TRPG

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ローグライクハーフ 基本ルール
プレイヤー:1~2人 プレイ時間:10~15分 対象年齢:10歳~ GM:不要
ジャンル:現代学園ホラー レベル:初級 難易度:Easy 形式:シナリオ(d33) 世界:オリジナル

▲ プロローグ


 市立七ツヶ丘高校。
 その学び舎で、このところ不可解な事件が頻発している。
 学生が、消えるのだ。
 ある生徒は廊下で友人と会話していて、少し目を離し振り返った時にはもうその友人の姿はなかったと言う。
 すでに数名の生徒が行方不明になっている。
 事態を重く見た学校側は、解決のため「冒険者」へ依頼することを決めた。
 あなたは今、夜の七ツヶ丘高校、通称「七高」へ向かっている……。

▲ 背景
本作の舞台は「汎用世界設定 現代ファンタジー〈sun side〉」を元にした【現代日本】です。

▲ 概要


基本的には公式の「基本ルール」に従って進行してください。
https://ftbooks.booth.pm/items/4671946

▲ 準備
・主人公の準備(装備の購入)
・ルールブック、記録する道具の用意

▲ ゲームの進行
本作は「一本道モード」でプレイします。
d33を振って、「d33表」を参照してください。一連の流れは以下の通りです。

1~3回目:d33表に対応した〈できごと〉が発生
4回目:〈中間イベント〉
5~7回目:d33表に対応した〈できごと〉が発生
8回目:〈最終イベント〉

・【逃走】を行った際には、めくったマップタイルは枚数にカウントしません。
・中間イベント、最終イベントでは【逃走】を行うことができません。
・既出のタイルが出た場合には、出目を「+1」してください。出目33に到達した場合は、出目11へ戻ります。

▲ 冒険とゲームの勝利
このゲームにおける勝利とは、七高の調査を完了することです。
本作は1回の冒険に対応しています。「冒険」とは、最終イベントまでの一連の出来事をクリアする(あるいはゲームオーバーになる)ことを指します。

▲ 独自ルール
反応表に「常に」とある時は、表を振らない場合でも常にその反応です。

▲ 隊列
本作における戦闘には、隊列という概念はありません。
敵側の攻撃は、
・主人公1人と従者 の場合
・主人公1人ともう1人 の場合
にそれぞれ均等に割り振られます。

▲ ゲームの終了
以下のいずれかによりゲームは終了します。
・最終イベントを無事クリア(成功)
・主人公1人が「生命点0」となったらゲームオーバー(失敗)
冒険に失敗した場合は、またあらためて再挑戦することができます。

▲ d33表


▲ 出目11~13
【11】〈偉人の像〉
黙して語らぬ存在かに思えたその偉人が、あなたに語りかけてくる。
各主人公は【幸運ロール】を行うこと(目標値:4)。成功した場合、会話がはずんで手がかりを「1つ」入手する。

「僕は七高が建つ前からこの場所に立っていてね」
 豊かな髭をたくわえたその紳士は、懐かしい遠いむかしを見つめるかのような眼差しで校舎へ向いている。
「よろしければ君に語って聞かせよう。長話はお好きかな?」

【12】〈隠された何か〉
ここで【器用ロール】に成功すると、「隠された何か」を発見する(目標値:4)。
各主人公が一度だけ挑戦できる。

『生徒手帳』
道具(一般)
遭遇したクリーチャーに提示することで、七高の生徒と認識させ油断させることができる。結果、【防御ロール】に「+1」の修正を得る。
ただしこの効果が発揮できるのは今回のシナリオ内のみで、かつ「2回」までである。その後生徒手帳はいつの間にか荷物から消えている。

 表紙はぼろぼろで、そこに書かれている文字もはっきりしない。七高の生徒手帳にしては、いささか年季が入りすぎているような気がする。

【13】〈トイレの花子さん〉
Lv5 / 生命点 4 / 攻撃数 1回 / 宝物:通常
反応表:1~5【中立】 6【敵対的】
タグ:【人間型】

反応を見るなら、結果が【中立】だった場合に手がかりを「1つ」得られる。

「あらあら。へんてこなお客さん。トイレはノックするのがマナーなのよ?」
 おかっぱ頭の少女はくすくすと笑いをもらす。

▲ 出目21~23
【21】〈終わりなき階段〉
対象:各主人公

あなたは階段を下りる。しかし、いくら下りても下の階に辿り着けない。
主人公「1人」が【対魔法ロール】を行うこと(目標値:4)。成功した場合は、まやかしに惑わされず階段を下りきる。失敗した場合は疲労してしまい、各主人公は生命点に「1点」のダメージを受ける。

 階段を一段一段下りていく。ここまで何段数えただろうか? しかし下の階には届かない。さっきからずっと下っている気がする。なぜか変わらない風景にめまいすら覚える。

【22】〈無人のピアノ〉
Lv3 / 生命点 3 / 攻撃数 2回 / 宝物:なし
反応表:1~5【中立】 6【敵対的】

反応を見るなら、結果が【中立】だった場合に手がかりを「1つ」得られる。

 美しい旋律が音楽室からもれている。ピアノの音。しかしその席を見ても奏者は居らず。ひとりでに音を奏でる鍵盤がやけになめらかに動く。

【23】〈プールからの呼び声〉
対象:1人

プールから声がする。人が溺れているように思い、あなたは駆けつける。
【筋力ロール】を行うこと(目標値:4)。成功した場合は、引きずり込まれずに済む。失敗した場合、プールに落ちて溺れかけ、生命点に「1点」のダメージを受ける。

「助けて! 助けて!」
 悲鳴を聞いて駆けつけると、プールは静まり返っている。不思議に思いその水面を覗き込むと、青白い腕が何本も何本も伸びてきて……

▲ 出目31~33
【31】〈骨格標本と人体模型〉
Lv3 / 出現数 1d6+3 / 宝物:通常
反応表:1~4【敵対的】 5~6【死ぬまで戦う】

弓矢で攻撃した場合は、硬い体には効果が薄いので【攻撃ロール】に「-1」の修正を受ける。
また【打撃】の特性を持った接近戦の武器で攻撃した場合は【攻撃ロール】に「+1」の修正が得られる。

 ガシャガシャと動き出す骨格標本、人体模型。表情はないはずなのに、なぜかにたりと笑っているような気がして寒気がした。

【32】〈体育館の生首〉
Lv3 / 出現数 1d6+2 / 宝物:なし
反応表:1~4【敵対的】 5~6【死ぬまで戦う】
タグ:【アンデッド】

このクリーチャーは一見するとボールのように見えるが、近づくと不意打ちを仕掛けてくる。【器用ロール】を行う(目標値:3)。成功した場合には、主人公側から攻撃を行う。失敗した場合には、このクリーチャーから攻撃を行う。

 体育館へ入るとボールが一個、弾んで転がってくる。ごろりと足元に転がったそれをよくよく見れば、人の生首だった。……不気味な笑みを浮かべている。

【33】〈口裂け女〉
Lv5 / 生命点 4 / 攻撃数 1回 / 宝物:通常
反応表:常に【敵対的】
タグ:【人間型】

口裂け女は第0ラウンドに【私、綺麗?】を行う。各主人公は【幸運ロール】を行うこと(目標値:5)。判定に失敗した場合、その主人公は【副能力値】を「2点」失う。

「私、綺麗?」
 赤いコートにマスクの女は、こちらをじっと見つめている。目を逸らせない。やがて女の白い指がマスクの紐にかけられる。

▲ 中間イベント〈呪いの鏡〉


Lv4 / 出現数 1d6+1 / 宝物:通常
反応表:常に【死ぬまで戦う】

このクリーチャーと遭遇した時、【器用ロール】を行う(目標値:5)。成功した場合には、主人公側から攻撃を行う。失敗した場合には、このクリーチャーから攻撃を行う。

このクリーチャーの姿形は不確かなため、【攻撃ロール】に「-1」の修正がついてしまう。

 合わせ鏡にあなたが映る。鏡の中に何人ものあなたが現れ、同じように振り返る。しかし、その中に、背を向けたままの者が一人、二人。

▲ 最終イベント〈旧校舎〉


Lv5 / 生命点 7 / 攻撃数 2 / 宝物:修正+1
反応表:常に【死ぬまで戦う】
タグ:【建造物】

これは旧校舎の亡霊だ。
手がかりを入手している場合、クリーチャーの正体を看破できるため、手がかり「1つ」につき【攻撃ロール】に「+1」の修正を得られる。

 気がつけば、七高の風景は一変していた。
 木造の校舎。古びた椅子、机。校庭へ飛び出すと、それは全く別の学校の姿に変わり果てていた。
 校舎の窓に数人の人影がある。彼らが身に着けているのは七高の制服。誰も彼もぼうっと立っているばかりで、周囲の様子を気に留める素振りもない。おそらくは、行方不明となっている生徒たちだろうと察しがついた。

 ――八ツヶ丘中学校。
 七ツヶ丘高校が建てられる以前、この地にあった旧校舎。それが今は禍々しい気配を放っている。
 あなたは「八ツヶ丘中学校」へ呼びかけてみた。すると、その気配が少し揺らいだ。

▲ 冒険の達成


 あなたが旧校舎の亡霊を退けると、古の風景は霧散して七高のそれへと戻った。
 空は明るくなってきており、校庭にはぽつぽつと人の影があった。行方不明だった生徒たちだろう。皆何が起きたのかわからないようで、きょろきょろと周囲を見回したり、ぽかんとしたまま立ち尽くしている。

 「八ツヶ丘中学校」が亡霊と化した経緯は不明だ。
 しかし、長い時間の中で己が何者か忘れてしまったのかもしれない。学生たちを守り育てる、学び舎であるということを。

主人公は経験点「1点」と金貨「10枚」を得る

▲ 宝物表


1d6で決定
【1以下】金貨1枚
【2】1d6枚の金貨
【3】2d6枚の金貨(下限は金貨5枚)
【4】1個のアクセサリー(1d6×1d6枚の金貨と同等の価値)
【5】1個の宝石・小(1d6×5枚の金貨と同等の価値 / 下限は金貨15枚)
【6】1個の宝石・大(2d6×5枚の金貨と同等の価値 / 下限は金貨30枚)
【7以上】【魔法の宝物表】でダイスロール

▲ 魔法の宝物表
1d3で決定
【1】旧式学生服
レトロモダンな八ツヶ丘中学校学生服(布鎧)。着用者の生命点の最大値に「+2」の修正を与える。
静かで身軽なため【器用ロール】に「+1」の修正を与える。
また霊力が宿っているため【対魔法ロール】に「+1」の修正を与えるが、その効果は「2回」きりである。

【2】退魔の札
飛び道具。【魔術ロール】に成功することで対象「3体」に使用することができる。対象が強いクリーチャーかつアンデッドだった場合、「3点」のダメージを与える。弱いクリーチャーの場合は「3体」を倒す。

【3】霊視の眼鏡
この眼鏡をかけると、空き通路または空き部屋を調べる際の【器用ロール】に修正「+1」のボーナスが得られる。
【魔術点】を消費せず使用できる。
「1d6+1」回分使用できるが、その後は魔力が切れ普通の眼鏡になってしまう。

参考文献
ローグライクハーフ 基本ルール(作:杉本=ヨハネ様 / 監修:紫隠ねこ様)
シナリオ「黄昏の騎士」(作:杉本=ヨハネ様 / 監修:紫隠ねこ様)
看破の片眼鏡
https://ftbooks.booth.pm/items/4671946

アランツァクリーチャー事典×シナリオ作成ガイド(作:杉本=ヨハネ様 / 監修:紫隠ねこ様)
がい骨 / 転がる岩石 / シャドウ / バンシー
https://ftbooks.booth.pm/items/6196364

25/03/23 軽微な修正
25/12/18 ver.1.0
2/7ページ
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