6日目
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[行ってきま~す!]
「お留守番よろしくね~♪」
「気を付けて行って来いよ~?」
「わぁ!凄い賑わい!」
[離れ離れにならないように気を付けないとな!]
船番とそれによる休養も取れた日、イッカクはアマネと一緒に港町の商店街へやって来ていた
彼女が一人で来た時と同じほどの通行人の多さに驚く
「・・で、お土産話聞いた中じゃアンタずっと船長と一緒に出掛けてたの?」
[ああ、特に誰かと行くって決めてなかったからな
2日目以外は全部一緒に行動した!]
「ほんと、アンタに一筋よね」
[?おう、ローに気に入られてるってのは前話した通りわかってるぞ?]
「そういう事じゃないんだけどなぁ~・・」
[???]
言葉の意味のすれ違いに首を傾げながらもイッカクの隣を歩くアマネ
このまま擦れていても仕方ないと思ったのか彼女は「よし!」とやや強引に話を区切らせ…
「今日はアタシにとことん付き合ってもらうからね?」
[ああ!ローと島全体歩き終えたからどこにだって案内してやれるから任せとけ]
「頼りにしてるわ♪
じゃあまず行きたいところなんだけど・・・」
そう言ってイッカクが先頭に立って買い物を初めて約2時間は経った頃・・・
[・・・イッカク?]
忽然と彼女がアマネの前から姿を消した
それに気付いたアマネが周囲を見渡しながらイッカクを探すも一向に見つからない
[・・・どこに行ったんだ?
離れるなって言った筈なんだけどなぁ]
と360度全体を見ながら呟いた時!
ヒュンッ!!と何かがアマネの顔の目の前へはなたれ、丁度壁側を歩いていた彼女の目線部分に刺さった
[ん?]
刺さったものはどうやら一本の矢で、その矢には紙が付いている
その紙を取り、内容を読んでいく内にアマネの表情が険しくなっていく・・・
(ストラの件で懲りてないのかアイツらは・・・)
仕方ないなぁ…
と溜息交じりに呟き、その手紙をズボンのポケットに納めると船へ戻っていった
~~~~~~~~
[シャチ~!]
「お?アマネじゃん
イッカクはどうした?」
船に戻ってきた彼女に気付いた船番のシャチは一緒に島へ遊びに言った筈の女船員がいないことを問いかける
[ちょっとややこしい事に巻き込まれたらしくてな、今はここにはいない]
「Σはァ!?つーかなんでお前はそんなに冷静なんだよ?」
[今からその元凶の人達の所へ行くから]
おれは行く前に荷物置きに来たんだ
そう言って甲板へ降りて来たシャチに言いながらイッカクが買ったものをその場に置く
「ちょっと待て!アマネ1人で行く気か?」
[ソイツらがおれだけをご所望だからな
仮にシャチがついて行くとなったらそれこそイッカクの身に何か起こりかねないだろ]
「う・・・」
自分の事を心配してくれていることにアマネはフと笑みを浮かべて少し背の高いシャチの頭を撫でて
[心配してくれてありがとな?
大丈夫、ちゃんと無事に連れて帰ってくるから]
「・・・・」
[おれの事、信じてくれるか?]
「・・・ああ、信じる」
だから、この信用・・裏切るなよな!
ついて行ってやれない事の悔しさからか両手で拳を作りワナワナと震えながらも声を張って言ったシャチに大きく頷いて
[もちろんだ、絶対に守る]
じゃあ行ってくる、荷物はおれの部屋にでも置いていてくれ
そう言い残してアマネは再び陸に降り、街の方へと歩いて行った
「んー!んんー!」
「お~っと、暴れてくれるなよ姉ちゃん?」
一方その頃、数日前の悪党の溜まり場であろう場所にイッカクの姿はあり・・彼女は手枷と猿轡(サルグツワ)を咥えさせられ座る形で柱に縛り付けられていた
「大人しくしてりゃお前を痛い目に遭わせようとか思ってないからよォ」
「ただ俺達の目的は兄貴の敵討ちよ!」
「!」
悪党達の先にいた片腕が抉られたように無くなっている彼らの中で一番ゴツい肉付きをした男性を見て少し驚く・・・
「んー、んーん?」
「ア?アニキの腕が気になんのか?」
「これはな、今回待ち伏せしてるお前の仲間の連れがやったんだよ!
本人に仕返ししてやろうにもいくら探そうがソイツが見つからねェ・・・」
ならその仲間さんにお礼してやろうって話になった!
どうだ?いい案だろ?
ニタァと笑いながら言う悪党にイッカクは目つきを変え彼らを睨む
「お~怖い!」
「ま、お前はお仲間さんが傷付くところを大人しく見てりゃいいんだ!」
俺達がスッキリしたら返してやるよ!
「お留守番よろしくね~♪」
「気を付けて行って来いよ~?」
「わぁ!凄い賑わい!」
[離れ離れにならないように気を付けないとな!]
船番とそれによる休養も取れた日、イッカクはアマネと一緒に港町の商店街へやって来ていた
彼女が一人で来た時と同じほどの通行人の多さに驚く
「・・で、お土産話聞いた中じゃアンタずっと船長と一緒に出掛けてたの?」
[ああ、特に誰かと行くって決めてなかったからな
2日目以外は全部一緒に行動した!]
「ほんと、アンタに一筋よね」
[?おう、ローに気に入られてるってのは前話した通りわかってるぞ?]
「そういう事じゃないんだけどなぁ~・・」
[???]
言葉の意味のすれ違いに首を傾げながらもイッカクの隣を歩くアマネ
このまま擦れていても仕方ないと思ったのか彼女は「よし!」とやや強引に話を区切らせ…
「今日はアタシにとことん付き合ってもらうからね?」
[ああ!ローと島全体歩き終えたからどこにだって案内してやれるから任せとけ]
「頼りにしてるわ♪
じゃあまず行きたいところなんだけど・・・」
そう言ってイッカクが先頭に立って買い物を初めて約2時間は経った頃・・・
[・・・イッカク?]
忽然と彼女がアマネの前から姿を消した
それに気付いたアマネが周囲を見渡しながらイッカクを探すも一向に見つからない
[・・・どこに行ったんだ?
離れるなって言った筈なんだけどなぁ]
と360度全体を見ながら呟いた時!
ヒュンッ!!と何かがアマネの顔の目の前へはなたれ、丁度壁側を歩いていた彼女の目線部分に刺さった
[ん?]
刺さったものはどうやら一本の矢で、その矢には紙が付いている
その紙を取り、内容を読んでいく内にアマネの表情が険しくなっていく・・・
(ストラの件で懲りてないのかアイツらは・・・)
仕方ないなぁ…
と溜息交じりに呟き、その手紙をズボンのポケットに納めると船へ戻っていった
~~~~~~~~
[シャチ~!]
「お?アマネじゃん
イッカクはどうした?」
船に戻ってきた彼女に気付いた船番のシャチは一緒に島へ遊びに言った筈の女船員がいないことを問いかける
[ちょっとややこしい事に巻き込まれたらしくてな、今はここにはいない]
「Σはァ!?つーかなんでお前はそんなに冷静なんだよ?」
[今からその元凶の人達の所へ行くから]
おれは行く前に荷物置きに来たんだ
そう言って甲板へ降りて来たシャチに言いながらイッカクが買ったものをその場に置く
「ちょっと待て!アマネ1人で行く気か?」
[ソイツらがおれだけをご所望だからな
仮にシャチがついて行くとなったらそれこそイッカクの身に何か起こりかねないだろ]
「う・・・」
自分の事を心配してくれていることにアマネはフと笑みを浮かべて少し背の高いシャチの頭を撫でて
[心配してくれてありがとな?
大丈夫、ちゃんと無事に連れて帰ってくるから]
「・・・・」
[おれの事、信じてくれるか?]
「・・・ああ、信じる」
だから、この信用・・裏切るなよな!
ついて行ってやれない事の悔しさからか両手で拳を作りワナワナと震えながらも声を張って言ったシャチに大きく頷いて
[もちろんだ、絶対に守る]
じゃあ行ってくる、荷物はおれの部屋にでも置いていてくれ
そう言い残してアマネは再び陸に降り、街の方へと歩いて行った
「んー!んんー!」
「お~っと、暴れてくれるなよ姉ちゃん?」
一方その頃、数日前の悪党の溜まり場であろう場所にイッカクの姿はあり・・彼女は手枷と猿轡(サルグツワ)を咥えさせられ座る形で柱に縛り付けられていた
「大人しくしてりゃお前を痛い目に遭わせようとか思ってないからよォ」
「ただ俺達の目的は兄貴の敵討ちよ!」
「!」
悪党達の先にいた片腕が抉られたように無くなっている彼らの中で一番ゴツい肉付きをした男性を見て少し驚く・・・
「んー、んーん?」
「ア?アニキの腕が気になんのか?」
「これはな、今回待ち伏せしてるお前の仲間の連れがやったんだよ!
本人に仕返ししてやろうにもいくら探そうがソイツが見つからねェ・・・」
ならその仲間さんにお礼してやろうって話になった!
どうだ?いい案だろ?
ニタァと笑いながら言う悪党にイッカクは目つきを変え彼らを睨む
「お~怖い!」
「ま、お前はお仲間さんが傷付くところを大人しく見てりゃいいんだ!」
俺達がスッキリしたら返してやるよ!