第21話
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「何と竜宮城がそんな大変な事態になっておったとは!」
「ゾロ達はどうなったんだ?」
「わかんない・・アンタに会えたら戻ろうと思って」
後でやって来たナミから
私やジンベエさんの知らない今の状況を聞いて驚きを隠せない
竜宮城みたいに警備が固そうな所でも襲撃されて国王とゾロ達が捕まってしまう事態になるなんて・・・
「事を急ぐが、2年前・・ルフィ君と出会った時は今以上にこの話ができる状況ではなかった」
そうジンベエさんが言ってくる口調はどこか言いにくそうにしていて、一体何を話そうとしているんだろうと思った時、彼が言葉をつづけた
「"東の海"にて・・アーロン一味の暴走を食い止めてくれた者達に対してわしは深く感謝しておった!
お前さんらなんじゃろ?ありがとう!」
同時に謝罪もさせてほしい
「謝罪・・・」
「11年前・・アーロンの奴を"東の海"へ解き放った張本人は…わしなんじゃ!」
「「「!!?」」」
ジンベエさんの言葉に特にナミが険しい顔をしたことで周囲の空気がピリピリし始めた事に気付いたしらほしが涙目になっている
「しらほし姫、大丈夫じゃ
奴ら実際はまだ国王に手出しなど出来ん」
「・・・本当ですか?」
「ああ・・少しルフィ君達に話をする時間を頂きたい
王は必ずわしがお助けする!」
「…はい、お願いします、親分様」
「んレディ達~~♡お茶です♡」
「ありがと、そこ置いといて」
"サンジ、私も欲しいの"
「ああ、すぐに持ってくるから待ってくれ」
そういってサンジは再びサニー号に戻って残りの人達の分のお茶を用意してくれて飲み始めた時、サンジからさっきの話についてジンベエさんに問いかける
「アーロンをジンベエが解き放った…
俺とルフィが初めて"七武海"のジンベエって名を聞いた時もヨサクの野郎にそう説明された」
「え・・・」
(ヨサク…元気かなぁ)
私はサンジがいたバラティエからアーロンパークまで一緒にいたゾロの子分だと自ら名乗っていた人の名前を聞いてほんのりと懐かしさが溢れてくる
「お前らの事だ、忘れてたんだろ!」
「あーそうだったかなー・・ヨサク元気かなー!」
"ジンベエさんにはルフィを助けてもらったし・・あまり考えなかったの"
「2年前の新聞でお前とジンベエが一緒にいるってのを知って
俺の頭にゃクエスチョンマークが浮かんだよ」
ジンベエって奴はアーロンの黒幕のような存在だと思ってたからな…
「おいジンベエ・・何か言い訳してェってんなら聞くが、言葉にゃ気をつけろよ・・!」
と言うサンジの声には怒りが混ざってるのを聞いて私もハッとなる
つまり、サンジが言いたいのは・・・
「何を隠そうここにいる麗しき航海士ナミさんの故郷こそアーロンに支配された島」
「!?」
「彼女自身耐え難い苦汁を嘗めてきた一人だ・・!」
話次第じゃお前を・・俺は許さねェ!
「・・ホントだ、ジンベエさん。俺達はその娘に謝っても許されねェ程の傷を与えてる・・・」
「・・・・・」
無言だったナミが身体を震わせる・・
昔の事を思い出したんだろうか・・・
「随分ひどい目に遭わされたようじゃな」
「何を貴様、人ごとのように!」
"サンジ、これはナミとの話なの"
グイグイとジンベエさんに突っかかっていくサンジの身体を自分の細長い尻尾で巻き付かせて動きを止める
「メイナ・・」
「私は2年前シャボンディ諸島に着くまであんなに強い魚人達が人間から迫害を受けてたなんて知らなかった」
ケイミーが人攫いに捕まって・・それを追ってた時…私は目を疑った
目の前に広がるシャボンディパークが・・・
「アーロンの建てた"アーロンパーク"にそっくりだったから!」
ナミの意見を聞いてハチが魚人や人魚は幼い頃から人間たちが住む世界に憧れを持っていたということ
200年前までその2つの種族は"魚類"に分類されてた事
世界政府の加盟国になった事で"世界会議"への参加も許されたにも関わらず、人間達は彼らを嫌い続けた事・・・
その中でも大海賊時代が始まったことで魚人島で人間の海賊たちが暴れまわる恐怖が続く中、救ってくれたのが今や亡き"白ひげ"さんだったこと
「―――しかし人間達の魚人嫌いが止むわけじゃない!
お前さんらもシャボンディ諸島で見たハズじゃ・・現実をな」
「ニュ~・・」
「おかしな話・・一度権力を手に入れた者ほど変化を恐れるもの」
魚人と人間の交友を決めた"政府の中枢"に近づく程に差別体質は深く根付いて変わる事はなかった!
「そんな折、魚人島ではこの腐った歴史を変えようと2人の人物が立ち上がったんじゃ」
1人は"オトヒメ王妃"・・人間と"共に暮らす"事を島民たちに説き続けたしらほし姫の母上じゃ
そしてもう一人は、奴隷解放の英雄"フィッシャー・タイガー"・・人間との"決別"を叫び
世界の禁止事項を犯し・・たった一人で聖地マリージョアを襲撃!奴隷達を救った
「何とかタイガー…
どっかで聞いたぞ?」
「その後に元奴隷達を連れ・・"タイヨウの海賊団"を結成する男じゃ!」
「わしもアーロンも・・当然ハチもその"タイヨウの海賊団"に所属することになる」
しかし政府に激しく盾突いた"魚人海賊団"が海にいる事は、同時に人間との友好を実現しようとするオトヒメ王妃の首を絞める結果となった・・・
「ゾロ達はどうなったんだ?」
「わかんない・・アンタに会えたら戻ろうと思って」
後でやって来たナミから
私やジンベエさんの知らない今の状況を聞いて驚きを隠せない
竜宮城みたいに警備が固そうな所でも襲撃されて国王とゾロ達が捕まってしまう事態になるなんて・・・
「事を急ぐが、2年前・・ルフィ君と出会った時は今以上にこの話ができる状況ではなかった」
そうジンベエさんが言ってくる口調はどこか言いにくそうにしていて、一体何を話そうとしているんだろうと思った時、彼が言葉をつづけた
「"東の海"にて・・アーロン一味の暴走を食い止めてくれた者達に対してわしは深く感謝しておった!
お前さんらなんじゃろ?ありがとう!」
同時に謝罪もさせてほしい
「謝罪・・・」
「11年前・・アーロンの奴を"東の海"へ解き放った張本人は…わしなんじゃ!」
「「「!!?」」」
ジンベエさんの言葉に特にナミが険しい顔をしたことで周囲の空気がピリピリし始めた事に気付いたしらほしが涙目になっている
「しらほし姫、大丈夫じゃ
奴ら実際はまだ国王に手出しなど出来ん」
「・・・本当ですか?」
「ああ・・少しルフィ君達に話をする時間を頂きたい
王は必ずわしがお助けする!」
「…はい、お願いします、親分様」
「んレディ達~~♡お茶です♡」
「ありがと、そこ置いといて」
"サンジ、私も欲しいの"
「ああ、すぐに持ってくるから待ってくれ」
そういってサンジは再びサニー号に戻って残りの人達の分のお茶を用意してくれて飲み始めた時、サンジからさっきの話についてジンベエさんに問いかける
「アーロンをジンベエが解き放った…
俺とルフィが初めて"七武海"のジンベエって名を聞いた時もヨサクの野郎にそう説明された」
「え・・・」
(ヨサク…元気かなぁ)
私はサンジがいたバラティエからアーロンパークまで一緒にいたゾロの子分だと自ら名乗っていた人の名前を聞いてほんのりと懐かしさが溢れてくる
「お前らの事だ、忘れてたんだろ!」
「あーそうだったかなー・・ヨサク元気かなー!」
"ジンベエさんにはルフィを助けてもらったし・・あまり考えなかったの"
「2年前の新聞でお前とジンベエが一緒にいるってのを知って
俺の頭にゃクエスチョンマークが浮かんだよ」
ジンベエって奴はアーロンの黒幕のような存在だと思ってたからな…
「おいジンベエ・・何か言い訳してェってんなら聞くが、言葉にゃ気をつけろよ・・!」
と言うサンジの声には怒りが混ざってるのを聞いて私もハッとなる
つまり、サンジが言いたいのは・・・
「何を隠そうここにいる麗しき航海士ナミさんの故郷こそアーロンに支配された島」
「!?」
「彼女自身耐え難い苦汁を嘗めてきた一人だ・・!」
話次第じゃお前を・・俺は許さねェ!
「・・ホントだ、ジンベエさん。俺達はその娘に謝っても許されねェ程の傷を与えてる・・・」
「・・・・・」
無言だったナミが身体を震わせる・・
昔の事を思い出したんだろうか・・・
「随分ひどい目に遭わされたようじゃな」
「何を貴様、人ごとのように!」
"サンジ、これはナミとの話なの"
グイグイとジンベエさんに突っかかっていくサンジの身体を自分の細長い尻尾で巻き付かせて動きを止める
「メイナ・・」
「私は2年前シャボンディ諸島に着くまであんなに強い魚人達が人間から迫害を受けてたなんて知らなかった」
ケイミーが人攫いに捕まって・・それを追ってた時…私は目を疑った
目の前に広がるシャボンディパークが・・・
「アーロンの建てた"アーロンパーク"にそっくりだったから!」
ナミの意見を聞いてハチが魚人や人魚は幼い頃から人間たちが住む世界に憧れを持っていたということ
200年前までその2つの種族は"魚類"に分類されてた事
世界政府の加盟国になった事で"世界会議"への参加も許されたにも関わらず、人間達は彼らを嫌い続けた事・・・
その中でも大海賊時代が始まったことで魚人島で人間の海賊たちが暴れまわる恐怖が続く中、救ってくれたのが今や亡き"白ひげ"さんだったこと
「―――しかし人間達の魚人嫌いが止むわけじゃない!
お前さんらもシャボンディ諸島で見たハズじゃ・・現実をな」
「ニュ~・・」
「おかしな話・・一度権力を手に入れた者ほど変化を恐れるもの」
魚人と人間の交友を決めた"政府の中枢"に近づく程に差別体質は深く根付いて変わる事はなかった!
「そんな折、魚人島ではこの腐った歴史を変えようと2人の人物が立ち上がったんじゃ」
1人は"オトヒメ王妃"・・人間と"共に暮らす"事を島民たちに説き続けたしらほし姫の母上じゃ
そしてもう一人は、奴隷解放の英雄"フィッシャー・タイガー"・・人間との"決別"を叫び
世界の禁止事項を犯し・・たった一人で聖地マリージョアを襲撃!奴隷達を救った
「何とかタイガー…
どっかで聞いたぞ?」
「その後に元奴隷達を連れ・・"タイヨウの海賊団"を結成する男じゃ!」
「わしもアーロンも・・当然ハチもその"タイヨウの海賊団"に所属することになる」
しかし政府に激しく盾突いた"魚人海賊団"が海にいる事は、同時に人間との友好を実現しようとするオトヒメ王妃の首を絞める結果となった・・・