TRPG

ローグライクハーフ 基本ルール
※街が水中に沈んでいる描写が含まれます。閲覧の際はご注意ください。
プレイヤー:1人~2人 プレイ時間:5分~ 対象年齢:10歳~ GM:不要
ジャンル:探索アドベンチャー レベル:不問 難易度:なし 形式:ジャーナリングシナリオ(d66) 世界:オリジナル
● プロローグ
ここにはかつてひとつの街があった。
青く澄んだ広い湖。森の木々に囲まれたそこへ、小さな舟で漕ぎ出す。
波紋が広がるその遥か下、水底に並ぶ建物と建物の間を、魚の群れが泳ぎ通り抜けていった。
日差しのやわらかな日だった。あなたは少しだけ目を閉じて、深呼吸をした。
● 概要
基本的には「公式基本ルール」に従って進行してください。
https://ftbooks.booth.pm/items/4671946
本作には危険がなく、終了時に獲得できる経験点もありません。ロールプレイを目的とした探索マップ、冒険の中のひとつのフレーバーとしてお楽しみください。
主人公の設定はあなた次第ですが、素潜りが不得手な主人公では違和感があるものと思われます。
●○ 準備
・主人公の作成
・ルールブック、記録する道具の用意
●○ ゲームの進行
本作は「一本道モード」でプレイします。
d66を振って、「d66表」の〈できごと〉を参照してください。一連の流れは以下の通りです。
1~5回目:表の出目d66の〈できごと〉が発生
6回目:〈最終イベント〉
・既出のタイルが出た場合には、出目を「+1」してください。出目66に到達した場合は、出目11へ戻ります。
・1~5回目の間にd66表の全イベントを経験し終えた場合は、強制的に最終イベントが発生します。
●○ 探索とゲームの終了
本作はd66表の全イベントを経験するまでの、任意の回数の探索に対応しています。「探索」とは、最終イベントまでの一連の〈できごと〉を経験することを指します。
最終イベントを終えることによりゲームは終了します。
● d66表
●○ 出目11~16 … 水上から
【11】〈街の住人〉
水底に並ぶ建物と建物の間を、魚の群れが泳ぎ通り抜けていった。まるでこの街の住人かのようだ。あなたは通りを行き交う魚達の姿をしばらく眺めた。
✍どのような魚が見えましたか?
【12】〈生い茂る緑〉
緑の水草が、水底の建物を覆っている。屋敷の壁に這う蔦のようだ。それらは水の流れにゆらゆらと漂い、風に揺れる草のように見えた。この街が沈んでからの年月を思う。
✍この街が沈んでから、どれほどの月日が流れていますか?
【13】〈集いの場〉
街のいくつかの通りが、やや開けた場所へと繋がっている。街の広場だったのだろうか。在りし日にはここで、住人達が集う姿が見られたのだろう。それは集会や、祭りのためであったかもしれない。
✍この街の祭りについて、あなたが知っていることはありますか?
【14】〈眠りの誘い〉
舟の揺れるリズムと、あたたかな陽光とが眠気を誘う。あなたは少しばかりうつらうつらとした。
✍あなたは気を取り直して探索を再開しますか? それとも、そのまましばしの午睡となったでしょうか?
【15】〈水鳥たち〉
数羽の水鳥が泳いでいる。彼らは水面を漂いながら羽繕いをしたり、鳴き交わして交流したりしている。つがいだろうか、二羽で寄り添っているものもいた。
✍この水鳥について、あなたがさらに知っていることはありますか?
【16】〈沈んだ箱〉
浅瀬に箱が沈んでいる。櫂で寄せて拾い上げ、開けてみた。
拾得物表を振る。
●○ 出目21~26 … 水上から
【21】〈祈りの跡〉
尖塔のある立派な建物が目に入った。教会だろうか。かつての祈りの場所も、今は水の底に沈む。
✍この地の宗教について、なにか知っていることはありますか? あなたの信仰とは別のものでしょうか。それを、あなたはどのように捉えますか?
【22】〈ティータイム〉
水筒に詰めておいたレモネード(あるいはあなたのお好みの飲み物)を供に、しばし休憩をとった。気づかぬうちに喉が渇いていたらしい。普段より美味しく感じる。
✍レモネードはよく冷えていた? それともまだ温かかった?
【23】〈朽ちかけた線路〉
レールらしきものが目についた。幅からして、荷物運び用のトロッコのためのものだろう。レールはいくらか欠けており、きっと錆びて朽ちていくのだろう。
✍この地の産業について、なにか知っていますか?
【24】〈見張りの塔〉
湖の水面から顔を覗かせている建造物に出くわした。造りを観察するに、これは物見櫓であろうか。ずいぶんと背が高い。
✍この地はかつて戦いに巻き込まれた歴史があるのでしょうか?
【25】〈釣り人〉
釣り人に出会った。彼はやあと片手を上げて挨拶してくれた。釣れますかと尋ねると、「まあ、ぼちぼちだねえ」と答えた。別れを告げる。彼はまだ釣り糸を垂らしている。
✍あなたも釣りがしたかったですか? それとも、今から挑戦してみる?
【26】〈古びた壺〉
探索中に出会った釣り人から、「あんたにあげるよ。そこで拾ったんだ」と壺のようなものを渡された。受け取り、開けてみる。
拾得物表を振る。
●○ 出目31~36 … 水上から
【31】〈捨てられた何か〉
水面にいくつかのゴミが浮いている。この美しい湖には似つかわしくないが、なにせ底には街が沈んでいるのだ。そういうこともあるだろう。
✍あなたはゴミを無視しますか? それともわざわざ拾い集めますか?
【32】〈湖の主〉
とぷん、と水の音がしてそちらへ振り向くと、大きな魚が水面に顔を覗かせていた。立派なものだ。この湖の主かもしれない。しばらくすると、魚は再び湖の中へと帰っていった。
✍湖の主にまた会いたい? それとも、捕まえたいと野望を抱いた?
【33】〈ランチタイム〉
バスケットを開ける。あなた好みのサンドイッチ(あるいはお好みの軽食)で昼食にした。湖は静かで、空気は澄んで、天気も良い。
✍あなた好みのサンドイッチは、どのような内容でしょう?
【34】〈ボトルレター〉
水面を小瓶が漂ってきた。櫂で引き寄せて拾ってみる。コルクの蓋を引き抜き、中の紙片を取り出して見ると、子どもが書いたらしい手紙だった。「これをひろったあなたへ。いまはいつですか? どんなお天気ですか? ぼくはまだこのまちに住んでいますか?」
✍手紙に続きはありましたか?
【35】〈木陰に隠れて〉
岸の木陰でなにかを見つけた。
拾得物表を振る。
【36】〈浮く箱〉
箱らしきものが水面に浮いている。櫂で引き寄せ、拾い上げた。中身が気になり、開けてみる。
拾得物表を振る。
●○ 出目41~46 … 水中にて
【41】〈水に沈む〉
湖に潜る。ぶくぶくと沈む。小魚たちが周りを泳いでいく。水面を見上げると、ゆらゆら漂う中に陽が差し込んできらめいている。
✍あなたはどのくらいの時間そうしていましたか?
【42】〈リビング〉
潜り、戸が開け放たれていた民家へ入っていく。テーブルや椅子、その他の家具などが当時のまま残されている様子で、かつての住人の生活が感じられた。
✍椅子は何脚、つまりこの家の住人は何人ほどでしょう? 子ども用の家具やおもちゃなどがありましたか?
【43】〈食堂〉
ぼろい板切れの看板を見たところ、食堂だろうか。扉も取れかかっている。中へ進むと、テーブルと椅子が並んでおり、あるいは倒れており、奥にはカウンターとキッチンが備え付けられていた。メニュー表らしきものも発見したが、既に状態が悪く判読できない。
✍この地の名物料理などはありますか?
【44】〈倉庫〉
潜り、窓が開いていた民家へそこから入っていく。どうやらここは倉庫だったらしく、農具などの雑多な物が今もそのまま残されていた。
✍近くに畑の跡らしきものが見つけられるでしょうか?
【45】〈雑貨屋〉
おそらく店であっただろう建物の中へと進む。さすがに品物は置き去りにされていなかったが、商品棚などはそのままになっていた。雑貨屋だろうか。街の住人達がよく利用していたに違いない。
✍店の大きさはどれくらいでしょうか? 近くに似たような店が他にもありますか?
【46】〈戸棚〉
民家の中で戸棚を開いた。
拾得物表を振る。
●○ 出目51~56 … 水中にて
【51】〈キッチン〉
潜り、民家の裏口から入っていく。ここは炊事場のようで、釜戸があり、鍋や皿などが置き去りになっている。
✍この地の食生活が想像できるでしょうか?
【52】〈診療所〉
表の看板に目を凝らすと、どうやらここは診療所だったようだ。医療器具らしきものがいくつか残されている。きっと多くの住人がここを利用したことだろう。もしかしたら、ここで取り上げられた命もあったかもしれない。
✍この建物は古そうですか? であれば、昔からある診療所だったのでしょうか?
【53】〈お屋敷〉
潜り、戸が開け放たれていた民家へ入っていく。この屋敷は他より大きく立派で、豊かな生活を送っていたらしいと推察できる。家の中の物も、他と比べいくらか片付いて見えた。
✍この地の裕福な住人というと、どういった職業が考えられるでしょうか?
【54】〈役場〉
立派な建物を見つけた。役場かなにかだろう。中へ入ると、実に様々な物が散乱している。特に多いのが書籍らしきものだ。壁一面に本棚が備え付けられており、そこへいまだに正しく並んでいるものもあれば、ばらばらと床へこぼれ落ちぐしゃぐしゃになっているものもある。図書館も兼ねていたのだろうか。
✍判読できそうな情報はありますか?
【55】〈寝室〉
潜り、窓が開いていた民家へそこから入っていく。ここは寝室のようで、ベッドの上にぐちゃぐちゃの寝具がそのままにされており、水中でふわふわと揺れていた。
✍ベッドは何台ありましたか? 寝具はどのような布地、模様のものだったでしょうか。
【56】〈置き去りの箱〉
雑多な荷物の中に、木箱があった。開けてみる。
拾得物表を振る。
●○ 出目61~66 … 水中にて
【61】〈浴場〉
裏から入った建物の中にタイル張りの浴槽があり、どうやらここは街の共同浴場であったらしい。かつては住人達が日々ここへ通ったのだろう。明かり取りの窓から光が差し込んで、タイルがきらきらと光る。
✍他になにか設備が残されていますか?
【62】〈住人〉
民家の棚にカニが住んでいた。近づくと、カサカサと足を動かしてどこかへ行ってしまった。この家の現在の住人といったところだろうか。
✍他にも生き物がいましたか?
【63】〈教会〉
教会らしき大きな建物へ入る。中には人々が座り祈るための長椅子が並べられており、正面奥には女神の彫像が、在りし日のまま鎮座していた。
✍彫像はどのような女神の姿をしていたでしょうか?
【64】〈びしょ濡れ〉
持ち物をひとつ水に落としてしまい、取りに潜った。水浸しにしてしまったが、大丈夫だろうか。
✍持ち物の状態はどうですか?
【65】〈引き出し〉
書斎だろうか。机に引き出しがあり、開けてみる。
拾得物表を振る。
【66】〈大切な箱〉
宝のように豪奢な装飾の箱が取り残されていた。開けてみる。
拾得物表を振る。
● 最終イベント
そろそろ日が落ちてきた。辺りが暗くなってしまう前に、今日のところは引き返そう。
舟を岸につけ、地へと降り立つ。前もってランタンに火を入れ、帰りの道を歩き出した。
● 冒険の達成
【通常エンディング】
水底の街は広く、いまだ探索は十分とはいえない。あなたの好奇心が後ろ髪を引くなら、再びこの地を訪れてもいいだろう。
街はそれまでただ静かに、冷たい水の底に眠る。
【d66表の全イベントを経験済みの場合】
街の十分な探索を終えたあなたは、今後この地へ戻ることはないだろう。
街は冷たい水底に眠る。ただ遠いかつての日々のことを夢見て。
● 拾得物表
これらは価値や使用効果がなく、持ち物上限を圧迫しないアイテムです。探索後破棄するか、いつまで所有しておくか、誰かに譲ると決めるかはあなた次第です。
1d6で決定
【1以下】綺麗な石
【2】密封されたドライフラワー
【3】誰かの日記
【4】お守りのメダル
【5】アンティークの髪飾り
【6以上】状態の良い万年筆
参考文献
ローグライクハーフ 基本ルール(作:杉本=ヨハネ様 / 監修:紫隠ねこ様)
黄昏の騎士(作:杉本=ヨハネ様 / 監修:紫隠ねこ様)
https://ftbooks.booth.pm/items/4671946
25/03/31 ver.1.2 加筆/修正
25/03/29 Xにて「ジャーナリングシナリオ」と仰っていただいたのを採用
25/03/25 ver.1.1 「ゲームの進行」に追記
25/03/24 ver.1.0
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