三章
夢小説設定
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椎名に声をかけたら警戒心マックスの猫のように逃げられた。
「で、お前は派手に何をやらかしたんだ?」
飯屋の2階に上がり込み酒を呑みながら天元が切り出した。笑顔が固まる杏寿郎の杯に酒を注ぐ。
「めちゃめちゃ椎名に逃げられてたなぁ」
「………」
実弥にも言われ杏寿郎はグイと杯をあおると口を開いた。
「椎名を前にすると抑えが効かん!」
「ブハッ!お前、抱き潰すまでしたのかよ!?」
「そりゃあ逃げられるわなぁ」
「気をつけねばと思いはするのだが…」
いざ事に及ぶとあと一回、もう少しと止められ無い。
「あのなぁ、まぐわうのは女の身体には派手に負担がデカいんだよ。男が配慮してやらねぇと、ホントに潰しちまうぞ」
「特に鬼殺隊は体力馬鹿が多いからなぁ」
「う、うむ…」
(まぁ、派手に理解はできるけどな)
これまで剣一筋に生きてきた杏寿郎が覚えた初めての情念である。これを抑えるのは並大抵のことではあるまい。
「普段はもう少しマシなのだが、この前は鬼殺の後で気が立っていたから余計にな」
「そう言う時は一回抜いとけよぉ」
「だよな。俺も嫁さんの所に戻る前にはそうしてるぜ」
「そうなのか!」
驚きの下半身事情に杏寿郎は素直に頷いた。ふと疑問が湧いて実弥を見る。
「不死川にもそう言う相手がいるのだな」
「あぁ?」
「俺も派手に知らねぇわ」
矛先がこちらを向いた事に気づいた実弥が酒に口をつけ、一拍間を置いた。
「俺の事はいいだろぉ。テメェは自分の心配してろぉ」
「派手にかてぇ事言うなって!ここまで来たらぶっちゃけようぜ!」
「うむ!後学のため是非聞きたいものだ!!」
酔っ払いのからみ酒に実弥の額に青筋が浮かんだ。
「うるせぇ!俺だって次の任務に支障きたさねぇように我慢してんだヨォ!後学もクソもあるかぁ!!」
実弥も酔っている。
「おおぃ!相手も鬼殺隊かよ!」
「俺たちも知っている相手か!?」
「テメェらには関係ねぇだろーがぁ!!」
「いいや!ある!!」
「どこの一門かだけでも派手に教えろよ!!」
「うるせぇぇ!水の呼吸一門だよ!数が多くてわかんねぇだろうが!!」
勝ち誇るように叫んだ実弥に、天元がニヤリと笑った。
「あ、俺誰だか派手にわかったわ」
「よもや!」
「はぁっ!?」
「いやー、派手に意外だなぁ?まさかあいつとねぇ」
思わせぶりな天元に杏寿郎が食いつき、実弥は殺気立つ。実弥は天元の首を抱え込むと徳利を口に押し当てた。
「飲めぇ!記憶を失うまで飲め!!」
「もっが…むぐぅ…っ!」
「よせ不死川!宇髄が窒息する!!」
夜がふけわぁわぁと煩くなっていく2階に、店主は長くなりそうだとため息をついた。
「で、お前は派手に何をやらかしたんだ?」
飯屋の2階に上がり込み酒を呑みながら天元が切り出した。笑顔が固まる杏寿郎の杯に酒を注ぐ。
「めちゃめちゃ椎名に逃げられてたなぁ」
「………」
実弥にも言われ杏寿郎はグイと杯をあおると口を開いた。
「椎名を前にすると抑えが効かん!」
「ブハッ!お前、抱き潰すまでしたのかよ!?」
「そりゃあ逃げられるわなぁ」
「気をつけねばと思いはするのだが…」
いざ事に及ぶとあと一回、もう少しと止められ無い。
「あのなぁ、まぐわうのは女の身体には派手に負担がデカいんだよ。男が配慮してやらねぇと、ホントに潰しちまうぞ」
「特に鬼殺隊は体力馬鹿が多いからなぁ」
「う、うむ…」
(まぁ、派手に理解はできるけどな)
これまで剣一筋に生きてきた杏寿郎が覚えた初めての情念である。これを抑えるのは並大抵のことではあるまい。
「普段はもう少しマシなのだが、この前は鬼殺の後で気が立っていたから余計にな」
「そう言う時は一回抜いとけよぉ」
「だよな。俺も嫁さんの所に戻る前にはそうしてるぜ」
「そうなのか!」
驚きの下半身事情に杏寿郎は素直に頷いた。ふと疑問が湧いて実弥を見る。
「不死川にもそう言う相手がいるのだな」
「あぁ?」
「俺も派手に知らねぇわ」
矛先がこちらを向いた事に気づいた実弥が酒に口をつけ、一拍間を置いた。
「俺の事はいいだろぉ。テメェは自分の心配してろぉ」
「派手にかてぇ事言うなって!ここまで来たらぶっちゃけようぜ!」
「うむ!後学のため是非聞きたいものだ!!」
酔っ払いのからみ酒に実弥の額に青筋が浮かんだ。
「うるせぇ!俺だって次の任務に支障きたさねぇように我慢してんだヨォ!後学もクソもあるかぁ!!」
実弥も酔っている。
「おおぃ!相手も鬼殺隊かよ!」
「俺たちも知っている相手か!?」
「テメェらには関係ねぇだろーがぁ!!」
「いいや!ある!!」
「どこの一門かだけでも派手に教えろよ!!」
「うるせぇぇ!水の呼吸一門だよ!数が多くてわかんねぇだろうが!!」
勝ち誇るように叫んだ実弥に、天元がニヤリと笑った。
「あ、俺誰だか派手にわかったわ」
「よもや!」
「はぁっ!?」
「いやー、派手に意外だなぁ?まさかあいつとねぇ」
思わせぶりな天元に杏寿郎が食いつき、実弥は殺気立つ。実弥は天元の首を抱え込むと徳利を口に押し当てた。
「飲めぇ!記憶を失うまで飲め!!」
「もっが…むぐぅ…っ!」
「よせ不死川!宇髄が窒息する!!」
夜がふけわぁわぁと煩くなっていく2階に、店主は長くなりそうだとため息をついた。