第25話
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「どうだ?メイナ?」
"思ってたよりキツくは感じないから
私は大丈夫だよ?"
「トラ男が大丈夫なら良さそうだぞ?」
「・・まあメイナが平気なら問題はねェが…」
感覚が新鮮すぎて逆に落ち着かねェよ
とトラファルガーさんがいう
私は今長い身体をできる限り小さくして彼のコートの中へ入り、身体に巻き付いている感じになっている
「そのコート意外とブカブカに作ってるのね~あまりのキツさにメイナの身体が浮かび上がってくるかと思ってたわ」
「ある程度の余裕は持たせてある
今回はそれが吉と出たな」
「オレがここでいいのが心配だよ」
トラファルガーさんの鞘と繋ぐように身体をグルグル巻きにされて吊られているチョッパーが少しおどおどした口調で言う
「お前は後で丁度いい袋を用意するからそれに入ってろ」
「・・なんかオレの対処雑だなー」
「・・・本題へ話を戻すぞ?
シーザー屋はお前達と白猟屋のG-5を消し去り、ガキ共を奪い返すつもりだ」
それが達成されるまで奴の攻撃は止まない
他にいい案が思いつかなかったことを口に出したくなかったらしく、私達に大事そうな話をし始めたので一旦トラファルガーさんのコートから出てきて話を聞く
「シーザーは4年前の大事件で犯罪者に成り下がった元政府の科学者
立ち入り禁止のこの島に誰かが居るという事実が漏れれば
アイツはこの絶好の隠れ家を失うことになる
だからお前らを全力で殺しに来る」
懸賞金3億β殺戮兵器を所持する"ガスガスの実"自然系の能力者
覇気を纏えない者は決して近づくな
ただの科学者じゃない
「こっちで覇気使えんのは俺とゾロとサンジと・・あとメイナとお前だな」
「!メイナも使えるのか?」
「ああ!強さは保証するぞ!」
自慢気にニカッと笑みを浮かべていってくれたルフィに照れくさくなって身体をクネらせる私を見て
「覇気が使えるのは竜族の特徴か?」
「そこは知らねェけど、覚えてて損はねェだろ?
お前が今言ったシーザーって奴に対抗するのにもな」
「まあ充分だ。俺は一足先にこの2匹を連れて研究所へ戻る」
「でその"M"を俺達とお前で"誘拐"すりゃいいんだな?」
「そういう事だ」
「誘拐して誰から身代金取んの?」
「目的は金じゃない"混乱"だ」
"混乱・・?"
トラファルガーさんの考えていることが判らず私は思わず彼の目を見た
・・けど、余程奥に隠しているのかその表情から思考を"読み取る"事は出来なかった
「俺の計画はその時にゆっくり全員に話す
ただし、シーザーの誘拐に成功した時点で事態はおのずと大きく動き出す
そうなるともう・・・引き返せねェ
・・・考え直せるのは今だけだが?」
「大丈夫だ、お前らと組むよ!」
最後に諦める機会を作ってくれたけど、ルフィは間を開けずに小さく頷きながらトラファルガーさんの案にのる事を示した
「なら俺もお前達の希望を飲むとする
残りの仲間もしっかり説得しとけ」
「ああ、わかった!」
"行ってくるね?
トラファルガーさんとの約束破っちゃ駄目だよ?"
「心配すんな!任せとけ!」
~~~~~~~~~~~~~~
その後、私達はトラファルガーさんの能力で大きな建物の手前まで瞬間移動でやって来た
気が付けばチョッパーはトラファルガーさんが言っていた通り布袋に入れられていた
「お前の能力便利だな~今のワープか?」
「黙って袋に入ってろ、もう研究所入口だ
メイン研究室にはおそらくシーザーともう1人女がいる
俺は2人を何とか部屋から連れ出す
お前はその間に薬の事を調べろ」
「・・でもお前そんなに簡単に"M"に会えるならさ…強ェんだし、"M"を捕まえたらいいじゃねェか」
「こっちの問題でな‥それが出来ねェからお前らの力が必要なんだ」
その言葉にチョッパーは首を傾げるけど‥彼のコートの中にいる私は何となく気付いてる・・・
トラファルガーさん、さっきからずっと心臓の音が聞こえないの・・・
何か条件付きでその"M"に取られたのか分からないけど、トラファルガーさんの心臓がある場所には"ポッカリ"穴が空いている
「・・・・」
"!"
トラファルガーさんが無言でコートの中にいる私を見た
その顔は"何も言うな"と訴えている
(わかったの)
「(助かる)とにかくお前らは速やかにシーザーだけ攫ってくれりゃいい。あとは俺がやる」
僅かに頷くと、分かってくれた私に礼を言うように頷き返して話を続けたその時だった!
「「「うわァああ~~!!」」」
「!?」
「マスター出て来ーーい!!お前をブッ飛ばして誘拐してやるぞォ~!!」
遠くから誰かの悲鳴が聞こえたかと思えば次に聞こえて来たルフィの声に私は溜息を漏らす
「あのバカ!誰が全軍相手にしろと言った!?」
「いけールフィ~!」
"チョッパー!トラファルガーさんは気づかれずに誘拐することが目的だったでしょ!?"
「あ、ごめん・・」
私の言葉に楽しそうだったチョッパーの声が落ち込む声に変わった
(でも、もうこの時点でトラファルガーさんの考えてる計画は崩れ始めてる
・・私がしっかりしなきゃ)
「・・・」
"ん・・?"
フワッとコート越しに伝わる手の感覚に気付いた私はまたトラファルガーさんを見上げる
「この一味の中で一番まともなのはお前みたいだな‥メイナ」
"本当に申し訳ないの・・"
「メイナは謝る事ねェよ」
"でも、船長(ルフィ)の責任は私にもあるから・・"
「・・・・」
随分と問題ばかり引き起こすあの性格に振り回されて苦労してるな・・
そう言ってもう一度私を撫でてくれた後
トラファルガーさんは部屋の中へ入っていった
"思ってたよりキツくは感じないから
私は大丈夫だよ?"
「トラ男が大丈夫なら良さそうだぞ?」
「・・まあメイナが平気なら問題はねェが…」
感覚が新鮮すぎて逆に落ち着かねェよ
とトラファルガーさんがいう
私は今長い身体をできる限り小さくして彼のコートの中へ入り、身体に巻き付いている感じになっている
「そのコート意外とブカブカに作ってるのね~あまりのキツさにメイナの身体が浮かび上がってくるかと思ってたわ」
「ある程度の余裕は持たせてある
今回はそれが吉と出たな」
「オレがここでいいのが心配だよ」
トラファルガーさんの鞘と繋ぐように身体をグルグル巻きにされて吊られているチョッパーが少しおどおどした口調で言う
「お前は後で丁度いい袋を用意するからそれに入ってろ」
「・・なんかオレの対処雑だなー」
「・・・本題へ話を戻すぞ?
シーザー屋はお前達と白猟屋のG-5を消し去り、ガキ共を奪い返すつもりだ」
それが達成されるまで奴の攻撃は止まない
他にいい案が思いつかなかったことを口に出したくなかったらしく、私達に大事そうな話をし始めたので一旦トラファルガーさんのコートから出てきて話を聞く
「シーザーは4年前の大事件で犯罪者に成り下がった元政府の科学者
立ち入り禁止のこの島に誰かが居るという事実が漏れれば
アイツはこの絶好の隠れ家を失うことになる
だからお前らを全力で殺しに来る」
懸賞金3億β殺戮兵器を所持する"ガスガスの実"自然系の能力者
覇気を纏えない者は決して近づくな
ただの科学者じゃない
「こっちで覇気使えんのは俺とゾロとサンジと・・あとメイナとお前だな」
「!メイナも使えるのか?」
「ああ!強さは保証するぞ!」
自慢気にニカッと笑みを浮かべていってくれたルフィに照れくさくなって身体をクネらせる私を見て
「覇気が使えるのは竜族の特徴か?」
「そこは知らねェけど、覚えてて損はねェだろ?
お前が今言ったシーザーって奴に対抗するのにもな」
「まあ充分だ。俺は一足先にこの2匹を連れて研究所へ戻る」
「でその"M"を俺達とお前で"誘拐"すりゃいいんだな?」
「そういう事だ」
「誘拐して誰から身代金取んの?」
「目的は金じゃない"混乱"だ」
"混乱・・?"
トラファルガーさんの考えていることが判らず私は思わず彼の目を見た
・・けど、余程奥に隠しているのかその表情から思考を"読み取る"事は出来なかった
「俺の計画はその時にゆっくり全員に話す
ただし、シーザーの誘拐に成功した時点で事態はおのずと大きく動き出す
そうなるともう・・・引き返せねェ
・・・考え直せるのは今だけだが?」
「大丈夫だ、お前らと組むよ!」
最後に諦める機会を作ってくれたけど、ルフィは間を開けずに小さく頷きながらトラファルガーさんの案にのる事を示した
「なら俺もお前達の希望を飲むとする
残りの仲間もしっかり説得しとけ」
「ああ、わかった!」
"行ってくるね?
トラファルガーさんとの約束破っちゃ駄目だよ?"
「心配すんな!任せとけ!」
~~~~~~~~~~~~~~
その後、私達はトラファルガーさんの能力で大きな建物の手前まで瞬間移動でやって来た
気が付けばチョッパーはトラファルガーさんが言っていた通り布袋に入れられていた
「お前の能力便利だな~今のワープか?」
「黙って袋に入ってろ、もう研究所入口だ
メイン研究室にはおそらくシーザーともう1人女がいる
俺は2人を何とか部屋から連れ出す
お前はその間に薬の事を調べろ」
「・・でもお前そんなに簡単に"M"に会えるならさ…強ェんだし、"M"を捕まえたらいいじゃねェか」
「こっちの問題でな‥それが出来ねェからお前らの力が必要なんだ」
その言葉にチョッパーは首を傾げるけど‥彼のコートの中にいる私は何となく気付いてる・・・
トラファルガーさん、さっきからずっと心臓の音が聞こえないの・・・
何か条件付きでその"M"に取られたのか分からないけど、トラファルガーさんの心臓がある場所には"ポッカリ"穴が空いている
「・・・・」
"!"
トラファルガーさんが無言でコートの中にいる私を見た
その顔は"何も言うな"と訴えている
(わかったの)
「(助かる)とにかくお前らは速やかにシーザーだけ攫ってくれりゃいい。あとは俺がやる」
僅かに頷くと、分かってくれた私に礼を言うように頷き返して話を続けたその時だった!
「「「うわァああ~~!!」」」
「!?」
「マスター出て来ーーい!!お前をブッ飛ばして誘拐してやるぞォ~!!」
遠くから誰かの悲鳴が聞こえたかと思えば次に聞こえて来たルフィの声に私は溜息を漏らす
「あのバカ!誰が全軍相手にしろと言った!?」
「いけールフィ~!」
"チョッパー!トラファルガーさんは気づかれずに誘拐することが目的だったでしょ!?"
「あ、ごめん・・」
私の言葉に楽しそうだったチョッパーの声が落ち込む声に変わった
(でも、もうこの時点でトラファルガーさんの考えてる計画は崩れ始めてる
・・私がしっかりしなきゃ)
「・・・」
"ん・・?"
フワッとコート越しに伝わる手の感覚に気付いた私はまたトラファルガーさんを見上げる
「この一味の中で一番まともなのはお前みたいだな‥メイナ」
"本当に申し訳ないの・・"
「メイナは謝る事ねェよ」
"でも、船長(ルフィ)の責任は私にもあるから・・"
「・・・・」
随分と問題ばかり引き起こすあの性格に振り回されて苦労してるな・・
そう言ってもう一度私を撫でてくれた後
トラファルガーさんは部屋の中へ入っていった