第一話
名前変換
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近くから声が聞こえる…、
尻尾振ったらわかるかな?
プンプン、
「お、尻尾振ったぞ?」
「生きてるな」
気付いてくれた、
目も開けてみようかな?
ちょっと日光が眩しいけど…。
パチッ、
「お、目を開けたぞ!」
「クリっとしてるなー!」
「おまえ、大丈夫か?」
金髪の子と黒髪の子が2人…。
で、今私を支えてるのは麦わら帽子をかぶった子。
コクン、
「よかったー!
倒れてたから心配したんだぞ?」
「よく見つけたな」
「つーかコイツ…なに?」
図鑑でも見ない生き物だぞ?
そう言って私をみてくる金髪の子。
前歯が抜けてる…。
"クスクス♪"
「あ、笑った!」
「面白い笑い方だなー!」
「なぁ、お前名前は?」
あ、自己紹介忘れてた。
"助けてくれてありがとう。
私はミニリュウっていうの!"
「…なんか自己紹介してるみたいだな」
「ああ、でも…」
あれ?
「[リュウリュウ]言ってて分かんねーなww」
「結構声高いなァ」
あ、言葉がわからないんだ…どうしよう。
「お前家は?親いねーのか?」
"いない、一人だよ?"
「また[リュウリュウ]だwww」
「だが首を振ってるからいねーんだな」
「じゃーおれ達と来いよ!」
そう言って麦わら帽子をかぶった少年が私に手を伸ばしてきた。
"いいの?"
「今度は[りゅー]か、たくさんあるな」
「いいぞ、来い!」
シシシ!
と笑って言ってくれた少年の手に尻尾を乗せた。
「握手のつもりなのかな?」
「プニプニしてて気持ちいいぞ!」
「とりあえず、飯は後だ。まずコイツを秘密基地まで連れて帰ろうぜ?」
背中乗るか?
と言われおずおずともう一人の黒髪の子の肩に巻きつくと少年は二カッと笑って走り出した。