東の海、
ゴア王国に面しているコルボ山。

その山奥で3人の少年が駆け回っていた。





「ルフィ！早く来い！置いてくぞ？」


「待ってよサボ！」


「遅れたら助けてやらねーからな？」



と話しながら駆けていくなか、麦わら帽子をかぶった少年が何かを見つけた。





「サボ、エース！ちょっと待ってくれ！」


「どうしたんだよ？」



そう言って立ち止まった少年を振り向いてみると彼は近くの滝壺を見ていた。



「滝壺がどうかしたのか？」


「滝壺じゃねェ、滝壺の近くだ！」



少年はそういうと滝壺へ向かって走って行った。



「おいまてよルフィ！」


サボとエースと呼ばれた少年はルフィと言うなの少年の後を追った。
















「おいお前、大丈夫か？」



「ルフィ、一体誰に話して…」


と生い茂った草むらから出てきながら言っていた金髪の少年、サボの言葉はピタリと止まる。



ルフィは滝壺の前で伸びている淡青色をした胴体が太く、口元が白い生き物に呼びかけていた。