第十五話
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"白熊さん、蛇が来たの!"
「安心するのじゃ、海兵達は全員石にしてやった」
で、ルフィの状態はどうなのじゃ?
酷いのか?治るであろうな?
と海軍船から浮上したトラファルガーさんの船に降り立った背の高い女性が口を開く。
私の傍には彼のクルーが2人と白熊さんがいる。
"今、この船の船長さんが診てる"
「いまキャプテンが診てるよ?」
「それは分かっておる!わらわが知りたいのはルフィの安否じゃ!大丈夫なのか!?」
僅かに強めの口調になった彼女のその質問に答えようとすると、船内への扉が開き奥から彼らの船長が現れた。
「あ!キャプテン!」
「やれることは全部やった」
「つまり、無事なのじゃな?」
「手術の範疇では現状、命は繋いでる。
だが」
「?」
有り得ないほどのダメージを蓄積してる。
まだ生きられる保証はない。
と手についている血をタオルで拭きながら彼女に淡々と告げる。
すると、
「それは当然だっチャブル!」
「Σ何だあいつら!?」
「インペルダウンの囚人達・・・ルフィの味方のようじゃ。
軍艦に忍び込んでおった」
「アイツのお蔭で俺達はニューカマーランドの総本山へ行けるんだ!!」
と女性が乗っていた軍艦から沢山の人が顔を覗かせて話に入ってきた。
その内の身体が異常にでかいアフロ頭の男性が彼女と同じように船に降り立つ。
「よくもまァあれだけ暴れまわったもんだっチャブル!
それもこれもすべては兄エースを救いたい一心!」
・・・その兄が自分を守る為に目の前で死ぬなんて、
神も仏もありゃしない!精神の一つや二つ崩壊して当然よ!
とその場面を思い出しているのか苦い顔をして言葉を続ける男性。
「だけど、それはヴァナータも同じだったわね?
よく正気に戻れたもんよ!」
"苦しんでるルフィを助けなきゃって思ったから・・・"
「自分の仲間が助けたいという思いがあってそのためには自分が崩壊してちゃいけないと思ったんだって」
「そりゃ大した精神だな」
そういって私に感心したような言葉を呟いてくれたトラファルガーさん。
「ところでヴァナタ、麦わらボーイとは友達なの?」
「いや、助ける義理もねェ・・・親切が不安なら何か理屈をつけようか?」
「いいわいいわ!直感が身体を動かす時ってあるものよ?」
"でもそのお蔭で助かったの!"
助けてくれた事に礼を言ってるよキャプテン。
と私の言葉を訳してくれる白熊さんの言葉を聞いてトラファルガーさんは私を見て、
「助かったのはこっちの方だ。
お前が大将達の攻撃を水中で防いでなけりゃヤラれていたかもしれねェからな」
「しかもまだ君のキャプテンは目を覚まさないでいるからね。
安心は出来ないよ?」
"うん、分かってる"
白熊さんの言葉に頷いた時、また扉が開き奥から現れたのは・・・。
"魚人さん!"
「ジンベエ・・・!」
「"北の海"トラファルガー・ローじゃな?
ありがとう、命を救われた!」
「寝てろ、死ぬぞ?」
トラファルガーさんの言葉に首を振り、意見を口にする。
「心が落ち着かん、無理じゃ。今回失ったものはあまりにもデカすぎる」
それゆえ、ルフィ君の心中はもはや計り知れん・・・あの場で気絶した事はせめてもの防衛本能じゃろう。
「命を取り留めても・・・彼が目覚めた時が、最も心配じゃ・・」
「・・・・・・」
「・・・そこのケモノ、電伝虫はあるか?」
「あ、あるよ!
Σあります、すみません・・・」
何かを考えたのはずっと黙っていた女性が白熊さんに電伝虫があるかを聞いた。
「九蛇の海賊船を呼べばこの潜水艦ごと"凪の帯"を渡れる」
ルフィの生存が政府にバレては必ず追っ手がかかる。
わらわがまだ"七武海"であるなら安全に療養できる。
「わらわ達が女ヶ島で匿おう」
「Σ!?」
"あ、ありがとう!"
「ありがとうだって」
「うむ、主もルフィが大切な気持ちは言葉が分からずとも感じるからの」
任せておけ、
と女性は自信たっぷりに頷いてくれた。
「安心するのじゃ、海兵達は全員石にしてやった」
で、ルフィの状態はどうなのじゃ?
酷いのか?治るであろうな?
と海軍船から浮上したトラファルガーさんの船に降り立った背の高い女性が口を開く。
私の傍には彼のクルーが2人と白熊さんがいる。
"今、この船の船長さんが診てる"
「いまキャプテンが診てるよ?」
「それは分かっておる!わらわが知りたいのはルフィの安否じゃ!大丈夫なのか!?」
僅かに強めの口調になった彼女のその質問に答えようとすると、船内への扉が開き奥から彼らの船長が現れた。
「あ!キャプテン!」
「やれることは全部やった」
「つまり、無事なのじゃな?」
「手術の範疇では現状、命は繋いでる。
だが」
「?」
有り得ないほどのダメージを蓄積してる。
まだ生きられる保証はない。
と手についている血をタオルで拭きながら彼女に淡々と告げる。
すると、
「それは当然だっチャブル!」
「Σ何だあいつら!?」
「インペルダウンの囚人達・・・ルフィの味方のようじゃ。
軍艦に忍び込んでおった」
「アイツのお蔭で俺達はニューカマーランドの総本山へ行けるんだ!!」
と女性が乗っていた軍艦から沢山の人が顔を覗かせて話に入ってきた。
その内の身体が異常にでかいアフロ頭の男性が彼女と同じように船に降り立つ。
「よくもまァあれだけ暴れまわったもんだっチャブル!
それもこれもすべては兄エースを救いたい一心!」
・・・その兄が自分を守る為に目の前で死ぬなんて、
神も仏もありゃしない!精神の一つや二つ崩壊して当然よ!
とその場面を思い出しているのか苦い顔をして言葉を続ける男性。
「だけど、それはヴァナータも同じだったわね?
よく正気に戻れたもんよ!」
"苦しんでるルフィを助けなきゃって思ったから・・・"
「自分の仲間が助けたいという思いがあってそのためには自分が崩壊してちゃいけないと思ったんだって」
「そりゃ大した精神だな」
そういって私に感心したような言葉を呟いてくれたトラファルガーさん。
「ところでヴァナタ、麦わらボーイとは友達なの?」
「いや、助ける義理もねェ・・・親切が不安なら何か理屈をつけようか?」
「いいわいいわ!直感が身体を動かす時ってあるものよ?」
"でもそのお蔭で助かったの!"
助けてくれた事に礼を言ってるよキャプテン。
と私の言葉を訳してくれる白熊さんの言葉を聞いてトラファルガーさんは私を見て、
「助かったのはこっちの方だ。
お前が大将達の攻撃を水中で防いでなけりゃヤラれていたかもしれねェからな」
「しかもまだ君のキャプテンは目を覚まさないでいるからね。
安心は出来ないよ?」
"うん、分かってる"
白熊さんの言葉に頷いた時、また扉が開き奥から現れたのは・・・。
"魚人さん!"
「ジンベエ・・・!」
「"北の海"トラファルガー・ローじゃな?
ありがとう、命を救われた!」
「寝てろ、死ぬぞ?」
トラファルガーさんの言葉に首を振り、意見を口にする。
「心が落ち着かん、無理じゃ。今回失ったものはあまりにもデカすぎる」
それゆえ、ルフィ君の心中はもはや計り知れん・・・あの場で気絶した事はせめてもの防衛本能じゃろう。
「命を取り留めても・・・彼が目覚めた時が、最も心配じゃ・・」
「・・・・・・」
「・・・そこのケモノ、電伝虫はあるか?」
「あ、あるよ!
Σあります、すみません・・・」
何かを考えたのはずっと黙っていた女性が白熊さんに電伝虫があるかを聞いた。
「九蛇の海賊船を呼べばこの潜水艦ごと"凪の帯"を渡れる」
ルフィの生存が政府にバレては必ず追っ手がかかる。
わらわがまだ"七武海"であるなら安全に療養できる。
「わらわ達が女ヶ島で匿おう」
「Σ!?」
"あ、ありがとう!"
「ありがとうだって」
「うむ、主もルフィが大切な気持ちは言葉が分からずとも感じるからの」
任せておけ、
と女性は自信たっぷりに頷いてくれた。