#1 幻想御手編×学園都市編
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登下校時刻。
柵川中学校の校門前にて。
佐天「ん――――――っ。終わったぁ。これで明日の終業式が終われば、ついに夏休みだねっ!」
飾利「そうですねぇ。……あ‼御坂さ―――ん」
佐天は誰のことか分からず、初春が手を振っている方へ視線を向けた。
そこには、エリート校の制服…常盤台中学の制服を着た人が初春に手を振っている。
御坂「お――—。おっす―――。そっちはお友達?」
飾利「これから一緒に洋服を見に……」
佐天「初春…ちょっとこっちに…」
初春の返事を待たずにズルズルと引っ張られる。
佐天(ちょっと!あのヒト常盤台の制服着てんじゃない。知り合いなの?)
飾利「ええと。風紀委員(ジャッジメント)の方で、間接的に…」
佐天「ちょ…初春声聞こえるでしょ!」
そんな佐天を気にせず初春は美琴のすごさを自信満々に言う。
飾利「しかもあの方は、ただのお嬢様じゃないんですよ。『超能力者(レベル5)』!」
佐天は驚愕していた。学園都市の『超能力者(レベル5)』は、7人しかいない。そして、その7人に会うのは簡単ではないことを知っている。だからこそ佐天は言葉が出てこなかった。
ただただ、初春が紹介している人が誰なのかが気になっている。
佐天さんの気持ちを汲み取ったのか、初春は紹介を続ける。
飾利「それも、学園都市最強の電撃使い(エレクトロマスター)。あの『超電磁砲(レールガン)の御坂美琴さんなのですっ‼』
パンパカパァ――――――ン‼というよく分からないノリで初春は話を締めた。
そんなことよりも佐天は目の前の美琴があの『超電磁砲(レールガン)』だということに吃驚していた。
飾利「そうですよ。私、こないだ生で見ちゃいました‼」
佐天「えっウソ?どんなんっ⁉どんなんっ⁉」
飾利「もー逃げる銀行強盗にドゴン‼でズガン‼でチュドーン‼って…」
美琴はこんな感じに噂って広がっていくのか…と思いながら二人を見ていた。
そして、盛り上がりが終わったかと思ったら佐天は美琴の右手を握り自己紹介をする。
佐天「あのっ…あたし佐天涙子です‼初春の親友やってます‼」
美琴「そ…そう、よろしくね」
佐天はまだ何か言いたそうだったが、学校の校門前で立ち話もなんだからと美琴は二人と一緒に買い物に行くことにした。
涙子「もちろん大歓迎‼…ですけど。あたしらが行こうとしてるの、フツーのチェーン店ですよ?常盤台の人が行くような所じゃ…」
美琴「いや…あんまそーゆーの関係ないわよ」
苦笑いする美琴は、常盤台のことを話す。
美琴「ウチって外出時は、制服着用が義務付けられてるから、服にこだわらない人、結構多いし」
佐天「そうなんですか?」
飾利「あ、そういえば。今日は桃李さんと白井さんは、一緒じゃないんですか?」
美琴「あ――――。何かあの子たち忙しいみたい」
黒子は風紀委員(ジャッジメント)なのは分かるけど…累は何をしているのかは謎が多い。
まあ、黒子の仕事を少しでも無くしてあげようとしているのは、あの時で分かったけど…
美琴「いったい何してるんだか…」
飾利・涙子「?」