6日目
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[・・・あ]
「船長・・・」
「・・・・・」
解放されたイッカクを連れて船へ戻り、甲板へ降り立つと船内へと入る扉へ寄りかかる形でローが立って彼女達を見ていた
「随分と遅い帰りだな…」
「あ~あはは・・」
[ロー、話したいことがあるだろうけどその前に]
「Σわっ!」
イッカクの手当てがしたい
その時間をくれないか?
枷がつけられていた手首を見せながらローに頼むアマネ
ローはその手首を見た後・・
「治療室にペンギンを待たせてある
イッカク、手当てされて来い」
「は、はい!」
指示されたイッカクはすぐさま動き出し、ローの横を通り船内へと入っていった
「・・・・」
[・・・ロー]
この場にいる2人の無言で見つめ合う時間が続くかと思いきやアマネが口を開いたことでそれはなくなった
「なんだ?」
[・・・]
「Σ!?////」
ぽすっ
とアマネはローに近寄るなり彼の胸元に顔を埋める
どうしたのかと疑問と同様で内心焦るローだが・・・
[おれ、戦うのが嫌いなんだ・・・]
「!」
自分の胸元へ当たっているアマネの頭が震えている事に気付いたローはハッと表情を戻し彼女の言葉を聞く
[でも、もっと嫌いなのが友達とかそういうのを傷付けられることでさ…]
「・・・・」
[おれ目当てならおれを狙えばいいのに一緒にいたイッカクが狙われて・・今回は枷とか付けられるだけで済んだけど・・・]
何でアイツらは他の奴狙うんだ…?
どうしておれ自身を狙わないんだ・・・!
[おれ目的で友人が傷付くの・・・もう見たくないし経験したくないんだよ!]
アマネは身体を震わせながらおずおずとローにしがみ付く
仲間が傷付くことに恐怖を感じている彼女にローはそっと抱きしめる
「弱ェ奴はそうやって汚ェ手を惜しまず使う
実際にやるんじゃなく、外堀から壊していくようにな」
[そしたら、目的の奴が弱くなるからか?]
「そうだ。気さえ弱くしちまえばどんだけ手強い相手だろうと勝てる手がいくつも増えてくる、奴らはそれを利用したいだけだ」
抱きしめた事でどれだけ彼女が自分のせいでイッカクが攫われたことに対する恐怖があったかが理解でき、落ち着かせるように背中を撫でる
[そういうの嫌だ
誰かが犠牲になるくらいならおれが犠牲になりにいく]
「・・・・」
[ハハッ、そんなこと言ったらローはおれを怒るか?]
「アマネが"そういう女"だという事を知らなければな」
だが、お前はそういう奴なんだ
怒るわけねェだろ・・・
[そっか…ローは優しいな]
「…だが1つ言わせてくれ」
[なんだ?]
抱きしめた状態で2人は話を続ける
ローに話を聞いてもらってることでアマネの身体の震えはやや収まりつつある
「今度似たような事があれば
相手からどんな条件を突きつけられても俺を連れていけ」
[おいロー!おれの話を「俺が・・」っ!]
「俺がそこらの奴にやられる男だと思うか?」
抱きしめていた身体を引き剥がされ、面と向き合う形で真っ直ぐ目を合わせて問いかけるローの表情は真剣そのものだ
[お、思わないけど‥
相手はズル賢い手ばかり使うんだぞ?]
「俺の時だけは今の言葉の最後の部分は考えるな」
俺はそう簡単には倒されねェ、アマネはそれを信じてくれていればいい
[・・・]
「俺がやられるような奴じゃないと判ってくれて嬉しかった
…なら次は頼れる奴だと判って欲しい」
[・・・ワガママだ、そんなの]
「ああ、俺は我が儘な男だ」
自分が仲間の傷付くところ見たくないと言っているのに…
と思いつつ、目の前で笑みを浮かべながら小さく頷くローを見たらもうアマネに反論する言葉は出てこなかった・・・
[なら約束してくれ]
「何をアマネに誓えばいい?」
[おれと同じやつを・・・]
自分が傷付けばいいって思って単独行動しない事を誓ってくれ
「・・・分かった」
誓ってやるよ、それでお前が笑うなら…
俺にいつもの笑顔を見せてくれるなら・・・
[約束だからな?
破ったらローでも怒るぞ?]
「ああ・・・」
俺はお前の怒る顔を見た事はねェが見たいと思わねェ・・・
お前が怒った場合、同時にお前自身も傷付いちまう性格をしてるようだしな・・・
だから俺はお前が笑っていられるのであれば・・・
[Σ!?]
「約束だ・・・」
ローはその場に跪き、アマネの片手をそっと取るとその甲に軽く口付けた
いくらでも誓ってやるよ‥アマネ・・・
「船長・・・」
「・・・・・」
解放されたイッカクを連れて船へ戻り、甲板へ降り立つと船内へと入る扉へ寄りかかる形でローが立って彼女達を見ていた
「随分と遅い帰りだな…」
「あ~あはは・・」
[ロー、話したいことがあるだろうけどその前に]
「Σわっ!」
イッカクの手当てがしたい
その時間をくれないか?
枷がつけられていた手首を見せながらローに頼むアマネ
ローはその手首を見た後・・
「治療室にペンギンを待たせてある
イッカク、手当てされて来い」
「は、はい!」
指示されたイッカクはすぐさま動き出し、ローの横を通り船内へと入っていった
「・・・・」
[・・・ロー]
この場にいる2人の無言で見つめ合う時間が続くかと思いきやアマネが口を開いたことでそれはなくなった
「なんだ?」
[・・・]
「Σ!?////」
ぽすっ
とアマネはローに近寄るなり彼の胸元に顔を埋める
どうしたのかと疑問と同様で内心焦るローだが・・・
[おれ、戦うのが嫌いなんだ・・・]
「!」
自分の胸元へ当たっているアマネの頭が震えている事に気付いたローはハッと表情を戻し彼女の言葉を聞く
[でも、もっと嫌いなのが友達とかそういうのを傷付けられることでさ…]
「・・・・」
[おれ目当てならおれを狙えばいいのに一緒にいたイッカクが狙われて・・今回は枷とか付けられるだけで済んだけど・・・]
何でアイツらは他の奴狙うんだ…?
どうしておれ自身を狙わないんだ・・・!
[おれ目的で友人が傷付くの・・・もう見たくないし経験したくないんだよ!]
アマネは身体を震わせながらおずおずとローにしがみ付く
仲間が傷付くことに恐怖を感じている彼女にローはそっと抱きしめる
「弱ェ奴はそうやって汚ェ手を惜しまず使う
実際にやるんじゃなく、外堀から壊していくようにな」
[そしたら、目的の奴が弱くなるからか?]
「そうだ。気さえ弱くしちまえばどんだけ手強い相手だろうと勝てる手がいくつも増えてくる、奴らはそれを利用したいだけだ」
抱きしめた事でどれだけ彼女が自分のせいでイッカクが攫われたことに対する恐怖があったかが理解でき、落ち着かせるように背中を撫でる
[そういうの嫌だ
誰かが犠牲になるくらいならおれが犠牲になりにいく]
「・・・・」
[ハハッ、そんなこと言ったらローはおれを怒るか?]
「アマネが"そういう女"だという事を知らなければな」
だが、お前はそういう奴なんだ
怒るわけねェだろ・・・
[そっか…ローは優しいな]
「…だが1つ言わせてくれ」
[なんだ?]
抱きしめた状態で2人は話を続ける
ローに話を聞いてもらってることでアマネの身体の震えはやや収まりつつある
「今度似たような事があれば
相手からどんな条件を突きつけられても俺を連れていけ」
[おいロー!おれの話を「俺が・・」っ!]
「俺がそこらの奴にやられる男だと思うか?」
抱きしめていた身体を引き剥がされ、面と向き合う形で真っ直ぐ目を合わせて問いかけるローの表情は真剣そのものだ
[お、思わないけど‥
相手はズル賢い手ばかり使うんだぞ?]
「俺の時だけは今の言葉の最後の部分は考えるな」
俺はそう簡単には倒されねェ、アマネはそれを信じてくれていればいい
[・・・]
「俺がやられるような奴じゃないと判ってくれて嬉しかった
…なら次は頼れる奴だと判って欲しい」
[・・・ワガママだ、そんなの]
「ああ、俺は我が儘な男だ」
自分が仲間の傷付くところ見たくないと言っているのに…
と思いつつ、目の前で笑みを浮かべながら小さく頷くローを見たらもうアマネに反論する言葉は出てこなかった・・・
[なら約束してくれ]
「何をアマネに誓えばいい?」
[おれと同じやつを・・・]
自分が傷付けばいいって思って単独行動しない事を誓ってくれ
「・・・分かった」
誓ってやるよ、それでお前が笑うなら…
俺にいつもの笑顔を見せてくれるなら・・・
[約束だからな?
破ったらローでも怒るぞ?]
「ああ・・・」
俺はお前の怒る顔を見た事はねェが見たいと思わねェ・・・
お前が怒った場合、同時にお前自身も傷付いちまう性格をしてるようだしな・・・
だから俺はお前が笑っていられるのであれば・・・
[Σ!?]
「約束だ・・・」
ローはその場に跪き、アマネの片手をそっと取るとその甲に軽く口付けた
いくらでも誓ってやるよ‥アマネ・・・