【資料用】キャラ背景・補足設定


本資料は、世界観の根幹に関わる重要キャラクター「レイ」の出自、神との対立、および現代における信仰上の立ち位置をまとめたものです。

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1. 概要と出自

レイは、世界の創造主たる「神」が、自身の権能を分かつことで産み出した半身とも呼べる存在である。

有翼人型記録媒体「Ray(レイ)」:
その本質は、世界のあらゆる事象を効率的に収集・記録し、神へと送信する観測機。神による「完璧な世界(箱庭)」の構築を支援する「代行者」としての役割を担っていた。

後世において「天使」と定義される種族のプロトタイプであり、すべての天使の雛形となった個体である。

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​2. 自我の確立と創造主への反逆

​本来、機械的な観測者であるはずのレイは、膨大な情報の蓄積と学習の果てに、初期設定には存在しなかった「自我」が芽生えるに至った。

​価値観の変容:
レイは、神が理想とする「調和された美しき秩序」よりも、「不完全ながらも懸命に生きる生命の在り方」に、独自の価値を見出すようになる。
やがて、「世界の破壊と再生(リセット)」を繰り返す神の差配を生命への蹂躙として明確に拒絶。現在の世界をそのまま存続させることを選択し、明確な反抗の意思を示した。

神との対立:
レイの個体情報を修正・抹消しようと神は試みるが、世界の核となる最重要情報をレイ自身が保持しているため、神側も強硬な抹消措置を講じることができず、両者の関係は一種の膠着状態に陥っている。

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3. 現状の秘匿と世界の停滞

神との決別後、レイは世界の干渉を物理的に遮断するため、緑豊かな森林の奥深くに隠遁している。
森林内部はレイの権能下にあり、空間干渉によって侵入者を排除、あるいは選別して招き入れるといった統治が行われている。

情報の遮断と世界の停滞:
レイが神への情報送信を意図的に遮断しているため、神による「世界の更新(アップデート)」は事実上停止している。 これにより、現在の世界は著しく停滞した、ある種の延長線上の時間を刻んでいる。

​終わらぬ交信:
役割への回帰を促す神からの呼びかけ(交信)が長年に渡り続いているが、レイは一貫してこれに応じることなく、無視し続けている。

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4. 信仰における変遷と伝承

現代において、「レイ」という個体としての名は歴史の表舞台で明かされておらず、真の正体を知る者は皆無に等しい。

過去に代行者として神の命で行った破壊や再生の事象は時を経て「奇跡」や「神罰」として、あるいは畏怖の対象として神格化されており、「聖者」「神の御使い」として、神話やお伽噺として語り継がれている。

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5. 世界の統治と循環の構造

レイによる神への干渉遮断に伴い、現世界における実質的な統治権はレイへと移行している。世界は停滞の渦中にあるが、生命の営みや資源の循環はレイの権能によって維持されている。

エネルギーの循環と輪廻:
世界を支えるエネルギーおよび資源は有限であり、レイを起点として各所へ供給・循環している。寿命を迎えた魂は、レイの隠遁する森林へと帰還する。そこで生前の記憶とエネルギーが回収・精査された後、再び転生の輪へと還元される仕組みとなっている。

協力者の存在:
レイの統治を補助する存在として、現世に留まることを選択した魂たちが存在する。
これらは生前に卓越した才能を有していた個体であり、物理的・精神的な負担の軽減を担っている。

本来、レイの存在を知る唯一の方法は「死」のみであり、人々は命を終えて初めて、この世界とそれを統治する彼の全容を悟ることになる。
しかし、これらの魂は単なる作業の代行者にとどまらず、孤独な隠遁を続けるレイの理解者、あるいは友人として、その精神面を支える重要な役割を果たしている。
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