第二話
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「「「[・・・・・・・]」」」
「ウソつけてめェ!冗談でも許さねェぞ!!」
あれから最低限に回復したダダンをつれて山賊の家に戻って1・2日後、ドグラさんから聞いた言葉にエースが飛びかかった。
私も同じような気持ちだったけど、体が動かなかった。
あの優しいサボが・・・死んだ、なんて・・・。
「アイツが幸せだったなら・・・!海へ出る事があったろうか!!」
海賊旗を掲げて一人で海へ出る事があったろうか!?
とドグラさんは叫ぶ。
「サボ・・・幸せじゃなかったんだ・・・!」
「何で奪い返しに行かなかったんだ、おれ達は・・・!!」
ふとエースは私を見る。
「お前の言うとおりだったよ」
すぐに取り返しに行けばよかったんだ・・・。
とエースは私に歩み寄り、
「済まねェ」
("サボのことは一旦忘れろ!これがアイツの幸せかも知れねぇんだ")
済まねェ・・・っ!
エースはギリッと歯を食いしばって、
「サボを殺した奴はどこにいる!?
おれがそいつをブッ殺してやる!」
あいつの仇をとってやる!!
と走り出したエースを・・・。
"待って!!"
私は自分をロープ代わりにして足を引っ掛けさせ転ばせた。
「何しやがブヘッ!?」
反論しようとしたエースをダダンさんが取り押さえた。
「どけてめェ!」
「ろくな力もねェクセに威勢ばかり張り上げやがって!」
そんな様子を唖然としてみる私。
「行ってお前に何ができんだァ!?死ぬだけさ!!
死んで明日にゃ忘れられる!」
お前はまだそれくらいの人間だ!
エースを落ち着かせるよう頭を地面に打ち付けるダダンさん。
「サボを殺したのはこの国だ!世界だ!!
お前なんかに何が出来る!?」
今度は胸倉掴み説得にかかる。
「お前の親父は死んで時代を変えた!!
それくらいの男になってから死ぬも生きるも好きにしやがれ!!」
"!?"
エースの父さん?
父さんが時代を作ったの・・・?
「このバカを縛り付けときな!」
「ヘ、ヘイ!」
「~~っ!!」
「サボ―――――!!!」
と悲しみに溺れたルフィの声が周りに響いた。
「"エース・ルフィ、火事で怪我をしてないか?"」
「"心配だけど無事だと信じてる"」
「"お前達には悪いけど、二人が手紙を読むころはオレはもう、海の上にいる・・・"」
「"色々あって、一足先に出航する事にした"」
「"行き先は・・・この国じゃないどこかだ・・・"」
「"そこでオレは強くなって海賊になる!"」
「"誰よりも自由な海賊になってまた兄弟3人と1匹、どこかで会おう!"」
「"広くて自由な海のどこかで、いつか必ず!"」
「"――それからエース、オレとお前はどっちが兄貴かな?"」
「"長男二人、弟一人に加えて妹・・・変だけどこの絆はオレの宝だ!"」
「"ルフィの奴はまだまだ弱くて泣き虫だけど・・・"」
「"オレ達の弟だ、よろしく頼む・・・"」
崖の近くで泣いていたエースの近くに落ちていた手紙にはそう書かれていた。
(出て行く前に書いたのかな?)
なんて思っているとエースはピタリと泣き止むとどこかへ向かった。
私も後を追いかける。
追いかけた先にはルフィがうつ伏せになっていた。
「いつまでそうやってるつもりだよ」
「・・・!」
「中間の森に隠してた宝は全部失ってた。
結局サボは使わなかったんだ・・・」
だから・・・、
「おれももう別にいい、
守れもしねェ財宝集めても仕方ねェ・・・」
「エース・・・おれは」
[!]
「もっと、強くなりたい!」
ルフィは帽子を深くかぶって叫んだ。
「もっともっと、もっともっともっと強くなって・・・そしたら・・・何でも守れる」
誰もいなくならなくて済む・・・!
というルフィの声は震えていた。
「・・・エースは、死なねェでくれよ・・・!!」
ゴンッ!
「バカいってんじゃねェよ!!
おれの前にてめェの心配しやがれ!」
おれより遥かに弱ェクセによ!
とエースはルフィの頭を殴っていった。
「いいか!覚えとけルフィ!」
おれは死なねェ!!
「・・・うん」
「サボからもおれは頼まれてんだ・・・。
約束だ!おれは絶対に死なねェ!」
お前みたいな弱虫の弟を残して死ねるか!
「・・・うん、うん・・・!」
コクコクとルフィはエースの言葉に何度も頷く。
「おれは頭が悪ィからサボが一体何に殺されたのかわからねェ。
・・・でもきっと"自由"とは反対の何かだ!」
自由を掴めずにサボは死んだけど、
「サボと杯を交わしたおれ達が生きてる!」
「・・・・・」
「だからいいかルフィ、
おれ達は絶対に"くい"のない様に生きるんだ」
「・・・うん!」
「いつか必ず海へ出て!思いのままに生きよう!
誰よりも自由に!」
と言っているエースはまるで自分にも言い聞かせてるようだった。
「それはきっと色んな奴らを敵に回すことだ!
ジジイも敵になる!命懸けだ!!」
エースは海を見て、
「出航は17歳!
おれ達は・・・」
海賊になるんだ!!
「ウソつけてめェ!冗談でも許さねェぞ!!」
あれから最低限に回復したダダンをつれて山賊の家に戻って1・2日後、ドグラさんから聞いた言葉にエースが飛びかかった。
私も同じような気持ちだったけど、体が動かなかった。
あの優しいサボが・・・死んだ、なんて・・・。
「アイツが幸せだったなら・・・!海へ出る事があったろうか!!」
海賊旗を掲げて一人で海へ出る事があったろうか!?
とドグラさんは叫ぶ。
「サボ・・・幸せじゃなかったんだ・・・!」
「何で奪い返しに行かなかったんだ、おれ達は・・・!!」
ふとエースは私を見る。
「お前の言うとおりだったよ」
すぐに取り返しに行けばよかったんだ・・・。
とエースは私に歩み寄り、
「済まねェ」
("サボのことは一旦忘れろ!これがアイツの幸せかも知れねぇんだ")
済まねェ・・・っ!
エースはギリッと歯を食いしばって、
「サボを殺した奴はどこにいる!?
おれがそいつをブッ殺してやる!」
あいつの仇をとってやる!!
と走り出したエースを・・・。
"待って!!"
私は自分をロープ代わりにして足を引っ掛けさせ転ばせた。
「何しやがブヘッ!?」
反論しようとしたエースをダダンさんが取り押さえた。
「どけてめェ!」
「ろくな力もねェクセに威勢ばかり張り上げやがって!」
そんな様子を唖然としてみる私。
「行ってお前に何ができんだァ!?死ぬだけさ!!
死んで明日にゃ忘れられる!」
お前はまだそれくらいの人間だ!
エースを落ち着かせるよう頭を地面に打ち付けるダダンさん。
「サボを殺したのはこの国だ!世界だ!!
お前なんかに何が出来る!?」
今度は胸倉掴み説得にかかる。
「お前の親父は死んで時代を変えた!!
それくらいの男になってから死ぬも生きるも好きにしやがれ!!」
"!?"
エースの父さん?
父さんが時代を作ったの・・・?
「このバカを縛り付けときな!」
「ヘ、ヘイ!」
「~~っ!!」
「サボ―――――!!!」
と悲しみに溺れたルフィの声が周りに響いた。
「"エース・ルフィ、火事で怪我をしてないか?"」
「"心配だけど無事だと信じてる"」
「"お前達には悪いけど、二人が手紙を読むころはオレはもう、海の上にいる・・・"」
「"色々あって、一足先に出航する事にした"」
「"行き先は・・・この国じゃないどこかだ・・・"」
「"そこでオレは強くなって海賊になる!"」
「"誰よりも自由な海賊になってまた兄弟3人と1匹、どこかで会おう!"」
「"広くて自由な海のどこかで、いつか必ず!"」
「"――それからエース、オレとお前はどっちが兄貴かな?"」
「"長男二人、弟一人に加えて妹・・・変だけどこの絆はオレの宝だ!"」
「"ルフィの奴はまだまだ弱くて泣き虫だけど・・・"」
「"オレ達の弟だ、よろしく頼む・・・"」
崖の近くで泣いていたエースの近くに落ちていた手紙にはそう書かれていた。
(出て行く前に書いたのかな?)
なんて思っているとエースはピタリと泣き止むとどこかへ向かった。
私も後を追いかける。
追いかけた先にはルフィがうつ伏せになっていた。
「いつまでそうやってるつもりだよ」
「・・・!」
「中間の森に隠してた宝は全部失ってた。
結局サボは使わなかったんだ・・・」
だから・・・、
「おれももう別にいい、
守れもしねェ財宝集めても仕方ねェ・・・」
「エース・・・おれは」
[!]
「もっと、強くなりたい!」
ルフィは帽子を深くかぶって叫んだ。
「もっともっと、もっともっともっと強くなって・・・そしたら・・・何でも守れる」
誰もいなくならなくて済む・・・!
というルフィの声は震えていた。
「・・・エースは、死なねェでくれよ・・・!!」
ゴンッ!
「バカいってんじゃねェよ!!
おれの前にてめェの心配しやがれ!」
おれより遥かに弱ェクセによ!
とエースはルフィの頭を殴っていった。
「いいか!覚えとけルフィ!」
おれは死なねェ!!
「・・・うん」
「サボからもおれは頼まれてんだ・・・。
約束だ!おれは絶対に死なねェ!」
お前みたいな弱虫の弟を残して死ねるか!
「・・・うん、うん・・・!」
コクコクとルフィはエースの言葉に何度も頷く。
「おれは頭が悪ィからサボが一体何に殺されたのかわからねェ。
・・・でもきっと"自由"とは反対の何かだ!」
自由を掴めずにサボは死んだけど、
「サボと杯を交わしたおれ達が生きてる!」
「・・・・・」
「だからいいかルフィ、
おれ達は絶対に"くい"のない様に生きるんだ」
「・・・うん!」
「いつか必ず海へ出て!思いのままに生きよう!
誰よりも自由に!」
と言っているエースはまるで自分にも言い聞かせてるようだった。
「それはきっと色んな奴らを敵に回すことだ!
ジジイも敵になる!命懸けだ!!」
エースは海を見て、
「出航は17歳!
おれ達は・・・」
海賊になるんだ!!