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「ではこれで柱合会議を終いにしよう。みんなご苦労だったね」
「「「はっ!!」」」
膝をつき頭を下げる柱の前から産屋敷が下がっていく。トン…と戸の閉まる音が聞こえて紗雪はようやく顔を上げた。
「紗雪…テメェって奴は…」
「っ!」
不死川に背後を取られ、紗雪はギクッと肩を揺らした。冷や汗が頬を伝う。
「あは…あはははー」
「噛むなってあれほど言ったろうがぁ!このまま柱稽古だぁ!木刀持ちやがれぇ!!」
「うひゃーっ!」
紗雪はピョンと跳び上がると宇髄が投げた木刀を受け取った。不死川の打ち込みをひょいはょいとかわす。
「相変わらずのらりくらりするやつだなぁ!!」
「不死川さんとまともには打ち合えませんよぉ」
ダン!と強く地面を蹴ると紗雪は高く跳躍した。不死川が低く構える。
ーー風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐ーー
ーー鳥の呼吸 壱ノ型空禍牙突 ーー
不死川の上方に向かう斬撃に紗雪の無数の突きが降り注ぐ。いくつかの攻撃が届き不死川が後ろへ下がった。
「ちっ!いつもながら無駄に速ぇ!」
まだ空中にいる紗雪が次の構えを見せる。
ーー鳥の呼吸 参ノ型翼翔飛乱 ーー
五連の斬撃と共に紗雪が不死川に突っ込む。
「甘ぇんだよ!!」
ーー風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬りーー
「っ!!」
攻撃を読んでいた不死川の技に、紗雪は派手に吹き飛ばされた。姿勢が悪く受け身を取れない。
(あ、ヤバい)
産屋敷家の庭木の被害を想定しながら紗雪は頭を庇った。ドスッと言う音がして衝撃が走る。
「…?」
思ったより痛くなかった事を不思議に思い紗雪が目を開けると、自分と庭木の間に煉獄が挟まっていた。
「えっ!」
「危なかったな紗雪!首を痛めてはいないか!?」
「だ、大丈夫です!ってか煉獄さんこそ大丈夫ですかぁ!?」
「うむ!紗雪は少し軽過ぎるな!!」
「えぇぇ〜?」
吹き飛んだ人一人受け止めて感想がそれとは恐れ入る。慌てる紗雪を他所に煉獄が紗雪の持っていた木刀を受け取った。
「不死川!次の相手は俺だ!!」
「おぉ!かかってこいやぁ!」
「うむ!」
駆けて行く煉獄を見送りもうちょっと筋肉を鍛えるべきなのだろうか?と本気で悩む紗雪だった。
「「「はっ!!」」」
膝をつき頭を下げる柱の前から産屋敷が下がっていく。トン…と戸の閉まる音が聞こえて紗雪はようやく顔を上げた。
「紗雪…テメェって奴は…」
「っ!」
不死川に背後を取られ、紗雪はギクッと肩を揺らした。冷や汗が頬を伝う。
「あは…あはははー」
「噛むなってあれほど言ったろうがぁ!このまま柱稽古だぁ!木刀持ちやがれぇ!!」
「うひゃーっ!」
紗雪はピョンと跳び上がると宇髄が投げた木刀を受け取った。不死川の打ち込みをひょいはょいとかわす。
「相変わらずのらりくらりするやつだなぁ!!」
「不死川さんとまともには打ち合えませんよぉ」
ダン!と強く地面を蹴ると紗雪は高く跳躍した。不死川が低く構える。
ーー風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐ーー
ーー鳥の呼吸 壱ノ型
不死川の上方に向かう斬撃に紗雪の無数の突きが降り注ぐ。いくつかの攻撃が届き不死川が後ろへ下がった。
「ちっ!いつもながら無駄に速ぇ!」
まだ空中にいる紗雪が次の構えを見せる。
ーー鳥の呼吸 参ノ型
五連の斬撃と共に紗雪が不死川に突っ込む。
「甘ぇんだよ!!」
ーー風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬りーー
「っ!!」
攻撃を読んでいた不死川の技に、紗雪は派手に吹き飛ばされた。姿勢が悪く受け身を取れない。
(あ、ヤバい)
産屋敷家の庭木の被害を想定しながら紗雪は頭を庇った。ドスッと言う音がして衝撃が走る。
「…?」
思ったより痛くなかった事を不思議に思い紗雪が目を開けると、自分と庭木の間に煉獄が挟まっていた。
「えっ!」
「危なかったな紗雪!首を痛めてはいないか!?」
「だ、大丈夫です!ってか煉獄さんこそ大丈夫ですかぁ!?」
「うむ!紗雪は少し軽過ぎるな!!」
「えぇぇ〜?」
吹き飛んだ人一人受け止めて感想がそれとは恐れ入る。慌てる紗雪を他所に煉獄が紗雪の持っていた木刀を受け取った。
「不死川!次の相手は俺だ!!」
「おぉ!かかってこいやぁ!」
「うむ!」
駆けて行く煉獄を見送りもうちょっと筋肉を鍛えるべきなのだろうか?と本気で悩む紗雪だった。