二章
夢小説設定
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「そういえば椎名さんはお体柔らかいですよね」
杏寿郎の体がしっかりほぐれた後、一旦休憩になった時すみが声をかけてきた。
「そうなのか?」
「え!?私知らない!」
きよが驚く。なほが見たい!と言い出した。
「椎名さん、開脚前屈して見せてくれませんか?」
「いいよー」
椎名は緩く返事をするとペタリと体を折り曲げた。水分を取っていた杏寿郎が驚きの声をあげる。
「凄いな!」
「身体が資本だからねっ!?」
言い終わりのタイミングでなほが背中にピョンと飛び乗った。
「なほぉ〜」
「あははっ、本当にピッタリ床にくっついてます!椎名さん凄い!!」
背中の小さな重さに椎名は嬉しくなって笑った。幼い子供の無邪気さは癒される。
「うぁっ!?ぐっ!?」
なほが羨ましかったきよとすみが追加で乗ってくる。助け舟を出すべきか?と戸惑う杏寿郎の前で椎名は両手足に力を込めた。
「そぉれ!」
「「「きゃ〜」」」
体を捻りながら椎名が背中の三人を上へと跳ね飛ばす。実に楽しそうに宙に浮いた三人を椎名は一人、二人とキャッチして着地させた。
(すみが最後)
力を入れすぎたのかやや遠い。椎名がすみに手を伸ばしたのと杏寿郎が動いたのは同時だった。
「わっ」
「おっと」
ポスン!と軽い音を立ててすみは椎名の腕に、そして椎名は杏寿郎の胸に収まった。反射的に抱き留めた椎名の細さに杏寿郎が固まる。
(女人とはこんなに細い生き物なのか!?)
体型云々ではなく骨からして細い。椎名はすみを床に下ろすと、動かなくなった杏寿郎から身を離した。
「ありがとう杏寿郎…大丈夫?顔色が…」
さらりと顔にかかった髪を指先で払われて、杏寿郎は意味もなく腕組みをした。
「問題ない!!」
必要以上の声量で返事を返す。杏寿郎はこの動揺を椎名に知られたくなかった。
「そう?」
「ではそろそろ次の訓練に移ります!」
「次は反射訓練です!」
「こちらへどうぞ!」
座卓に並べられた沢山の湯呑みという不思議な光景に椎名の意識がそれ、安堵する杏寿郎だった。
杏寿郎の体がしっかりほぐれた後、一旦休憩になった時すみが声をかけてきた。
「そうなのか?」
「え!?私知らない!」
きよが驚く。なほが見たい!と言い出した。
「椎名さん、開脚前屈して見せてくれませんか?」
「いいよー」
椎名は緩く返事をするとペタリと体を折り曲げた。水分を取っていた杏寿郎が驚きの声をあげる。
「凄いな!」
「身体が資本だからねっ!?」
言い終わりのタイミングでなほが背中にピョンと飛び乗った。
「なほぉ〜」
「あははっ、本当にピッタリ床にくっついてます!椎名さん凄い!!」
背中の小さな重さに椎名は嬉しくなって笑った。幼い子供の無邪気さは癒される。
「うぁっ!?ぐっ!?」
なほが羨ましかったきよとすみが追加で乗ってくる。助け舟を出すべきか?と戸惑う杏寿郎の前で椎名は両手足に力を込めた。
「そぉれ!」
「「「きゃ〜」」」
体を捻りながら椎名が背中の三人を上へと跳ね飛ばす。実に楽しそうに宙に浮いた三人を椎名は一人、二人とキャッチして着地させた。
(すみが最後)
力を入れすぎたのかやや遠い。椎名がすみに手を伸ばしたのと杏寿郎が動いたのは同時だった。
「わっ」
「おっと」
ポスン!と軽い音を立ててすみは椎名の腕に、そして椎名は杏寿郎の胸に収まった。反射的に抱き留めた椎名の細さに杏寿郎が固まる。
(女人とはこんなに細い生き物なのか!?)
体型云々ではなく骨からして細い。椎名はすみを床に下ろすと、動かなくなった杏寿郎から身を離した。
「ありがとう杏寿郎…大丈夫?顔色が…」
さらりと顔にかかった髪を指先で払われて、杏寿郎は意味もなく腕組みをした。
「問題ない!!」
必要以上の声量で返事を返す。杏寿郎はこの動揺を椎名に知られたくなかった。
「そう?」
「ではそろそろ次の訓練に移ります!」
「次は反射訓練です!」
「こちらへどうぞ!」
座卓に並べられた沢山の湯呑みという不思議な光景に椎名の意識がそれ、安堵する杏寿郎だった。