11日目
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「青雉大将!ここにおられましたか!
今日が締め切りの報告書の確認が済んでませんよ!
直ちに執務室へお戻りください!」
と補佐らしき人に連行されていくクザンを見送ったあと1人で戻ってきた本部の廊下を歩き続け中庭らしき場所に差し掛かった時・・・
[お?]
「・・・」
世界政府公認の海賊"王下七武海"の1人が噴水近くの椅子に腰かけ旅行ガイドらしきものを読んでいるのを見つけたおれは早速そいつに近寄る
[くま!]
「・・・珍しい客人がいるものだ」
[お前は"本物"か?
・・いや、柔らかく喋るから本物だな!]
「"別の俺"はそうじゃないのか?」
くまの"事情"は知っていても実際に会って話すのは今が初めてだけど、気にせず話すおれに何とも思ってないのか淡々と言葉の内容の疑問を問いかけてきた
[見たことあるのは一度だけだけどな?
身体から微かに機械音するし、声が棒読みっぽかったぞ?]
「そうか・・」
[・・・なあくま、お願いがあるんだが]
「なんだ?」
お前の能力でおれが望む場所へ飛ばしてくれないか?
「ここが気に入らなかったか?」
[いや、おれが気に入らないんじゃなく
"おれがここにいること"を気に入らない人がいるんだよ]
そういっておれはさっきから気配がしている斜め後ろ上の窓を見る
そこに特注か分からないが真っ赤な軍服を着たおっさんが俺達を嫌そうな顔で見降ろしていた
[だからさっさと行こうかと思ってな]
「お前がそう望むならば・・聞こう」
"旅行"するなら、どこに行きたい?
おれが気付いているとしても見降ろすのをやめないおっさんの様子を見つめながら答えるとくまはあっさりと頷いてくれて能力を使う際の言葉なのか、おれに問いかけて来た
[そうだな‥おれの事情を知ってるなら
"彼ら"が近くの島にもいなくて
おれが楽しめそうな所かな?]
「・・・・」
[どんな場所っていう条件の方がよかったか?
じゃあ ポヒュン!
無言だったくまに条件を言おうとしたおれの言葉はおれ自身と共に海軍本部から消えてった
(せめて最後まで言わせてくれよなww)
~~~~~~~~~~~~~~~
ボフンッ!!
[よっ、と!着いた!]
肉球型の跡が付いた地面に降り立ちながら辺りを見渡す
思ったより長い時間飛ばされていたらしく日が暮れ始めている
[・・さて、ここからどうするか「すっげェ~!」ん?]
こっちを向いてはしゃいでいるような声が聞こえたのに気付いたおれはその声の主の方を見て少し驚いた
[お前、むぎ「なァなァ!今のどうやったんだ!?空から飛んできたよな!?」聞けよww]
居ても立っても居られないようなはしゃぎっぷりにおれも思わず笑みが零れながら言う
「これ、お前がやったのか?」
[違う、ある人に頼んでやって貰ったんだ
・・ちなみにその人は少なくともこの島にはいないぞ?]
「Σえぇっ!?いないのか~!?」
自分もやってもらいたかったのか麦わら帽子をかぶった青年はおれの言葉を聞いて残念がっている
[まあ、お前が海賊やってるならいつかは会う人だと思うから飛ばして貰うのはその時にしとけ?]
「この島にいねーなら仕方ねェなァ・・」
心残りがありそうな顔で呟く青年をみてまたもや笑みが零れる
[お前面白いなぁ♪]
「面白がるな!見せモンじゃねェぞ!」
[はは!悪い♪]
「?どこにいくんだ?」
とりあえず会話は終わったので町に降りてみようと歩き出したおれに問いかけて来た
[この島の町へ行こうと思ってね
そろそろ宿を探さないと]
「ならさ!」
俺の船に来いよ!
この青年の言葉には流石に驚く
己の信念を掲げているであろう自分の船を宿代わりにしてもいいものなんだろうか‥と
[・・本当に泊まっていいのか?]
「ああ!来てくれよ!」
おれの何に惹かれたのだろうかと純粋に気になり首を傾げかけた時!
「お前、悪い奴じゃなさそうだし
船に乗せてもいいと思ったんだ!」
[!]
覇気でも使ったのか
おれから何かを悟った青年はニッと笑みを浮かべながら言う言葉に目を見開く
[・・じゃあお邪魔させてもらおうかな?]
「おう!じゃあ早速行こう!
船はこっちだ!」
元気な青年に手を取られ引っ張られるままについていくおれ
だが、船に辿り着くまで1時間はかかり
彼の船の航海士の発言によって青年が方向音痴だと言う事と迷わずくれば15分はかからない場所だと知ったおれはあまりのマイペースさに言葉を失ってしまった
今日が締め切りの報告書の確認が済んでませんよ!
直ちに執務室へお戻りください!」
と補佐らしき人に連行されていくクザンを見送ったあと1人で戻ってきた本部の廊下を歩き続け中庭らしき場所に差し掛かった時・・・
[お?]
「・・・」
世界政府公認の海賊"王下七武海"の1人が噴水近くの椅子に腰かけ旅行ガイドらしきものを読んでいるのを見つけたおれは早速そいつに近寄る
[くま!]
「・・・珍しい客人がいるものだ」
[お前は"本物"か?
・・いや、柔らかく喋るから本物だな!]
「"別の俺"はそうじゃないのか?」
くまの"事情"は知っていても実際に会って話すのは今が初めてだけど、気にせず話すおれに何とも思ってないのか淡々と言葉の内容の疑問を問いかけてきた
[見たことあるのは一度だけだけどな?
身体から微かに機械音するし、声が棒読みっぽかったぞ?]
「そうか・・」
[・・・なあくま、お願いがあるんだが]
「なんだ?」
お前の能力でおれが望む場所へ飛ばしてくれないか?
「ここが気に入らなかったか?」
[いや、おれが気に入らないんじゃなく
"おれがここにいること"を気に入らない人がいるんだよ]
そういっておれはさっきから気配がしている斜め後ろ上の窓を見る
そこに特注か分からないが真っ赤な軍服を着たおっさんが俺達を嫌そうな顔で見降ろしていた
[だからさっさと行こうかと思ってな]
「お前がそう望むならば・・聞こう」
"旅行"するなら、どこに行きたい?
おれが気付いているとしても見降ろすのをやめないおっさんの様子を見つめながら答えるとくまはあっさりと頷いてくれて能力を使う際の言葉なのか、おれに問いかけて来た
[そうだな‥おれの事情を知ってるなら
"彼ら"が近くの島にもいなくて
おれが楽しめそうな所かな?]
「・・・・」
[どんな場所っていう条件の方がよかったか?
じゃあ ポヒュン!
無言だったくまに条件を言おうとしたおれの言葉はおれ自身と共に海軍本部から消えてった
(せめて最後まで言わせてくれよなww)
~~~~~~~~~~~~~~~
ボフンッ!!
[よっ、と!着いた!]
肉球型の跡が付いた地面に降り立ちながら辺りを見渡す
思ったより長い時間飛ばされていたらしく日が暮れ始めている
[・・さて、ここからどうするか「すっげェ~!」ん?]
こっちを向いてはしゃいでいるような声が聞こえたのに気付いたおれはその声の主の方を見て少し驚いた
[お前、むぎ「なァなァ!今のどうやったんだ!?空から飛んできたよな!?」聞けよww]
居ても立っても居られないようなはしゃぎっぷりにおれも思わず笑みが零れながら言う
「これ、お前がやったのか?」
[違う、ある人に頼んでやって貰ったんだ
・・ちなみにその人は少なくともこの島にはいないぞ?]
「Σえぇっ!?いないのか~!?」
自分もやってもらいたかったのか麦わら帽子をかぶった青年はおれの言葉を聞いて残念がっている
[まあ、お前が海賊やってるならいつかは会う人だと思うから飛ばして貰うのはその時にしとけ?]
「この島にいねーなら仕方ねェなァ・・」
心残りがありそうな顔で呟く青年をみてまたもや笑みが零れる
[お前面白いなぁ♪]
「面白がるな!見せモンじゃねェぞ!」
[はは!悪い♪]
「?どこにいくんだ?」
とりあえず会話は終わったので町に降りてみようと歩き出したおれに問いかけて来た
[この島の町へ行こうと思ってね
そろそろ宿を探さないと]
「ならさ!」
俺の船に来いよ!
この青年の言葉には流石に驚く
己の信念を掲げているであろう自分の船を宿代わりにしてもいいものなんだろうか‥と
[・・本当に泊まっていいのか?]
「ああ!来てくれよ!」
おれの何に惹かれたのだろうかと純粋に気になり首を傾げかけた時!
「お前、悪い奴じゃなさそうだし
船に乗せてもいいと思ったんだ!」
[!]
覇気でも使ったのか
おれから何かを悟った青年はニッと笑みを浮かべながら言う言葉に目を見開く
[・・じゃあお邪魔させてもらおうかな?]
「おう!じゃあ早速行こう!
船はこっちだ!」
元気な青年に手を取られ引っ張られるままについていくおれ
だが、船に辿り着くまで1時間はかかり
彼の船の航海士の発言によって青年が方向音痴だと言う事と迷わずくれば15分はかからない場所だと知ったおれはあまりのマイペースさに言葉を失ってしまった