第4話
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最近の気候の通り、私達の船は夏島へ到着した
「ここへはそこまで滞在しない
不足しかけてる物資の調達を頼む」
[ならそれが終わるまで私島の観光してくるね?]
船長としての指示を出しているシャン君の横を通り過ぎながら言って私は島に足をつける
「ラティスは俺と一緒に行こう!」
[シャン君は立場上誰もが知ってるけど私はそこまで知名度高くないから大丈夫だよ]
「あー確かにな」
[お頭と一緒に歩いてるとこ見られちゃ嫌でも標的にされちまうか]
断られたことにショックを受けている本人以外の人達は私の言葉に納得しているみたい
「だが注目されちまうのはお前の背中のそれと一緒だ、気を付けろよ?」
[うん♪行ってきます]
ベンに注意されたことに頷いて私は島の奥へと向かった
「お姉ちゃんの背中すご~い!」
「これどうなってるの?」
[不思議でしょ?生まれた時からついてたの♪]
公園にやって来た私はそこで遊んでいた子供達に囲まれ、目を輝かせた様子で私に問いかけてくる
それを私は屈んで目線を出来るだけ合わせて答える
「引っ張ったら痛い?」
[そうだよ?だから触るのはいいけど引っ張るのはやめてね?]
「「はーい!」」
私の背の高さよりも背中の羽に興味を持つ子供達にほっこりと心が温かくなるのを感じる・・・と、その時
ぐうぅ~…
と私のお腹が鳴った
それを聞いた子供達が「「「あははは!!」」」と笑う
「お姉さんのお腹が鳴った!」
「お腹空いたの?」
[空いちゃったみたいだねw
この近くに美味しい料理屋さんはあるかな?]
「ならここの先にサンドイッチとかある店がおいしいよ?」
指を差して教えてくれた子供に礼を言いながらの頭を撫でてその場に立ちあがる
[じゃあそこに行ってみるね?]
「うん!お姉ちゃんまたね~?」
[またね♪]
「はい、日替わりサンド」
[ありがとう♪]
指していた方向に歩いていった先で見つけた軽食屋さんで席に座った私に美味しそうなサンドイッチを持ってきた店員さん
「どうぞごゆっくり」
[・・・・]
店員さんに会釈をしたあと私は"心網"を使う
そこで視えて来たのは私を狙っている男達の姿・・・
(子供も大人も見る所は同じ・・でも、心の色が違う)
「おい姉ちゃん」
心網をといてそう呟いたのと同時にその中の一人が私の傍にやって来て声をかけた
[ん?]
「お前一人で寂しそうじゃねェか
俺が遊んでやってもいいぜ?」
[ん~悪いけど遠慮しておこうかな?]
私、こうしてのんびりしてるのも嫌いじゃないから♪
とその人の心の内を感じ取りながらも微笑みながら視線を店の外へ向ける。すると
「俺の誘いを断るってのかァ!?」
[おっ、と!]
気分を悪くしたのか私のサンドイッチが置かれたテーブルをひっくり返した男性
私は咄嗟にサンドイッチだけは手でキャッチした
[もう、駄目だよ?このサンドイッチも店の人が丹精込めて作ったんだから]
「お前が首を縦に振ってりゃならなかった話なんだよ!」
[君が私の背中の羽に興味を持っただけでしょ?]
全く・・
と少し呆れの混じった溜息を漏らしながら真っ直ぐ立ち上がってサンドイッチを頬張る
実際立ってみると男性は私よりも背が低く、高身長だと思っていなかったのかその人は少し動揺しているのが見えた
「で、でけェ・・」
[それが羽にしか目がいってなかった証拠だね
私女性の平均身長を遥かに越えてるんだよ?]
「ぅ…」
[男の人って自分より背の低い女性と一緒になる時が多い・・君も同じなら私は諦めたら?]
私はなんて言われても頷くつもりはないけど
男性を見降ろしながら答えた私に何を思ったのか
「・・・ざけんな」
[ん?]
「ちっ、くしょうがあァ!!」
とヤケになったのがまるわかりな様子で私に拳を振りかざす男性
でもそんな分かりやすい行動は・・
[・・・]
こうやって小さな動きでかわすことが出来るし‥
スッ・・
「ァ?」
[・・・"斬撃(アックス)"]
私が常備している貝の1つを男性の隙が出来た場所へ当て唱えながら押した。すると
ズバババァン!!
といくつもの斬撃が男性を襲い、それを受けた男性は吹っ飛ばされた
様子を見ていた店員や他のお客さんが目を見開いて驚いている
[あ、すみません。テーブルとかの修理代とかはちゃんと出しますので]
「は、はあ・・」
「て、めぇ‥女のくせにィ」
[!君強いね‥]
シャン君にもう少し強めの斬撃入れて貰っとかないと・・
そう頭で思いながらフラリと立ち上がった男性の方を向く
実際男性は今にも気を失いそうな様子だった
「何をしやがった!?」
[見えたと思うけど貝で攻撃したの]
「フザケンじゃねェ!」
[フザけてないよ?]
苛立っているのか私に罵声を飛ばし続けている男性・・と、その時だった
「そいつがしたのはお前への正当防衛だ」
(この声は・・)
「それに苛立つのは勝手だが彼女は全くの無実、お前がなんと言おうが悪者にはならねェよい」
男性が振り返った先にいた私より背の高く、独特な口調と髪型をした男性の顔を見て一気に青ざめた表情へと変わった
「"不死鳥"マルコ・・」
「さァ、命が欲しけりゃその女を解放しろィ」
「ここへはそこまで滞在しない
不足しかけてる物資の調達を頼む」
[ならそれが終わるまで私島の観光してくるね?]
船長としての指示を出しているシャン君の横を通り過ぎながら言って私は島に足をつける
「ラティスは俺と一緒に行こう!」
[シャン君は立場上誰もが知ってるけど私はそこまで知名度高くないから大丈夫だよ]
「あー確かにな」
[お頭と一緒に歩いてるとこ見られちゃ嫌でも標的にされちまうか]
断られたことにショックを受けている本人以外の人達は私の言葉に納得しているみたい
「だが注目されちまうのはお前の背中のそれと一緒だ、気を付けろよ?」
[うん♪行ってきます]
ベンに注意されたことに頷いて私は島の奥へと向かった
「お姉ちゃんの背中すご~い!」
「これどうなってるの?」
[不思議でしょ?生まれた時からついてたの♪]
公園にやって来た私はそこで遊んでいた子供達に囲まれ、目を輝かせた様子で私に問いかけてくる
それを私は屈んで目線を出来るだけ合わせて答える
「引っ張ったら痛い?」
[そうだよ?だから触るのはいいけど引っ張るのはやめてね?]
「「はーい!」」
私の背の高さよりも背中の羽に興味を持つ子供達にほっこりと心が温かくなるのを感じる・・・と、その時
ぐうぅ~…
と私のお腹が鳴った
それを聞いた子供達が「「「あははは!!」」」と笑う
「お姉さんのお腹が鳴った!」
「お腹空いたの?」
[空いちゃったみたいだねw
この近くに美味しい料理屋さんはあるかな?]
「ならここの先にサンドイッチとかある店がおいしいよ?」
指を差して教えてくれた子供に礼を言いながらの頭を撫でてその場に立ちあがる
[じゃあそこに行ってみるね?]
「うん!お姉ちゃんまたね~?」
[またね♪]
「はい、日替わりサンド」
[ありがとう♪]
指していた方向に歩いていった先で見つけた軽食屋さんで席に座った私に美味しそうなサンドイッチを持ってきた店員さん
「どうぞごゆっくり」
[・・・・]
店員さんに会釈をしたあと私は"心網"を使う
そこで視えて来たのは私を狙っている男達の姿・・・
(子供も大人も見る所は同じ・・でも、心の色が違う)
「おい姉ちゃん」
心網をといてそう呟いたのと同時にその中の一人が私の傍にやって来て声をかけた
[ん?]
「お前一人で寂しそうじゃねェか
俺が遊んでやってもいいぜ?」
[ん~悪いけど遠慮しておこうかな?]
私、こうしてのんびりしてるのも嫌いじゃないから♪
とその人の心の内を感じ取りながらも微笑みながら視線を店の外へ向ける。すると
「俺の誘いを断るってのかァ!?」
[おっ、と!]
気分を悪くしたのか私のサンドイッチが置かれたテーブルをひっくり返した男性
私は咄嗟にサンドイッチだけは手でキャッチした
[もう、駄目だよ?このサンドイッチも店の人が丹精込めて作ったんだから]
「お前が首を縦に振ってりゃならなかった話なんだよ!」
[君が私の背中の羽に興味を持っただけでしょ?]
全く・・
と少し呆れの混じった溜息を漏らしながら真っ直ぐ立ち上がってサンドイッチを頬張る
実際立ってみると男性は私よりも背が低く、高身長だと思っていなかったのかその人は少し動揺しているのが見えた
「で、でけェ・・」
[それが羽にしか目がいってなかった証拠だね
私女性の平均身長を遥かに越えてるんだよ?]
「ぅ…」
[男の人って自分より背の低い女性と一緒になる時が多い・・君も同じなら私は諦めたら?]
私はなんて言われても頷くつもりはないけど
男性を見降ろしながら答えた私に何を思ったのか
「・・・ざけんな」
[ん?]
「ちっ、くしょうがあァ!!」
とヤケになったのがまるわかりな様子で私に拳を振りかざす男性
でもそんな分かりやすい行動は・・
[・・・]
こうやって小さな動きでかわすことが出来るし‥
スッ・・
「ァ?」
[・・・"斬撃(アックス)"]
私が常備している貝の1つを男性の隙が出来た場所へ当て唱えながら押した。すると
ズバババァン!!
といくつもの斬撃が男性を襲い、それを受けた男性は吹っ飛ばされた
様子を見ていた店員や他のお客さんが目を見開いて驚いている
[あ、すみません。テーブルとかの修理代とかはちゃんと出しますので]
「は、はあ・・」
「て、めぇ‥女のくせにィ」
[!君強いね‥]
シャン君にもう少し強めの斬撃入れて貰っとかないと・・
そう頭で思いながらフラリと立ち上がった男性の方を向く
実際男性は今にも気を失いそうな様子だった
「何をしやがった!?」
[見えたと思うけど貝で攻撃したの]
「フザケンじゃねェ!」
[フザけてないよ?]
苛立っているのか私に罵声を飛ばし続けている男性・・と、その時だった
「そいつがしたのはお前への正当防衛だ」
(この声は・・)
「それに苛立つのは勝手だが彼女は全くの無実、お前がなんと言おうが悪者にはならねェよい」
男性が振り返った先にいた私より背の高く、独特な口調と髪型をした男性の顔を見て一気に青ざめた表情へと変わった
「"不死鳥"マルコ・・」
「さァ、命が欲しけりゃその女を解放しろィ」