9日目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「流石砂漠の国、湿気のない暑さだ
アマネ、水分はしっかりとろうね☆」
[お前はおれの親じゃないだろキャベン]
港町ナノハナに船と船番を残し、おれが連れてってくれるよう頼んだ国"アラバスタ"が遠くに見えて来た中、ここまでに何度も聞いた言葉をかけて来るキャベンに少し呆れながら大丈夫だと小さく頷いて答える
「でもアラバスタへはどうして来たかったんだい?」
[おれが惹かれる物があの国のどこかにあると聞いたことがあるんだ]
「君が惹かれる物?」
[ああ]
砂漠の紫外線予防にと買ってくれた露出を出来るだけ抑えたおれ好みのエスニック調の服の懐から水筒を取り出して早速水分補給をしながらキャベンの言葉に答えていく
[こういう風な民族風なもの以外におれが好きな物って何か知ってるか?]
「・・もちろん、君の好みくらいぼくは把握済みさ」
だからそのアマネの言葉が指し示すものに驚いている所だ
「あの国に"それ"があるのかい?」
[どこから得た情報かは隠すとして、信憑性は高い方だと思う]
「ならそこへ向かわないとね
場所も判明してるの?」
[そこに関してはアラバスタ国王の元へ謁見しないと始まらない]
「ますます信憑性が上がっていく人物だね
ぼくもそこへ向かう事は可能かい?」
どうせ止めたって止まる気ないだろ?
傍でじっとしてくれるっていう条件付けるからな?
キャベンのおれへのその執着心をよく理解した上での呆れ笑いを向けるとこいつは一瞬目を見開いた後・・
「嗚呼!流石ぼくのアマネだね
分かってくれて嬉しいよ☆」
[暑いぃ!離れてくれ!]
ガバッとおれに抱き着いて来たキャベン
砂漠特有のギラギラとした日光が降り注ぐ中暑苦しいこいつに抱き着かれて平気な人などいないはずだ・・・
[ハクバ!おれから離れてくれ!]
「ハイヨ、イツモスマネェナ」
[お前が見た目によらず理解のある奴で助かってるよ]
はぁ~、暑かった‥
と手で顔を仰ぎながら呟いたあと「キャベンの船員達は街中で適当に時間を潰しておいてくれるか?」とお願いしてアラバスタ国内へ入る門へと歩いていった
~~~~~~~~~~~~
「しばらくぶりですな
お変わりないようで何よりでございます」
[お?おれの事覚えてくれているのか?
1・2回しか会った事ないよな?]
「確かにそちらへお尋ねする回数は極端に少なくありましたが貴女方の顔を記憶するには十分ですので」
[流石だな、ネフェルタリ・コブラ王♪]
アラバスタ国の謁見場、そこでおれはキャベンを2歩ほど下がった所で跪かせた状態で台座に腰かけている国王と言葉を交わす
年齢も立場も自分の方が上だというのにおれへ目上の人にかけるような言葉遣いで話す国王に思わず笑みが零れる
「所で我が国へ何用ですかな?」
[長々と説明するのは面倒だから色々省いて聞くな?]
この国の"歴史の本文"が見たい
案内してくれないか?
この言葉に流石の国王も驚くかと思ったけど、彼は驚くどころか・・・
「構いませんよ?
早速向かわれますか?」
微笑みかけながら柔らかい口調で答えたのでそれを向けられたおれの方が驚いてしまったww
[いいのか?おれから言っておきながらあれだが、超重要なもんだろ?]
「貴女だからよろしいのです」
[あ、ここにいるキャベンもいいか?
おれのSPみたいなもんだ]
「いいでしょう」
おれに"歴史の本文"を見る事を許可したようにあっさり頷いて見せた国王の心の広さと"おれだから"という言葉に少しばかりの戸惑いを浮かべてしまった
~~~~~~~~~~~~
「これが"歴史の本文"!
実物を見るのは始めてだ」
[隠してあった場所も場所だから当然だけど
すごく綺麗な状態だな]
「これは容易く民や悪党の目に入れてはならない物でありますので、保管も厳重でなければ私めが納得できません」
アラバスタ王国、ネフェルタリ家の墓・・・
その地下にどっしりと佇んでいたその石碑に触れながら保管状態の良さとその理由にまたしても納得する
[確かに、この石碑に書かれていることが悪事を働かせる奴らの手に渡っちまったらこの国所か世界がとんでもない事になるな‥]
「Σそんな内容が書かれているのかい!?」
「一度、ある事件がありその未来が合間見えた時がありました」
文字を解読できないキャベンが俺の言葉に驚くが次に聞こえて来た国王の言葉があまりにも意外で反射的に彼へ顔を向ける
[だが世界は崩壊していない‥その理由があるんだな?]
「"麦わらの一味"・・彼らによってそれが外の世界へ出る事は防がれたのです」
["麦わら"?]
「ぼくの後輩さ」
[・・ということは海賊か・・・
つまりこの国は海賊に襲われ海賊に救われたことになる]
アラバスタは不思議な国だな♪
と国王へ向けている顔を笑みに変えながら言うと彼も柔らかい笑みを浮かべ
「その事実もこれより先紡がれるであろうネフェルタリ家の良き歴史となります」
[ああ、おれもそう望むよ]
そう呟きながらおれはカメラを取り出して"歴史の本文"を写真に収めた
アマネ、水分はしっかりとろうね☆」
[お前はおれの親じゃないだろキャベン]
港町ナノハナに船と船番を残し、おれが連れてってくれるよう頼んだ国"アラバスタ"が遠くに見えて来た中、ここまでに何度も聞いた言葉をかけて来るキャベンに少し呆れながら大丈夫だと小さく頷いて答える
「でもアラバスタへはどうして来たかったんだい?」
[おれが惹かれる物があの国のどこかにあると聞いたことがあるんだ]
「君が惹かれる物?」
[ああ]
砂漠の紫外線予防にと買ってくれた露出を出来るだけ抑えたおれ好みのエスニック調の服の懐から水筒を取り出して早速水分補給をしながらキャベンの言葉に答えていく
[こういう風な民族風なもの以外におれが好きな物って何か知ってるか?]
「・・もちろん、君の好みくらいぼくは把握済みさ」
だからそのアマネの言葉が指し示すものに驚いている所だ
「あの国に"それ"があるのかい?」
[どこから得た情報かは隠すとして、信憑性は高い方だと思う]
「ならそこへ向かわないとね
場所も判明してるの?」
[そこに関してはアラバスタ国王の元へ謁見しないと始まらない]
「ますます信憑性が上がっていく人物だね
ぼくもそこへ向かう事は可能かい?」
どうせ止めたって止まる気ないだろ?
傍でじっとしてくれるっていう条件付けるからな?
キャベンのおれへのその執着心をよく理解した上での呆れ笑いを向けるとこいつは一瞬目を見開いた後・・
「嗚呼!流石ぼくのアマネだね
分かってくれて嬉しいよ☆」
[暑いぃ!離れてくれ!]
ガバッとおれに抱き着いて来たキャベン
砂漠特有のギラギラとした日光が降り注ぐ中暑苦しいこいつに抱き着かれて平気な人などいないはずだ・・・
[ハクバ!おれから離れてくれ!]
「ハイヨ、イツモスマネェナ」
[お前が見た目によらず理解のある奴で助かってるよ]
はぁ~、暑かった‥
と手で顔を仰ぎながら呟いたあと「キャベンの船員達は街中で適当に時間を潰しておいてくれるか?」とお願いしてアラバスタ国内へ入る門へと歩いていった
~~~~~~~~~~~~
「しばらくぶりですな
お変わりないようで何よりでございます」
[お?おれの事覚えてくれているのか?
1・2回しか会った事ないよな?]
「確かにそちらへお尋ねする回数は極端に少なくありましたが貴女方の顔を記憶するには十分ですので」
[流石だな、ネフェルタリ・コブラ王♪]
アラバスタ国の謁見場、そこでおれはキャベンを2歩ほど下がった所で跪かせた状態で台座に腰かけている国王と言葉を交わす
年齢も立場も自分の方が上だというのにおれへ目上の人にかけるような言葉遣いで話す国王に思わず笑みが零れる
「所で我が国へ何用ですかな?」
[長々と説明するのは面倒だから色々省いて聞くな?]
この国の"歴史の本文"が見たい
案内してくれないか?
この言葉に流石の国王も驚くかと思ったけど、彼は驚くどころか・・・
「構いませんよ?
早速向かわれますか?」
微笑みかけながら柔らかい口調で答えたのでそれを向けられたおれの方が驚いてしまったww
[いいのか?おれから言っておきながらあれだが、超重要なもんだろ?]
「貴女だからよろしいのです」
[あ、ここにいるキャベンもいいか?
おれのSPみたいなもんだ]
「いいでしょう」
おれに"歴史の本文"を見る事を許可したようにあっさり頷いて見せた国王の心の広さと"おれだから"という言葉に少しばかりの戸惑いを浮かべてしまった
~~~~~~~~~~~~
「これが"歴史の本文"!
実物を見るのは始めてだ」
[隠してあった場所も場所だから当然だけど
すごく綺麗な状態だな]
「これは容易く民や悪党の目に入れてはならない物でありますので、保管も厳重でなければ私めが納得できません」
アラバスタ王国、ネフェルタリ家の墓・・・
その地下にどっしりと佇んでいたその石碑に触れながら保管状態の良さとその理由にまたしても納得する
[確かに、この石碑に書かれていることが悪事を働かせる奴らの手に渡っちまったらこの国所か世界がとんでもない事になるな‥]
「Σそんな内容が書かれているのかい!?」
「一度、ある事件がありその未来が合間見えた時がありました」
文字を解読できないキャベンが俺の言葉に驚くが次に聞こえて来た国王の言葉があまりにも意外で反射的に彼へ顔を向ける
[だが世界は崩壊していない‥その理由があるんだな?]
「"麦わらの一味"・・彼らによってそれが外の世界へ出る事は防がれたのです」
["麦わら"?]
「ぼくの後輩さ」
[・・ということは海賊か・・・
つまりこの国は海賊に襲われ海賊に救われたことになる]
アラバスタは不思議な国だな♪
と国王へ向けている顔を笑みに変えながら言うと彼も柔らかい笑みを浮かべ
「その事実もこれより先紡がれるであろうネフェルタリ家の良き歴史となります」
[ああ、おれもそう望むよ]
そう呟きながらおれはカメラを取り出して"歴史の本文"を写真に収めた