第6話
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
[流石"東の海"天候が凄く穏やか]
「本当"新世界"とは大違いだよな」
東の海を航海中の私達
食料は十分に調達してるから地図を見ず船の行くままに進んでいく
それでも何も起きない今の状況にポワポワしながら仲間達と雑談をする
[あ、忘れてた]
「ん?どうした?」
私の定位置であるシャン君の隣から立ち上がって手摺りから身を乗り出して辺りを見渡す
すると丁度良く小さな島が目に入った
[シャン君、あの島にいっていい?]
「別に構わないが何かやる事があるのか?」
[やるのはシャン君だけどね♪]
「?」
私の言葉を理解できず首を傾げながらも島へと舵を取り、思ったより近い距離にあった島へ降り立つ
「ラティスちゃん、オレ達も降りるか?」
[いや、すぐに終わるからそこにいていいよ~]
「そうだそうだ!俺とラティスの時間を取るんじゃねェ!」
「まーた始まったww」
「別にお頭に聞いてねェよww」
恒例になっているシャン君とヤソップ達の言い合いを微笑ましく眺めながら私は腰から貝を取り出す
[シャン君、これ見たら分かるかな?]
「ん?・・ああ、なるほど
前のじゃ不満だったか?」
[念には念を・・だよ?
少し覇気を強めに入れてくれる?]
「易いもんだ♪」
自分の愛剣に手をかけ大きく頷いたのを見て私は少し高めに持っていた貝を放り投げる
そして!
ズパアァンッ!!!
とシャン君によって繰り出された斬撃がその貝に吸収され、ポスッと砂浜に落ちる
「こんなもんでいいだろうか?」
[明らかに威力強くしたねw
振動がビリビリときたよ]
「ラティスのお願いを聞いてやっただけだ♪」
そういうとシャン君はゆっくり海の方へ歩いていく
(どうしたのかな?)なんて思っているとこっちへ振り返り
「ラティス、このさざ波にお前が触れたら
どこまで弱くなるんだ?」
[知りたいの?]
「前回の反省にと思ってな」
[もう気にしてないのにww]
優しいシャン君の気持ちに応えるため、私は同じようにゆっくりと海水に足を浸ける
すると・・・
ガクンッ!
「おっ、と」
案の定力が抜けて海に崩れ落ちそうになったのをシャン君に支えて貰って体勢を立ち直した
「参ったな‥ここまで弱るのか」
[能力自体の強さ関係なく、ね?
お湯とか水は海水よりいくらかマシだけど]
「・・悪かった」
[だから怒ってないってww]
私を海に落とした時を思い出しているのか申し訳なさそうな顔を浮かべているシャン君の頭をポンポンと撫でて慰める
[反省して、もうしないって約束もした
私にとってそれで十分だよ?]
「そうなのか?」
[逆に私が申し訳ないって気がしてるんだけどね?]
「どうしてだ?」
支えて貰う事で久しぶりの海水を堪能しながら私は自分の想いを明かす
[私、この船で一番戦力ないからいつも助けて貰うばかりで"赤髪海賊団"の一員らしいこと出来てないなっていつも思ってる]
「!そんなこと・・」
そんな事ないって言ってくれようとしたシャン君の続きの言葉を意味を込めた笑みを送り途切らせる
[うん、シャン君も仲間達も皆優しいから
気にしないでいいって言ってくれる
それはとても嬉しい]
でも、それと同時にそう言わせてしまってるって心のどこかで思ってる私がいるんだ・・
申し訳ない気持ちになり、顔を俯かせた私・・・
「・・・ハッキリ言おう
俺はラティスに一目惚れをした」
[!]
「だが、その時の俺には勇気がなくてな
ロジャー船長に声をかけて貰ったり勧誘して貰った」
[・・その勧誘に私が乗ったこと、嬉しかった?]
「勿論、とても嬉しくて身体が震えあがったほどだ」
昔話を始める私達
この話を止めないのはさっき私が伝えた気持ちの答えを言ってくれると思うから・・
「"俺がラティスを守る"・・空島の時から事あるごとに言ってきたが、その想いの強さは消えるどころか増すばかり」
[この間のこともあったしね♪]
「ああ!あの時は今までで一番嬉しかったよ!」
[・・・・]
「ラティス・・・」
そっとシャン君が私の肩に手を置く
それに反応して私は顔を上げて彼を見つめる
「お前は俺達の力の源だ
ラティスがいりゃァどんな敵が相手でも勝つ為の力がどんどん沸いて来る」
[・・・]
「敗北が死を意味する海賊の世界で俺達が負ける事のないほど強くするお前がいる
それほどの存在に他所へ行けなんて言う奴がいると思うか?」
[・・・いない]
私は大きく首を振って答えたのを見てシャン君は「そういう事だ」と満足そうに頷く
「だからそんな悲しい事を思わずにいつものように自由で優しい"赤髪海賊団"の仲間として・・大頭である俺の女として傍にいてくれ」
[うん・・そうだね・・・]
ありがとう"シャンクス"
と呟くように言いながら私はシャン君の襟をつかみ軽く引き寄せてチュ、と触れるだけのキスをする
その後すぐに一歩引いて彼の顔を見ると案の定、顔を真っ赤にして自分の口を手で覆っていた
「いっ、今・・お前・・・」
[これからもよろしくね♪]
「あ、あァ・・////」
「お前ら見たかー!?
珍しくラティスちゃんからやったぞー!」
ポワポワとした雰囲気を元気なヤジを飛ばしてかき消してきたヤソップ
「いいもん見れたー!」
「でもお前ら何の話してたんだー?」
「うるせー!お前らなんかに[これからも夫婦ともどもよろしくお願いしますって事だよ~!]Σっ!?////」
私が堂々と言った事に反論しようとしたシャン君がまた言葉を失う
「あーあお頭また赤くなってらww」
「こちらこそよろしくだぜラティスちゃん!」
「用が済んだらとっとと次の島へ行こうぜー!」
[だってwほら、私を船へ乗せて?]
「・・おう」
反論する気力もないのか顔を赤くしたまま私を抱えると高く飛んで船の甲板へと着地した
同時に、
「アイツの暴走を止めるのもラティスの役目だ」
[!]
声か聴こえて来て振り向くと手摺りに寄りかかって立っているベンが私の方を見ていた
[聴こえてたの?]
「ギリギリな、お前はお前で悩んでたんだな」
[うん、でもシャン君を止めることに関してはベンもだよ?]
「俺はこの前のような事専門だ
それ以外はお前に任せてる」
[・・そっか]
「おう、 俺達のお頭を頼んだぜ?」
口元を上げて言ったベンの言葉に[任せて]と頷きながら答えて私はシャン君と言い合いをしているルウ達の元へ向かった
「本当"新世界"とは大違いだよな」
東の海を航海中の私達
食料は十分に調達してるから地図を見ず船の行くままに進んでいく
それでも何も起きない今の状況にポワポワしながら仲間達と雑談をする
[あ、忘れてた]
「ん?どうした?」
私の定位置であるシャン君の隣から立ち上がって手摺りから身を乗り出して辺りを見渡す
すると丁度良く小さな島が目に入った
[シャン君、あの島にいっていい?]
「別に構わないが何かやる事があるのか?」
[やるのはシャン君だけどね♪]
「?」
私の言葉を理解できず首を傾げながらも島へと舵を取り、思ったより近い距離にあった島へ降り立つ
「ラティスちゃん、オレ達も降りるか?」
[いや、すぐに終わるからそこにいていいよ~]
「そうだそうだ!俺とラティスの時間を取るんじゃねェ!」
「まーた始まったww」
「別にお頭に聞いてねェよww」
恒例になっているシャン君とヤソップ達の言い合いを微笑ましく眺めながら私は腰から貝を取り出す
[シャン君、これ見たら分かるかな?]
「ん?・・ああ、なるほど
前のじゃ不満だったか?」
[念には念を・・だよ?
少し覇気を強めに入れてくれる?]
「易いもんだ♪」
自分の愛剣に手をかけ大きく頷いたのを見て私は少し高めに持っていた貝を放り投げる
そして!
ズパアァンッ!!!
とシャン君によって繰り出された斬撃がその貝に吸収され、ポスッと砂浜に落ちる
「こんなもんでいいだろうか?」
[明らかに威力強くしたねw
振動がビリビリときたよ]
「ラティスのお願いを聞いてやっただけだ♪」
そういうとシャン君はゆっくり海の方へ歩いていく
(どうしたのかな?)なんて思っているとこっちへ振り返り
「ラティス、このさざ波にお前が触れたら
どこまで弱くなるんだ?」
[知りたいの?]
「前回の反省にと思ってな」
[もう気にしてないのにww]
優しいシャン君の気持ちに応えるため、私は同じようにゆっくりと海水に足を浸ける
すると・・・
ガクンッ!
「おっ、と」
案の定力が抜けて海に崩れ落ちそうになったのをシャン君に支えて貰って体勢を立ち直した
「参ったな‥ここまで弱るのか」
[能力自体の強さ関係なく、ね?
お湯とか水は海水よりいくらかマシだけど]
「・・悪かった」
[だから怒ってないってww]
私を海に落とした時を思い出しているのか申し訳なさそうな顔を浮かべているシャン君の頭をポンポンと撫でて慰める
[反省して、もうしないって約束もした
私にとってそれで十分だよ?]
「そうなのか?」
[逆に私が申し訳ないって気がしてるんだけどね?]
「どうしてだ?」
支えて貰う事で久しぶりの海水を堪能しながら私は自分の想いを明かす
[私、この船で一番戦力ないからいつも助けて貰うばかりで"赤髪海賊団"の一員らしいこと出来てないなっていつも思ってる]
「!そんなこと・・」
そんな事ないって言ってくれようとしたシャン君の続きの言葉を意味を込めた笑みを送り途切らせる
[うん、シャン君も仲間達も皆優しいから
気にしないでいいって言ってくれる
それはとても嬉しい]
でも、それと同時にそう言わせてしまってるって心のどこかで思ってる私がいるんだ・・
申し訳ない気持ちになり、顔を俯かせた私・・・
「・・・ハッキリ言おう
俺はラティスに一目惚れをした」
[!]
「だが、その時の俺には勇気がなくてな
ロジャー船長に声をかけて貰ったり勧誘して貰った」
[・・その勧誘に私が乗ったこと、嬉しかった?]
「勿論、とても嬉しくて身体が震えあがったほどだ」
昔話を始める私達
この話を止めないのはさっき私が伝えた気持ちの答えを言ってくれると思うから・・
「"俺がラティスを守る"・・空島の時から事あるごとに言ってきたが、その想いの強さは消えるどころか増すばかり」
[この間のこともあったしね♪]
「ああ!あの時は今までで一番嬉しかったよ!」
[・・・・]
「ラティス・・・」
そっとシャン君が私の肩に手を置く
それに反応して私は顔を上げて彼を見つめる
「お前は俺達の力の源だ
ラティスがいりゃァどんな敵が相手でも勝つ為の力がどんどん沸いて来る」
[・・・]
「敗北が死を意味する海賊の世界で俺達が負ける事のないほど強くするお前がいる
それほどの存在に他所へ行けなんて言う奴がいると思うか?」
[・・・いない]
私は大きく首を振って答えたのを見てシャン君は「そういう事だ」と満足そうに頷く
「だからそんな悲しい事を思わずにいつものように自由で優しい"赤髪海賊団"の仲間として・・大頭である俺の女として傍にいてくれ」
[うん・・そうだね・・・]
ありがとう"シャンクス"
と呟くように言いながら私はシャン君の襟をつかみ軽く引き寄せてチュ、と触れるだけのキスをする
その後すぐに一歩引いて彼の顔を見ると案の定、顔を真っ赤にして自分の口を手で覆っていた
「いっ、今・・お前・・・」
[これからもよろしくね♪]
「あ、あァ・・////」
「お前ら見たかー!?
珍しくラティスちゃんからやったぞー!」
ポワポワとした雰囲気を元気なヤジを飛ばしてかき消してきたヤソップ
「いいもん見れたー!」
「でもお前ら何の話してたんだー?」
「うるせー!お前らなんかに[これからも夫婦ともどもよろしくお願いしますって事だよ~!]Σっ!?////」
私が堂々と言った事に反論しようとしたシャン君がまた言葉を失う
「あーあお頭また赤くなってらww」
「こちらこそよろしくだぜラティスちゃん!」
「用が済んだらとっとと次の島へ行こうぜー!」
[だってwほら、私を船へ乗せて?]
「・・おう」
反論する気力もないのか顔を赤くしたまま私を抱えると高く飛んで船の甲板へと着地した
同時に、
「アイツの暴走を止めるのもラティスの役目だ」
[!]
声か聴こえて来て振り向くと手摺りに寄りかかって立っているベンが私の方を見ていた
[聴こえてたの?]
「ギリギリな、お前はお前で悩んでたんだな」
[うん、でもシャン君を止めることに関してはベンもだよ?]
「俺はこの前のような事専門だ
それ以外はお前に任せてる」
[・・そっか]
「おう、 俺達のお頭を頼んだぜ?」
口元を上げて言ったベンの言葉に[任せて]と頷きながら答えて私はシャン君と言い合いをしているルウ達の元へ向かった