10日目
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[キャベン達、少し離れてろよ?]
「ああ」
キャベンがいつも持ち歩いているバラが沢山咲いているバラ園のような所でおれがこれからしようとしてることを見ようと近づいている彼らに呼びかけ、距離を置いてもらう
[よし・・]
ある程度離れたことを確認したおれはゆっくりと両手を斜め上へ大きく広げ、唱える
液体よ混ざれ(スコナーレクナ)
そのおれの言葉に応じるかのように目の前に置かれているビーカーの中あにある色んな草や木の実がミキサーにかけられたように勢いよく水と混ざっていき、おれが両手を降ろすとその回転も収まり綺麗なオレンジ色をした液体が完成する
「「「おぉ~っ!!!」」」
[これで完成。多めにやらず程よく毎日与えるんだぞ?]
「いつ見ても液体が綺麗な色へと変わる瞬間は美しいものだね☆」
[おれのこの技を見たさに適当なもの持ってきてはやらせてたよな~よく覚えてるよ]
「オレ達にとっても不思議ですよ
材料はどう見てもこんな綺麗な液体になるはずのないものばかりだったのに」
ビーカーを眺めながら疑問に思っているキャベンの仲間の言葉に[それはおれも判らん、いつも綺麗な色になるんだ]と本心を答える
「こうやって君が船に乗ってくれるまでずっと見ることが出来なかったから、再び見ることが出来て幸せだよ♪」
[大げさだなぁ・・
はい、ちゃんとした入れ物に入れとけよ?]
船員からビーカーを受け取るとそのままキャベンに渡し、彼は素直にそれを手に取った
「これで今まで以上に綺麗なバラが咲き乱れる・・これからが楽しみだ♪」
[ほんと、その喜ぶ姿は子供みたいだよな]
「・・ぼくは子供にはならないよ?」
君と共に特別な人生を歩むことが出来ないからね☆
そういいながらどこからか取り出したバラをおれに向ける
・・・キラキラを発生させて
[だからそれを収めろって!]
「ふふ、その怒る姿も愛らしい♪」
[ワザとおれを怒らせてるのか?]
「…本気で怒らせるつもりはないさ」
君が本当に怒る時なんて・・・
来ない方がいい
[・・・ならやめてくれ
おれは軽くであっても怒りたくない]
「分かったよ」
おれが怒る・・・
それを望まないキャベンの表情が何を語っているかを理解できたおれが付け加えて言うとその強張っている顔をほんの少しだけ緩くしながら頷いた
「「「・・・・」」」
[ん?お前達どうしたんだ?]
「・・アマネさんがいる時の船長、表情が豊かだなぁと思って」
[え?キャベンはいつも豊かだろ?]
「いえ、貴女の前ではよく変わります」
その言葉を聞いておれは思わずキャベンを見た時、本人は丁度おれを見ていたけど、いつもの笑みを浮かべているだけで否定をしない
[まあキャベンは昔からそういう奴だったからなぁ
それが今でも続いてるって事か]
「そしてこれから先も変わるつもりはないよ☆」
[だろうな♪]
キャベンがおれに執着しているのはいつもの事。だけど、本人の言う通り全く変わりのない様子に思わず笑みが零れた
そんなおれを見てキャベンはなぜか目を見開きながらなぜか自分の胸元を抑える
[どうしたキャベン?]
「な、何でもないよ」
[そうか?]
「不意にあれは卑怯だよ・・・/////」
何か呟いているキャベンに首を傾げているとドアを開けて別の船員がやってきて「船長~!」と呼ぶがしゃがみ込んで何かブツブツと唱えている彼をみて驚く
「せ、船長?どうしたんですか?」
「なんでもないよ‥それよりどうしたんだい?」
「島が見えて来たのでその報告を」
[お!島が見えたのか?
見に行く~!]
なんか心臓抑えて苦しそうなキャベンを頼むな?
と伝えておれはどんな島かを見るためにバラ園から出ていった
「彼女へのその調子はいつまでたっても治りませんね」
「でも逆にずっと変わっていないそれはすごいと思いますよ」
となぜか励まされているキャベンを後ろ目で見やりながらおれは甲板へ向かった
~~~~~~~~~~~
[ここもなかなか賑やかな街だな~♪]
緑は少ないが、砂漠化などはしない程度に湿気のある活気のある街中を歩きながら見渡しているアマネの様子を見ればキャベンディッシュは船に置いてきたようだ
[いくつか写真を撮っておくか・・お?]
パシャ!パシャリと辺りを撮り始めたアマネは人だかりができている店を見つけて動きを止める
外装からしてその店はカジノのようだ
[なんか賑やかだな~
ちょっといいか?]
「ん?なんだ?」
[ここに人が集まってるのが気になったんだが何か催し物でもやってるのか?]
「催し自体はやってないんだが、それに近い事をやってみせてるおっさんがいるんだよ!」
[おっさん?]
ほら、あの人さ
と自分より背の低いアマネが見えるように空間を開け、その人物を指さしながら答える
その指の先には彼女の二倍近く縦にも横にも広がった紫色の浴衣らしきものをを着た男性がルーレット台の前に座っており
彼の傍にはルーレットで得たのか大量の金貨が山のように積まれていた
[あ!あのおっちゃんは!]
「ん?お嬢ちゃん知り合いなのか‥っておい嬢ちゃん!?」
見覚えがあったのか器用に空間を潜り抜けると男性の呼び止める声に応じず、その人の元へ駆けていった
「ああ」
キャベンがいつも持ち歩いているバラが沢山咲いているバラ園のような所でおれがこれからしようとしてることを見ようと近づいている彼らに呼びかけ、距離を置いてもらう
[よし・・]
ある程度離れたことを確認したおれはゆっくりと両手を斜め上へ大きく広げ、唱える
液体よ混ざれ(スコナーレクナ)
そのおれの言葉に応じるかのように目の前に置かれているビーカーの中あにある色んな草や木の実がミキサーにかけられたように勢いよく水と混ざっていき、おれが両手を降ろすとその回転も収まり綺麗なオレンジ色をした液体が完成する
「「「おぉ~っ!!!」」」
[これで完成。多めにやらず程よく毎日与えるんだぞ?]
「いつ見ても液体が綺麗な色へと変わる瞬間は美しいものだね☆」
[おれのこの技を見たさに適当なもの持ってきてはやらせてたよな~よく覚えてるよ]
「オレ達にとっても不思議ですよ
材料はどう見てもこんな綺麗な液体になるはずのないものばかりだったのに」
ビーカーを眺めながら疑問に思っているキャベンの仲間の言葉に[それはおれも判らん、いつも綺麗な色になるんだ]と本心を答える
「こうやって君が船に乗ってくれるまでずっと見ることが出来なかったから、再び見ることが出来て幸せだよ♪」
[大げさだなぁ・・
はい、ちゃんとした入れ物に入れとけよ?]
船員からビーカーを受け取るとそのままキャベンに渡し、彼は素直にそれを手に取った
「これで今まで以上に綺麗なバラが咲き乱れる・・これからが楽しみだ♪」
[ほんと、その喜ぶ姿は子供みたいだよな]
「・・ぼくは子供にはならないよ?」
君と共に特別な人生を歩むことが出来ないからね☆
そういいながらどこからか取り出したバラをおれに向ける
・・・キラキラを発生させて
[だからそれを収めろって!]
「ふふ、その怒る姿も愛らしい♪」
[ワザとおれを怒らせてるのか?]
「…本気で怒らせるつもりはないさ」
君が本当に怒る時なんて・・・
来ない方がいい
[・・・ならやめてくれ
おれは軽くであっても怒りたくない]
「分かったよ」
おれが怒る・・・
それを望まないキャベンの表情が何を語っているかを理解できたおれが付け加えて言うとその強張っている顔をほんの少しだけ緩くしながら頷いた
「「「・・・・」」」
[ん?お前達どうしたんだ?]
「・・アマネさんがいる時の船長、表情が豊かだなぁと思って」
[え?キャベンはいつも豊かだろ?]
「いえ、貴女の前ではよく変わります」
その言葉を聞いておれは思わずキャベンを見た時、本人は丁度おれを見ていたけど、いつもの笑みを浮かべているだけで否定をしない
[まあキャベンは昔からそういう奴だったからなぁ
それが今でも続いてるって事か]
「そしてこれから先も変わるつもりはないよ☆」
[だろうな♪]
キャベンがおれに執着しているのはいつもの事。だけど、本人の言う通り全く変わりのない様子に思わず笑みが零れた
そんなおれを見てキャベンはなぜか目を見開きながらなぜか自分の胸元を抑える
[どうしたキャベン?]
「な、何でもないよ」
[そうか?]
「不意にあれは卑怯だよ・・・/////」
何か呟いているキャベンに首を傾げているとドアを開けて別の船員がやってきて「船長~!」と呼ぶがしゃがみ込んで何かブツブツと唱えている彼をみて驚く
「せ、船長?どうしたんですか?」
「なんでもないよ‥それよりどうしたんだい?」
「島が見えて来たのでその報告を」
[お!島が見えたのか?
見に行く~!]
なんか心臓抑えて苦しそうなキャベンを頼むな?
と伝えておれはどんな島かを見るためにバラ園から出ていった
「彼女へのその調子はいつまでたっても治りませんね」
「でも逆にずっと変わっていないそれはすごいと思いますよ」
となぜか励まされているキャベンを後ろ目で見やりながらおれは甲板へ向かった
~~~~~~~~~~~
[ここもなかなか賑やかな街だな~♪]
緑は少ないが、砂漠化などはしない程度に湿気のある活気のある街中を歩きながら見渡しているアマネの様子を見ればキャベンディッシュは船に置いてきたようだ
[いくつか写真を撮っておくか・・お?]
パシャ!パシャリと辺りを撮り始めたアマネは人だかりができている店を見つけて動きを止める
外装からしてその店はカジノのようだ
[なんか賑やかだな~
ちょっといいか?]
「ん?なんだ?」
[ここに人が集まってるのが気になったんだが何か催し物でもやってるのか?]
「催し自体はやってないんだが、それに近い事をやってみせてるおっさんがいるんだよ!」
[おっさん?]
ほら、あの人さ
と自分より背の低いアマネが見えるように空間を開け、その人物を指さしながら答える
その指の先には彼女の二倍近く縦にも横にも広がった紫色の浴衣らしきものをを着た男性がルーレット台の前に座っており
彼の傍にはルーレットで得たのか大量の金貨が山のように積まれていた
[あ!あのおっちゃんは!]
「ん?お嬢ちゃん知り合いなのか‥っておい嬢ちゃん!?」
見覚えがあったのか器用に空間を潜り抜けると男性の呼び止める声に応じず、その人の元へ駆けていった