2日目
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[ーーーってとこか?]
「充分な収穫だ」
[そりゃよかった♪]
ヒートが探した店のカウンターで飲み物を飲みながらおれが最近新しく手に入れた情報を伝え終わると満足そうに頷くキッドに笑顔を浮かべた
「お前毎回どうやってそういった情報を集めて来てんだ?」
「海賊の所にいるってんなら行動も限られてそうなのによ」
[確かに海賊ってそういうイメージもなくはないけど、おれが乗ってる船の奴らは拘束なんてしないぞ?]
おれがそうされるの嫌いだからな!
本当の事だから細めていた目を僅かに空けてキッド達を見ながら言う
「お前に嫌いな物なんてあったんだな‥」
[おいおい、おれにだって嫌いな物の一つや二つあるぞ~?]
おれはキッドを指さして[お前もそうだろ?]と軽く口元をあげながら問いかけるとピクリと動いて少しばかり反応を見せた
[海賊って自分それぞれが持つ夢を追い求めて自由に航海をするだろ?]
「ああ」
[時には生死をかけた戦いをすることもあるけどその人生を自分自身が選んだのに他の人から海賊になった事とか夢とか馬鹿にされたりしたら怒るだろ?]
「そりゃァな、そんな奴は生かしちゃおかねぇが・・」
ちょっと物騒な言葉が聞こえたけど、それほどキッドが夢を目指してる気持ちが強いんだなと思いながら言葉を続ける
[殺しはしないけどおれもそれと似たようなものさ♪]
自分は自由に生きたい!
自分がやりたいように、誰からも命令されることなく気ままに日々を過ごしたい!
[だからそんなおれの動きを封じるような事全ての行動だとかそういったのが嫌いなんだ!]
「ま、正当な意見だな」
「はっ、アマネらしいぜ・・ァ?」
おい、上を見上げてどうした?
と最後の言葉を言いながら天井を見たまま動きを止めたおれを見て不思議そうに聞いて来た
どうしておれの動きが止まったかというと・・・
[・・・マーロ語]
「あ?」
呟いた俺の言葉を聞いてキッド達も同じように天井を見上げる
そこにあったのは古ぼけた絨毯のようなものにズラーっと敷き詰めて並んでいる文字
「なんだ?普通の言語じゃねーか」
「だが配列がばらばらだな、言葉になってない」
[そう、それがマーロ語の特徴なんだ]
簡単に言えば文字遊びのようなもの
ある条件に沿って読めばちゃんと言葉になるよう表記された言語をマーロ語、マーロ文字と呼ぶ
まさかこんな店で見ることが出来るなんてな・・・
[店主!あの布、もっと近くで見せてくれ!]
「え、あ、あれですか!?」
[ああ!あれをもう少し近くで見たい!]
飲み物を置いた後カウンターの隅で身体を震わせながら様子を伺っていた店主が問い返してきたので大きく頷きながらもう一度お願いした
「あ、あれは私の祖父がこの店をやっていた時からああやって吊るされていたので今やもう刺さっている金属部分が錆びて引き抜きにくくなっているかと・・・」
[お?なら取れたら見せてくれるんだな?]
「なら話が早ェ、とっとと「一瞬でお前の傍においてやる」
聞きなれた声がどこかから聞こえてきたのと同時に周囲に半透明の空間が広がり、その空間が消えるころにはおれの目の前に吊るされていたはずの絨毯が置かれていた
[絨毯だ!]
「それよりも・・」
「あァ」
キッドが声が聞こえてきた方を向いたようにおれもその声の主を見た
そして笑みを浮かべて大きく手を振る
[ロー!よくここが判ったな!]
「お前の気配ならすぐにわかる
その絨毯も"ああいった"ものなのか?」
[今からそれを確かめるんだ!
側に移動させてくれてありがとな!]
ローに礼を言ってからおれは文字の解読に取り掛かる
それを見やったあと他の人達が会話を始める
「別に俺の力でも取れてた
余計な手出しすんじゃねェよトラファルガー!」
「アマネは"誰かに"取ってもらいたいとは一言も言ってねェ、なら別に俺が取ったとしても問題はないはずだ」
「お前が敵でもないアマネの名前を覚える筈がない、彼女はお前の船にいるのか?」
そのキラーの問いかけに傍に立っているローからフッと鼻で笑う声が聞こえた
何か笑うところあったか?
「ああ、アマネは俺の船に乗ってる
大事な女船員としてな」
(・・・ん?)
「だからこいつの事は諦めてさっさと[おれは別にお前の仲間じゃないぞ?]は?」
「「「え・・?」」」
おれの言葉にキッド達だけでなくローでさえ驚きを隠せない表情で見てくる
「仲間じゃないのか?」
[違うぞヒート、おれはただローの船に乗ってるだけ]
「理由は?」
[おれは住んでた島からローに攫われたんだ
だからローの船におれがいてもおかしくないだろ?]
な?
と首傾げながら言い切ると少し間が開いたのちに・・・
「「「ぷっ、ハハハハハ!!」」」
と豪快に笑うキッドを先頭にヒート達も大笑いした
「充分な収穫だ」
[そりゃよかった♪]
ヒートが探した店のカウンターで飲み物を飲みながらおれが最近新しく手に入れた情報を伝え終わると満足そうに頷くキッドに笑顔を浮かべた
「お前毎回どうやってそういった情報を集めて来てんだ?」
「海賊の所にいるってんなら行動も限られてそうなのによ」
[確かに海賊ってそういうイメージもなくはないけど、おれが乗ってる船の奴らは拘束なんてしないぞ?]
おれがそうされるの嫌いだからな!
本当の事だから細めていた目を僅かに空けてキッド達を見ながら言う
「お前に嫌いな物なんてあったんだな‥」
[おいおい、おれにだって嫌いな物の一つや二つあるぞ~?]
おれはキッドを指さして[お前もそうだろ?]と軽く口元をあげながら問いかけるとピクリと動いて少しばかり反応を見せた
[海賊って自分それぞれが持つ夢を追い求めて自由に航海をするだろ?]
「ああ」
[時には生死をかけた戦いをすることもあるけどその人生を自分自身が選んだのに他の人から海賊になった事とか夢とか馬鹿にされたりしたら怒るだろ?]
「そりゃァな、そんな奴は生かしちゃおかねぇが・・」
ちょっと物騒な言葉が聞こえたけど、それほどキッドが夢を目指してる気持ちが強いんだなと思いながら言葉を続ける
[殺しはしないけどおれもそれと似たようなものさ♪]
自分は自由に生きたい!
自分がやりたいように、誰からも命令されることなく気ままに日々を過ごしたい!
[だからそんなおれの動きを封じるような事全ての行動だとかそういったのが嫌いなんだ!]
「ま、正当な意見だな」
「はっ、アマネらしいぜ・・ァ?」
おい、上を見上げてどうした?
と最後の言葉を言いながら天井を見たまま動きを止めたおれを見て不思議そうに聞いて来た
どうしておれの動きが止まったかというと・・・
[・・・マーロ語]
「あ?」
呟いた俺の言葉を聞いてキッド達も同じように天井を見上げる
そこにあったのは古ぼけた絨毯のようなものにズラーっと敷き詰めて並んでいる文字
「なんだ?普通の言語じゃねーか」
「だが配列がばらばらだな、言葉になってない」
[そう、それがマーロ語の特徴なんだ]
簡単に言えば文字遊びのようなもの
ある条件に沿って読めばちゃんと言葉になるよう表記された言語をマーロ語、マーロ文字と呼ぶ
まさかこんな店で見ることが出来るなんてな・・・
[店主!あの布、もっと近くで見せてくれ!]
「え、あ、あれですか!?」
[ああ!あれをもう少し近くで見たい!]
飲み物を置いた後カウンターの隅で身体を震わせながら様子を伺っていた店主が問い返してきたので大きく頷きながらもう一度お願いした
「あ、あれは私の祖父がこの店をやっていた時からああやって吊るされていたので今やもう刺さっている金属部分が錆びて引き抜きにくくなっているかと・・・」
[お?なら取れたら見せてくれるんだな?]
「なら話が早ェ、とっとと「一瞬でお前の傍においてやる」
聞きなれた声がどこかから聞こえてきたのと同時に周囲に半透明の空間が広がり、その空間が消えるころにはおれの目の前に吊るされていたはずの絨毯が置かれていた
[絨毯だ!]
「それよりも・・」
「あァ」
キッドが声が聞こえてきた方を向いたようにおれもその声の主を見た
そして笑みを浮かべて大きく手を振る
[ロー!よくここが判ったな!]
「お前の気配ならすぐにわかる
その絨毯も"ああいった"ものなのか?」
[今からそれを確かめるんだ!
側に移動させてくれてありがとな!]
ローに礼を言ってからおれは文字の解読に取り掛かる
それを見やったあと他の人達が会話を始める
「別に俺の力でも取れてた
余計な手出しすんじゃねェよトラファルガー!」
「アマネは"誰かに"取ってもらいたいとは一言も言ってねェ、なら別に俺が取ったとしても問題はないはずだ」
「お前が敵でもないアマネの名前を覚える筈がない、彼女はお前の船にいるのか?」
そのキラーの問いかけに傍に立っているローからフッと鼻で笑う声が聞こえた
何か笑うところあったか?
「ああ、アマネは俺の船に乗ってる
大事な女船員としてな」
(・・・ん?)
「だからこいつの事は諦めてさっさと[おれは別にお前の仲間じゃないぞ?]は?」
「「「え・・?」」」
おれの言葉にキッド達だけでなくローでさえ驚きを隠せない表情で見てくる
「仲間じゃないのか?」
[違うぞヒート、おれはただローの船に乗ってるだけ]
「理由は?」
[おれは住んでた島からローに攫われたんだ
だからローの船におれがいてもおかしくないだろ?]
な?
と首傾げながら言い切ると少し間が開いたのちに・・・
「「「ぷっ、ハハハハハ!!」」」
と豪快に笑うキッドを先頭にヒート達も大笑いした