14日目
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[ぅ・・ん?]
夢の中から覚醒しゆっくりと目を開けたおれの視界いっぱいに広がっていたのはキッドの胸板
どうやらおれが苦しくない程度に抱き寄せて眠ってるみたいだ
(そういやローにもこうやってされてたっけなぁ~)
ページワンに攫われたから何も言わず船を出ていってしまったのでおれを凄く気遣ってくれていた彼を思い出す
[(船で暴れてなけりゃいいけど‥)キッド]
「・・んァ?」
抱きしめられているので身動きが取れないでいるおれが呼び掛けてみるとモゾッと動いた後ゆっくりと目を覚ます
フォルクと同じような起き方におれは小さく笑う
[起きたいんだけど、いいか?]
「・・おォ」
大人しく開放してくれたキッドに礼を言ってベッドから降りるとキッドもまだ少し寝ぼけ眼な様子で上半身を起こし、床に足を降ろす
「何をするつもりだ?」
[とりあえず船内を見て回ったあと甲板に出て潮風を受けるかな?]
「そうか、なら先に見て来い」
朝飯持ってきてやる
とあくびをしながらおれを見ていったキッドに頷いて[じゃあ行ってくる!]と言い残し部屋から出た
「・・・見回りは終わったか?」
[ああ!満足だ♪]
船首近くで潮風を受けながら両手を広げ空を仰いでいたおれに後ろから呼びかけて来たキッドに反応し振り向くとおれがよく知っている格好で近づいて来る
[今日はいい天気だな!]
「おォ・・・」
[お?ありがと♪]
スッと差し出してきたキッドの手にはさらに乗っている美味しそうなサンドイッチ
おれは礼を言ってそれを受け取る
・・・それが出来たら良かったんだけどww
ドッパアァァン!!
[うおっ!?]
「Σ危ねェ!」
突如目の前に立ちあがった水飛沫により起きた船の揺れにバランスを崩しかけたおれはキッドが支えてくれたことで転ばずに済んだ
[お~びっくりしたな]
「怪我はねェか?」
[おう、平気だ♪]
「・・キッド」
ぬうっとキッドの横から現れたキラーが呼びかけながら正面へ視線を向けた先には大きなガレオン船
そのマストには海賊旗が描かれている
[海賊船だ!あの船も随分と大きいな♪]
「さっきの揺れで気付いてるだろうが念の為アイツら呼んで来い」
「分かった」
[おれ、あの船の宝物庫見て来る!]
「は?っおい待て!」
なんだかんだ言って久しぶりの知名度の低い船。そんな海賊に限っていいお宝を持ってる可能性が高い事を知ってるおれはキッドの制止も聞かずに姿を消し、敵船が近づいてきたタイミングを見計らって乗り込むと早速船内へ向かった
~~~~~~~~~
[やっぱり持ってた持ってた♪]
おれの予感は的中し、大量の宝と情報を得る事の出来て上機嫌な状態で甲板にまで出てみると、絶賛戦闘中で武器の交わる音や敵の悲鳴が聞こえる
[お~!やっぱ間近でみると海賊の戦闘はやっぱり格好いいなぁ♪]
「!戻ったか」
[お?おれがここにいるって判るのか?]
姿と気配を消しているにもかかわらず、ちゃんとおれのいる方を向いて声をかけて来たキッドに少し驚きながらも答える
「気配消してるから何となくだけどな
声からして何も異常なかったようで良かったぜ」
[おう!情報も沢山頭に入れて来たぞ]
「!ほう、そりゃいい」
後で聞かせてもらわねェとな・・
と答えながらキッドは自分の拳を掌で叩くような動きを見せた
[・・!キッドも"あれ"を持ってるのか?]
「おう、お前が船から出て来たってンならもうコイツらに用はねェ・・
すぐに終わらせてやる」
[ならこれを受けてくれ!]
そういっておれはキッドの胸元にそっと触れた
見えてない状態だからビクッと反応するも動かないでいてくれている
「何をするつもりだ?」
[ちょっとな♪
・・・"特殊系増加(イクスプラディア)"]
ヴウゥン・・
おれが唱えると同時に掌から音が響き、その音はキッドを包む
戦闘中だから他の人にはこの音は聞こえてないみたいで邪魔されない事に内心ほっとしている
[もういいぞ?]
「何をした?」
[しようとしたことを威力を弱めた状態でやってみたらわかるさ♪]
「・・・・」
いまいち納得していない様子だったけど試してみる事にしたのかおれに背を向けた後
フォルクも持っているあの力を発揮させた
ギイィィンッ!!!
それによってキッドの仲間以外は見事気を失い、その場にバタバタと倒れていき戦いは終わりを迎え・・
「・・すげェ」
[気に入ってくれたようで何よりだ♪]
さっきおれが唱えたことで"覇気の力が倍増"されていた事に興奮を抑えきれず身体を震わせながら呟くように言ったキッドの言葉におれはニッコリと笑みを浮かべた
夢の中から覚醒しゆっくりと目を開けたおれの視界いっぱいに広がっていたのはキッドの胸板
どうやらおれが苦しくない程度に抱き寄せて眠ってるみたいだ
(そういやローにもこうやってされてたっけなぁ~)
ページワンに攫われたから何も言わず船を出ていってしまったのでおれを凄く気遣ってくれていた彼を思い出す
[(船で暴れてなけりゃいいけど‥)キッド]
「・・んァ?」
抱きしめられているので身動きが取れないでいるおれが呼び掛けてみるとモゾッと動いた後ゆっくりと目を覚ます
フォルクと同じような起き方におれは小さく笑う
[起きたいんだけど、いいか?]
「・・おォ」
大人しく開放してくれたキッドに礼を言ってベッドから降りるとキッドもまだ少し寝ぼけ眼な様子で上半身を起こし、床に足を降ろす
「何をするつもりだ?」
[とりあえず船内を見て回ったあと甲板に出て潮風を受けるかな?]
「そうか、なら先に見て来い」
朝飯持ってきてやる
とあくびをしながらおれを見ていったキッドに頷いて[じゃあ行ってくる!]と言い残し部屋から出た
「・・・見回りは終わったか?」
[ああ!満足だ♪]
船首近くで潮風を受けながら両手を広げ空を仰いでいたおれに後ろから呼びかけて来たキッドに反応し振り向くとおれがよく知っている格好で近づいて来る
[今日はいい天気だな!]
「おォ・・・」
[お?ありがと♪]
スッと差し出してきたキッドの手にはさらに乗っている美味しそうなサンドイッチ
おれは礼を言ってそれを受け取る
・・・それが出来たら良かったんだけどww
ドッパアァァン!!
[うおっ!?]
「Σ危ねェ!」
突如目の前に立ちあがった水飛沫により起きた船の揺れにバランスを崩しかけたおれはキッドが支えてくれたことで転ばずに済んだ
[お~びっくりしたな]
「怪我はねェか?」
[おう、平気だ♪]
「・・キッド」
ぬうっとキッドの横から現れたキラーが呼びかけながら正面へ視線を向けた先には大きなガレオン船
そのマストには海賊旗が描かれている
[海賊船だ!あの船も随分と大きいな♪]
「さっきの揺れで気付いてるだろうが念の為アイツら呼んで来い」
「分かった」
[おれ、あの船の宝物庫見て来る!]
「は?っおい待て!」
なんだかんだ言って久しぶりの知名度の低い船。そんな海賊に限っていいお宝を持ってる可能性が高い事を知ってるおれはキッドの制止も聞かずに姿を消し、敵船が近づいてきたタイミングを見計らって乗り込むと早速船内へ向かった
~~~~~~~~~
[やっぱり持ってた持ってた♪]
おれの予感は的中し、大量の宝と情報を得る事の出来て上機嫌な状態で甲板にまで出てみると、絶賛戦闘中で武器の交わる音や敵の悲鳴が聞こえる
[お~!やっぱ間近でみると海賊の戦闘はやっぱり格好いいなぁ♪]
「!戻ったか」
[お?おれがここにいるって判るのか?]
姿と気配を消しているにもかかわらず、ちゃんとおれのいる方を向いて声をかけて来たキッドに少し驚きながらも答える
「気配消してるから何となくだけどな
声からして何も異常なかったようで良かったぜ」
[おう!情報も沢山頭に入れて来たぞ]
「!ほう、そりゃいい」
後で聞かせてもらわねェとな・・
と答えながらキッドは自分の拳を掌で叩くような動きを見せた
[・・!キッドも"あれ"を持ってるのか?]
「おう、お前が船から出て来たってンならもうコイツらに用はねェ・・
すぐに終わらせてやる」
[ならこれを受けてくれ!]
そういっておれはキッドの胸元にそっと触れた
見えてない状態だからビクッと反応するも動かないでいてくれている
「何をするつもりだ?」
[ちょっとな♪
・・・"特殊系増加(イクスプラディア)"]
ヴウゥン・・
おれが唱えると同時に掌から音が響き、その音はキッドを包む
戦闘中だから他の人にはこの音は聞こえてないみたいで邪魔されない事に内心ほっとしている
[もういいぞ?]
「何をした?」
[しようとしたことを威力を弱めた状態でやってみたらわかるさ♪]
「・・・・」
いまいち納得していない様子だったけど試してみる事にしたのかおれに背を向けた後
フォルクも持っているあの力を発揮させた
ギイィィンッ!!!
それによってキッドの仲間以外は見事気を失い、その場にバタバタと倒れていき戦いは終わりを迎え・・
「・・すげェ」
[気に入ってくれたようで何よりだ♪]
さっきおれが唱えたことで"覇気の力が倍増"されていた事に興奮を抑えきれず身体を震わせながら呟くように言ったキッドの言葉におれはニッコリと笑みを浮かべた