ひととき
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ひととき おまけ(こっちの方がひとときっぽい(爆))
無事テストも終わって一段落ついたある日の放課後。
(はぁー。やっぱり孔明先生のハーブティーは美味しい。)
芙蓉はそんなことを思いながら、ほくほくと幸せそうにティーを飲んでいた。
その横では諸葛亮が仕事をしている。
「本当に、毎日よく飽きずに来ますね。受験生でしょう。大丈夫なんですか?」
仕事をする手を止めずに諸葛亮は言う。
「う・・・だ、大丈夫っ。先生のおかげでテスト90点だったし・・・。」
(あの時のテスト・・・・。先生が教えてくれたところ全部出てたんだよね・・・。)
「ならいいんですが。」
そっけなく言って仕事を続ける諸葛亮の顔を、芙蓉はちらっと盗み見る。
(なんだかなあ・・・・・。そっけないし・・・。付き合ってるのが嘘みたい。)
あの日からこれといって何も変わらない諸葛亮に少しため息をつく。
(あ・・・・・。そういえば・・・・。)
芙蓉はふと気づく。
(先生にちゃんと“好き”って言われてないかも・・・。・・・。聞いてみようかな・・。うん。)
芙蓉の中で、諸葛亮にも言わせたいという感情が働く。
「ねぇ先生。」
「なんです?」
「先生って、私のこと好きなんだよね?」
「・・・。いきなりなんなんですか?」
一瞬熱でもあるんじゃないかと思ってしまう。
「え・・・だって。そっけないし・・・なんかいつもと変わらないし・・・・・・。からかわれてたのかな・・?って・・・・・。」
「そんなことは無いですよ。好きですよ。」
「そ、そういうんじゃなくって・・。う~ん・・。」
(どう言ったらいいんだろ・・?)
「どうして欲しいんですか?」
「え・・。」
戸惑った芙蓉に、諸葛亮は顔を近づける。
「えぇっと・・・・・・・・・。」
妙な汗をかきながら、芙蓉の顔はみるみる赤くなる。
「言わないとわかりませんよ。」
(だいたいの予想はつきますが・・・・。)
そう思うが、あえて言わない。
「えっと・・・・その・・・・・。あの・・同じ好きでも、さっきのだとみんな一緒みたいな感じがして・・・・。私のハーブティー好きと一緒かな・・・って・・。」
「そんなことはありませんよ。好きですよ、ちゃんと。」
「う・・・。」
(だから・・・・・・。そうじゃなくって・・・・・・。)
そう思ったとき、諸葛亮が席を立った。
「先生・・?」
諸葛亮は芙蓉の背後へ回ると、そのまま椅子に座っている芙蓉を後ろから抱きしめる。
「好きですよ。」
「・・。」
芙蓉は顔が赤くなるのを感じた。
(わーわー・・・・。ど、どうしようっ。)
一人心の中で慌てる。
「好きですよ。だからあの時側にいてくださいと言ったんですから。言葉が欲しいのはわかりますけれどね。」
「は・・・・・はい・・・。」
素直にうなずいたのを確認した諸葛亮は、芙蓉を抱く手を緩めるとその頬に口付けを落とした。
「っっ!!せ、せせせせせせせんせい!!!!!!??」
芙蓉の顔は真っ赤になる。
「たまにはいいでしょう。何もしなさすぎるのは良くないと言われたので。」
諸葛亮はしれっと言った。
その言葉に芙蓉は更に赤くなった。
その頃、美術室で誰かがくしゃみをしたとかしなかったとか・・・・・?
END.
無事テストも終わって一段落ついたある日の放課後。
(はぁー。やっぱり孔明先生のハーブティーは美味しい。)
芙蓉はそんなことを思いながら、ほくほくと幸せそうにティーを飲んでいた。
その横では諸葛亮が仕事をしている。
「本当に、毎日よく飽きずに来ますね。受験生でしょう。大丈夫なんですか?」
仕事をする手を止めずに諸葛亮は言う。
「う・・・だ、大丈夫っ。先生のおかげでテスト90点だったし・・・。」
(あの時のテスト・・・・。先生が教えてくれたところ全部出てたんだよね・・・。)
「ならいいんですが。」
そっけなく言って仕事を続ける諸葛亮の顔を、芙蓉はちらっと盗み見る。
(なんだかなあ・・・・・。そっけないし・・・。付き合ってるのが嘘みたい。)
あの日からこれといって何も変わらない諸葛亮に少しため息をつく。
(あ・・・・・。そういえば・・・・。)
芙蓉はふと気づく。
(先生にちゃんと“好き”って言われてないかも・・・。・・・。聞いてみようかな・・。うん。)
芙蓉の中で、諸葛亮にも言わせたいという感情が働く。
「ねぇ先生。」
「なんです?」
「先生って、私のこと好きなんだよね?」
「・・・。いきなりなんなんですか?」
一瞬熱でもあるんじゃないかと思ってしまう。
「え・・・だって。そっけないし・・・なんかいつもと変わらないし・・・・・・。からかわれてたのかな・・?って・・・・・。」
「そんなことは無いですよ。好きですよ。」
「そ、そういうんじゃなくって・・。う~ん・・。」
(どう言ったらいいんだろ・・?)
「どうして欲しいんですか?」
「え・・。」
戸惑った芙蓉に、諸葛亮は顔を近づける。
「えぇっと・・・・・・・・・。」
妙な汗をかきながら、芙蓉の顔はみるみる赤くなる。
「言わないとわかりませんよ。」
(だいたいの予想はつきますが・・・・。)
そう思うが、あえて言わない。
「えっと・・・・その・・・・・。あの・・同じ好きでも、さっきのだとみんな一緒みたいな感じがして・・・・。私のハーブティー好きと一緒かな・・・って・・。」
「そんなことはありませんよ。好きですよ、ちゃんと。」
「う・・・。」
(だから・・・・・・。そうじゃなくって・・・・・・。)
そう思ったとき、諸葛亮が席を立った。
「先生・・?」
諸葛亮は芙蓉の背後へ回ると、そのまま椅子に座っている芙蓉を後ろから抱きしめる。
「好きですよ。」
「・・。」
芙蓉は顔が赤くなるのを感じた。
(わーわー・・・・。ど、どうしようっ。)
一人心の中で慌てる。
「好きですよ。だからあの時側にいてくださいと言ったんですから。言葉が欲しいのはわかりますけれどね。」
「は・・・・・はい・・・。」
素直にうなずいたのを確認した諸葛亮は、芙蓉を抱く手を緩めるとその頬に口付けを落とした。
「っっ!!せ、せせせせせせせんせい!!!!!!??」
芙蓉の顔は真っ赤になる。
「たまにはいいでしょう。何もしなさすぎるのは良くないと言われたので。」
諸葛亮はしれっと言った。
その言葉に芙蓉は更に赤くなった。
その頃、美術室で誰かがくしゃみをしたとかしなかったとか・・・・・?
END.
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