一章
夢小説設定
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「椎名さんはお館様ととても親しいんですね」
名前のみの簡単な自己紹介の後、にこにこ笑顔で話しかけてくる胡蝶に椎名は頷くとお茶を一口啜った。
(何、この状況)
隠が用意してくれた茶托には数種の甘味と緑茶。目の前にはにこにこの胡蝶と、なぜか涙ながらに合掌している悲鳴嶼。茶を啜り無関心を装う宇髄。
少し離れた縁側からは物凄い目力で睨んでくる不死川に、部屋の一番隅っこに鎮座する冨岡。
(なんのカオスよ…)
とりあえず離れた所にいる二人は無視することにしようと椎名は思った。向こうもお近づきになりたくない故の距離なのだろう。
「だいたいテメェは人でも鬼でも無いなら何なんだァ」
(え!?話しかけてくんの!?)
絶対に会話に参加しなさそうな不死川に話しかけられ、椎名は驚いて固まった。
(じゃあもっとこっち来ればいいのに)
あァ!?文句あんのかァ!?と元からの吊り目をますます吊り上げる不死川の台詞を胡蝶が引き取る。
「あ、それ私も気になります。お顔立ちからして椎名さんは異国からいらしたんですよね?ご自分の国では何をしていらしたんですか?この国へはどうして?」
どうやら皆これを聞きたくているらしい。全員の意識がこちらに集中したのを感じ、椎名はもう一口お茶を飲みこむと話を始めた。
名前のみの簡単な自己紹介の後、にこにこ笑顔で話しかけてくる胡蝶に椎名は頷くとお茶を一口啜った。
(何、この状況)
隠が用意してくれた茶托には数種の甘味と緑茶。目の前にはにこにこの胡蝶と、なぜか涙ながらに合掌している悲鳴嶼。茶を啜り無関心を装う宇髄。
少し離れた縁側からは物凄い目力で睨んでくる不死川に、部屋の一番隅っこに鎮座する冨岡。
(なんのカオスよ…)
とりあえず離れた所にいる二人は無視することにしようと椎名は思った。向こうもお近づきになりたくない故の距離なのだろう。
「だいたいテメェは人でも鬼でも無いなら何なんだァ」
(え!?話しかけてくんの!?)
絶対に会話に参加しなさそうな不死川に話しかけられ、椎名は驚いて固まった。
(じゃあもっとこっち来ればいいのに)
あァ!?文句あんのかァ!?と元からの吊り目をますます吊り上げる不死川の台詞を胡蝶が引き取る。
「あ、それ私も気になります。お顔立ちからして椎名さんは異国からいらしたんですよね?ご自分の国では何をしていらしたんですか?この国へはどうして?」
どうやら皆これを聞きたくているらしい。全員の意識がこちらに集中したのを感じ、椎名はもう一口お茶を飲みこむと話を始めた。