1日目
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がちゃ
[おはよう!]
太陽が完全に顔を出し、船員達で賑やかな食堂へ元気よく挨拶をしながら現れたのは
数分前まで夢の世界の住民だった女性
「おはよう!」
「今日も元気だな!」
「ほら、ここに座れよ?」
そんな彼女に船員達も挨拶を返しながら朝食をとらせようと空いている席へ促す
[おー!今日はいつもより食堂に来てる人が多いな!なんかいい食材でも使ったのか?]
促されるままに席に着くと辺りを見渡しながらハキハキとした口調で近くの人達に問いかける
「確かに珍しい食料で調理した時もこの賑わいだけど今日はただただ偶然だ」
[そっか!でも殆どの皆が揃って食事できるのはいい事だな♪]
「はは、その通りだわ♪」
白いつなぎに全体がシャチのデザインのキャスケット帽をかぶっている茶髪の男性は笑顔を絶やさず話し続ける彼女を見て自分もカラッとした笑みを零す
[そういや、前の島出港してから今日で何日目だ?]
「今日で2週間ってところかな?
どうした?」
[ただそろそろ陸地が恋しくなってな~]
船に揺られてるのも嫌いじゃないんだけどさ?
と腕を組んで[うーん]とうなりながらいう彼女の背後から一つの影が伸びて・・・
「次の島はあと2日すればつくぞ?」
[!本当か?]
後ろから聞こえてきた声に振り返りながら問いかけそこにいた黒髪に防寒帽の頂部分がペンギンの形をしている男性もその嬉しそうな彼女の顔を見て表情を綻ばせながら頷く
[次は何島だ?春か?秋か?]
「一応は夏島だが、時期的に考えてそこまで気温が高くならなさそうだぞ?」
[つまり梅雨入り前の涼しい時期って事だな?
じゃあその服も考えないと!]
モグモグと食事するスピードを速めた彼女に2人は小さく笑い
「まぁまぁ、今日着くわけじゃないんだからさ!」
「食事はゆっくり取れ、喉につっかえると苦しいぞ?」
[んーんっ!
んーむむんっむ!]
「天気?今日は1日晴天だと新聞には書いてたけど?」
言いたいことが判るらしく口をあけずに食事をしながら声を発する女性と普通に会話を交わす
[んむーっむ?]
「ああ、そろそろ溜まって来てたな~
食べ終わったらするのか?」
[むっ!んんむん?]
「ああ、いいぞ?俺達も手伝おう」
[んっ!]
「礼なんていいってw
ほら、静かに食いもん食おうな?」
3人で何かをすることが決まったのか会話を終えると声を発することがなくなった彼女を会話をしていた2人は揃ってテーブルに頬杖ついて眺めるのだった
[よーし!完成だ!]
バンッ!と水気を除かせた後マストから船縁へと何本も伸びているロープへ駆けて満足そうに言う
どうやら話をしていたのは洗濯物の事のようだ
「ロープぎりぎり足りたな‥」
「なんだかんだ言って最近忙しかったからな~」
[風も出てて天気もいいからすぐに乾くな!
たたむ時もお願いしていいか?]
「もちろんだ!」
すぐに頷いてくれた二人に彼女はまたもや元気な笑顔を見せる
・・とその時食堂の時と同じように彼女の背後に人影が忍び寄り、向かい合って立っている2人はその人物を見あげ声をかける
「お目覚めですか?船長」
「おはようございます!」
「・・・ああ」
船長と呼ばれたその人は夜明け頃に彼女の部屋へやって来たダルメシアン帽子をかぶったその人で
声をかけてきた2人に小さく返す
その短い言葉にも何かしら察したのか・・・
「じゃあオレら船内の点検に行ってきますね?」
というとすぐに船内へと戻っていった
[あれ?船内の点検さっき終わらせたって グイッ ん?]
2人が向かった船内への扉を見つめ疑問に首を傾げようとした彼女を自分の方へ向かせた船長
[どうした?]
「・・・・おはよう」
[!はは、何を言うかと思ったら挨拶か!
確かにおれ達はまだかわしてなかったな!]
おはよう、ロー!
いい夢は見れたか?
と消える事のない笑顔で答えてくれた彼女に満足したのか口元が嬉しそうに吊り上がる
「まぁまぁだな、お前はどうなんだ?」
[おれか?おれは相変わらずだ!]
「夢の内容を覚えてない、か?
まぁ悪夢に魘されるよりはましだな」
[覚えてる時もある事はあるんだけど‥
殆ど忘れちまう事の方が多いな!]
口元が攣らないのか心配なほどニッコーという表現が似合う笑顔を浮かべている彼女
「・・で」
[ん?]
「これから何するつもりだったんだ?」
[特に何も!シャチ達と雑談でもしようかと思ってた所だった]
でもローが相手なら・・
[昼寝でもするか!]
「さっき朝飯食ったばかりだろ」
[まぁな!でも睡眠は大事だぞ?
少しでも寝りゃローのその隈も薄れるんじゃないか?]
「そんな簡単に取れりゃ苦労しねェよ」
ぐいーっとローの目元を指さしながら言う彼女の指をのけながら軽く言いのけるが
そんな彼の表情は穏やかで・・
「なら一緒に寝ようぜ?」
[いいぞ!じゃあ]
ベポ~!
と彼女はこの船の船員である人語を喋る白熊を呼ぶ
呼ばれた白熊ベポはドスドスと音を立てながら2人の元に近づいてきて・・・
「アイアイ!アマネちゃんどうしたの?」
[今からローとお昼寝するから一緒に寝よう!]
「アイ!」
大きく頷いたベポはその場で横になり、そのベポに2人が寄りかかるように座る
オレンジ色のつなぎが日光を吸収してポカポカな温かさに包まれ
そのぬくもりに心地よさを覚えながら2人は少し早めのお昼寝を始めるのだった
[おはよう!]
太陽が完全に顔を出し、船員達で賑やかな食堂へ元気よく挨拶をしながら現れたのは
数分前まで夢の世界の住民だった女性
「おはよう!」
「今日も元気だな!」
「ほら、ここに座れよ?」
そんな彼女に船員達も挨拶を返しながら朝食をとらせようと空いている席へ促す
[おー!今日はいつもより食堂に来てる人が多いな!なんかいい食材でも使ったのか?]
促されるままに席に着くと辺りを見渡しながらハキハキとした口調で近くの人達に問いかける
「確かに珍しい食料で調理した時もこの賑わいだけど今日はただただ偶然だ」
[そっか!でも殆どの皆が揃って食事できるのはいい事だな♪]
「はは、その通りだわ♪」
白いつなぎに全体がシャチのデザインのキャスケット帽をかぶっている茶髪の男性は笑顔を絶やさず話し続ける彼女を見て自分もカラッとした笑みを零す
[そういや、前の島出港してから今日で何日目だ?]
「今日で2週間ってところかな?
どうした?」
[ただそろそろ陸地が恋しくなってな~]
船に揺られてるのも嫌いじゃないんだけどさ?
と腕を組んで[うーん]とうなりながらいう彼女の背後から一つの影が伸びて・・・
「次の島はあと2日すればつくぞ?」
[!本当か?]
後ろから聞こえてきた声に振り返りながら問いかけそこにいた黒髪に防寒帽の頂部分がペンギンの形をしている男性もその嬉しそうな彼女の顔を見て表情を綻ばせながら頷く
[次は何島だ?春か?秋か?]
「一応は夏島だが、時期的に考えてそこまで気温が高くならなさそうだぞ?」
[つまり梅雨入り前の涼しい時期って事だな?
じゃあその服も考えないと!]
モグモグと食事するスピードを速めた彼女に2人は小さく笑い
「まぁまぁ、今日着くわけじゃないんだからさ!」
「食事はゆっくり取れ、喉につっかえると苦しいぞ?」
[んーんっ!
んーむむんっむ!]
「天気?今日は1日晴天だと新聞には書いてたけど?」
言いたいことが判るらしく口をあけずに食事をしながら声を発する女性と普通に会話を交わす
[んむーっむ?]
「ああ、そろそろ溜まって来てたな~
食べ終わったらするのか?」
[むっ!んんむん?]
「ああ、いいぞ?俺達も手伝おう」
[んっ!]
「礼なんていいってw
ほら、静かに食いもん食おうな?」
3人で何かをすることが決まったのか会話を終えると声を発することがなくなった彼女を会話をしていた2人は揃ってテーブルに頬杖ついて眺めるのだった
[よーし!完成だ!]
バンッ!と水気を除かせた後マストから船縁へと何本も伸びているロープへ駆けて満足そうに言う
どうやら話をしていたのは洗濯物の事のようだ
「ロープぎりぎり足りたな‥」
「なんだかんだ言って最近忙しかったからな~」
[風も出てて天気もいいからすぐに乾くな!
たたむ時もお願いしていいか?]
「もちろんだ!」
すぐに頷いてくれた二人に彼女はまたもや元気な笑顔を見せる
・・とその時食堂の時と同じように彼女の背後に人影が忍び寄り、向かい合って立っている2人はその人物を見あげ声をかける
「お目覚めですか?船長」
「おはようございます!」
「・・・ああ」
船長と呼ばれたその人は夜明け頃に彼女の部屋へやって来たダルメシアン帽子をかぶったその人で
声をかけてきた2人に小さく返す
その短い言葉にも何かしら察したのか・・・
「じゃあオレら船内の点検に行ってきますね?」
というとすぐに船内へと戻っていった
[あれ?船内の点検さっき終わらせたって グイッ ん?]
2人が向かった船内への扉を見つめ疑問に首を傾げようとした彼女を自分の方へ向かせた船長
[どうした?]
「・・・・おはよう」
[!はは、何を言うかと思ったら挨拶か!
確かにおれ達はまだかわしてなかったな!]
おはよう、ロー!
いい夢は見れたか?
と消える事のない笑顔で答えてくれた彼女に満足したのか口元が嬉しそうに吊り上がる
「まぁまぁだな、お前はどうなんだ?」
[おれか?おれは相変わらずだ!]
「夢の内容を覚えてない、か?
まぁ悪夢に魘されるよりはましだな」
[覚えてる時もある事はあるんだけど‥
殆ど忘れちまう事の方が多いな!]
口元が攣らないのか心配なほどニッコーという表現が似合う笑顔を浮かべている彼女
「・・で」
[ん?]
「これから何するつもりだったんだ?」
[特に何も!シャチ達と雑談でもしようかと思ってた所だった]
でもローが相手なら・・
[昼寝でもするか!]
「さっき朝飯食ったばかりだろ」
[まぁな!でも睡眠は大事だぞ?
少しでも寝りゃローのその隈も薄れるんじゃないか?]
「そんな簡単に取れりゃ苦労しねェよ」
ぐいーっとローの目元を指さしながら言う彼女の指をのけながら軽く言いのけるが
そんな彼の表情は穏やかで・・
「なら一緒に寝ようぜ?」
[いいぞ!じゃあ]
ベポ~!
と彼女はこの船の船員である人語を喋る白熊を呼ぶ
呼ばれた白熊ベポはドスドスと音を立てながら2人の元に近づいてきて・・・
「アイアイ!アマネちゃんどうしたの?」
[今からローとお昼寝するから一緒に寝よう!]
「アイ!」
大きく頷いたベポはその場で横になり、そのベポに2人が寄りかかるように座る
オレンジ色のつなぎが日光を吸収してポカポカな温かさに包まれ
そのぬくもりに心地よさを覚えながら2人は少し早めのお昼寝を始めるのだった