四章
夢小説設定
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「俺は俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!」
――炎の呼吸 奥義 玖の型・煉獄――
炎を纏い猗窩座に突進していく。
――破壊殺・滅式――
猗窩座の力とぶつかり合い激しく砂煙を上げる。
「っ!」
杏寿郎は自分の腹の醜い感触に次がないことを悟った。
「死ぬ…!!死んでしまうぞ杏寿郎!」
――杏寿郎――
(こんな時に思い出すのが君の笑顔とは)
杏寿郎は寸の間目を閉じた。
――俺は君を幸せにできたのだろうか?
――会うたび君を抱きしめ、笑い合った
――君を一生分愛すると言ったのに
――結局は俺が君に一生分愛されていたんだな
「っ!!」
杏寿郎はカッと目を開くと日輪刀を強く握りしめた。猗窩座の首へ叩きつける。
(すまん椎名!俺は逝く!!)
「かっ…!!」
「オォォォォォッ!!」
(約束を守れず去っていく俺を許してくれ!)
逃げようとする猗窩座の腕を掴み腹に力を込める。
「おおおおお!」
「あああああ!」
(だが、次の若い芽は守ってみせる!)
「退けぇぇぇぇ!!」
「あああああ!」
(その若い芽を君も見守ってくれ!!)
自分の腕を引きちぎりダン!と猗窩座が地面を蹴り離脱していく。
(椎名…愛している…俺の全てをかけて)
杏寿郎は地面に膝をつき座り込んだ。桜の花びらが風に舞い飛んで行く。
最後まで我儘な男ですまない――
――炎の呼吸 奥義 玖の型・煉獄――
炎を纏い猗窩座に突進していく。
――破壊殺・滅式――
猗窩座の力とぶつかり合い激しく砂煙を上げる。
「っ!」
杏寿郎は自分の腹の醜い感触に次がないことを悟った。
「死ぬ…!!死んでしまうぞ杏寿郎!」
――杏寿郎――
(こんな時に思い出すのが君の笑顔とは)
杏寿郎は寸の間目を閉じた。
――俺は君を幸せにできたのだろうか?
――会うたび君を抱きしめ、笑い合った
――君を一生分愛すると言ったのに
――結局は俺が君に一生分愛されていたんだな
「っ!!」
杏寿郎はカッと目を開くと日輪刀を強く握りしめた。猗窩座の首へ叩きつける。
(すまん椎名!俺は逝く!!)
「かっ…!!」
「オォォォォォッ!!」
(約束を守れず去っていく俺を許してくれ!)
逃げようとする猗窩座の腕を掴み腹に力を込める。
「おおおおお!」
「あああああ!」
(だが、次の若い芽は守ってみせる!)
「退けぇぇぇぇ!!」
「あああああ!」
(その若い芽を君も見守ってくれ!!)
自分の腕を引きちぎりダン!と猗窩座が地面を蹴り離脱していく。
(椎名…愛している…俺の全てをかけて)
杏寿郎は地面に膝をつき座り込んだ。桜の花びらが風に舞い飛んで行く。
最後まで我儘な男ですまない――