12日目
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「フンッ!・・フンッ!」
[・・・・]
今おれはメインマストの上にあるトレーニング室に来ていて懸命に筋トレをするゾロを眺めている
[随分と重そうで大きいバーベルだな、辛くないのか?]
「鍛錬ってのは苦難があって上を目指せるってモンだろ?
それにこれくらい何てことねェ」
とおれの質問に答えながら片方の先端に重りが付いた棒状のバーベルの上下運動をやめないゾロをみて(凄い力持ちだな~)と思い・・・
[じゃあおれも手伝う]
「ァ?」
[このバーベルの重量を重くすればいいか?]
「出来んのか?」
[ああ♪]
ゾロの言葉に頷きながら近寄るとやってほしいのかバーベルをおれに差し出してくれた
[ん~じゃあまずはこれくらいかな?
"重量追加(プランディ)"]
ズシッ!!
「Σぐっ!!?」
少し予想出来てなかった重さだったのか僅かに息の詰まった声を出したゾロだったけど
次の瞬間からまた上下運動を再開する
[おー!凄いな♪]
「凄いのはお前だろ、本当にこのバーベルが重くなりやがった」
[あ、どうやって重くしたのかは秘密な?]
「構わねェよ、重くしてくれて助かる」
これ以上にでけェ重りがねェもんでな
と今や普通に振り続けているゾロを見て思わずクスリと笑みが零れた
「なんだ?」
[ゾロみたいな人は"あの人"が気に入りそうだね]
「あの人?」
["鷹の目"のミホーク。知ってるだろ?]
「!・・ああ」
俺の、目標だ・・・
[そうか♪高みを目標にしてるのもいい事だな]
「・・俺と奴の距離は"遠い"と思うか?」
[・・それをおれが判断するのは野暮ってものだと思うぞ?]
そういうもんは"その道"の人に聞くのが普通だろ?
と笑みを浮かべて答えると・・
「ああ、その通りだな!」
[!]
ゾロがおれを見てニッと笑みを浮かべながら答えた
この船の中で一番おれの事を警戒していたゾロが笑みを浮かべた事に内心驚いていると・・・「島が見えたぞ~~!!」
と元気で嬉しそうなルフィの声が聞こえて来た
「島に着いたみてェだな」
[うん、バーベルの重量はそのままにしとくぞ?]
「おう、ありがとよ」
笑みの次はお礼・・
おれはゾロに警戒を解いてもらったのだろうか・・・
何て事を思いながらおれはトレーニング室を後にした
「アマネ!色々ありがとな!」
港外れに船を降ろし、ルフィ達からお礼を言われるおれ
[いや、おれも船に乗せて貰って助かったよ]
「お金、銀行のある島に行ったら代えさせてもらうわね♪」
[おう!]
ずっと嬉しそうにしてるナミにおれも嬉しくなって笑みを浮かべて頷いた瞬間!
「!避けろ!アマネっ!!」
[お?]
ルフィに庇われるようにその場から避けられたおれ
気配とか探ろうとしてなかったから気付かなかったけど‥
「おらァ!!」
ドゴォッ!!
と聞き覚えのある声とともに勢いよく振りかざされたこぶしによっておれがいた地面が陥没した
「ぎゃーー!!」
「え!?何が起こったの!?」
[おー?]
その振りかざしてきた人の登場に驚いたけど、その人の表情をみてその理由が判らず首を傾げる
「なんだーギザ男じゃねェか!」
「チッ、麦わらァ・・!!」
「ん?何でそんなに怒ってんだ?」
おれに続いてルフィも首傾げている通り、地面を陥没させた張本人であるキッドはややキレている様子でルフィを睨みつけている
「その手をどけやがれ!」
「何でだよ?お前が攻撃仕掛けて来たんだろ?」
「テメェに当てるつもりだったんだよ!」
「当たったら痛ェだろうが!」
「煩ェ!黙って当たってろ!」
だんだんルフィも苛立ってきて会話じゃなくなってきている様子を見て
[・・・・・]
おれの表情からも笑みが消える・・
そして表情を消した状態でキッドに近づいていって・・・
[キッド、その辺にしてくれるか?]
再び声を発しながら拳を振り下ろそうとしたキッドの手に触れながら声をかけた
[・・・・]
今おれはメインマストの上にあるトレーニング室に来ていて懸命に筋トレをするゾロを眺めている
[随分と重そうで大きいバーベルだな、辛くないのか?]
「鍛錬ってのは苦難があって上を目指せるってモンだろ?
それにこれくらい何てことねェ」
とおれの質問に答えながら片方の先端に重りが付いた棒状のバーベルの上下運動をやめないゾロをみて(凄い力持ちだな~)と思い・・・
[じゃあおれも手伝う]
「ァ?」
[このバーベルの重量を重くすればいいか?]
「出来んのか?」
[ああ♪]
ゾロの言葉に頷きながら近寄るとやってほしいのかバーベルをおれに差し出してくれた
[ん~じゃあまずはこれくらいかな?
"重量追加(プランディ)"]
ズシッ!!
「Σぐっ!!?」
少し予想出来てなかった重さだったのか僅かに息の詰まった声を出したゾロだったけど
次の瞬間からまた上下運動を再開する
[おー!凄いな♪]
「凄いのはお前だろ、本当にこのバーベルが重くなりやがった」
[あ、どうやって重くしたのかは秘密な?]
「構わねェよ、重くしてくれて助かる」
これ以上にでけェ重りがねェもんでな
と今や普通に振り続けているゾロを見て思わずクスリと笑みが零れた
「なんだ?」
[ゾロみたいな人は"あの人"が気に入りそうだね]
「あの人?」
["鷹の目"のミホーク。知ってるだろ?]
「!・・ああ」
俺の、目標だ・・・
[そうか♪高みを目標にしてるのもいい事だな]
「・・俺と奴の距離は"遠い"と思うか?」
[・・それをおれが判断するのは野暮ってものだと思うぞ?]
そういうもんは"その道"の人に聞くのが普通だろ?
と笑みを浮かべて答えると・・
「ああ、その通りだな!」
[!]
ゾロがおれを見てニッと笑みを浮かべながら答えた
この船の中で一番おれの事を警戒していたゾロが笑みを浮かべた事に内心驚いていると・・・「島が見えたぞ~~!!」
と元気で嬉しそうなルフィの声が聞こえて来た
「島に着いたみてェだな」
[うん、バーベルの重量はそのままにしとくぞ?]
「おう、ありがとよ」
笑みの次はお礼・・
おれはゾロに警戒を解いてもらったのだろうか・・・
何て事を思いながらおれはトレーニング室を後にした
「アマネ!色々ありがとな!」
港外れに船を降ろし、ルフィ達からお礼を言われるおれ
[いや、おれも船に乗せて貰って助かったよ]
「お金、銀行のある島に行ったら代えさせてもらうわね♪」
[おう!]
ずっと嬉しそうにしてるナミにおれも嬉しくなって笑みを浮かべて頷いた瞬間!
「!避けろ!アマネっ!!」
[お?]
ルフィに庇われるようにその場から避けられたおれ
気配とか探ろうとしてなかったから気付かなかったけど‥
「おらァ!!」
ドゴォッ!!
と聞き覚えのある声とともに勢いよく振りかざされたこぶしによっておれがいた地面が陥没した
「ぎゃーー!!」
「え!?何が起こったの!?」
[おー?]
その振りかざしてきた人の登場に驚いたけど、その人の表情をみてその理由が判らず首を傾げる
「なんだーギザ男じゃねェか!」
「チッ、麦わらァ・・!!」
「ん?何でそんなに怒ってんだ?」
おれに続いてルフィも首傾げている通り、地面を陥没させた張本人であるキッドはややキレている様子でルフィを睨みつけている
「その手をどけやがれ!」
「何でだよ?お前が攻撃仕掛けて来たんだろ?」
「テメェに当てるつもりだったんだよ!」
「当たったら痛ェだろうが!」
「煩ェ!黙って当たってろ!」
だんだんルフィも苛立ってきて会話じゃなくなってきている様子を見て
[・・・・・]
おれの表情からも笑みが消える・・
そして表情を消した状態でキッドに近づいていって・・・
[キッド、その辺にしてくれるか?]
再び声を発しながら拳を振り下ろそうとしたキッドの手に触れながら声をかけた