6日目
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[ここか‥]
港町のはずれの海沿いにある殺風景な廃工場・・・
その入り口前に仲間を連れずに1人でこいと書かれた紙を握りしめた状態で立っているアマネは1つ間をおいてドアを開けて中へ入っていくと・・・
ガシャン!!
「待ってたぜェ・・・」
自分達で取り付けたのかスポットライトが点いた音と共にあの時の悪党と動きを封じられているイッカクの姿が目に入った
[イッカク!無事か!?]
「んー!」
「本当に1人で来たか?
外に誰かいるなんて事ァねェよな?」
[外行ってみろよ、おれはここから動かないでいてやるぞ?]
「・・・どうやら本当らしいな」
目が違う・・・
とスポットライトの当たってない場所から聞こえてきたのは…
[お?その声はストラに腕溶かされた奴だな?]
「そうだ、わざわざ律義に守ってくれてありがとよ
そのストラって奴の代わりにお前がァ…」
この腕のお礼をキッチリ受け取ってくれや!
と言い切った途端アマネへ向かっていく悪党達
「んー!んーっ!」
以前のような5人なんてものではなく数10人はいる彼らが彼女へ迫っていく様子を見て「逃げて!」とでも言っているようなイッカクに
[大丈夫]
アマネはニコッと彼女を落ち着かせるように笑みを浮かべながら柔らかい口調で言い…
[ただ、ここからイッカクにはおれが"いい"と言うまで目を閉じててほしい]
「?」
[おれを信じてくれるならそれに従ってくれ]
「!んっ」
彼女の言葉にしっかりと頷くとイッカクはすぐに目を閉じた
[ありがと・・なっ!]
会話をしている間に囲まれ、一斉に襲い掛かってきた悪党達を宙返りして後ろへ飛ぶことでそれを難なくかわしてみせた
[お!いいの見っけ♪]
「っおい、行くぞ!」
「おォ!」
着地した場所の傍に置かれていたスパナをマイペースに拾うアマネをみてイラついたのか声を掛け合って再び一斉攻撃を仕掛けにいく
まさに多勢に無勢状態…だが
[―――あの時はおれ自身も驚くくらい感情を乱しちまってたから相手できなかったけど
今はその正反対だ]
おれの大切な友人を攫い、彼女に怖い思いをさせたお前らにおれは正直怒ってる・・・
[今日はとことん付き合ってやる!]
・・・ただし、仕掛けてきたのはそっちなんだ
[簡単にやられてくれるなよ?]
そう声のトーンを落として言い切りながら襲い掛かって来た人達へ向けてスパナを持っている方の手を前へ出した
すると!
ズアッ!!バチバチバチィッ!!
とあの時のように半透明な球体が現れ悪党達の攻撃をその場で防ぐが、以前と違うのは弾かれるのではなく飛びかかった状態で動けない事
「が、っ、んだこりゃ!」
[何だろうな]
「分かっててやってんだろうが!」
[・・・だとしてもお前らに教える義理はない]
そういって前に出した手をそのまま大きく振りかぶらせると弾かれるようにやって来た方角へ跳ね返された!
[弾け(リコール)!]
「ぐあぁっ!?」
「っぐ、っ!」
吹っ飛ばされると思ってなかったのか皆見事に受け身を取らずに地面へ倒れたので痛みに耐えもだえている
[おいおいお前ら、簡単に倒れるなって言ったのに一回でダウンはないだろ?]
「ァ・・ぅっ」
[・・・なら早速]
ボスらしきお前が相手になってくれるか?
とスパナで彼らの兄貴分を指しながら問いかける
だが・・・
ガシッ!!
「まだ・・俺達は終わっていないぜ・・・」
[・・・・]
兄貴分に近寄っていくアマネの足首を掴み動きを封じながら言う悪党を見やる
[でも随分と弱ってるぞ?]
「だが・・死んでねェ…戦い続ける理由なんざそれで十分なんだよ」
[・・・何か勘違いしてるみたいだから言わせてもらうな?]
おれは戦う事が嫌いだし、攻撃をする術を持ってない
ギリッ!!
っざけ、んな!
ならこれ[お前たちが負った傷か?これの説明は簡単だ♪]
[おれはただお前らの攻撃を防ぐ形で"弾いてる"だけ]
悪魔の実シリーズで言えば"バリバリの実"が一番近い形だ、だから…
クルッ
「なっ!?」
いつの間にか重たそうな武器を片手で持ったまま側にまで迫り、振りかざして来ていた悪党の頭にも同じように‥だが、今度は球体ではなく1方向にだけ盾のように張る事で防ぎ・・・
[相手の攻撃力が強いほど・・・弾け(リコール)]
「ぐわあぁぁっ!!?」
[おれのこの"盾"は"矛"となり強さを増すただそれだけだ]
振りかざした際に全体重をかけてたのか吹っ飛ばされた頭はかなりの距離を地面に引きずられる形となり、止まったとしてもぴくぴくとその場で気を失い痙攣をしている
[分かったか?]
っひいぃぃっ!
圧倒的な強さに遂には弱腰になった悪党は腰を抜かしながらも逃げようとアマネが入ってきた扉へ向かうが・・
「ぁ、で‥出口が」
[逃がすわけないだろ?]
おれは怒ってんだから
ドアノブが外れていてドアを開けることが出来なくなっていることを焦る男性の後ろから聞こえてきた声に振り向くとどうやって外したのかイッカクに取り付けられていた枷が外れアマネの手によって猿轡も今取れ、彼女は解放された
[イッカク、もういいぞ?]
「あ・・アマネ」
[さ、今度はお前の番だな♪]
「・・・ああ」
言葉の意味を理解したイッカクは彼女と一緒に逃げ腰になっている悪党の傍へ歩み寄っていく
「わ、悪かった!許してくれぇ!」
[おれは友人を傷つける奴は許さないし、傷つけられたイッカクもお前を許さないだろう
・・・だから]
「ここからはアタシの番だよ?
女だとしても力はそれなりにある方なんだ」
腹・・くくれよ?
そのイッカクの一言を最後に廃工場には男性の悲鳴がこだました
港町のはずれの海沿いにある殺風景な廃工場・・・
その入り口前に仲間を連れずに1人でこいと書かれた紙を握りしめた状態で立っているアマネは1つ間をおいてドアを開けて中へ入っていくと・・・
ガシャン!!
「待ってたぜェ・・・」
自分達で取り付けたのかスポットライトが点いた音と共にあの時の悪党と動きを封じられているイッカクの姿が目に入った
[イッカク!無事か!?]
「んー!」
「本当に1人で来たか?
外に誰かいるなんて事ァねェよな?」
[外行ってみろよ、おれはここから動かないでいてやるぞ?]
「・・・どうやら本当らしいな」
目が違う・・・
とスポットライトの当たってない場所から聞こえてきたのは…
[お?その声はストラに腕溶かされた奴だな?]
「そうだ、わざわざ律義に守ってくれてありがとよ
そのストラって奴の代わりにお前がァ…」
この腕のお礼をキッチリ受け取ってくれや!
と言い切った途端アマネへ向かっていく悪党達
「んー!んーっ!」
以前のような5人なんてものではなく数10人はいる彼らが彼女へ迫っていく様子を見て「逃げて!」とでも言っているようなイッカクに
[大丈夫]
アマネはニコッと彼女を落ち着かせるように笑みを浮かべながら柔らかい口調で言い…
[ただ、ここからイッカクにはおれが"いい"と言うまで目を閉じててほしい]
「?」
[おれを信じてくれるならそれに従ってくれ]
「!んっ」
彼女の言葉にしっかりと頷くとイッカクはすぐに目を閉じた
[ありがと・・なっ!]
会話をしている間に囲まれ、一斉に襲い掛かってきた悪党達を宙返りして後ろへ飛ぶことでそれを難なくかわしてみせた
[お!いいの見っけ♪]
「っおい、行くぞ!」
「おォ!」
着地した場所の傍に置かれていたスパナをマイペースに拾うアマネをみてイラついたのか声を掛け合って再び一斉攻撃を仕掛けにいく
まさに多勢に無勢状態…だが
[―――あの時はおれ自身も驚くくらい感情を乱しちまってたから相手できなかったけど
今はその正反対だ]
おれの大切な友人を攫い、彼女に怖い思いをさせたお前らにおれは正直怒ってる・・・
[今日はとことん付き合ってやる!]
・・・ただし、仕掛けてきたのはそっちなんだ
[簡単にやられてくれるなよ?]
そう声のトーンを落として言い切りながら襲い掛かって来た人達へ向けてスパナを持っている方の手を前へ出した
すると!
ズアッ!!バチバチバチィッ!!
とあの時のように半透明な球体が現れ悪党達の攻撃をその場で防ぐが、以前と違うのは弾かれるのではなく飛びかかった状態で動けない事
「が、っ、んだこりゃ!」
[何だろうな]
「分かっててやってんだろうが!」
[・・・だとしてもお前らに教える義理はない]
そういって前に出した手をそのまま大きく振りかぶらせると弾かれるようにやって来た方角へ跳ね返された!
[弾け(リコール)!]
「ぐあぁっ!?」
「っぐ、っ!」
吹っ飛ばされると思ってなかったのか皆見事に受け身を取らずに地面へ倒れたので痛みに耐えもだえている
[おいおいお前ら、簡単に倒れるなって言ったのに一回でダウンはないだろ?]
「ァ・・ぅっ」
[・・・なら早速]
ボスらしきお前が相手になってくれるか?
とスパナで彼らの兄貴分を指しながら問いかける
だが・・・
ガシッ!!
「まだ・・俺達は終わっていないぜ・・・」
[・・・・]
兄貴分に近寄っていくアマネの足首を掴み動きを封じながら言う悪党を見やる
[でも随分と弱ってるぞ?]
「だが・・死んでねェ…戦い続ける理由なんざそれで十分なんだよ」
[・・・何か勘違いしてるみたいだから言わせてもらうな?]
おれは戦う事が嫌いだし、攻撃をする術を持ってない
ギリッ!!
っざけ、んな!
ならこれ[お前たちが負った傷か?これの説明は簡単だ♪]
[おれはただお前らの攻撃を防ぐ形で"弾いてる"だけ]
悪魔の実シリーズで言えば"バリバリの実"が一番近い形だ、だから…
クルッ
「なっ!?」
いつの間にか重たそうな武器を片手で持ったまま側にまで迫り、振りかざして来ていた悪党の頭にも同じように‥だが、今度は球体ではなく1方向にだけ盾のように張る事で防ぎ・・・
[相手の攻撃力が強いほど・・・弾け(リコール)]
「ぐわあぁぁっ!!?」
[おれのこの"盾"は"矛"となり強さを増すただそれだけだ]
振りかざした際に全体重をかけてたのか吹っ飛ばされた頭はかなりの距離を地面に引きずられる形となり、止まったとしてもぴくぴくとその場で気を失い痙攣をしている
[分かったか?]
っひいぃぃっ!
圧倒的な強さに遂には弱腰になった悪党は腰を抜かしながらも逃げようとアマネが入ってきた扉へ向かうが・・
「ぁ、で‥出口が」
[逃がすわけないだろ?]
おれは怒ってんだから
ドアノブが外れていてドアを開けることが出来なくなっていることを焦る男性の後ろから聞こえてきた声に振り向くとどうやって外したのかイッカクに取り付けられていた枷が外れアマネの手によって猿轡も今取れ、彼女は解放された
[イッカク、もういいぞ?]
「あ・・アマネ」
[さ、今度はお前の番だな♪]
「・・・ああ」
言葉の意味を理解したイッカクは彼女と一緒に逃げ腰になっている悪党の傍へ歩み寄っていく
「わ、悪かった!許してくれぇ!」
[おれは友人を傷つける奴は許さないし、傷つけられたイッカクもお前を許さないだろう
・・・だから]
「ここからはアタシの番だよ?
女だとしても力はそれなりにある方なんだ」
腹・・くくれよ?
そのイッカクの一言を最後に廃工場には男性の悲鳴がこだました