#1 幻想御手編×学園都市編
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美琴「累…アンタは何者なの…?」
美琴さんは警戒しているような表情を向けてくる。
フースを確認すると、動揺をしているらしい。
どう話そうか……けれど、今ではないのだ。
だけど美琴さんは逃がしてくれないだろう。
美琴「……そんなに、私たちに言えないことなの?」
美琴さんの方を見ると悔しそうな顔をしている。
黒子の大切な人。
分かってる。そんな人を巻き込むことはできない。
黒子にもそれが伝わってしまうのも避けなくては。
まず、経緯だけ話そう。
累「美琴さんたちを遠くから見守っていたんです。その時にぬいぐるみを持っていた男性に不安を抱いたので、美琴さんたちを見守りつつ、ぬいぐるみを持った男性を観察しました。それで、階段のほうでチャンスを伺っていることに気づき、近くのショップで見張っていた…」
言い訳っぽいけど、嘘はついていない。だけど、伏せるところは伏せた。
美琴「……で、あの能力は?」
気になるよね。美琴さんも私もお互い友達だっていう意識が強い。
分かっている。美琴さんは優しいからその友達が何かを隠していたことを知ったら?
相談や力になってあげたいと思う。
そんなこと…私だってそうするから分かる。
だけど友達を暗闇に連れ出したくない。
うーん…困ったな。
まあアレを見てしまっている美琴さんには…
累「ラルゾス…私がそう呼んでいるチカラを使っただけです。」
美琴「……分かるように言いなさい」
累「美琴さん…いつか分かりますよ。」
美琴「いつかって――—」
累「少しだけ待っていてくれませんか?」
美琴「……はぁ。分かった。でも、変なことに首突っ込まないでね」
それはお互い様では?と思ったけど言わないでおこう。
その時がきたとき…美琴さんが暗闇に迷い込んだ時は、必ず守るから。
累「さて……寮に帰りましょう。寮監様にヤられる前に」
美琴「ヤられるって……そうね。帰りましょ」
私たちは寮へ向かう方向へ歩く。
美琴さんは、今日のことを考えているだろう。
考えさせないためにも、私は他愛のない話をすることに徹した。
累はいったい何をしているの……
分からない。
私たちには、立ち入ってはいけないことなの?