第20話
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<―――て>
<起きて・・・・>
いつの間にか気を失っていた私は遠いどこかから聞こえてくる声に薄く意識を傾ける
<まだ消えては駄目だよ…>
<君の産まれた理由はまだ存在している。終わってはいない>
(私の・・生まれた理由?)
幼い頃の記憶はほとんどなく、親と自分の名前しか覚えていない私にとって聞こえてきたこの言葉は疑問に残るばかり・・・
<伝えられていないのなら、今知るべきではないと言う事。まだ、そのままでいい>
<だが、いつか知る事になるその日まで・・・
"適任者"を決めておけ・・・>
「・・・メイナっ!
メイナ!しっかりしろ!」
"・・・?"
「お、気が付いたか!」
さっきよりはっきりと聞こえてきた声に目を開けるとフランキーが心配そうな顔で私の顔を覗いていた
"フランキー、ここは?"
「この場所か?ここは魚人島の南東にある"海の森"だ。俺達ァ無事に魚人島に着いたんだ!」
"!よかった♪"
辺りを見渡した私にフランキーの言葉に嬉しくなった私はその場で何度も飛び跳ねる
「お気付きかな?お嬢さん」
"?"
「ああ、申し遅れたね。僕はデン
神秘的で謎多きこの森の研究をしている人魚さ」
「俺が幼い頃世話になった恩人の弟だ」
"はじめまして!"
ペコリと頭を下げて挨拶をするとニコニコ笑って会釈をしてくれた
「そういや人魚もコイツと同じ竜族って奴の言葉も判るんだな、何か言ってたら通訳してくれると助かるんだが?」
「ああ、それも任されたよ
彼とはついさっき知り合ってね、新世界への船のコーティングと兄貴の生き様をわざわざ伝えに来てくれた」
兄貴もいいお弟子さんを持ったものだ
といったデンさんの言葉に素直に照れた様子を見せるフランキー
「・・ああ、そういやあそこに誰か座ってるが?」
「ジンベエ親分だよ」
「親分?」
"!?"
「誰か人を待ってるそうだ・・・追われる身だから島内には入れないってね
・・・っておい君!」
2年後に逢う約束をしていた人がいる
それを聞いていても経ってもいられず私はすぐにフランキーが指し示していた方向へ飛ぶ
すると小さかった人影はだんだん大きくなって・・・
"ジンベエさん!"
「!この声は・・メイナか?」
"ジンベエさんなの♪"
ジンベエさんの太い首元に巻き付いて再会を喜ぶ
"逢いたかった~♪"
「ワシもじゃ!随分と逞しくなったのう♪
ルフィ君も息災か?」
"うんっ!今はバラバラだけどすぐに逢えるよ?"
ルフィもジンベエに逢いたがってたの♪
というと「そうかそうか!そりゃ楽しみじゃ!」と嬉しそうに笑ってくれるジンベエさんは2年前と全く変わってなくて安心する
「そういや親分はその竜と知り合いだったな
新聞に載ってたぞ?」
"ルフィの恩人でもあるの♪
あの時のけがは大丈夫?"
「なに心配いらんゆっくりと療養したからの
体調は万全じゃ!」
私がさっきいた場所からやって来たデンさんが聞いてきた言葉に頷きながらジンベエさんの調子を聞くと笑みを浮かべたまま答えてくれた
「・・・て事は親分が待ってる相手ってのは兄貴の弟子が乗ってる海賊船の船長って事だな?」
「そうじゃ、魚人島であおうと約束しとったからの
この日を楽しみにしておった!」
"私もなの♪"
「ハハッ!メイナがすげェ懐いてら
本当に俺達の船長が世話んなったみてェだな」
「なに、気にするな
ワシはワシのしたいようにやっただけじゃ」
"でも助けてくれたのは本当なの♪"
海軍本部で助けて、女ヶ島で落ち込んでたルフィを救ってくれてありがとう♪
そんなジンベエに私も負けじと笑みを浮かべて言うと「ハッハッハ!お前さんも気にしておったのか?」といってポンポンと頭を撫でながら言う
"だってあの時のルフィ、私が見えない程周囲が見えてなかったんだもん
どうなるか心配で…"
「確かにな、ワシとてやってみなければ判らん状況じゃったが上手くいって良かったと安心しておる」
「なーんか俺達の知らない所で色々あった見てェだな」
ジンベエの言ってる事しかわからねェがそれが大変だったことは分かるぜ
ポソリと呟いたフランキーに
「なに!済んだことじゃ巻き返してくれるな♪」
"今ルフィが無事、それで十分なの♪"
「じゃな♪」
そういって私達はお互いに笑い合い、ナミに自分がここへいると伝えてあるとフランキーから聞いたのでルフィが皆を連れてここへやってくるのを待つのだった・・・
<起きて・・・・>
いつの間にか気を失っていた私は遠いどこかから聞こえてくる声に薄く意識を傾ける
<まだ消えては駄目だよ…>
<君の産まれた理由はまだ存在している。終わってはいない>
(私の・・生まれた理由?)
幼い頃の記憶はほとんどなく、親と自分の名前しか覚えていない私にとって聞こえてきたこの言葉は疑問に残るばかり・・・
<伝えられていないのなら、今知るべきではないと言う事。まだ、そのままでいい>
<だが、いつか知る事になるその日まで・・・
"適任者"を決めておけ・・・>
「・・・メイナっ!
メイナ!しっかりしろ!」
"・・・?"
「お、気が付いたか!」
さっきよりはっきりと聞こえてきた声に目を開けるとフランキーが心配そうな顔で私の顔を覗いていた
"フランキー、ここは?"
「この場所か?ここは魚人島の南東にある"海の森"だ。俺達ァ無事に魚人島に着いたんだ!」
"!よかった♪"
辺りを見渡した私にフランキーの言葉に嬉しくなった私はその場で何度も飛び跳ねる
「お気付きかな?お嬢さん」
"?"
「ああ、申し遅れたね。僕はデン
神秘的で謎多きこの森の研究をしている人魚さ」
「俺が幼い頃世話になった恩人の弟だ」
"はじめまして!"
ペコリと頭を下げて挨拶をするとニコニコ笑って会釈をしてくれた
「そういや人魚もコイツと同じ竜族って奴の言葉も判るんだな、何か言ってたら通訳してくれると助かるんだが?」
「ああ、それも任されたよ
彼とはついさっき知り合ってね、新世界への船のコーティングと兄貴の生き様をわざわざ伝えに来てくれた」
兄貴もいいお弟子さんを持ったものだ
といったデンさんの言葉に素直に照れた様子を見せるフランキー
「・・ああ、そういやあそこに誰か座ってるが?」
「ジンベエ親分だよ」
「親分?」
"!?"
「誰か人を待ってるそうだ・・・追われる身だから島内には入れないってね
・・・っておい君!」
2年後に逢う約束をしていた人がいる
それを聞いていても経ってもいられず私はすぐにフランキーが指し示していた方向へ飛ぶ
すると小さかった人影はだんだん大きくなって・・・
"ジンベエさん!"
「!この声は・・メイナか?」
"ジンベエさんなの♪"
ジンベエさんの太い首元に巻き付いて再会を喜ぶ
"逢いたかった~♪"
「ワシもじゃ!随分と逞しくなったのう♪
ルフィ君も息災か?」
"うんっ!今はバラバラだけどすぐに逢えるよ?"
ルフィもジンベエに逢いたがってたの♪
というと「そうかそうか!そりゃ楽しみじゃ!」と嬉しそうに笑ってくれるジンベエさんは2年前と全く変わってなくて安心する
「そういや親分はその竜と知り合いだったな
新聞に載ってたぞ?」
"ルフィの恩人でもあるの♪
あの時のけがは大丈夫?"
「なに心配いらんゆっくりと療養したからの
体調は万全じゃ!」
私がさっきいた場所からやって来たデンさんが聞いてきた言葉に頷きながらジンベエさんの調子を聞くと笑みを浮かべたまま答えてくれた
「・・・て事は親分が待ってる相手ってのは兄貴の弟子が乗ってる海賊船の船長って事だな?」
「そうじゃ、魚人島であおうと約束しとったからの
この日を楽しみにしておった!」
"私もなの♪"
「ハハッ!メイナがすげェ懐いてら
本当に俺達の船長が世話んなったみてェだな」
「なに、気にするな
ワシはワシのしたいようにやっただけじゃ」
"でも助けてくれたのは本当なの♪"
海軍本部で助けて、女ヶ島で落ち込んでたルフィを救ってくれてありがとう♪
そんなジンベエに私も負けじと笑みを浮かべて言うと「ハッハッハ!お前さんも気にしておったのか?」といってポンポンと頭を撫でながら言う
"だってあの時のルフィ、私が見えない程周囲が見えてなかったんだもん
どうなるか心配で…"
「確かにな、ワシとてやってみなければ判らん状況じゃったが上手くいって良かったと安心しておる」
「なーんか俺達の知らない所で色々あった見てェだな」
ジンベエの言ってる事しかわからねェがそれが大変だったことは分かるぜ
ポソリと呟いたフランキーに
「なに!済んだことじゃ巻き返してくれるな♪」
"今ルフィが無事、それで十分なの♪"
「じゃな♪」
そういって私達はお互いに笑い合い、ナミに自分がここへいると伝えてあるとフランキーから聞いたのでルフィが皆を連れてここへやってくるのを待つのだった・・・