
私に聞いてくる声と目つきに警戒の色は見えなくなった
[うん、存在するよ?
ちなみにその実について何か知ってる事はある?]
「普通の人じゃない力を得られる代わりに泳げなくなるって事だけだな」
[その通り、実の力を得る代わりの短所みたいなものだね
・・という私もその能力者なんだけど♪]
軽くそう言ってみると「「えぇっ!?」」と以外にも驚いた表情を見せた2人
「アンタ能力者だったのか」
[まぁ、普通の能力者とは少し独特で人並外れたとは言い切れない力だけどね?]
「何の能力だ?」
[それは悪魔の実自体の内容と共にこれから説明するよ♪]
この言葉を聞いて大人しく座り直した2人に思わず笑みが零れる
[まず悪魔の実には大きく分けて"超人系"・"動物系"・"自然系"の3種類がそれぞれの特徴を元に付けられてる]
「ゾオン?」
「パラミシア?」
[文字に書いたら分かりやすいけど‥こう書くよ?]
ペンと紙を借りて書いて見せると「「あ~」」と納得したような声を漏らした
[簡単に説明すると姿があまり変わる事ないけど普通の人間じゃ身につかない力を持ってる事が多いのが超人系]
「じゃあ動物系は姿が動物になっちまうって事だな?」
[そう♪この動物系はさらに3種類、かな?分類されてて"古代種"と"幻獣種"というのがある]
「あれ?もう1種類は?」
首傾げて聞いて来たサボの質問に「普通の動物って事だろ?」と黒髪の子が答えたのを聞いて頷いた
[あれを何て呼んでるのか私も判らなくてね]
「古代って事はあれか!?恐竜か!?」
「んで幻獣種はそれこそおとぎ話に出てくる生き物だな?」
[うん♪私が知ってる幻獣種の能力者は本当にそんな感じだよ♪]
不死鳥の力を持つマルコの姿が浮かんできて(元気かな~?)と頭の中で呟く
「んで自然系は火とか風とかだな?」
[そ♪これも少し特殊で能力を使ってる時は斬られても撃たれてもすり抜けて痛くない]
「Σそれすっげぇ便利じゃん!」
怪我をしないって思ったサボが勢い良く身体を起こし目を輝かせて私に言う
[でも自然系は超人系に比べてなかなか見つかりにくいの]
「つまり大抵は超人系の実って事か?」
「順番はどんな感じなんだ?」
[こんな感じかな?]
超人系>動物系>自然系>動物系(幻獣種と古代種)
と記号を使って現わすと納得してくれたみたいで「「へぇ~」」とまたもや声を漏らした2人
「そんなに見つかりにくいのか~」
[10個中1個自然系があるだけですごくラッキーって思えるくらいだね]
「マジか~」
[そして更に自然系も完全に無敵ってわけじゃない]
「なんか弱点があるのか?」
じーっとグラフを見ていた所に説明を加えるとすぐに私へ目を向けて問いかけてくる
[例えば水の能力者は電気の能力者に弱いように属性自身に弱点がある
そして・・・]
「そして?」
[これは能力者全員が当てはまる事なんだけど
水が弱点になるの]
特に海水が弱いね
この言葉にまたもや驚く2人
「泳げなくなるだけじゃなくて海自体に弱くなるのか!?
…じゃあ水の能力者であっても海に弱いのか?」
[他の能力者に比べて強いかもしれないけどね?
後は石かな?]
「「石?」」
[うん、でも普通の石じゃなくて"海楼石"って呼ばれる海の力を秘めている謎の石
もう1つ弱点はあるけどこれはまた今度かな?]
そう言って私はその場に立ち上がり・・・
[これから私の能力の力見せるから2人共、私と遊ぼ?]
「今日も酒場へ行くのかい?」
サボ達と別れて牧場が目立つ道を歩いていた私に声をかけてくれたのは今や見慣れた魚屋のおじさん
[うん♪ルフィが待っているような気がしてね?]
「はっはっは!こんな美人を振り回すたァあのチビもやるなァ!」
[くすっ、ありがと♪]
美人と言われて悪い気がしないので私は笑顔で礼を言った
「そういやもうすぐ本格的な夏がやってくるが
お前さん水着は持ってるのかい?」
[ううん、私海は見てる方が好きだから]
「勿体ないなァ、君が水着を着て海辺を歩きゃ男が放っておかないと思うが」
[全く、そう私を褒めても何も出ないよ?
それに・・・]
"「ラティスっ♪」"
[仮に水着を着たとして見て欲しい人ならもういるから♪]
「!ほう♪お前さんにゃ相手がいるのかい?
コリャ失礼した!」
[ふふっ、大丈夫だよ?]
キィ・・
「今日はまだあのガキはまだ来てないぜ?」
店内へ入ってきたのが私だと気付いたベンが近くのテーブルで酒を飲みながら教えてくれる
[あらま、シャン君は?]
「いつものカウンター席だ」
と視線で示した先にいたのはシャン君で
その向かい側に立ってグラスを拭きながら話をしているマキノの2人
その楽しそうに話をしている2人を見つけた私は・・・
[・・・・・]
「ラティス?」
無言で彼らの元に歩み寄る
そんな私に気付いたヤソップ達の視線を気にすることをせず
[・・・・・]
「!ラティスか?
気配まで消して近付いてきてどうし・・」
シャン君の袖をつまんでクイッと軽く引いた
それに気付いたシャン君が声をかけながら私を見た瞬間に言葉が消える
私自身今どんな顔をしているのか分からない‥
けど、さっきの光景を見てその場から動かずにはいられなかった・・・
「ラティス‥?」
[・・!ごめん]
ハッと正気に戻った私はすぐに袖から手を放し回れ右をして今来た道を早足で戻っていき店を出た
その足でやって来たのは海岸
時間帯により沈みかかっている太陽をただ座った状態で見つめている
(私、どうしちゃったんだろ・・?)
「ラティス‥」
自分で起こした行動に理解が出来ず悩んでいると後ろから聞きなれた声で名前を呼ばれた
でも私は振り向かず、独り言のように口を開く…
[さっきはゴメンね?
私でも何であんな行動したのか分かってなくて今悩んでる・・]
「・・1ついいか?
あの行動をとる前に何を見た?」
[・・・マキノさんとシャン君が楽しそうに話をしている所]
今まで色んな島であんな光景なんて見てきたはずなのに・・
と再び想いふけそうになった私の腕を掴み、立ち上がらせたのとほぼ同時にシャン君に抱きしめられる形になった
[・・・シャン君?]
「ラティス‥お前が取った行動はどこも可笑しい事なんかない」
ラティスはヤキモチを焼いたんだ
[ヤキモチ?]
「ああ、俺と楽しそうに話をしているマキノさんの事を羨ましく思う事だ」
[・・そう、なのかな?]
「初めての感情に戸惑うのも判るが俺はな、ラティス」
お前にそう言う気持ちが生まれてくれて嬉しいんだ
抱きしめたまま話すシャン君の声は真剣みを帯びながらも本当に嬉しそうだった
「ずっと俺ばかりお前にその感情を向けてたからな」
[・・じゃあマルコの時も?]
「・・・そうだな、あの時と同じ感じだ」
[そっか・・・
あの時のシャン君はこんな気持ちだったんだね‥]
「ああ」
呟くように言いながら私はシャン君からの抱擁に応えるように彼の背中へ手を回し・・
[いつもこの気持ちを抱えてくれるほど好きでいてくれてありがと♪]
「っ/////」
この言葉を聞いてビクッと反応したのを感じながらも動じることなく彼の体温を感じていると
「参ったな‥やっぱりお前にゃ敵わねェ////」
と照れつつも悔しそうな声を漏らしながらシャン君は私を抱きしめる力を強くした