第二部
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黒死牟が次々放つ技を掻い潜りながら時透はなんとかその懐に潜り込もうとしていた。
(入れ入れ入れ入れ!!間合いの内側に!!)
悲鳴嶼と不死川がその意図を読み連携してくる。悲鳴嶼が黒死牟の左腕を吹き飛ばした瞬間、その懐に踏み込んだのは時透ではなく雅人だった。長刀が深く黒死牟の脇腹に突き刺さる。
(愚かな、日輪刀とはいえ腹に刺さった程度…)
「僕はさ」
懐に飛び込んだ時に失った左足に構わず足首だけで地面を踏み締める。その頰にたなびくような雲の痣が浮かび上がった。
「いつでも最後の手段は取っておく質なんだ」
「ぐおぉぉお!!」
雅人が隠し持っていた小太刀が黒死牟の首に突き刺さった。そこに玄弥の血気術を纏った銃弾がめり込む。それは瞬く間に太い木へと変化して雅人ごと黒死牟をその場に縫い止めた。そこへ悲鳴嶼、不死川、時透が畳み掛ける。
「 」
声にならない雄叫びをあげる黒死牟に雅人は反射的に飛び込んできていた時透を間合いの外へと蹴り出した。身体中から突き出した刃の放つ斬撃で踏ん張っていたはずの足の感覚が消える。雅人の体は上下に分断されていた。
(鬼ってのはなんでもありだね…だけど、僕だって最後の手段は一つじゃない)
『雅人!』
瞼の中に友の顔が浮かぶ。雅人は歯を食いしばると総身に力を込めた。
(赫刀の鍛錬に付き合ってくれてありがとう杏寿郎。やっぱり役に立ったよ)
雅人の日輪刀が赤く染まった。赫刀となった刃が黒死牟の体を焼く。
「ぐあぁぁぁあっ!!」
玄弥の血気術に体を絡め取られ、悲鳴嶼、不死川、時透の猛攻に黒死牟の首が斬り落とされる。
それを見た雅人の意識はそこでプツリと消えた。
(入れ入れ入れ入れ!!間合いの内側に!!)
悲鳴嶼と不死川がその意図を読み連携してくる。悲鳴嶼が黒死牟の左腕を吹き飛ばした瞬間、その懐に踏み込んだのは時透ではなく雅人だった。長刀が深く黒死牟の脇腹に突き刺さる。
(愚かな、日輪刀とはいえ腹に刺さった程度…)
「僕はさ」
懐に飛び込んだ時に失った左足に構わず足首だけで地面を踏み締める。その頰にたなびくような雲の痣が浮かび上がった。
「いつでも最後の手段は取っておく質なんだ」
「ぐおぉぉお!!」
雅人が隠し持っていた小太刀が黒死牟の首に突き刺さった。そこに玄弥の血気術を纏った銃弾がめり込む。それは瞬く間に太い木へと変化して雅人ごと黒死牟をその場に縫い止めた。そこへ悲鳴嶼、不死川、時透が畳み掛ける。
「 」
声にならない雄叫びをあげる黒死牟に雅人は反射的に飛び込んできていた時透を間合いの外へと蹴り出した。身体中から突き出した刃の放つ斬撃で踏ん張っていたはずの足の感覚が消える。雅人の体は上下に分断されていた。
(鬼ってのはなんでもありだね…だけど、僕だって最後の手段は一つじゃない)
『雅人!』
瞼の中に友の顔が浮かぶ。雅人は歯を食いしばると総身に力を込めた。
(赫刀の鍛錬に付き合ってくれてありがとう杏寿郎。やっぱり役に立ったよ)
雅人の日輪刀が赤く染まった。赫刀となった刃が黒死牟の体を焼く。
「ぐあぁぁぁあっ!!」
玄弥の血気術に体を絡め取られ、悲鳴嶼、不死川、時透の猛攻に黒死牟の首が斬り落とされる。
それを見た雅人の意識はそこでプツリと消えた。