4日目
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[あ、イッカク!あれの調子はどうだ?]
「いい感じ!本当にありがとね!」
[気にすんな♪]
女性同士の明るい声が船内の廊下に響き渡る
今日も新しい朝がやって来た
[ベポ~!]
「アイ!なぁに?」
[次の島にはいつ着くんだ?]
測量室へやって来たアマネはくつろいでいたベポに問いかける
こう見えて彼はこの船の航海士である
「この風が続いてくれるなら明後日には着けそうかな?」
[お!結構早く着くんだな♪]
「アマネちゃんは早く島について欲しいの?」
[だって島に着いたら海賊達と戦うよりも沢山の珍しい品とか見つかるかもしれないし]
「戦っててもたくさん手に入る時だってあるよ?」
不思議そうに問いかけたベポに[そうだけど戦ったら皆傷付いちゃうだろ?]と笑みを浮かべて答えるとあの時のイッカクのように抱き着かれ・・・
「アイ~!アマネちゃん大好き~!」
[ありがとな!おれもベポが好きだぞ♪]
嬉しそうに頬ずりをしてくるこの白熊に笑みを浮かべて必死に腕を伸ばしてモフモフな背中を撫でる
「そういえば今日はキャプテンとお昼寝しないの?」
[そうだな~今日はこれからイッカクとボードゲームで遊ぶ約束をしてるんだ!]
「オレもそれ見に行っていい?」
[いいぞ!じゃあ一緒に行くか?]
「アイ!ちょっと散らかってるから少し片付けるね?」
大きく頷いたベポは散らかりかけている部屋を整理してアマネと一緒に測量室を出ていった
~~~~~~~~~~~~~~~
「あ~っ!また負けた~!」
「アイ~アマネちゃん強いね♪」
イッカクの部屋に行くと「いい匂いするアマネの部屋でやりたい!」と言ってきた彼女の発言で場所を変え早速対局したのだが圧倒的な差で連敗を続けるイッカクが頭をガシガシと掻きむしりながら叫ぶ
[イッカクの戦法が1種類しかないからなぁ
それを把握すれば勝てるんだ]
「え~!さっきと違う方法したよ?」
[ただ置く場所が違うだけでその流れはほとんど一緒だったぞ?]
「マジ!?早く言ってよぉ~!」
[ハハハ!]
そこでアマネはある事を思いつき、イッカクに問いかける
[そうだ!次に着く島で新しいテーブルゲームを一緒に選ばないか?]
「気持ちは嬉しいんだけどそん時アタシ、船番の当番だから」
[それもイッカクが入ってるのか?]
船番って寝ずの番って事だろ?
と気遣う言葉にイッカクはまたも感動に身体を震わせアマネへ飛びつこうかと思ったが、何とかそこは抑えて・・・
「仲間を守る為なら1日寝ないでいるくらい平気だからさこれくらいはやらないと!」
[カッコいいなイッカクは♪]
「でしょ~?」
その時だった。部屋のドアがカチャと回され、彼女達の元へ現れたのはこの船の船長だった
「今叫んでたのはイッカクか?
結構先まで聞こえて来たぞ」
[あ、ロー!]
「アタシって一体どんだけデカい声出てたの?
恥ずかし~!」
恥ずかしさで赤くなった頬を抑えながらモジモジするイッカクを見た後ローは視線を2人がしていたボードゲームに移動させる
「これをやってたのか?」
[ああ!やり方判るならちょっとおれとしようぜ?]
「Σえ!?アマネと船長の勝負!?
なにソレ凄く見たい!」
「オレも~!」
「構わねェよ」
せっせとゲームを始める支度をするベポの隣にゆっくりと腰かけながら言ったローに「やったー!」と喜びの声を上げるイッカク
「ハンデはいるか?」
[おいおいロー、こういうのは手抜きなしでやった方が競い甲斐がないだろ?]
「ククッ、違いない」
「わ、2人共カッコいいんですけど!」
「キャプテン!アマネちゃん!準備できたよっ」
今から戦う2人の間に座ったベポの言葉に[ありがとなベポ♪]と言いながら頭を撫でたアマネと撫でられてとても嬉しそうな顔をするベポ
[じゃあ先攻後攻じゃんけんだ!]
「平等にアタシがいうね?
"先攻~後攻~ジャンケンポンっ"」
「アマネちゃんが勝った!」
[なら素直に先攻貰うな?]
「あァ」
「アタシ達は黙ってようねベポ・・・」
「アイ・・」
期待に胸を膨らませた1人と1匹に見守られながら2人は対戦を始めた・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
[っは~!負けた!
ロー強いなぁ!]
結果、惜しくもローに負けたアマネは悔しそうに声を漏らしながらもどこかスッキリした顔で向かい側にいる彼に言う
「だがアマネもいい手を繰り出して来てた・・
下手すりゃ負けてたのは俺の方だろうな…」
「でも本当にいい勝負だったね!」
「アイ~2人とも凄かった!」
[・・・よし!]
負けは負けだ!勝ったローの言う事なんでも1つ聞いてやるぞ?
パンッと手を叩き、話を一旦終わらせた後で言ったアマネに他の3人が驚く
「お~!アマネ男らしい!」
[おれは女だってww]
「でもカッコいいよ♪」
「・・・何でもいいのか?」
[ああ!何でもな♪]
ニカッと笑ってローの口から出る願い事を待つ彼女に一つ間を開けて彼は答える
「・・・なら、次の島に着いたその日は
俺に着いて来て欲しい」
[ん?一緒に島を歩くって事か?]
「ああ」
「え!船長、その願いでいいの!?」
もっと他の願い事が出来たんじゃ・・
と言いたげな顔をして問いかけるイッカクにローは小さく頷いて肯定を示し
[分かった!じゃあ着いた時は島を一緒に歩こうな♪]
「楽しみにしてる‥」
[はは!おれもだ!]
そう言って笑い合う2人をみてイッカクは彼らにもう何も言わず・・・
「出られないアタシの代わりにアレ、買って来てくれる?」
[おお!いいぞ!]
その日の夕食時にコッソリとアマネへお使いを頼むのだった
「いい感じ!本当にありがとね!」
[気にすんな♪]
女性同士の明るい声が船内の廊下に響き渡る
今日も新しい朝がやって来た
[ベポ~!]
「アイ!なぁに?」
[次の島にはいつ着くんだ?]
測量室へやって来たアマネはくつろいでいたベポに問いかける
こう見えて彼はこの船の航海士である
「この風が続いてくれるなら明後日には着けそうかな?」
[お!結構早く着くんだな♪]
「アマネちゃんは早く島について欲しいの?」
[だって島に着いたら海賊達と戦うよりも沢山の珍しい品とか見つかるかもしれないし]
「戦っててもたくさん手に入る時だってあるよ?」
不思議そうに問いかけたベポに[そうだけど戦ったら皆傷付いちゃうだろ?]と笑みを浮かべて答えるとあの時のイッカクのように抱き着かれ・・・
「アイ~!アマネちゃん大好き~!」
[ありがとな!おれもベポが好きだぞ♪]
嬉しそうに頬ずりをしてくるこの白熊に笑みを浮かべて必死に腕を伸ばしてモフモフな背中を撫でる
「そういえば今日はキャプテンとお昼寝しないの?」
[そうだな~今日はこれからイッカクとボードゲームで遊ぶ約束をしてるんだ!]
「オレもそれ見に行っていい?」
[いいぞ!じゃあ一緒に行くか?]
「アイ!ちょっと散らかってるから少し片付けるね?」
大きく頷いたベポは散らかりかけている部屋を整理してアマネと一緒に測量室を出ていった
~~~~~~~~~~~~~~~
「あ~っ!また負けた~!」
「アイ~アマネちゃん強いね♪」
イッカクの部屋に行くと「いい匂いするアマネの部屋でやりたい!」と言ってきた彼女の発言で場所を変え早速対局したのだが圧倒的な差で連敗を続けるイッカクが頭をガシガシと掻きむしりながら叫ぶ
[イッカクの戦法が1種類しかないからなぁ
それを把握すれば勝てるんだ]
「え~!さっきと違う方法したよ?」
[ただ置く場所が違うだけでその流れはほとんど一緒だったぞ?]
「マジ!?早く言ってよぉ~!」
[ハハハ!]
そこでアマネはある事を思いつき、イッカクに問いかける
[そうだ!次に着く島で新しいテーブルゲームを一緒に選ばないか?]
「気持ちは嬉しいんだけどそん時アタシ、船番の当番だから」
[それもイッカクが入ってるのか?]
船番って寝ずの番って事だろ?
と気遣う言葉にイッカクはまたも感動に身体を震わせアマネへ飛びつこうかと思ったが、何とかそこは抑えて・・・
「仲間を守る為なら1日寝ないでいるくらい平気だからさこれくらいはやらないと!」
[カッコいいなイッカクは♪]
「でしょ~?」
その時だった。部屋のドアがカチャと回され、彼女達の元へ現れたのはこの船の船長だった
「今叫んでたのはイッカクか?
結構先まで聞こえて来たぞ」
[あ、ロー!]
「アタシって一体どんだけデカい声出てたの?
恥ずかし~!」
恥ずかしさで赤くなった頬を抑えながらモジモジするイッカクを見た後ローは視線を2人がしていたボードゲームに移動させる
「これをやってたのか?」
[ああ!やり方判るならちょっとおれとしようぜ?]
「Σえ!?アマネと船長の勝負!?
なにソレ凄く見たい!」
「オレも~!」
「構わねェよ」
せっせとゲームを始める支度をするベポの隣にゆっくりと腰かけながら言ったローに「やったー!」と喜びの声を上げるイッカク
「ハンデはいるか?」
[おいおいロー、こういうのは手抜きなしでやった方が競い甲斐がないだろ?]
「ククッ、違いない」
「わ、2人共カッコいいんですけど!」
「キャプテン!アマネちゃん!準備できたよっ」
今から戦う2人の間に座ったベポの言葉に[ありがとなベポ♪]と言いながら頭を撫でたアマネと撫でられてとても嬉しそうな顔をするベポ
[じゃあ先攻後攻じゃんけんだ!]
「平等にアタシがいうね?
"先攻~後攻~ジャンケンポンっ"」
「アマネちゃんが勝った!」
[なら素直に先攻貰うな?]
「あァ」
「アタシ達は黙ってようねベポ・・・」
「アイ・・」
期待に胸を膨らませた1人と1匹に見守られながら2人は対戦を始めた・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
[っは~!負けた!
ロー強いなぁ!]
結果、惜しくもローに負けたアマネは悔しそうに声を漏らしながらもどこかスッキリした顔で向かい側にいる彼に言う
「だがアマネもいい手を繰り出して来てた・・
下手すりゃ負けてたのは俺の方だろうな…」
「でも本当にいい勝負だったね!」
「アイ~2人とも凄かった!」
[・・・よし!]
負けは負けだ!勝ったローの言う事なんでも1つ聞いてやるぞ?
パンッと手を叩き、話を一旦終わらせた後で言ったアマネに他の3人が驚く
「お~!アマネ男らしい!」
[おれは女だってww]
「でもカッコいいよ♪」
「・・・何でもいいのか?」
[ああ!何でもな♪]
ニカッと笑ってローの口から出る願い事を待つ彼女に一つ間を開けて彼は答える
「・・・なら、次の島に着いたその日は
俺に着いて来て欲しい」
[ん?一緒に島を歩くって事か?]
「ああ」
「え!船長、その願いでいいの!?」
もっと他の願い事が出来たんじゃ・・
と言いたげな顔をして問いかけるイッカクにローは小さく頷いて肯定を示し
[分かった!じゃあ着いた時は島を一緒に歩こうな♪]
「楽しみにしてる‥」
[はは!おれもだ!]
そう言って笑い合う2人をみてイッカクは彼らにもう何も言わず・・・
「出られないアタシの代わりにアレ、買って来てくれる?」
[おお!いいぞ!]
その日の夕食時にコッソリとアマネへお使いを頼むのだった