#1 幻想御手編×学園都市編
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セブンスミストにて
介旅(僕が僕を救う…僕を救わなかった風紀委員(ジャッジメント)はいらない)
あの小さな女の子を使って、風紀委員(ジャッジメント)の子に渡す。
そして、渡した瞬間に爆発させる。
僕は階段の近くで渡す瞬間を待てば逃げられる。
まずは、この女の子に。
介旅「き、きみ…ちょっとこのお人形をあの子に渡して欲しいんだ」
「?…うん、いいよ!」
介旅「ありがとう。(楽勝だ…)」
子どもは素直で助かる。
まあ、それだけじゃない。
ぬいぐるみだから警戒心が弱くなるのもある。
介旅は渡す瞬間を見る、爆発させた。
爆破させた……はずなのに。
爆発した……したのだけれど…何か見えない球体のような空間の中で、爆発して威力を削った瞬間、風圧だけが球体のような空間の中から弾けた。
な、なななななななんだよ‼これは‼‼
こんな能力見たことも聞いたこともない‼‼‼‼
介旅は一体何が起きたのか分からずにいた。
それはそうだろう。理解できるものではないことを見てしまったのだから。
介旅はここにいたら、次は僕だと気付き走り出す。
頭が追い付かない。いったい何が……
それよりも逃げなくては。
介旅(とにかく裏路地に…ぐッハ‼)
裏路地に入った瞬間、背中を蹴られ吹き飛ばされた。
介旅「??な⁉一体何が…?」
二人分の影がこちらに向かっていることに気づき、顔を上げる。
そこには、ショッピングモールにいたはずの少女一人と白髪の少女が立っていた。
こんな状況の中で、こういうのは場違いだが、白髪の少女は端正な顔立ちに魅入ってしまった。目が合ったが、恥ずかしくて逸らしてしまう。
美琴「はーい♡」
累「お元気そうですね」
美琴「要件は言わなくても分かるわよね。爆弾魔さん」
それを言われ介旅は我に返り、冷静を装う。
介旅「な何の事だか僕にはさっぱり……」
美琴「まあ確かに、威力はたいしたもんよね…戦闘向きじゃないけど」
累「でも残念だしたね」
美琴「死傷者どころか、誰一人カスリ傷一つ負ってないわよ」
介旅「なっ‼でも風圧は凄まじい威力だったぞ‼」
美琴「ほう」
累「ちゃんと見ていたんだね。おにーさん。にひひ」
介旅「はっ。い…いや。外から見てもスゴイ風圧だったんで(背中にカバンがあってラッキー…スプーンを取りだして)中の人はとても助からないんじゃないかと…(今だ!)」
ドゴン‼‼‼‼
介旅「と、常盤台の『超電磁砲(レールガン)』…ッ‼」
美琴が介旅の手を捕まえ、頭を地面に押しつける。
累(おお、さすが美琴さん。手加減なしだ)
美琴「暴れてもいいけど、今の私に手加減できる保証はないわよ」
介旅「ハッ!今度は常盤台のエース様か…」
美琴「あ?」
介旅「いつもこうだ。何をやっても僕は地面に…ねじ伏せられる……殺してやるッ‼お前らみたいなのが悪いんだよ‼‼風紀委員(ジャッジメント)だってッ…力のあるヤツなんてのは、みんなそうなんだろうが‼」
累「…美琴さん?」
すると美琴が電撃を介旅に放った。
美琴「知ってる?常盤台中学の超能力者(レベル5)は、元々は単なる低能力者(レベル1)だった…」
美琴さんは語る。美琴さんの努力した日々のことを。
美琴「それでもそいつは、頑張って頑張って頑張って…超能力者(レベル5)と呼ばれる力を掴んだのよ…でもねっ、たとえ低能力者(レベル1)のままだったとしても、私はアンタの前に立ち塞がったわよ」
ここは美琴さんに任せても、介旅のフースは再び白くなるだろう。
(完全の白になるのは難しいが…)
累は美琴さんたちを見守ることにした。
美琴「アンタのやった事は許せないし、それ以上に力に依存するアンタの弱さに腹が立つ」
介旅「ひぃぃぃ…」
美琴「そっちには、そっちの事情があるんでしょうけど、相談に乗る前に、一発殴らせてもらうわよ」
ゴーン!
事故現場。
「あの…容疑者の少年を確保した模様です」
黒子「……了解ですの」
初春「白井さ―――――ん」
黒子「ああ、初春。無事だったようですわね」
佐天(また常盤台のヒトだ‼これで3人目だ)
飾利「御坂さんのおかげです」
小さな女の子「トキワダイのおねーちゃんが、助けてくれたの」
黒子「お姉様が…?」
爆発の跡がないのに、風圧だけでガラスなどが破壊されている。
黒子「能力をどう使ったら、こういう風になりますの?」