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「あ、久しぶり〜。不死川さぁん」
「おぅ、紗雪かぁ。元気そうだなぁ」
柱合会議の為産屋敷家に来ていた鳥柱の紗雪椎名は不死川を見かけるとのんびりと声をかけた。ヘラッと笑って手を振りながら近寄ってくる紗雪の頭を不死川が乱暴に撫ぜる。
「ったく、相変わらずひょろっとしてやがんなぁ。ちゃんと鍛錬してんのかぁ?」
「いだいだいだい!首もげる〜」
首がガックンガックンとなり紗雪は慌てて不死川から離れた。
「すいませんねぇ、ヒョロガリでー。不死川さんみたいには無理ですよぉ〜」
大きめの黒い羽織に手を隠すと紗雪は首をさすった。いつも細められている目が更に細められる。顔のラインに沿った黒髪が軽やかに揺れた。
「そうですよ。人には向き不向きがありますからね」
ひょいと紗雪の後ろからしのぶが顔を覗かせた。紗雪がガバチョとしのぶに抱きつく。
「しのぶちゃーん」
「はいはい。そろそろ庭の方へ出ましょうね」
軽くあしらわれつつ庭へ向かうと、煉獄と宇髄が既に到着していた。
「不死川!紗雪!胡蝶!久しいな!!」
「おぅ」
「お久しぶりです」
「煉獄さぁん、宇髄さぁん、お久しぶりぃ〜」
紗雪はわーい!と両手を上げると二人に駆け寄った。
「お二人とも相変わらず派手ですねぇ」
「そういうお前は黒髪に黒い羽織で相変わらず地味地味だな!」
「地味で大いに結構ですよー。平穏がなにより、平和が一番、のんびりは正義!」
「そこまでか!?」
紗雪の極論に煉獄が吹き出した。紗雪が握り拳で力説する。
「僕はのんびりが大好きですからねぇ。のんびりは人類の宝です!至宝です!!」
「わ、わかった!わかったから止めてくれ!!」
どこのツボに入ったのか煉獄が片手で顔を隠すと手を振る。いつの間にか来ていた冨岡が紗雪に話しかけた。
「紗雪、今回はお前がお館様にご挨拶する日だ」
「…あー、不死川さん代わってくださーい」
「あぁ?テメェふざけんなよぉ。それぐらいきちんとやりやがれぇ」
ギロリと睨みつけてくる不死川に紗雪は冨岡を盾にしながら言い募った。
「だってぇ〜、不死川さんみたいにスラスラご挨拶なんで出来ませんよぉ。絶対噛みますって」
「…代わってやろうか?」
頼ってもらって嬉しい冨岡が助け舟を出すのに不死川がブチ切れる。
「冨岡ぁ!テメェは黙ってろ!!いいかぁ、紗雪!!この前みたいな間延びした挨拶しやがったらブチのめすからなぁ!!」
「えぇぇ〜!余計噛む未来しか見えませんよぉ〜!煉獄さぁん!」
紗雪は煉獄を振り返ったが、煉獄はとてもいい笑顔を返してきた。
「よき精神の鍛錬場所だと思えばいい!頑張れ紗雪!!」
「わ〜ぁ」
こりゃダメだ…と紗雪は肩を落としたのだった。
「おぅ、紗雪かぁ。元気そうだなぁ」
柱合会議の為産屋敷家に来ていた鳥柱の紗雪椎名は不死川を見かけるとのんびりと声をかけた。ヘラッと笑って手を振りながら近寄ってくる紗雪の頭を不死川が乱暴に撫ぜる。
「ったく、相変わらずひょろっとしてやがんなぁ。ちゃんと鍛錬してんのかぁ?」
「いだいだいだい!首もげる〜」
首がガックンガックンとなり紗雪は慌てて不死川から離れた。
「すいませんねぇ、ヒョロガリでー。不死川さんみたいには無理ですよぉ〜」
大きめの黒い羽織に手を隠すと紗雪は首をさすった。いつも細められている目が更に細められる。顔のラインに沿った黒髪が軽やかに揺れた。
「そうですよ。人には向き不向きがありますからね」
ひょいと紗雪の後ろからしのぶが顔を覗かせた。紗雪がガバチョとしのぶに抱きつく。
「しのぶちゃーん」
「はいはい。そろそろ庭の方へ出ましょうね」
軽くあしらわれつつ庭へ向かうと、煉獄と宇髄が既に到着していた。
「不死川!紗雪!胡蝶!久しいな!!」
「おぅ」
「お久しぶりです」
「煉獄さぁん、宇髄さぁん、お久しぶりぃ〜」
紗雪はわーい!と両手を上げると二人に駆け寄った。
「お二人とも相変わらず派手ですねぇ」
「そういうお前は黒髪に黒い羽織で相変わらず地味地味だな!」
「地味で大いに結構ですよー。平穏がなにより、平和が一番、のんびりは正義!」
「そこまでか!?」
紗雪の極論に煉獄が吹き出した。紗雪が握り拳で力説する。
「僕はのんびりが大好きですからねぇ。のんびりは人類の宝です!至宝です!!」
「わ、わかった!わかったから止めてくれ!!」
どこのツボに入ったのか煉獄が片手で顔を隠すと手を振る。いつの間にか来ていた冨岡が紗雪に話しかけた。
「紗雪、今回はお前がお館様にご挨拶する日だ」
「…あー、不死川さん代わってくださーい」
「あぁ?テメェふざけんなよぉ。それぐらいきちんとやりやがれぇ」
ギロリと睨みつけてくる不死川に紗雪は冨岡を盾にしながら言い募った。
「だってぇ〜、不死川さんみたいにスラスラご挨拶なんで出来ませんよぉ。絶対噛みますって」
「…代わってやろうか?」
頼ってもらって嬉しい冨岡が助け舟を出すのに不死川がブチ切れる。
「冨岡ぁ!テメェは黙ってろ!!いいかぁ、紗雪!!この前みたいな間延びした挨拶しやがったらブチのめすからなぁ!!」
「えぇぇ〜!余計噛む未来しか見えませんよぉ〜!煉獄さぁん!」
紗雪は煉獄を振り返ったが、煉獄はとてもいい笑顔を返してきた。
「よき精神の鍛錬場所だと思えばいい!頑張れ紗雪!!」
「わ〜ぁ」
こりゃダメだ…と紗雪は肩を落としたのだった。
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