第23話
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<やれやれ・・・何という人間だ>
<何という強い人間だろうね>
"Σ!?"
気を失ったルフィを見ていた私としらほしに聞こえてきた声に上を見上げると海王類が私達を見下ろしていた
<わずかに遅れたら島は救えど
ノアは完全に破壊されていた・・・!>
<間に合ってよかった
しらほし姫"達"がぼくらを呼んでくれてよかった・・・>
「え!わたくしは何も出来なくて・・・悲しくて!」
"私も…海王類を呼ぶなんてどうすれば・・?"
<いいや、麦わらの子の強い思いに導かれ・・・願ったよ>
しらほしも私も今の状況に戸惑いを隠せないけど、そんな私達に低く曇った、でも落ち着かせるような声で教えてくれる海王類達
<彼が島を守れる様に・・彼の力になりたいと君達は強く願ったよ>
<おれ達の力は君達の力だ
君達に呼ばれて・・彼に手を貸した>
<しらほし姫・・・ぼく達は君が生まれてくるのをずっと待っていたよ>
「わたくしを・・・?」
<この舟はおれ達が引く為に作られたんだ>
<ずっと昔からそうする様に伝わっているんだよ>
その声に少しずつだけど落ち着きを取り戻して海王類と会話を続けるしらほしの隣で私も話を聞いている
<数百年に一度我々の王は人魚の姿で生まれて来るよ…なぜかな>
<なぜだろう>
<君は・・・>
生まれた時から私達の"王"だ
"しらほしが・・!?"
とその言葉に驚いたのも束の間で・・
<姫だけじゃない・・隣にいる君も我々が傅く存在だ>
"かしずく?"
「簡潔に申しますと、わたくしと同じ存在という意味です」
"Σえっ!?"
まさかそんなことを言われると思ってなくて私の頭の中は真っ白になってしまった
"確かに竜族は珍しいって聞いたけど
私、自分の種族の事何も知らなくて・・・"
<ならば今はまだその時期じゃないと言う事だ>
"!"
この言葉には聞き覚えがあった・・・
(魚人島に着く前に気を失ってた時に聞こえた声もそう言ってたの・・!)
<その時が来れば君もきっと分かる>
<そして行動を始めるだろう・・・>
<己の使命を果たす為に・・・>
"使命・・・"
<さぁ彼の仲間の元へ戻っておあげよ>
<皆心配してるよ…>
広場の方へ視線を向けながら言った海王類の言葉にまださっきの意味も理解できていないままおずおずと頷いた
<大丈夫、急ぐ必要はない>
<その時は向こうからやってくる>
<君達は今まで通り過ごすといい・・・>
"・・・じゃあこれだけ言わせてほしいの"
<なに?>
"私達の声に応じたんだとしても、ルフィを助けてくれてありがとう"
笑みを浮かべながら言った私の言葉に<どういたしまして>と海王類達も笑い返していってくれた
~~~~~~~~~~~~~~
"チョッパー!!!"
「あ!メイナ達だ!」
「帰ってきましたよ~!
ルフィさーん!」
「・・・ちょっと待って!メイナ達の様子がおかしい」
フカボシ達によって拘束されたホーディとデッケン。そして"麦わらの一味"の無実の一方が飛び交う中
広場にいる自分達の元へ飛んでくるメイナとしらほしの姿をとらえたチョッパー達は喜びながら彼女達を迎えようとしたがいち早く異変に気付いたナミの言う通りで・・・
"チョッパー!ルフィを助けて!
戦闘中に怪我をした所からの血が止まらないの!"
「わたくし達の為に無茶をなさって!」
号泣しているしらほしとめったに見ない焦っているメイナの言葉を聞いて「大変だ!ロビン、おれのリュックに止血剤が入ってる!」と自分では動かずロビンに動いてもらっているチョッパーを見て
"何フザケてんの!?
ルフィの一大事かもしれないのに!"
「わっ!メイナっ、待ってくれ!
これには理由があって・・」
「落ち着けメイナ」
「こんなに動揺してるメイナを見るのは初めてだ・・・」
事情を知らないチョッパーに怒るメイナをなだめるゾロとその様子に唖然として呟くウソップ達
「ルフィ様お助かりになられますか!?」
「血は止まるけど流血の量が凄い、血が足りねェぞ!
誰か血液型がF型の奴いねェか!?」
「ウチにはルフィ以外Fいねェからな・・・」
「誰かーーー!!」
ナミ達と違うルフィの血液を貰おうとチョッパーが周りにいる人魚や魚人達に声をかけるけど誰も返事をしてくれない
「あ!そうだ
この国法律で人間に血ィやったらいけねェんだった!」
「えー!何その法律!酷いじゃない!」
「「「・・・・!」」」
"私の血液は?
何型か知らないけど・・・"
「・・悪いがお前の場合はちょっと特別なんだ」
"特別?私が竜族だからってこと…?"
「いや、違う…」
"「メイナからは何も取るんじゃねェ・・・!」"
「"船長命令"でな、同じ血液型であろうとなかろうとお前から輸血するのは禁じられてる」
"そんな・・!"
じゃあどうすれば・・・
とどんどん血の気が引いていっているルフィを見てオロオロと挙動不審になっているメイナに救いの手が現れた・・・!
「わしの血を使え!"F"じゃ!
いくらでもやるわい!」
"ジンベエさん!"
「でも法律・・」
「わしは海賊じゃ!」
「親分さぁん!」
「ジ・・ジンベエお前・・・」
「ええんじゃ!何が悪い!」
「国王様・・・」
「古い法律もまた"呪い"じゃもん」
<何という強い人間だろうね>
"Σ!?"
気を失ったルフィを見ていた私としらほしに聞こえてきた声に上を見上げると海王類が私達を見下ろしていた
<わずかに遅れたら島は救えど
ノアは完全に破壊されていた・・・!>
<間に合ってよかった
しらほし姫"達"がぼくらを呼んでくれてよかった・・・>
「え!わたくしは何も出来なくて・・・悲しくて!」
"私も…海王類を呼ぶなんてどうすれば・・?"
<いいや、麦わらの子の強い思いに導かれ・・・願ったよ>
しらほしも私も今の状況に戸惑いを隠せないけど、そんな私達に低く曇った、でも落ち着かせるような声で教えてくれる海王類達
<彼が島を守れる様に・・彼の力になりたいと君達は強く願ったよ>
<おれ達の力は君達の力だ
君達に呼ばれて・・彼に手を貸した>
<しらほし姫・・・ぼく達は君が生まれてくるのをずっと待っていたよ>
「わたくしを・・・?」
<この舟はおれ達が引く為に作られたんだ>
<ずっと昔からそうする様に伝わっているんだよ>
その声に少しずつだけど落ち着きを取り戻して海王類と会話を続けるしらほしの隣で私も話を聞いている
<数百年に一度我々の王は人魚の姿で生まれて来るよ…なぜかな>
<なぜだろう>
<君は・・・>
生まれた時から私達の"王"だ
"しらほしが・・!?"
とその言葉に驚いたのも束の間で・・
<姫だけじゃない・・隣にいる君も我々が傅く存在だ>
"かしずく?"
「簡潔に申しますと、わたくしと同じ存在という意味です」
"Σえっ!?"
まさかそんなことを言われると思ってなくて私の頭の中は真っ白になってしまった
"確かに竜族は珍しいって聞いたけど
私、自分の種族の事何も知らなくて・・・"
<ならば今はまだその時期じゃないと言う事だ>
"!"
この言葉には聞き覚えがあった・・・
(魚人島に着く前に気を失ってた時に聞こえた声もそう言ってたの・・!)
<その時が来れば君もきっと分かる>
<そして行動を始めるだろう・・・>
<己の使命を果たす為に・・・>
"使命・・・"
<さぁ彼の仲間の元へ戻っておあげよ>
<皆心配してるよ…>
広場の方へ視線を向けながら言った海王類の言葉にまださっきの意味も理解できていないままおずおずと頷いた
<大丈夫、急ぐ必要はない>
<その時は向こうからやってくる>
<君達は今まで通り過ごすといい・・・>
"・・・じゃあこれだけ言わせてほしいの"
<なに?>
"私達の声に応じたんだとしても、ルフィを助けてくれてありがとう"
笑みを浮かべながら言った私の言葉に<どういたしまして>と海王類達も笑い返していってくれた
~~~~~~~~~~~~~~
"チョッパー!!!"
「あ!メイナ達だ!」
「帰ってきましたよ~!
ルフィさーん!」
「・・・ちょっと待って!メイナ達の様子がおかしい」
フカボシ達によって拘束されたホーディとデッケン。そして"麦わらの一味"の無実の一方が飛び交う中
広場にいる自分達の元へ飛んでくるメイナとしらほしの姿をとらえたチョッパー達は喜びながら彼女達を迎えようとしたがいち早く異変に気付いたナミの言う通りで・・・
"チョッパー!ルフィを助けて!
戦闘中に怪我をした所からの血が止まらないの!"
「わたくし達の為に無茶をなさって!」
号泣しているしらほしとめったに見ない焦っているメイナの言葉を聞いて「大変だ!ロビン、おれのリュックに止血剤が入ってる!」と自分では動かずロビンに動いてもらっているチョッパーを見て
"何フザケてんの!?
ルフィの一大事かもしれないのに!"
「わっ!メイナっ、待ってくれ!
これには理由があって・・」
「落ち着けメイナ」
「こんなに動揺してるメイナを見るのは初めてだ・・・」
事情を知らないチョッパーに怒るメイナをなだめるゾロとその様子に唖然として呟くウソップ達
「ルフィ様お助かりになられますか!?」
「血は止まるけど流血の量が凄い、血が足りねェぞ!
誰か血液型がF型の奴いねェか!?」
「ウチにはルフィ以外Fいねェからな・・・」
「誰かーーー!!」
ナミ達と違うルフィの血液を貰おうとチョッパーが周りにいる人魚や魚人達に声をかけるけど誰も返事をしてくれない
「あ!そうだ
この国法律で人間に血ィやったらいけねェんだった!」
「えー!何その法律!酷いじゃない!」
「「「・・・・!」」」
"私の血液は?
何型か知らないけど・・・"
「・・悪いがお前の場合はちょっと特別なんだ」
"特別?私が竜族だからってこと…?"
「いや、違う…」
"「メイナからは何も取るんじゃねェ・・・!」"
「"船長命令"でな、同じ血液型であろうとなかろうとお前から輸血するのは禁じられてる」
"そんな・・!"
じゃあどうすれば・・・
とどんどん血の気が引いていっているルフィを見てオロオロと挙動不審になっているメイナに救いの手が現れた・・・!
「わしの血を使え!"F"じゃ!
いくらでもやるわい!」
"ジンベエさん!"
「でも法律・・」
「わしは海賊じゃ!」
「親分さぁん!」
「ジ・・ジンベエお前・・・」
「ええんじゃ!何が悪い!」
「国王様・・・」
「古い法律もまた"呪い"じゃもん」