第十六話
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「鍛えるとなれば…私は甘くないぞ?」
「おう!望むところだ!」
翌日、広い場所に移動した私達にレイリーさんが言ってくる。
"これから厳しい修業が始まる・・・頑張らないと!"
「・・・あ、ちょっと待ってくれ」
と何を思い出したのかどこかへ行ってしまったルフィ。
"・・・レイリーさん"
「なんだね?」
"動物でも人間でもないような私のような者のことを"竜族"っていうらしいですね"
「ああ」
ルフィが帰ってくるまで私は聞きたかったことを聞いてみることにした。
"竜族についてはあの時のロビンみたいに聞いちゃいけないの?"
「そうだな、その方がいいだろう」
"つまり、冒険していく中でゆっくり知っていってほしいってことだよね?"
「その通りだ」
急いじゃダメ…レイリーさんも冒険していって知ったことだから、
私もこの人と同じように知っていかなくちゃ!
"わかった"
「フフ、いい子だな」
理解してくれた私の頭をレイリーさんは優しく撫でながら「おい急げ、始めるぞ!」という。
それと同時に奥からルフィが戻ってきた。
「よろしく、おっさん!」
「・・・ダメだ"お願いしますレイリー"さんだ。
いや、レイリー先生?・・・師匠?」
と呼び名に悩んでいるレイリーさんの言葉を遮って「よろしくお願いします!レイリー!」といったルフィ。
「・・・まぁ、何でもいい」
それに笑みを浮かべながら応えてくれた。
これから修行の毎日・・・、
頑張るの!
修行を始めて1年後、私達にレイリーさんが言ってきた。
「覇気は一通り覚え終わったな、ではそろそろ"竜業"も覚えてもらおうか」
「竜業?」
「うむ、メイナ。ちょっとこっちに来なさい」
レイリーさんに呼ばれたので私は大人しく従う。
「冒険をしている中で彼女の力に君は随分と助けられたこともあるだろう」
「ああ!メイナがいなきゃ勝てねェ戦いもあった!」
(そう言われると照れるなぁ~////)
照れてしまってクネクネとしている私を一目見た後にレイリーさんが口を開く。
「それは何と指示を出してた?」
「電気放てとかだな」
「それじゃダメだ」
ルフィの言葉に即答した彼はそばにあった樹木を指さし・・・、
「メイナ、"火炎放射"!」
"っ!"
レイリーさんが言い放った言葉に私は無意識のうちに樹木に向かって炎を放射していた。
放ち終わった後、私はなぜ勝手に動いたのかわからず首を傾げる。
「これで分かったかね?」
「火炎放射?」
「そう、他にも色々あるが彼女が放つ技にはそれぞれ名前が付いている」
悪魔の実とは一切関係なく、"竜族"のみ扱える万能なる力これを"竜業"という。
「じゃあ他の奴が言ってもメイナが勝手になっちまうのか!?」
「いや、この"竜業"を扱えるのはある条件を果たしてなければ成す事が出来ない」
やってみなさい。
そういわれルフィは違う樹木に指を差し、
「火炎放射だ!」
"・・・?"
ボボボゥ!
と私は火炎放射を放ち、ルフィが指さした木を燃やした。
「できた、出来たぞレイリー!」
そう嬉しそうにレイリーさんに言うが、
彼は小さく首を振った。
それに唖然となるルフィ。
「今のは違う、
彼女が己の意志で技を発動させたようだ」
「え?そうなのか?」
"うん"
「やはり今の君では"竜業"を扱う事は出来ないようだな」
「Σどうしてだ!?どうしてできないんだ?」
「条件が満たされていないのだ」
「…条件?」
~~~~~~~~~~
条件をルフィに教えた後、レイリーさんはどこかへ行ってしまい・・・。
この場には私とルフィだけになった。
「・・・メイナ」
"なに?"
「俺はさっきレイリーが言っていた事が出来ていなかったのか?」
"・・・・・"
私は少し戸惑う。
実際の所彼が言っていたことが当てはまるところがいくつかあったから…。
「メイナの"竜業"ってのを扱うのは俺よりレイリーの方がいいのかな?」
"・・・・・"
「メイナ…」
ルフィは私の両頬を手で挟んだ。
彼の顔が私の真正面に映る。
「正直に言ってくれ、レイリーがいったことが俺は出来てなかったか?」
"・・・・・・"
私はおずおずと頷いた。
するとルフィは「そっか・・・」と呟き、
パァン!と自分の両頬を叩いた。
"ルフィ!何やって「メイナっ!」Σ!"
「俺はやるぞ!」
今までの俺が変われるように努力してみせる!
「この2年間は皆を守れるような強さを持つためにって意味もあるけど」
守りてェものを守れる俺になれるよう変わるための時期でもあるんだ!
"ルフィ・・・"
「だから見ていてくれメイナ!」
俺、絶対に変わって見せるから!
そう私に誓ってくれたルフィはまた別の木を指さして・・・、
「"火炎放射"だ!」
"っ!"
ボボゥッ!
と私の技を受けた木が燃えていく。
「・・・できたのかな?」
"・・・・・"
パチパチパチ
とこの光景を少し離れた場所で見守っていたのか拍手を送りながら私達に近づいてきた。
「レイリー・・・」
「ルフィ君、よくやったな」
「え?」
「君は見事"竜業"を使うことが出来た!」
「Σ本当か!?」
まさかの合格報告に目を見開き嬉しそうに問い返すルフィに頷き、
「まさかこんな短時間で扱えるようになるとは思ってなかったが、それは君達の長い付き合いによるものだろうな」
そのレイリーさんの言葉に互いに顔を見合わせて笑う。
「よし、じゃあこれからは"竜業"だけでなく彼女の一族"竜族"の特徴について教えていこうと思うがよいか?」
「ああ!教えてくれ!」
"お願いします!"
お願いする私達を見てレイリーさんは「うむ、いい顔だ」と笑みを浮かべて言ってくれた。
「おう!望むところだ!」
翌日、広い場所に移動した私達にレイリーさんが言ってくる。
"これから厳しい修業が始まる・・・頑張らないと!"
「・・・あ、ちょっと待ってくれ」
と何を思い出したのかどこかへ行ってしまったルフィ。
"・・・レイリーさん"
「なんだね?」
"動物でも人間でもないような私のような者のことを"竜族"っていうらしいですね"
「ああ」
ルフィが帰ってくるまで私は聞きたかったことを聞いてみることにした。
"竜族についてはあの時のロビンみたいに聞いちゃいけないの?"
「そうだな、その方がいいだろう」
"つまり、冒険していく中でゆっくり知っていってほしいってことだよね?"
「その通りだ」
急いじゃダメ…レイリーさんも冒険していって知ったことだから、
私もこの人と同じように知っていかなくちゃ!
"わかった"
「フフ、いい子だな」
理解してくれた私の頭をレイリーさんは優しく撫でながら「おい急げ、始めるぞ!」という。
それと同時に奥からルフィが戻ってきた。
「よろしく、おっさん!」
「・・・ダメだ"お願いしますレイリー"さんだ。
いや、レイリー先生?・・・師匠?」
と呼び名に悩んでいるレイリーさんの言葉を遮って「よろしくお願いします!レイリー!」といったルフィ。
「・・・まぁ、何でもいい」
それに笑みを浮かべながら応えてくれた。
これから修行の毎日・・・、
頑張るの!
修行を始めて1年後、私達にレイリーさんが言ってきた。
「覇気は一通り覚え終わったな、ではそろそろ"竜業"も覚えてもらおうか」
「竜業?」
「うむ、メイナ。ちょっとこっちに来なさい」
レイリーさんに呼ばれたので私は大人しく従う。
「冒険をしている中で彼女の力に君は随分と助けられたこともあるだろう」
「ああ!メイナがいなきゃ勝てねェ戦いもあった!」
(そう言われると照れるなぁ~////)
照れてしまってクネクネとしている私を一目見た後にレイリーさんが口を開く。
「それは何と指示を出してた?」
「電気放てとかだな」
「それじゃダメだ」
ルフィの言葉に即答した彼はそばにあった樹木を指さし・・・、
「メイナ、"火炎放射"!」
"っ!"
レイリーさんが言い放った言葉に私は無意識のうちに樹木に向かって炎を放射していた。
放ち終わった後、私はなぜ勝手に動いたのかわからず首を傾げる。
「これで分かったかね?」
「火炎放射?」
「そう、他にも色々あるが彼女が放つ技にはそれぞれ名前が付いている」
悪魔の実とは一切関係なく、"竜族"のみ扱える万能なる力これを"竜業"という。
「じゃあ他の奴が言ってもメイナが勝手になっちまうのか!?」
「いや、この"竜業"を扱えるのはある条件を果たしてなければ成す事が出来ない」
やってみなさい。
そういわれルフィは違う樹木に指を差し、
「火炎放射だ!」
"・・・?"
ボボボゥ!
と私は火炎放射を放ち、ルフィが指さした木を燃やした。
「できた、出来たぞレイリー!」
そう嬉しそうにレイリーさんに言うが、
彼は小さく首を振った。
それに唖然となるルフィ。
「今のは違う、
彼女が己の意志で技を発動させたようだ」
「え?そうなのか?」
"うん"
「やはり今の君では"竜業"を扱う事は出来ないようだな」
「Σどうしてだ!?どうしてできないんだ?」
「条件が満たされていないのだ」
「…条件?」
~~~~~~~~~~
条件をルフィに教えた後、レイリーさんはどこかへ行ってしまい・・・。
この場には私とルフィだけになった。
「・・・メイナ」
"なに?"
「俺はさっきレイリーが言っていた事が出来ていなかったのか?」
"・・・・・"
私は少し戸惑う。
実際の所彼が言っていたことが当てはまるところがいくつかあったから…。
「メイナの"竜業"ってのを扱うのは俺よりレイリーの方がいいのかな?」
"・・・・・"
「メイナ…」
ルフィは私の両頬を手で挟んだ。
彼の顔が私の真正面に映る。
「正直に言ってくれ、レイリーがいったことが俺は出来てなかったか?」
"・・・・・・"
私はおずおずと頷いた。
するとルフィは「そっか・・・」と呟き、
パァン!と自分の両頬を叩いた。
"ルフィ!何やって「メイナっ!」Σ!"
「俺はやるぞ!」
今までの俺が変われるように努力してみせる!
「この2年間は皆を守れるような強さを持つためにって意味もあるけど」
守りてェものを守れる俺になれるよう変わるための時期でもあるんだ!
"ルフィ・・・"
「だから見ていてくれメイナ!」
俺、絶対に変わって見せるから!
そう私に誓ってくれたルフィはまた別の木を指さして・・・、
「"火炎放射"だ!」
"っ!"
ボボゥッ!
と私の技を受けた木が燃えていく。
「・・・できたのかな?」
"・・・・・"
パチパチパチ
とこの光景を少し離れた場所で見守っていたのか拍手を送りながら私達に近づいてきた。
「レイリー・・・」
「ルフィ君、よくやったな」
「え?」
「君は見事"竜業"を使うことが出来た!」
「Σ本当か!?」
まさかの合格報告に目を見開き嬉しそうに問い返すルフィに頷き、
「まさかこんな短時間で扱えるようになるとは思ってなかったが、それは君達の長い付き合いによるものだろうな」
そのレイリーさんの言葉に互いに顔を見合わせて笑う。
「よし、じゃあこれからは"竜業"だけでなく彼女の一族"竜族"の特徴について教えていこうと思うがよいか?」
「ああ!教えてくれ!」
"お願いします!"
お願いする私達を見てレイリーさんは「うむ、いい顔だ」と笑みを浮かべて言ってくれた。