第二話
名前変換
"え・・・"
今、なんて・・・?
お留守番を頼まれて秘密基地に籠もっていた私に届いたのは信じがたい話だった。
"サボが・・・家に帰った?"
「サボの意志じゃねーけどな」
"っ!"
私はエースに突進をして上に乗っかった。
"何で行かせたの!?自分の意志なら尚更!"
「お前・・・怒ってんだな」
"当たり前でしょ!?"
「・・・確かにな」
"!?"
「何で、行かせちまったんだろう・・・」
そういって下唇を噛むエースに私は言葉を失った。
「おれ達もサボは行かせたくなかったんだ。でも・・・」
「それ以上に、サボはおれ達を気遣って父親の元へ向かったんだ」
もう、自由のねェ世界にな・・・。
"・・・・・"
「・・・メイナ」
"?"
「おれ達はしばらく労働をしに森の外れまで行く」
"じゃあ私も一緒に「メイナは来るな」えっ・・・!?"
「サボだけじゃなく、お前まで失いたくねェんだ」
"・・・・・"
私だって、あなた達を失いたくない。
だからついて行きたいの・・・。
という言葉は種類が違うから伝わらないだろうと思い、私は小さく頷いた。
その仕事が始まって数日後、
私はなにやら違和感がして夜中に目が覚めた。
"・・・"
(空気が熱い・・・それに臭いも)
と秘密基地の屋根に登った私は目を見開いた。
エース達が働いているであろう場所が黒い煙を出して燃えていた。
"エース!ルフィ!"
すぐに二人がいるであろう場所へ向かった私が見つけたのは全身にやけどを負っていたダダンさんとそれを抱えていたエースだった。
"エース!?"
「メイナか!?どうしてここに!?
・・・いや、助かった!すぐに移動する!」
中間の森の川縁まで行くぞ。
と歩き出したエースの後を追った。
川縁、
エースはダダンさんをゆっくり降ろした。
「ここでしばらくコイツの傷を癒す」
とだけ言ってどこかへ行こうとするエース。
"まって、どこ行くの!?"
「どこいくのかって鳴き方だな・・・」
エースの言葉に頷くと、
「薬を盗みに行くんだ。
火傷に効く薬をな・・・」
"!"
私はエースの前に立ちはだかった。
「なっ、なんだよメイナ?」
"休んで!エースも酷い傷なの!"
「退け!薬を盗むんだよ!」
"ヤなの!少しは体を休ませて!"
「メイナっ!」
「・・・メイナは、お前に休んで欲しいんじゃないのかい?」
エース・・・、
とか細い声で言ったダダンさん。
「!そうなのか?」
私は何度も頷いた。
「メイナ・・・・」
「エース、アンタ少しはメイナの考えてる事も分かってやるべきじゃないかい?」
気持ちが伝わってりゃ、言葉は通じてなくとも言いたい事は分かるようになるはずさ・・・。
「・・・あァ、そうだな」
エースは私を見て、
「じゃあメイナ、おれは少しだけ休む!」
その間、周囲の警戒を頼むぞ?
"うんっ!"
大きく頷いた私を見てエースは木に寄りかかるとすぐに寝息を立てて眠った。
今、なんて・・・?
お留守番を頼まれて秘密基地に籠もっていた私に届いたのは信じがたい話だった。
"サボが・・・家に帰った?"
「サボの意志じゃねーけどな」
"っ!"
私はエースに突進をして上に乗っかった。
"何で行かせたの!?自分の意志なら尚更!"
「お前・・・怒ってんだな」
"当たり前でしょ!?"
「・・・確かにな」
"!?"
「何で、行かせちまったんだろう・・・」
そういって下唇を噛むエースに私は言葉を失った。
「おれ達もサボは行かせたくなかったんだ。でも・・・」
「それ以上に、サボはおれ達を気遣って父親の元へ向かったんだ」
もう、自由のねェ世界にな・・・。
"・・・・・"
「・・・メイナ」
"?"
「おれ達はしばらく労働をしに森の外れまで行く」
"じゃあ私も一緒に「メイナは来るな」えっ・・・!?"
「サボだけじゃなく、お前まで失いたくねェんだ」
"・・・・・"
私だって、あなた達を失いたくない。
だからついて行きたいの・・・。
という言葉は種類が違うから伝わらないだろうと思い、私は小さく頷いた。
その仕事が始まって数日後、
私はなにやら違和感がして夜中に目が覚めた。
"・・・"
(空気が熱い・・・それに臭いも)
と秘密基地の屋根に登った私は目を見開いた。
エース達が働いているであろう場所が黒い煙を出して燃えていた。
"エース!ルフィ!"
すぐに二人がいるであろう場所へ向かった私が見つけたのは全身にやけどを負っていたダダンさんとそれを抱えていたエースだった。
"エース!?"
「メイナか!?どうしてここに!?
・・・いや、助かった!すぐに移動する!」
中間の森の川縁まで行くぞ。
と歩き出したエースの後を追った。
川縁、
エースはダダンさんをゆっくり降ろした。
「ここでしばらくコイツの傷を癒す」
とだけ言ってどこかへ行こうとするエース。
"まって、どこ行くの!?"
「どこいくのかって鳴き方だな・・・」
エースの言葉に頷くと、
「薬を盗みに行くんだ。
火傷に効く薬をな・・・」
"!"
私はエースの前に立ちはだかった。
「なっ、なんだよメイナ?」
"休んで!エースも酷い傷なの!"
「退け!薬を盗むんだよ!」
"ヤなの!少しは体を休ませて!"
「メイナっ!」
「・・・メイナは、お前に休んで欲しいんじゃないのかい?」
エース・・・、
とか細い声で言ったダダンさん。
「!そうなのか?」
私は何度も頷いた。
「メイナ・・・・」
「エース、アンタ少しはメイナの考えてる事も分かってやるべきじゃないかい?」
気持ちが伝わってりゃ、言葉は通じてなくとも言いたい事は分かるようになるはずさ・・・。
「・・・あァ、そうだな」
エースは私を見て、
「じゃあメイナ、おれは少しだけ休む!」
その間、周囲の警戒を頼むぞ?
"うんっ!"
大きく頷いた私を見てエースは木に寄りかかるとすぐに寝息を立てて眠った。