13日目
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「言いたくねェかもしれねェけどよ」
「[Σっ!!?]」
「キラーは辛そうなツラになったアマネが心配で気になっから聞いてんだ」
いつからいたのか船内へ入るドアに寄りかかっていたキッドがアマネに言いながらおれ達の傍へ歩いてくる
「もちろん、俺もだけどな」
[・・・・]
「・・・1つ聞かせろ。お前が言おうとしないのは誰にも言うなと言われたからか?」
それとも・・・
「口を割れば俺達に危害が来るからか・・?」
[!?]
「・・・後者か、お前らしいな」
明らかな反応を見せたアマネをみて溜息交じりに頭を掻きながら言いつつも彼女らしさにどこか嬉しそうな顔を浮かべるキッド
[正直に言えば両方だ
キッド達が"これ"を知っていると気付かれれば危ない目に遭う]
「その為なら己を感情もろとも犠牲にするってか?」
[傷付いて欲しくないんだ・・
だから必要以上に関わろうと思わないし
"そういうもの"になる為の知識も得ようとしなかった]
アマネへかけているキッドの声色には怒りも苛立ちも混ざっていない
ただ純粋に彼女へ問いかけている
だからアマネもキッドの質問に恐る恐るではあるが答えてくれているのだろう・・・
「犠牲が増えない為にゃその判断が正しい
けどな、"逆の事"を考えたことあるか?」
[逆の事?]
「おう。確かに自分一人が抱えてりゃ周りが影響を受ける心配もねェが…」
惚れてる奴が苦しんでンの見て"ハイ、そうですか"って済ませられると思うか?
[キッド・・?]
「出来るわけねェだろ」
[Σわっ!]
アマネの襟元を掴んでグイッ!!と勢いよく自分の方へ引き寄せたかと思えば、キッドは彼女へ口付けていた
「・・お前から見て俺がどんな奴に見えてるか分からねェけどよ、これだけは言える」
[・・・・]
「俺は惚れた奴の背負ってる重くて辛ェモンを代わりに背負ってやりたいって思う男だ
たとえ、どれだけ俺が傷付こうともな」
[キッド、おれは「あァ、傷付くのは見たくねェんだよな?」・・うん]
「お前の目の前で戦った事ねェってのもあるだろうが・・」
俺ァそこらの奴らなんかにやられる男じゃねェよ
キスをした後片腕で抱えるような状態で話を続けるキッドの言葉に目を見開き、さっきまでの中で一番の反応を見せた
「"アマネの敵"となりゃ俺の敵だ
戦わねェ理由なんざどこにもねェ。どんな奴が相手だろうとブッ潰す」
[・・・・]
「お前は俺の力を信じろ」
[・・はは、キッド"も"ワガママだな]
(も・・?)
アマネの言った接続詞が気になったが言い終えたアマネの腕がゆっくりと動きキッドの背に回っていく
圧倒的な身長差を理解しているキッドが膝を折り、腕を回そうとしてくれている彼女へそっと配慮する
[・・・ああ、海賊だからワガママなのか]
「そうだな、自由を求める奴らの集まりだから性格もそうなっちまう」
[本当、そういうとこには困るよ
でも、ありがとな‥]
「俺がしてやりてェと思って勝手にやってるだけだ。気にすんな」
と抱きしめあっている2人を見つめていると、ふとキッドと視線が絡まり…
「おら、キラーにもやってやれ
ソイツもお前を守りてェ気持ちを持ってるからよ」
[ああ]
「!?」
小さく頷いたアマネを開放するとすぐに俺の方へ駆けて来て、まさかこっちへ振られると思ってなかった為飛びつかれた勢いで少し後ろへ尻もちをつく
[ありがとな、キラー]
「あ、ああ・・」
[おれが抱えてる物、やっぱりいう事は出来ないけどおれの事好きでいてくれたり守ろうとしてくれる気持ちがとても嬉しい♪]
おれ、多分キラーの事も好きだぞ♪
この言葉には惚けそうになった俺の心が凍り付くのを感じた
その理由は、勿論・・・
「あ‟ァ!?俺よりもキラーの方が好きだとォ!!?」
(やっぱり・・・)
あの言葉を聞いていなかったキッドが怒りを露わにしたのを見て内心溜息をつく
「安心しろキッド。お前が聞いてないだけで
アマネはちゃんとお前の事を好きだと言っていた」
「本当か!?」
[細かい感覚とか、本当にそうなのかも分からないけど]
俺の言った事が本当だとアマネが答えた言葉で分かったキッドが判りやすいほどに胸を撫で下ろした
「[Σっ!!?]」
「キラーは辛そうなツラになったアマネが心配で気になっから聞いてんだ」
いつからいたのか船内へ入るドアに寄りかかっていたキッドがアマネに言いながらおれ達の傍へ歩いてくる
「もちろん、俺もだけどな」
[・・・・]
「・・・1つ聞かせろ。お前が言おうとしないのは誰にも言うなと言われたからか?」
それとも・・・
「口を割れば俺達に危害が来るからか・・?」
[!?]
「・・・後者か、お前らしいな」
明らかな反応を見せたアマネをみて溜息交じりに頭を掻きながら言いつつも彼女らしさにどこか嬉しそうな顔を浮かべるキッド
[正直に言えば両方だ
キッド達が"これ"を知っていると気付かれれば危ない目に遭う]
「その為なら己を感情もろとも犠牲にするってか?」
[傷付いて欲しくないんだ・・
だから必要以上に関わろうと思わないし
"そういうもの"になる為の知識も得ようとしなかった]
アマネへかけているキッドの声色には怒りも苛立ちも混ざっていない
ただ純粋に彼女へ問いかけている
だからアマネもキッドの質問に恐る恐るではあるが答えてくれているのだろう・・・
「犠牲が増えない為にゃその判断が正しい
けどな、"逆の事"を考えたことあるか?」
[逆の事?]
「おう。確かに自分一人が抱えてりゃ周りが影響を受ける心配もねェが…」
惚れてる奴が苦しんでンの見て"ハイ、そうですか"って済ませられると思うか?
[キッド・・?]
「出来るわけねェだろ」
[Σわっ!]
アマネの襟元を掴んでグイッ!!と勢いよく自分の方へ引き寄せたかと思えば、キッドは彼女へ口付けていた
「・・お前から見て俺がどんな奴に見えてるか分からねェけどよ、これだけは言える」
[・・・・]
「俺は惚れた奴の背負ってる重くて辛ェモンを代わりに背負ってやりたいって思う男だ
たとえ、どれだけ俺が傷付こうともな」
[キッド、おれは「あァ、傷付くのは見たくねェんだよな?」・・うん]
「お前の目の前で戦った事ねェってのもあるだろうが・・」
俺ァそこらの奴らなんかにやられる男じゃねェよ
キスをした後片腕で抱えるような状態で話を続けるキッドの言葉に目を見開き、さっきまでの中で一番の反応を見せた
「"アマネの敵"となりゃ俺の敵だ
戦わねェ理由なんざどこにもねェ。どんな奴が相手だろうとブッ潰す」
[・・・・]
「お前は俺の力を信じろ」
[・・はは、キッド"も"ワガママだな]
(も・・?)
アマネの言った接続詞が気になったが言い終えたアマネの腕がゆっくりと動きキッドの背に回っていく
圧倒的な身長差を理解しているキッドが膝を折り、腕を回そうとしてくれている彼女へそっと配慮する
[・・・ああ、海賊だからワガママなのか]
「そうだな、自由を求める奴らの集まりだから性格もそうなっちまう」
[本当、そういうとこには困るよ
でも、ありがとな‥]
「俺がしてやりてェと思って勝手にやってるだけだ。気にすんな」
と抱きしめあっている2人を見つめていると、ふとキッドと視線が絡まり…
「おら、キラーにもやってやれ
ソイツもお前を守りてェ気持ちを持ってるからよ」
[ああ]
「!?」
小さく頷いたアマネを開放するとすぐに俺の方へ駆けて来て、まさかこっちへ振られると思ってなかった為飛びつかれた勢いで少し後ろへ尻もちをつく
[ありがとな、キラー]
「あ、ああ・・」
[おれが抱えてる物、やっぱりいう事は出来ないけどおれの事好きでいてくれたり守ろうとしてくれる気持ちがとても嬉しい♪]
おれ、多分キラーの事も好きだぞ♪
この言葉には惚けそうになった俺の心が凍り付くのを感じた
その理由は、勿論・・・
「あ‟ァ!?俺よりもキラーの方が好きだとォ!!?」
(やっぱり・・・)
あの言葉を聞いていなかったキッドが怒りを露わにしたのを見て内心溜息をつく
「安心しろキッド。お前が聞いてないだけで
アマネはちゃんとお前の事を好きだと言っていた」
「本当か!?」
[細かい感覚とか、本当にそうなのかも分からないけど]
俺の言った事が本当だとアマネが答えた言葉で分かったキッドが判りやすいほどに胸を撫で下ろした