第十一話
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"六王銃"
聞こえて来たルッチの声と崩れてきた瓦礫の音で目を覚ました私は目の前の光景に唖然となる。
目の前でルフィとルッチの攻防戦が凄まじく繰り広げられていて、丁度ルッチの攻撃を食らっていた所だったから。
"ルフィ!"
私はルッチを見る。
"ルッチ!もうこれ以上ルフィを傷つけるのはやめるの!"
「ほう、目を覚ましたか?」
「メイナっ、逃げろ!」
"やだ、逃げない!"
私を見てくるルッチの眼はとても冷たく思わず身震いをしてしまった私だけど少しずつ前へと進み・・・、
"ルッチ!私が相手なの!"
勝てるか分からない・・・けど、
"私を倒した後にルフィを狙いなさい!"
これ以上ルフィには傷付いて欲しくないから!
「・・・どうやらこの子竜はお前の変わりに死ぬつもりらしいな」
「Σバカな真似はやめろ!」
"バカな真似じゃない!私は本気なの!"
ルフィの言葉に私は首を横に振り、ルッチを睨む。
「意志は固いか・・・」
「メイナっ!コイツは俺がブッ飛ばすんだ!」
"ならすぐに立ってよ!"
死にそうな顔しないで!
"皆が戦ってるというのに、ルフィらしくないことして心配させないで欲しいの!!"
ルッチと会話している時にも聞こえる砲撃の音、刃物同士が交じり合う音・・・。
それを聞いた私はルフィに叫ぶように言った。
すると・・・、
「分かってる・・・ここは地獄でも何でもねェ…」
私の気持ちが届いたのか応えながら立ち上がり体から蒸気のようなものを発生させたルフィ。
新しい技らしいの…。
"っ、
ルッチに勝って!皆で帰るよっ、ルフィ!"
「当たり前だ!!」
と応えてくれた後の反撃はルッチの攻撃を上回り、見事彼に勝利した。
"ルフィ!"
私はルフィに駆け寄る。
彼は私を見て弱々しく笑みを浮かべてくれた。
「これでいいんだ、な?メイナ?」
ルフィの言葉に何度も頷いた。
するとルフィは大きく息を吸って叫んだ。
「一緒に帰るぞォ!
ロビ~~ン!!」
"早く皆の元へ行くの!"
「・・・そうしたいんだけどよ」
"え・・・?"
体が動かねェ・・・。
このルフィの状態は様子を見ていたウソップも気付いたようで何とか立たせようと呼びかけるが、ルフィはピクリとも動かない。
(私が運べればいいんだけどルフィは大きすぎてとてもじゃないけど運べない・・・)
一体、どうすれば・・・。
と悩んだ時だった!
「"ルフィを下へ!"」
"へ?"
何処からか聞こえてきた聞き覚えのある声に私は崖の傍にまで移動して下を見た。
そして私はあるものを見つけた。
"皆ァ~!!"
「「「!?」」」
"下へ~跳んで~!"
「チョッパー!メイナは何て?」
「"下へ跳んで"だって」
"下へ~!"
私はそう叫びながらルフィを海へ落とそうと頭で押す。
「え!メイナっ、何で海に落とそうと・・・!?」
「海へ~!」
下を見たウソップも私と同じことを言ってくれた。
「チョッパー、下を見た?」
「見たァ~!」
「バカ野郎!自滅する気か!?ヤケになっても助かりゃしねェぞ!」
とゾロが言うけど、
"違う・・・"
「助かるんだ!」
"助けに来てくれたの・・・"
「まだ俺達には…」
"私達には・・・"
仲間がいるじゃねェかァっ!
このウソップの言葉に気付いてなかったサンジ達も理解したらしく駆け出す音が聞こえた。
"ルフィ、落とすからね?"
「おォ!」
「海へ~!」
「"帰ろう皆!"」
「海へーー!!」
"せ~っの!"
私はポーンとルフィを海へ放り投げ続けて自分も海へ跳んだ!
「"また冒険の海へ!"」
「ルフィに続け~!!」
「「海へ!」」
メリー号に乗り込め~~っ!!
「メリーー!!」
「"迎えに来たよ!"」
「"今まで大切にしてくれて・・・どうもありがとう"」
僕は本当に幸せだった・・・君達がいたから。
その後、限界が来たのか真っ二つに折れたメリーを見送るとき、燃えながら海に沈んでいくメリーの声は本当に幸せでいっぱいで、満足そうな声だった。
聞こえて来たルッチの声と崩れてきた瓦礫の音で目を覚ました私は目の前の光景に唖然となる。
目の前でルフィとルッチの攻防戦が凄まじく繰り広げられていて、丁度ルッチの攻撃を食らっていた所だったから。
"ルフィ!"
私はルッチを見る。
"ルッチ!もうこれ以上ルフィを傷つけるのはやめるの!"
「ほう、目を覚ましたか?」
「メイナっ、逃げろ!」
"やだ、逃げない!"
私を見てくるルッチの眼はとても冷たく思わず身震いをしてしまった私だけど少しずつ前へと進み・・・、
"ルッチ!私が相手なの!"
勝てるか分からない・・・けど、
"私を倒した後にルフィを狙いなさい!"
これ以上ルフィには傷付いて欲しくないから!
「・・・どうやらこの子竜はお前の変わりに死ぬつもりらしいな」
「Σバカな真似はやめろ!」
"バカな真似じゃない!私は本気なの!"
ルフィの言葉に私は首を横に振り、ルッチを睨む。
「意志は固いか・・・」
「メイナっ!コイツは俺がブッ飛ばすんだ!」
"ならすぐに立ってよ!"
死にそうな顔しないで!
"皆が戦ってるというのに、ルフィらしくないことして心配させないで欲しいの!!"
ルッチと会話している時にも聞こえる砲撃の音、刃物同士が交じり合う音・・・。
それを聞いた私はルフィに叫ぶように言った。
すると・・・、
「分かってる・・・ここは地獄でも何でもねェ…」
私の気持ちが届いたのか応えながら立ち上がり体から蒸気のようなものを発生させたルフィ。
新しい技らしいの…。
"っ、
ルッチに勝って!皆で帰るよっ、ルフィ!"
「当たり前だ!!」
と応えてくれた後の反撃はルッチの攻撃を上回り、見事彼に勝利した。
"ルフィ!"
私はルフィに駆け寄る。
彼は私を見て弱々しく笑みを浮かべてくれた。
「これでいいんだ、な?メイナ?」
ルフィの言葉に何度も頷いた。
するとルフィは大きく息を吸って叫んだ。
「一緒に帰るぞォ!
ロビ~~ン!!」
"早く皆の元へ行くの!"
「・・・そうしたいんだけどよ」
"え・・・?"
体が動かねェ・・・。
このルフィの状態は様子を見ていたウソップも気付いたようで何とか立たせようと呼びかけるが、ルフィはピクリとも動かない。
(私が運べればいいんだけどルフィは大きすぎてとてもじゃないけど運べない・・・)
一体、どうすれば・・・。
と悩んだ時だった!
「"ルフィを下へ!"」
"へ?"
何処からか聞こえてきた聞き覚えのある声に私は崖の傍にまで移動して下を見た。
そして私はあるものを見つけた。
"皆ァ~!!"
「「「!?」」」
"下へ~跳んで~!"
「チョッパー!メイナは何て?」
「"下へ跳んで"だって」
"下へ~!"
私はそう叫びながらルフィを海へ落とそうと頭で押す。
「え!メイナっ、何で海に落とそうと・・・!?」
「海へ~!」
下を見たウソップも私と同じことを言ってくれた。
「チョッパー、下を見た?」
「見たァ~!」
「バカ野郎!自滅する気か!?ヤケになっても助かりゃしねェぞ!」
とゾロが言うけど、
"違う・・・"
「助かるんだ!」
"助けに来てくれたの・・・"
「まだ俺達には…」
"私達には・・・"
仲間がいるじゃねェかァっ!
このウソップの言葉に気付いてなかったサンジ達も理解したらしく駆け出す音が聞こえた。
"ルフィ、落とすからね?"
「おォ!」
「海へ~!」
「"帰ろう皆!"」
「海へーー!!」
"せ~っの!"
私はポーンとルフィを海へ放り投げ続けて自分も海へ跳んだ!
「"また冒険の海へ!"」
「ルフィに続け~!!」
「「海へ!」」
メリー号に乗り込め~~っ!!
「メリーー!!」
「"迎えに来たよ!"」
「"今まで大切にしてくれて・・・どうもありがとう"」
僕は本当に幸せだった・・・君達がいたから。
その後、限界が来たのか真っ二つに折れたメリーを見送るとき、燃えながら海に沈んでいくメリーの声は本当に幸せでいっぱいで、満足そうな声だった。