ジャーナリングゲーム

● 導入
 ここにはかつてひとつの街があった。
 青く澄んだ広い湖。森の木々に囲まれたそこへ、小さな舟で漕ぎ出す。
 波紋が広がるその遥か下、水底に並ぶ建物と建物の間を、魚の群れが泳ぎ通り抜けていった。
 日差しのやわらかな日だった。あなたは少しだけ目を閉じて、深呼吸をした。

● このゲームについて
探索ジャーナリングRPGです。
あなたは湖に沈んだ街を探索し、それについての記録を自由に書き残してください。
主人公の設定はあなた次第ですが、素潜りが不得手な主人公では違和感があるものと思われます。

● 必要なもの
・記録する道具
・トランプ1組

● ゲームの流れ
1.トランプを1枚引く
2.イベント表を参照する
3.記録する
あなたの好きなタイミングでゲームを終えてください

● イベント表/赤♦♥
水上から

A:水底に並ぶ建物と建物の間を、魚の群れが泳ぎ通り抜けていった。まるでこの街の住人かのようだ。あなたは通りを行き交う魚達の姿をしばらく眺めた。
✍どのような魚が見えましたか?

2:緑の水草が、水底の建物を覆っている。屋敷の壁に這う蔦のようだ。それらは水の流れにゆらゆらと漂い、風に揺れる草のように見えた。この街が沈んでからの年月を思う。
✍この街が沈んでから、どれほどの月日が流れていますか?

3:街のいくつかの通りが、やや開けた場所へと繋がっている。街の広場だったのだろうか。在りし日にはここで、住人達が集う姿が見られたのだろう。それは集会や、祭りのためであったかもしれない。
✍この街の祭りについて、あなたが知っていることはありますか?

4:舟の揺れるリズムと、あたたかな陽光とが眠気を誘う。あなたは少しばかりうつらうつらとした。
✍あなたは気を取り直して探索を再開しますか? それとも、そのまましばしの午睡となったでしょうか?

5:数羽の水鳥が泳いでいる。彼らは水面を漂いながら羽繕いをしたり、鳴き交わして交流したりしている。つがいだろうか、二羽で寄り添っているものもいた。
✍この水鳥について、あなたがさらに知っていることはありますか?

6:尖塔のある立派な建物が目に入った。教会だろうか。かつての祈りの場所も、今は水の底に沈む。
✍この地の宗教について、なにか知っていることはありますか? あなたの信仰とは別のものでしょうか。それを、あなたはどのように捉えますか?

7:水筒に詰めておいたレモネード(あるいはあなたのお好みの飲み物)を供に、しばし休憩をとった。気づかぬうちに喉が渇いていたらしい。普段より美味しく感じる。
✍レモネードはよく冷えていた? それともまだ温かかった?

8:レールらしきものが目についた。幅からして、荷物運び用のトロッコのためのものだろう。レールはいくらか欠けており、きっと錆びて朽ちていくのだろう。
✍この地の産業について、なにか知っていますか?

9:湖の水面から顔を覗かせている建造物に出くわした。造りを観察するに、これは物見櫓であろうか。ずいぶんと背が高い。
✍この地はかつて戦いに巻き込まれた歴史があるのでしょうか?

10:釣り人に出会った。彼はやあと片手を上げて挨拶してくれた。釣れますかと尋ねると、「まあ、ぼちぼちだねえ」と答えた。別れを告げる。彼はまだ釣り糸を垂らしている。
✍あなたも釣りがしたかったですか? それとも、今から挑戦してみる?

J:水面にいくつかのゴミが浮いている。この美しい湖には似つかわしくないが、なにせ底には街が沈んでいるのだ。そういうこともあるだろう。
✍あなたはゴミを無視しますか? それともわざわざ拾い集めますか?

Q:とぷん、と水の音がしてそちらへ振り向くと、大きな魚が水面に顔を覗かせていた。立派なものだ。この湖の主かもしれない。しばらくすると、魚は再び湖の中へと帰っていった。
✍湖の主にまた会いたい? それとも、捕まえたいと野望を抱いた?

K:バスケットを開ける。あなた好みのサンドイッチ(あるいはお好みの軽食)で昼食にした。湖は静かで、空気は澄んで、天気も良い。
✍あなた好みのサンドイッチは、どのような内容でしょう?

JOKER:水面を小瓶が漂ってきた。櫂で引き寄せて拾ってみる。コルクの蓋を引き抜き、中の紙片を取り出して見ると、子どもが書いたらしい手紙だった。「これをひろったあなたへ。いまはいつですか? どんなお天気ですか? ぼくはまだこのまちに住んでいますか?」
✍手紙に続きはありましたか?

● イベント表/黒♠♣
水中にて

A:湖に潜る。ぶくぶくと沈む。小魚たちが周りを泳いでいく。水面を見上げると、ゆらゆら漂う中に陽が差し込んできらめいている。
✍あなたはどのくらいの時間そうしていましたか?

2:潜り、戸が開け放たれていた民家へ入っていく。テーブルや椅子、その他の家具などが当時のまま残されている様子で、かつての住人の生活が感じられた。
✍椅子は何脚、つまりこの家の住人は何人ほどでしょう? 子ども用の家具やおもちゃなどがありましたか?

3:ぼろい板切れの看板を見たところ、食堂だろうか。扉も取れかかっている。中へ進むと、テーブルと椅子が並んでおり、あるいは倒れており、奥にはカウンターとキッチンが備え付けられていた。メニュー表らしきものも発見したが、既に状態が悪く判読できない。
✍この地の名物料理などはありますか?

4:潜り、窓が開いていた民家へそこから入っていく。どうやらここは倉庫だったらしく、農具などの雑多な物が今もそのまま残されていた。
✍近くに畑の跡らしきものが見つけられるでしょうか?

5:おそらく店であっただろう建物の中へと進む。さすがに品物は置き去りにされていなかったが、商品棚などはそのままになっていた。雑貨屋だろうか。街の住人達がよく利用していたに違いない。
✍店の大きさはどれくらいでしょうか? 近くに似たような店が他にもありますか?

6:潜り、民家の裏口から入っていく。ここは炊事場のようで、釜戸があり、鍋や皿などが置き去りになっている。
✍この地の食生活が想像できるでしょうか?

7:表の看板に目を凝らすと、どうやらここは診療所だったようだ。医療器具らしきものがいくつか残されている。きっと多くの住人がここを利用したことだろう。もしかしたら、ここで取り上げられた命もあったかもしれない。
✍この建物は古そうですか? であれば、昔からある診療所だったのでしょうか?

8:潜り、戸が開け放たれていた民家へ入っていく。この屋敷は他より大きく立派で、豊かな生活を送っていたらしいと推察できる。家の中の物も、他と比べいくらか片付いて見えた。
✍この地の裕福な住人というと、どういった職業が考えられるでしょうか?

9:立派な建物を見つけた。役場かなにかだろう。中へ入ると、実に様々な物が散乱している。特に多いのが書籍らしきものだ。壁一面に本棚が備え付けられており、そこへいまだに正しく並んでいるものもあれば、ばらばらと床へこぼれ落ちぐしゃぐしゃになっているものもある。図書館も兼ねていたのだろうか。
✍判読できそうな情報はありますか?

10:潜り、窓が開いていた民家へそこから入っていく。ここは寝室のようで、ベッドの上にぐちゃぐちゃの寝具がそのままにされており、水中でふわふわと揺れていた。
✍ベッドは何台ありましたか? 寝具はどのような布地、模様のものだったでしょうか。

J:裏から入った建物の中にタイル張りの浴槽があり、どうやらここは街の共同浴場であったらしい。かつては住人達が日々ここへ通ったのだろう。明かり取りの窓から光が差し込んで、タイルがきらきらと光る。
✍他になにか設備が残されていますか?

Q:民家の棚にカニが住んでいた。近づくと、カサカサと足を動かしてどこかへ行ってしまった。この家の現在の住人といったところだろうか。
✍他にも生き物がいましたか?

K:教会らしき大きな建物へ入る。中には人々が座り祈るための長椅子が並べられており、正面奥には女神の彫像が、在りし日のまま鎮座していた。
✍彫像はどのような女神の姿をしていたでしょうか?

JOKER:持ち物をひとつ水に落としてしまい、取りに潜った。水浸しにしてしまったが、大丈夫だろうか。
✍持ち物の状態はどうですか?

25/03/29 ver.1.1 「ゲームの流れ」に追記
25/03/24 ver.1.0

(C)2025 月
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