19日目
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「カタクリ、こんな所にいたのか?
・・ん?」
[ああ、ペローか悪いな]
今おれの話を聞いて貰ってた所なんだ
とおれ達の元へやって来たスズの子供の長男に笑いかけ理由を言いながら謝る
「これはこれは、アマネ様じゃないか
今宵の主役がこんな所にいていいのかペロリン?」
「ここで話そうと勧めたのは俺だぺロス兄
コイツは悪くない」
「安心しろ、どちらにも攻めようとは思ってない」
そう答えるとペローは自分の能力を使いペロペロキャンディを造り出すとおれの前に差し出して
「思い悩んでいるのならこれを舐めて気持ちを落ち着かせるのも大事だ」
[ありがと]
「お礼を言うのはこっちの方だよ」
[ん?おれなんかしたか?]
ママへ好物を作ってくれたそうじゃないか
私のいない間だったから礼を言わずじまいだったからね
ここ辺りある事が思い出せずに考えていたおれにニコッと笑みを浮かべながら答えてくれたことに納得して[ああ]と相槌を打って
[おれも会いたかったんだが、ただ行くだけじゃ悪いと思ってな]
「その影響もあってママの"食い煩い"がいつもよりもかなり遅く発症した
お蔭でママの要望をすぐに対処することが出来たんだ」
[そりゃ良かった♪]
ペローが答えている隣でカタクリも頷いている様子を見てまだ話でしか聞いてない"食い煩い"というのは本当に大変な独特な発作らしい
「で、お前は?」
[え?]
「自分じゃ気付かないだろうが
以前あった時と雰囲気が変わった気がしてな」
「覇気を使ったわけではないが‥アイツが原因か?」
[・・ああ]
その通りだ・・・
ペロペロキャンディを口から放して俺は短く言いきる
[これは口外出来る事じゃないから最大限に隠させてもらうけど
あの人の子供として生まれたおれ達にとってはずっと受けてきた影響と言っても間違いじゃない]
「だが抵抗も許されない‥と」
[・・悪く聞こえるかもしれないが
スズの癇癪と同じようなものかな?]
「それをずっと・・」
辛かったな・・・
そう言ってペローがおれの頭を優しく撫でる
本当にスズの子供達はおれに特別優しく接してくれるから・・・
[・・・っ]
「「アマネっ!?」」
今まで父さんに優しくされなかった分
涙脆くなって思わず泣きそうになってしまう
[ありがとう、大丈夫だ・・]
「無理して泣くことを我慢する必要はない
その様子からしてお前は普段もずっと気を張って努力を続けているのが判る」
[・・いや、今は泣かない
おれが泣くとすれば数年後だ]
「!何か考えがあるのか?」
おれの言葉に目を張って問いかけたカタクリに頷いて
[これも多くは言えないけど
おれはこのレヴェンダの歴史を大きくひっくり返す事件を起こすつもりだから]
「レヴェンダの・・!」
[ああ、その事件がおれにとって成功という形で収まった時にはおれに逢いに来てくれ!"よくやった"って!]
おれ、お前らからそう言われたら凄く嬉しい♪
ニカッと笑みを浮かべながら答えると2人は一瞬目を見開いたけどすぐに柔らかい笑みに変わって頷いてくれた
「約束しよう・・」
「その時には必ず逢いにいくから
いい子で待ってるんだぞペロリン♪」
[ありがと!]
「・・・さて、主役がこうも長時間宴会の席を留守にしてたらいけない」
速やかに広場に戻るとしよう♪
とペローが言いながら降りる様子を見てカタクリは来た時と同じように自分の能力でおれと一緒にテラスへ降り立つ
「エスコートは私に任せてくれるかい?」
[もちろんだ♪]
礼儀正しく、かつ国の王子の様に一例をしながら手を差し伸べたペローに頷きながら手を取り皆の待つ会場へ戻っていった
翌日の早朝、速報としてこのレヴェンダの新王誕生の旨についての新聞が全世界に配られた!
<麦わら海賊団>
「"レヴェンダ国、新たな王として前王の第一子アマネが即位"!?」
「えぇっ!?アイツ王様だったのか!?」
船に届いた新聞を見て口に出して読んだナミの言葉を聞いて驚くチョッパー
「そうみたいですね」
「だからお金には困ってないような素振りを見せてたのか‥」
「写真に写ってる彼女の服、とても綺麗ね♪」
「・・・・」
新聞を見ているナミ達の横からちらっと新聞の写真に写っているアマネの姿を見てすぐに興味なさそうに通り過ぎる
その様子に異変を感じたサンジとゾロが自分達の方へ向かってくる彼を見て問いかけた
「どうした?」
「・・写真に写ってるアマネ」
ちっとも笑ってねェ
「つまり、その立場には望んでなったわけじゃねェと?」
「そうにしか見えねェ
俺達といるときはもっと楽しそうに笑ってた」
「笑ってたねえ・・・
作った笑みを浮かべるのも辛いだろうにな・・・」
「・・・・・」
話し終え、2人からも遠ざかっていくルフィの脳裏には・・
"「父さんの言う通りに生きるから
この2人を傷付けるのだけはやめてくれ!」"
彼女と近い経験をしたであろう義兄弟の光景が浮かび上がっていた
「アマネも、サボと同じなんだ…
早く自由になれるといいなァ」
<革命軍本部>
「この新聞のアマネさん、全く笑ってないね」
「当然だ。自ら望んで立った地位じゃない」
バルティゴにて新聞を一目し、テーブルへ放りながらサボが言う
「・・サボ君辛そうだけど大丈夫?」
「俺は平気だ。それよりも・・・」
"「お前がもし人生を失敗しても・・あー嫌喋りすぎたな」"
"「おれは・・・貴族に生まれて恥ずかしい!!」"
「辛いのはアイツだ‥」
「そうね、でも彼女は」
「あァ・・・」
俺の生まれ育ったあの国の貴族達と同じじゃない。アマネはその根源と立ち向かおうとしている・・
「(ガキの頃の俺は一度諦めたってのにな…)
・・なァコアラ」
「なに?」
「もしアイツが再び海に出られたその時はお祝いをしに行かねェか?」
サボの出した考えにコアラの表情はパアァッと明るくなり
「それ大賛成♪絶対に行きましょ!」
「ああ!」
そして・・・
<ハートの海賊団&キッド海賊団>
「ついに、なったな」
「ハッ!継いでくれた嬉しさに実の娘の本心を勘付かねェんじゃそこらの悪党と何ら変わりはしねェなァ!」
樽に腰かけて読んでいたその新聞をビリビリと破き捨てながら笑って言うキッドの言葉に「違いない」と頷くキラー
「・・だが」
「ァ?」
「アマネにだけ戦わせるワケにもいかねェだろ?ユースタス屋」
「たりめーだ!判り切ったこと聞くンじゃねェ!」
そう言い切ってその場から立ち上がり歩き出すキッドに数歩遅れて共にいたローも歩き出す
その彼らの向かっている先は自分達の船
その船の前には仲間達が集まっている
「・・ここからが勝負だ
途中でくたばるンじゃねェぞお前ら!」
「アマネを救う。ついて来い!」
「「「おォ(了解)!!!!」」」
・・ん?」
[ああ、ペローか悪いな]
今おれの話を聞いて貰ってた所なんだ
とおれ達の元へやって来たスズの子供の長男に笑いかけ理由を言いながら謝る
「これはこれは、アマネ様じゃないか
今宵の主役がこんな所にいていいのかペロリン?」
「ここで話そうと勧めたのは俺だぺロス兄
コイツは悪くない」
「安心しろ、どちらにも攻めようとは思ってない」
そう答えるとペローは自分の能力を使いペロペロキャンディを造り出すとおれの前に差し出して
「思い悩んでいるのならこれを舐めて気持ちを落ち着かせるのも大事だ」
[ありがと]
「お礼を言うのはこっちの方だよ」
[ん?おれなんかしたか?]
ママへ好物を作ってくれたそうじゃないか
私のいない間だったから礼を言わずじまいだったからね
ここ辺りある事が思い出せずに考えていたおれにニコッと笑みを浮かべながら答えてくれたことに納得して[ああ]と相槌を打って
[おれも会いたかったんだが、ただ行くだけじゃ悪いと思ってな]
「その影響もあってママの"食い煩い"がいつもよりもかなり遅く発症した
お蔭でママの要望をすぐに対処することが出来たんだ」
[そりゃ良かった♪]
ペローが答えている隣でカタクリも頷いている様子を見てまだ話でしか聞いてない"食い煩い"というのは本当に大変な独特な発作らしい
「で、お前は?」
[え?]
「自分じゃ気付かないだろうが
以前あった時と雰囲気が変わった気がしてな」
「覇気を使ったわけではないが‥アイツが原因か?」
[・・ああ]
その通りだ・・・
ペロペロキャンディを口から放して俺は短く言いきる
[これは口外出来る事じゃないから最大限に隠させてもらうけど
あの人の子供として生まれたおれ達にとってはずっと受けてきた影響と言っても間違いじゃない]
「だが抵抗も許されない‥と」
[・・悪く聞こえるかもしれないが
スズの癇癪と同じようなものかな?]
「それをずっと・・」
辛かったな・・・
そう言ってペローがおれの頭を優しく撫でる
本当にスズの子供達はおれに特別優しく接してくれるから・・・
[・・・っ]
「「アマネっ!?」」
今まで父さんに優しくされなかった分
涙脆くなって思わず泣きそうになってしまう
[ありがとう、大丈夫だ・・]
「無理して泣くことを我慢する必要はない
その様子からしてお前は普段もずっと気を張って努力を続けているのが判る」
[・・いや、今は泣かない
おれが泣くとすれば数年後だ]
「!何か考えがあるのか?」
おれの言葉に目を張って問いかけたカタクリに頷いて
[これも多くは言えないけど
おれはこのレヴェンダの歴史を大きくひっくり返す事件を起こすつもりだから]
「レヴェンダの・・!」
[ああ、その事件がおれにとって成功という形で収まった時にはおれに逢いに来てくれ!"よくやった"って!]
おれ、お前らからそう言われたら凄く嬉しい♪
ニカッと笑みを浮かべながら答えると2人は一瞬目を見開いたけどすぐに柔らかい笑みに変わって頷いてくれた
「約束しよう・・」
「その時には必ず逢いにいくから
いい子で待ってるんだぞペロリン♪」
[ありがと!]
「・・・さて、主役がこうも長時間宴会の席を留守にしてたらいけない」
速やかに広場に戻るとしよう♪
とペローが言いながら降りる様子を見てカタクリは来た時と同じように自分の能力でおれと一緒にテラスへ降り立つ
「エスコートは私に任せてくれるかい?」
[もちろんだ♪]
礼儀正しく、かつ国の王子の様に一例をしながら手を差し伸べたペローに頷きながら手を取り皆の待つ会場へ戻っていった
翌日の早朝、速報としてこのレヴェンダの新王誕生の旨についての新聞が全世界に配られた!
<麦わら海賊団>
「"レヴェンダ国、新たな王として前王の第一子アマネが即位"!?」
「えぇっ!?アイツ王様だったのか!?」
船に届いた新聞を見て口に出して読んだナミの言葉を聞いて驚くチョッパー
「そうみたいですね」
「だからお金には困ってないような素振りを見せてたのか‥」
「写真に写ってる彼女の服、とても綺麗ね♪」
「・・・・」
新聞を見ているナミ達の横からちらっと新聞の写真に写っているアマネの姿を見てすぐに興味なさそうに通り過ぎる
その様子に異変を感じたサンジとゾロが自分達の方へ向かってくる彼を見て問いかけた
「どうした?」
「・・写真に写ってるアマネ」
ちっとも笑ってねェ
「つまり、その立場には望んでなったわけじゃねェと?」
「そうにしか見えねェ
俺達といるときはもっと楽しそうに笑ってた」
「笑ってたねえ・・・
作った笑みを浮かべるのも辛いだろうにな・・・」
「・・・・・」
話し終え、2人からも遠ざかっていくルフィの脳裏には・・
"「父さんの言う通りに生きるから
この2人を傷付けるのだけはやめてくれ!」"
彼女と近い経験をしたであろう義兄弟の光景が浮かび上がっていた
「アマネも、サボと同じなんだ…
早く自由になれるといいなァ」
<革命軍本部>
「この新聞のアマネさん、全く笑ってないね」
「当然だ。自ら望んで立った地位じゃない」
バルティゴにて新聞を一目し、テーブルへ放りながらサボが言う
「・・サボ君辛そうだけど大丈夫?」
「俺は平気だ。それよりも・・・」
"「お前がもし人生を失敗しても・・あー嫌喋りすぎたな」"
"「おれは・・・貴族に生まれて恥ずかしい!!」"
「辛いのはアイツだ‥」
「そうね、でも彼女は」
「あァ・・・」
俺の生まれ育ったあの国の貴族達と同じじゃない。アマネはその根源と立ち向かおうとしている・・
「(ガキの頃の俺は一度諦めたってのにな…)
・・なァコアラ」
「なに?」
「もしアイツが再び海に出られたその時はお祝いをしに行かねェか?」
サボの出した考えにコアラの表情はパアァッと明るくなり
「それ大賛成♪絶対に行きましょ!」
「ああ!」
そして・・・
<ハートの海賊団&キッド海賊団>
「ついに、なったな」
「ハッ!継いでくれた嬉しさに実の娘の本心を勘付かねェんじゃそこらの悪党と何ら変わりはしねェなァ!」
樽に腰かけて読んでいたその新聞をビリビリと破き捨てながら笑って言うキッドの言葉に「違いない」と頷くキラー
「・・だが」
「ァ?」
「アマネにだけ戦わせるワケにもいかねェだろ?ユースタス屋」
「たりめーだ!判り切ったこと聞くンじゃねェ!」
そう言い切ってその場から立ち上がり歩き出すキッドに数歩遅れて共にいたローも歩き出す
その彼らの向かっている先は自分達の船
その船の前には仲間達が集まっている
「・・ここからが勝負だ
途中でくたばるンじゃねェぞお前ら!」
「アマネを救う。ついて来い!」
「「「おォ(了解)!!!!」」」