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ツキウタ。

【陽新】初めては誰でもないお前と【新陽】

少しグレーゾーンあるかも。
本番はありません。
続きをそのうち書きますね。
陽新前提の新陽でもある。

★☆★

隣に居るのは心地良い。
何となく、整った横顔を眺める。
「…新。見すぎ」
「あー、そっか…いやな、いつからこんなに陽の隣が心地良いものになっちゃったかなーと思って」
「そんなん…えー…いつからだっけ」
ま、そういうもんだよな。
気づけばそうなってる。
付き合いだしてから…ってこともないな。
その前から心地良かったしな。
「…俺ってさ、陽くんとこういう関係だから童貞なんだよね」
「は…急になんだよ…」
「そろそろ童貞卒業したい」
「は!?」
急ではないんだけどな。
最近は思うようになってた。
誰しも童貞卒業って夢みたいなもんだろ。
初めに処女喪失なんて男は思ってもいない。
「どうしたらいいと思う?」
「え…どうって…」
ま、ありえないと思うけど。
「今日は気分がいいから。俺が陽くんを…こう…ズボッと」
片方の手で丸を作り、反対の手で人差し指立ててズボズボ抜き差しする動作をしてみせる。
「うわぁ…まじか…あー…ちょっと考えさせてくれ」
「わかった…そんなに嫌なら無理すんなよ」
「了解…トイレ行ってくる」
あ、逃げた。
うーん…あんまりストレスになっても悪いからな、取り消ししてもらうか。
1人陽の部屋で持ち主の帰りを待つ。
ケータイゲームが1つクリアした。
「…遅い」
トイレじゃないとか?
探しに行くか?
考えていたら戻ってきた。
「悪い、遅くて。何やってた?」
「んー?ゲーム終わったとこ」
「そっか…」
ん?
「陽くん、なんかしてきた?」
「はっ!?べ、べつに?」
「怪しい」
後ずさりなんてしちゃって、あからさまだよな。
俺になにか隠してるのがバレバレ。
近づいて、肩をガシッと掴んで固定する。
「離せよ…」
あれあれ、いつもの余裕はどこ行った?
「さっきのこと、ナシにしてもらおうって言おうとしてたけど。なんだ、陽くん実は期待してた?」
「は、あぁぁ!?…そりゃ、責任感じるだろ…!新が他の奴とするのとか考えたくもないし…それなら俺が頑張るしかないって思って…」
「え…もしや、陽くん俺のために…?」
「そう言ってんじゃん…」
うわぁ、まじか陽くん…俺もついに童貞卒業しちゃうか?
え、でも、どうしよう。
陽、やる気になってるけど、俺の心の準備が全然まだなんだけど…。
「何からしたらいい?」
「は?…あー…脱がして」
「分かった」
陽の服を脱がしていく。パンツだけになったところで。俺も上を脱ぐ。
「…えーと?」
「…ったく。ローション、使えよ。もう解れてるからちょっとでいいはず」
受け取って、陽の足を広げる。
「っ…早く…恥ずい」
エロすぎない?
これは、やばい。なんか、分かんないけど、暴れる心臓が冷静さを失っていく。
陽はいつも俺をいいようにしてたのが、今日は逆だ。
こんな姿の陽が見れるなんて思ってなかった。
「陽、悪い、初めてだから雑いかも」
「いいって」
ローション垂らした指を陽の秘部に当てて出し入れすればグチャグチャと音がなる。
「うわぁ…すご…分かる?陽くん」
「うっせ…黙ってやれっ…ん」
どんな時でも強気でツンデレなんだな。
可愛いからいいか。
なんて、真顔で涼しい気にしてるけど、俺の俺はズキズキと熱を持って痛いくらい。
いま触ったらやばいかも。
「キツイんだろ、入れろよ」
陽の手がズボン越しに俺のを触ってくる。
「あっ、ちょ、待っ…出るっ…ん。アッ…」
あ、終わった…。
ねっとりした感覚に絶望感が湧いてくる。
情けな…やっぱ向いてないんだな…。
「あー…落ち込むなって!最初はそういうもんだって!次もお前でいいから!な?」
「…うん。でも、まだいける」
「うーん…いいけど、慣れないことして疲れてんのは俺の方。明日リベンジでお願い」
「…分かった」
なんか、凄いかっこ悪い。
陽みたいにかっこよく攻めたかったのにな。
「やっぱお前は可愛いよ」
ほらそうやって頭撫でるだろ。
リードされてる感じが負けてる。
「次は絶対入れる」
「ん。いーよ(笑)」
そうやって笑う陽は無邪気で眩しい。
そういうお前だから俺は俺らしくいられるんだろうな。
俺のためにここまでしてくれようとするとこから愛が感じられる。
「風呂入りたい」
「一緒に入る?」
「あー…、いーよ」
「やったぁ」
お許しをもらって気分回復。
「陽くん今なら俺のここ、空いてますよ」
「…ばーか」
不完全燃焼だった陽にお風呂でトロトロにされたのは言うまでもない。


END
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