#1 幻想御手編×学園都市編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
飾利「おつかれさまですー」
黒子「うわっ、何ですの。その大きなマスク」
累「風邪っぴきなんだってさ」
黒子「何故、累がご存じですの?」
累「昨日お買い物していた時にばったり会って。それで聞いたんだよ。でも、まだ治らないんだね」
飾利「仕方ないんですよ———」
黒子「女は顔が命ですのよ」
飾利「…………そうですね」
今の黒子の顔は美琴さんの手で変になっているよ。
と初春さんも言いたいのかもね。
あ、美琴さんにカバンで殴られた……仕様がないな…まったく。
累「黒子。顔に傷はついてないか?」
黒子「ううっ…これくらい平気ですの」
累「そっか…なら良いんだ。ほれ、摑まって」
黒子「はいですの。」
黒子の手をとって立たせるのを手伝った。
こんな華奢なのに…とつい見つめてしまった…って、あれ?
累「黒子どうしたの?」
黒子「いいえ。何でもありませんの…それと…ありがとうですの…」
黒子は私に顔を見せないように下を見ている気がする。
何かしたかな……。
でも、黒子のことだからいつか話してくれる…と思う。
美琴「えっと初春飾利さんだっけ。黒子と同じ風紀委員(ジャッジメント)の」
飾利「はっ、はい。覚えていてくださったんですね」
美琴「ホントに辛いなら、休んだ方がいいわよ。」
累「どうせあと数日で夏休みだしね」
美琴「授業もないでしょ?どれ……」
美琴さんそれはまずいです!って言うのが遅かった。
初春さんのおでこに美琴さんのおでこがくっついて、近すぎる距離に顔と顔が…って、それよりも黒子は…はぁー、そりゃ大好きな人が目の前でこんなのを見せられたら嫉妬するよね。
飾利「で、でも風紀委員(ジャッジメント)の方が忙しくて。最近は結構能力者(学生)の事件も増えてますし」
美琴「そうなの?」
初春さんが言うには、虚空爆破(グラビトン)事件や連続発火強盗などが起こっている。
やはり…調べないといけない気がする。
事件が大きくなる前に。
と考え事をしていると美琴さんと目が合った。
悪知恵が働いた顔を向けてくるけど無視しよう。
それが伝わったのか、美琴さんはため息を吐きながら初春さんに話を戻す。
美琴「まっ、暑くなってきたし、仕方ないかもねー。制御できる装置でもあれば、いいんだろうけど」
飾利「AIM拡散力場を利用する計画があるそうですけど…」
計画……?
黒子「能力は脳に深く関与しますから、抑制機械なんて危なそうですのよ」
黒子はそう言いながら美琴さんの腕に抱きつく。
まあ、美琴さんと初春さんの距離近いから、離したいんだろう。
……ってあれ?
飾利「あれ?」
どうやら初春さんも気づいたみたいだ。
まあこの真昼間からおかしいもんね。
黒子は美琴さんとのじゃれあいに夢中だし。
気づいてないみたいだけど。
飾利「白井さん」
黒子「何ですの?」
やはり気づいてないか…。
累「あそこの銀行を見てよ」
飾利「何で昼間から防犯シャッター、閉めてるんですかね」
初春さんがそう言った瞬間に銀行から爆発が起きた。
黒子・美琴「!」
飾利「えっ?えっ?」
初春さんは動揺している。黒子と美琴さんは動ける。
これなら大丈夫だ。
そして銀行の爆発が起きたところに3人の男がでてきた。
きっと強盗犯だろう。
強盗犯のリーダーだと思われる人「ヨッシャ‼引き上げるぞ、急げ!」
下っ端と思われる人「ウス!」
なんていうか…黒子と美琴さんがいる時点でヤられる側だって決まっているようなものだ。
黒子「初春は怪我人の有無を確認」
飾利「は、はい!」
黒子「お姉様はそこにいてください」
美琴「えー」
黒子「累はお姉様を見張っていてください」
累「h美琴「何でよ!」
返事をしようとしたら美琴さんに頭を摑まれた。
この2人に雑な扱いをされているような…ま、いつも通りか。
愛情表現として捉えようではないか。
さて、黒子は。